キャラクター詳細 — トゥルーラブストーリー3
PlayStation 2『トゥルーラブストーリー3』の登場人物を、告白の場面、タイムカプセルの手紙、卒業式の日の再会まで含めて解説する。主人公が告白できる6人と、始業の日から手紙を送り続ける『まゆみ』こと真弓千鶴、双子の姉かなめ、悪友の久保田・三宮ほかを収録した。読みは作中のルビがあるものだけを記し(真弓千鶴・小野寺まどかは公式の読み)、年齢は作中に明示が無いため記していない。各人物の「ネタバレ詳細」を開くと、告白の場面、「15年後のわたしへ」の手紙、卒業式の日の場面まで踏み込む。
関谷朋貴
| 役割 | 主人公。中学3年の始業の日から卒業式までの1年間を過ごす |
|---|---|
| クラス | 3年1組 |
| 部活 | 部活はしていない。元野球部で、練習中のケガで辞めた |
| CV | スタッフロールに配役の記載なし |
| 外見 | 作中に外見の描写はほとんど無い。かなめとは二卵性の双子で「見分けがつかないほどそっくりってわけじゃない」 |
| 家族 | 双子の姉かなめ(誕生日はどちらも11月2日)、両親 |
美空中学校の3年1組の男子。野球部にいたが、「今はなんともないんだけど、練習で怪我しちゃったんだ」「医者から、大事をとった方がいいって言われて…」と部活を辞め、今は部活をしていない。心の中では「おれだって足のケガがなきゃ…」とこぼす。小学校からの悪友久保田実と、中学で知り合い野球部で一緒だった三宮太一の3人でつるみ、かなめには「3バカ」、紺野には「3バカトリオ」と呼ばれる。
中学に入学した頃から蒼月たかねが好きで、3年で同じ1組になれたことを喜び、「だから、今のところ彼女と接近することがおれの最重要事項なのである。」「そう、高校受験や卒業なんかより、重要なのである。」と考えている。4月のクラス替えから3月15日の卒業式まで、身体測定・体育祭・進路相談・試験・夏休みの海水浴・お祭り・文化祭・修学旅行・マラソン大会・誕生日・クリスマス・元旦・バレンタイン・受験と続く行事の合間に、会話モードや下校、日曜のデートで相手との仲を深めていく。進路は公立進学高校・公立高校・私立高校の3つから選ぶ。
一人称は「おれ」。姉を「かな」、幼なじみの里佳を呼び捨てにし(昔は「里佳ちゃん」と呼んでいた)、ほかの女子は「蒼月さん」「本条さん」のように姓で呼ぶ。周りの頼みに手を貸すことが多く、久保田と幼なじみの和泉結由子を取り持つ作戦を立て、先輩の美坂綾菜の相談に乗り、紺野の自転車のチェーンを直す。3年になってから、差出人『まゆみ』の手紙が下駄箱や自宅のポストに届き続けるが、久保田に訊いても『まゆみ』という名の女子は見つからない。
告白。相手への想いを固めると、朝に決意し、放課後に相手が通りそうな場所で待ち伏せて告白する。相手が来ずに「来ないな…」と空振りする日や、かなめ・久保田・三宮に見つかって取りやめる日もある。告白できる相手は蒼月・佐伯・紺野・工藤・里佳・本条の6人で、1回のプレイで告白するのは、朝に決めた1人だけ。誰が相手でも、その場では断られる形になっている。締めくくりは「走り去る彼女の後ろ姿を見ておれは悟った。おれが勝手に盛り上がっていただけだってことを。」「…なんてこった。告白なんかするんじゃなかった…。」。蒼月への告白には、二人の会話が校内放送で学校中に流れてしまう版がある。
卒業式の日。3月15日、式の後に卒業記念のタイムカプセルを埋めると、久保田が「あとで、裏の河原へ来いよ」と声をかける。久保田は関谷と相手を別々に同じ場所へ呼び出していて、そこで以前告白した相手が本心を明かす(工藤だけは自分から久保田に頼んで関谷を呼ぶ)。関谷が気持ちは今も変わらないと応えて二人は結ばれ、隠れて見ていた仲間に冷やかされる。手紙の差出人『まゆみ』とは、最後の手紙に書かれた河原で初めて会う。
だれとも結ばれないとき。卒業式の後は、久保田・三宮と3人で帰る「久保田&三宮エンディング」か、かなめと腕を組んで帰る「かなめエンディング」になる。時間が尽きたときは「恋に破れたおれに残されたものは受験勉強だけであった…」と結ばれ、場面は高校受験の前日へ進む。卒業式の日には選んだ志望校への合格が語られる(「無事、志望通りの『公立進学校』へ進学だ。」ほか)。
「高校が違っても、他人になっちゃうわけじゃないから」高校へ進んだ後の話をする場面
「おれが女子校へ行くわけにはいかないしなぁ~」卒業式の日、かなめと
「これから、いっぱい知ればいいよ」卒業式の後、真弓千鶴に
蒼月たかね
| 読み | あおつき たかね |
|---|---|
| 役割 | 関谷のクラスメイト。関谷が中学に入学した頃から想いを寄せる相手。かなめの一番の親友 |
| クラス | 3年1組 |
| 部活 | 放送部。お昼の放送を担当する |
| CV | たかはし智秋(オープニング曲「My Hometown」の歌も) |
| 外見 | 去年の男子の人気投票で1位。普段はジーンズをはく |
3年1組の放送部員で、お昼の放送を担当し、卒業まで続けるつもりだと話す。家は花屋で、中庭の温室の世話も手伝う。去年、男子が裏でやった極秘人気投票では1位で、彼女を遠くから見守る蒼月たかねファンクラブまである。かなめの一番の親友で関谷家にも出入りし、兄の圭吾の恋人白石美鈴を「ああいう女性になりたい」と慕う。生徒会長の二階堂とは1年の時からの友人。好物はおしるこや和菓子(「ケーキよりおまんじゅうって感じね」)で、雷とトウモロコシが苦手。将来の夢はアナウンサー。
出会いは、1学期の席替えで隣の席になる・ならない、先生に頼まれた教材運びの3通りで、どの場合も蒼月は関谷をかなめの兄だと思い込んでいて、関谷が弟だと訂正する。教材運びでは、転んだ関谷が蒼月の胸に触れてしまい、ファンクラブの会長に責められる。体育祭で活躍した関谷をお昼の放送のゲストに招き、緊張する関谷のおでこに「リラックスできるおまじない。うちのお母さんが教えてくれたのよ」と、母に教わったおまじないをする。関谷は(おでこのあの感触は…まさか、唇じゃないよな。ははは…)と思う。
8月3日の海水浴に関谷を誘おうと言い出したのは蒼月で、海の夕方、関谷に好きな人がいるかを訊きかけたところで、戻ってきたかなめたちに遮られる。夕陽の河原では、卒業すればみんなバラバラになると寂しがり、本格的な放送部のある私立の女子校を受けるかもしれないこと、アナウンサーになりたいことを話す。デートは水族館、遊園地の絶叫マシン、ウエディングドレスに見とれるショッピング、公園のボート、プール、スケートで、ボートでは関谷の「おれたちも恋人同士に見えたかな?」に「そうね、そう見えたと思うわ…」と答える。クリスマスにはマグカップを贈り、デートの後に「もう少しだけ、いっしょに…」と引き留める版がある。恋愛については「…恋愛はしたいけど、今は受験のことで精一杯ね」と話す。
告白の場面。待ち伏せた関谷が想いを伝えると、「…関谷くんの気持ちはとってもうれしい…」「わたしも関谷くんのことは嫌いじゃない…だけど…」「今は受験のことで頭がいっぱいで…」と断る。二人の会話が校内放送で学校中に流れてしまう版があり、久保田は「事故だろ、事故。まあ、気にするなって」と慰め、三宮は「朋貴をなぐさめる会」を持ちかける。ファンクラブの会長は、告白の失敗が学校中に知られていると関谷をあざける。
進路。迷った末に「結局、私立の進学女子にしちゃった」と話し、私立進学女子高校を受ける。卒業式では、私立進学女子高校に合格する版と公立進学高校に合格する版がある。
「15年後のわたしへ」。タイムカプセルに入れる手紙に「わたしはわたしをずっと応援してるからね。」と書き、追伸に「わたしは今の自分の気持ちを正直に彼に伝えます。」「もう遅いかもしれないけど、最後だと思うから…。」と記す。
卒業式の日。久保田に呼び出された河原で関谷と会い、「関谷くんがわたしのことを好きって言ってくれた時…」「すごくうれしかった…。本当よ」「だけど、すごく怖かったの…」と、告白を断った理由を明かす。関谷といると「他のことがどうでもよく思える自分がすごく怖かった」のだという。関谷が「おれの言葉が蒼月さんを苦しめてたなんて思わなかった…」と詫びると、「わたしの正直な気持ちを言います」「わたしは、あなたが好きです」と告げ、関谷の「おれが…おれが蒼月さんを好きな気持ちは今も変わらないから…」に「これからはずっといっしょね」と応える。久保田の「おふたりさん、熱いねぇ~」、三宮の「ヒュー、ヒュー」、かなめの「やったね、朋貴っ!」で場面が閉じる。物語の始まりには、蒼月に「関谷くんのこと、ずっと、ずっと好きだったの」と告げられる夢を関谷が見て、かなめに起こされる場面がある。
「卒業すれば、みんなバラバラになっちゃうでしょ?」夕陽の河原で
「毎年海に来てるけど…今年が…一番楽しかった…」海水浴の夕方
「関谷くんといっしょにいると、他のことがどうでもよく思える自分がすごく怖かった…」卒業式の日
佐伯梢
| 読み | さえき こずえ |
|---|---|
| 役割 | かなめのクラスメイト。紺野とは幼稚園からの親友 |
| クラス | 3年5組(かなめとは2年から同じクラス) |
| 部活 | 美術部。造形が主で、部員は20人 |
| CV | 吉川由弥 |
| 外見 | 小柄で、背が低いことを気にしている。厚底サンダルをはく |
3年5組の美術部員。背が小さいことを気にしていて、関谷は初対面で1年生と勘違いし、紺野は「こっちの小さいのが…」と紹介する。料理・裁縫・編み物が得意で、母の帰りが遅い日は夕飯を作る。読書家で記憶力がよく、占いや紅茶が好きで、パンダのぬいぐるみを集め、にぼしを持ち歩く。虫・雷・絶叫マシン・深い水が苦手で、幽霊話が苦手なのは小学校の肝試しで紺野にひどくおどかされたから。小学6年の弟がいる。将来の夢は小学校の先生で、「私、先生になれたらって思ってるの。小学校の先生にね」と話す。
出会いは、生徒手帳を拾ってもらった礼を言う形と、図書室で転んだところを関谷が手伝う形の2通り。紺野とは幼稚園から、工藤とは中学1年からの友人で、紺野にからかわれると「遊季のいじわる~っ!いつもそうなんだから~っ!」と怒って追いかける。受験が近づくと、高校に行けばみんなバラバラになると不安を話し、関谷に高校へ行ってもみんなで集まろうと励まされる。毎年だれに渡すか決めずに編むマフラーを関谷にあげようかと言い出すが、関谷が遠慮して友だちにあげることになる。工藤が取ってしまった関谷の制服のボタンは、佐伯が付け直す。
デートでは、スケートで関谷の手を放さない、水着を恥ずかしがる、恋愛映画で泣く、ボートのジンクスの話で黙り込む。クリスマスには抜け出して買ったフォトフレームを贈り、関谷からの贈り物がぬいぐるみだと「ううん。でも、関谷君からもらったのは別だから…」と大喜びする。デートの帰りに「ふたりで、この時間に来てみたかったんだ…」とライトアップの場所へ関谷を連れて行く版がある。恋愛については「恋愛小説みたいな素敵な恋に憧れちゃうわ…」「でも、私には無理ね」と話す。
告白の場面。待ち伏せた関谷に想いを告げられると、「あの…私…関谷君が私のこと…。そんな…だって私…」と戸惑い、「今は受験のことで手いっぱいで…。」と断る。
進路。「公立の女子校を受けようと思ってるの」と話す。卒業式では、公立女子高校に合格する版と公立高校に合格する版がある。
「15年後のわたしへ」。手紙に「身長は伸びたかな?」「できれば155センチはほしいな。」と書き、大学を出て小学校の先生になる将来も記す。追伸は「今度、わたしの気持ちを彼にちゃんと伝えます。」。
卒業式の日。久保田に呼び出された河原で会うと、関谷が先に「今でも、佐伯さんのことが好きって気持ち、変わらないから…」と告げる。佐伯は「私もあなたのこと…」「あなたのこと…好きだから…」と答え、「関谷君が告白してくれた時も今と同じ気持ちだった」「ただ……私、びっくりしちゃって…関谷君が私と同じ気持ちだったなんて、夢みたいだったから」「思わずあんなこと言っちゃって…」「あの後、すっごく後悔して…」と、断った理由を明かして「…うん、喜んで」と応える。紺野の「おふたりさん、熱いわねぇ~」、三宮の「ヒュー、ヒュー」、かなめの「やったね、朋貴っ!」で場面が閉じる。
「ありがとう。なんだか、関谷君と話してたら、安心して来ちゃった」受験を前にした不安を関谷に話して
「足をひっぱらないようにがんばるわ」体育祭
「関谷君が告白してくれた時も今と同じ気持ちだった」卒業式の日
紺野遊季
| 読み | こんの ゆうき |
|---|---|
| 役割 | かなめのクラスメイト。佐伯とは幼稚園からの親友 |
| クラス | 3年5組 |
| 部活 | ソフトボール部(3年の途中で引退する) |
| CV | 野上ゆかな |
| 外見 | 去年の男子の人気投票で2位。コンタクトレンズを使い、裸眼の視力は「0.1くらい」。日焼けしにくい |
3年5組のソフトボール部員。からかい好きで流行好き。関谷を「朋貴」と呼び捨てにし、知り合った当初は「弟くん」と呼ぶ。久保田を「久保っち」、三宮を「三ちゃん」と呼び、関谷と3人をまとめて「3バカトリオ」と呼ぶ。プリンが好物で晴れ女を自称し、寒いのが苦手で花粉症。小学6年までピアノ教室に通っていた。3つ上に料理好きの姉がいる。恋愛は「ドラマみたいな」ものを望み、告白は何度も断ってきたと話す。
かなめとは3年で知り合った。クラス替えの直後に双子の片割れを見に来て、練習中のソフトボールを関谷の頭に当ててしまう(ひざまくらで介抱する版がある)。拾った関谷の財布から中身を一割抜いて「お礼はもうもらったからいいわよ」と言い、余ったパンや問題集運びを押しつけるなど関谷を振り回す一方、自転車のチェーンを直してもらうと礼にパンをくれる。雨の日は「くっついて歩かないとお互い濡れちゃうでしょ?」と相合傘をし、イカスミアイスを分け合う。校内ののぞき事件の犯人を追っていて、冗談で関谷を疑う。工藤に「関谷クンはいい線いってる」と言っていたことをばらされると、慌てて冗談だと打ち消す。
夢はアイドルデビューだと言うが、佐伯が「遊季って、普段はアイドルデビューするとか言ってるけど、本当は…」と言いかけると「こーずーえー」と止める。本当の夢は作中で明かされない。部活の引退と修学旅行の後には「高校行くのやめちゃおっかな?」と受験への不安をこぼし、「冗談よ、冗談。わたしは、大学まで行くつもりなんだから」と続ける。デートは水族館のシャチ、遊園地の巨大迷路での肩車、スケートで冷えた関谷にマフラーを貸す場面など。クリスマスには手編み風のマフラーを贈り、バレンタインには「ひとつ多く買っちゃったからよ」「か、勘違いしないでよね」とチョコを渡す版がある。
告白の場面。待ち伏せた関谷に想いを告げられると、「朋貴の気持ちはすごくうれしいけど…」「今までみたいに友だちじゃダメかな?」「だって、これから受験でどんどん忙しくなるし…」と断る。
進路。関谷が「彼女なら、私立進学女子高校でも大丈夫だろうに…。」と思う成績だが、「電車通学を、してみたかった」と公立高校を受け、卒業式では公立高校への合格が「彼女にとっては余裕だっただろう。」と語られる。
「15年後のわたしへ」。手紙に「飽きっぽい性格は直った?」「…たぶん、直ってないと思う。」と書き、追伸に「心残りがひとつあるんだけど、わたしならわかるよね?」と記す。
卒業式の日。久保田に呼び出された河原で関谷と会い、「朋貴がわたしに告白したのは、今でも有効なのかってこと」と確かめ、「もし、有効なら、あの時の言葉をもう一度言ってくれない?」と言い直させる。関谷の「…おれ、紺野さんのこと好きだから、だから、おれとつき合って欲しい…」に「いいわよ」と答え、告白された時は「朋貴は友だちで、恋愛感情なんかないってね」と思っていたが、「でも、あの後、わかったの」「わたしはあなたが好き、大好き」と明かす。「本当の返事が遅くなっちゃってごめんね」に関谷は「これからずっといっしょなんだから」と返し、久保田・三宮・かなめの冷やかしで場面が閉じる。
「くっついて歩かないとお互い濡れちゃうでしょ?」雨の日の相合傘
「イブは特別な日なんだから、特別な人と過ごさなきゃ」クリスマスイブの誘いを断る場面
「わたしはあなたが好き、大好き」卒業式の日
工藤翼子
| 読み | くどう つばさこ(みんなには「翼」と呼ばれる) |
|---|---|
| 役割 | かなめの友人。佐伯・紺野とは1年からの友人 |
| クラス | 3年3組(佐伯・紺野と違い、今年は一人だけ別のクラス) |
| 部活 | 水泳部 |
| CV | 豊口めぐみ |
| 外見 | 女子の制服にリボンではなくネクタイを締める。夏はどんどん日焼けして黒くなる |
「翼子だよ。みんなは翼って呼ぶけどね」。一人称は「あたし」で、語尾を伸ばし「~なのだ」と言い切る話し方。「あたしの身体は、リボンを受け付けない体質なのだ」とネクタイを締め、男子トイレに入る、塀を越えて河原で昼食をとる、家庭科室の冷蔵庫にアイスを隠すなど、型破りなことを平気でする。大食いで「わぁ~、ウィンナだ、ウィンナッ!」とはしゃぎ、料理は「料理は食べるものだからっ!」。遅刻寸前の常習で三宮と駆けっこをし、紺野とはBランチで勝負する。猫が苦手だが、理由は「小さい頃に…ちょっとね…」としか語られない。お気に入りの場所は学校裏の河原。
出会いは、朝練に遅れて近道へ走る工藤が落としたキーホルダーを関谷が届ける形と、関谷とかなめが同じ家に住んでいるのを同棲や夫婦と勘違いする形の2通り。成績はよくないが、「みんなと同じ高校へ行きたいからね」と勉強を始めて寝不足になり、関谷に教わると、基本は知らないが理解は早い。関谷の制服の取れかかったボタンを見つけると、付けてくれるのかと思えば「ほ~ら、取れた。はい」と取ってしまい、「こう見えても、あたしはそういうのが全然できない人なのだっ!」と言う。
デートでは高飛び込み、ボートの暴走、絶叫マシン5回、映画で関谷の肩にもたれての居眠り、動物園でのツチノコ探し。河原の帰り道で「もう少しだけ、歩こうよ…ね」と引き留め、関谷は自分の気持ちを確かめ直す。クリスマスには関谷からの手袋を喜び、ちょっと変わったキーホルダーを贈る。学校ではチョコが禁止されているため、バレンタインに「なんか学校では禁止みたいだったから…」と自宅までチョコを届ける版がある。恋愛については「今はいいや」「っていうか、つき合うって、いまいちわかんなくってさ」と話す。体育祭では「今日のために、厳しいトレーニングをして来たからね」と3組の優勝を狙う。
告白の場面。待ち伏せた関谷に想いを告げられると、「あたし…こういうの初めてで…」「関谷クンのことは…その…好きだよ」と言ったうえで、「今は受験のことで手いっぱいだし…」「あたし、つき合うって、どうすればいいのかわからないし…」「あたしなんかよりもっと…」と断る。
進路。最初の進路相談では「志望校を言ったら、『おまえの今の成績じゃ無理だ』ってさ」と話すが、勉強を続けて公立進学高校を受け、卒業式では「工藤さんは、見事『公立進学高校』に合格した。やっぱり、みんなびっくり。」と語られる。
「15年後のわたしへ」。手紙に「…胸は大きくなったかな?」と書き、追伸に「後悔したくないので、彼に自分の気持ちを正直に伝えたいと思います。」と記す。
卒業式の日。6人のうち工藤だけは、自分から久保田に頼んで関谷を呼び出す(「あたしが、久保田クンに頼んだんだ」)。「受験が終わって…わかったんだ…」「あたしは、関谷クンが好き…」「あの時は…自分でも気づいてなくて、あんなこと言っちゃったけど…」と告げ、関谷の「おれの気持ちは、今もあの時と変わらないから」に「こんなあたしでもずっといっしょにいてくれる?」と応える。関谷は「ふたりでゆっくり考えればいいよ」と返し、紺野・三宮・久保田・かなめの冷やかしで場面が閉じる。
「思い立ったら、即実行だよっ!」日常の場面で
「もう少しだけ、歩こうよ…ね」デートの帰り、河原で
「受験が終わって…わかったんだ…」卒業式の日
柳瀬里佳
| 読み | やなせ りか |
|---|---|
| 役割 | 関谷とかなめの幼なじみ。小学6年のバレンタイン以来、関谷と口をきいていない |
| クラス | 4組 |
| 部活 | 部活をしている(種類は作中に出てこない) |
| CV | 村井かずさ |
| 外見 | 作中に外見の描写はほとんど無い |
関谷・かなめの幼なじみで、小学生の頃は3人いつも一緒だった。学校帰りに3人でお金を出し合ってカラーひよこを買い、どちらの家でも飼えないので裏山で内緒で飼ったこともある。小6のバレンタインの件で行き違ってからは、関谷いわく「もう、2年以上口きいてないよ」という間柄。関谷は「里佳」と呼び捨てにし、昔は「里佳ちゃん」と呼んでいた。里佳のほうは関谷を「朋貴」「あなた」、久保田を「久保田」と呼び捨てにする。気が強く素直になれない性格で、時間にルーズなのが嫌い(「わたしは時間にルーズなのが嫌いなのっ」)。
夏休みのニワトリ係で関谷と組まされ、逃げたニワトリを一緒に捕まえたあと、関谷の「とりあえず、休戦にしないか?」で休戦する。それでも呼び捨てにされると「なんで、名前を呼び捨てなのよ?休戦してるからって勘違いしないでよね」と返す。文化祭のダンスパーティで関谷が誘うと、「ななな、なんで、わたしなのよ?」「言っときますけど、わたしこういうの得意じゃないわよ。それでもいいのね?」と照れながら受ける。
小6のバレンタイン。里佳が渡そうとしたチョコを、久保田らに冷やかされた関谷が照れ隠しで投げ捨て、里佳は泣いた。関谷はチョコを拾っていて、1か月後のホワイトデーにキャンデーを渡して謝るつもりだったが、今度は里佳がそのキャンデーを投げ捨てた。
休戦から和解まで。水族館の隣の店をめぐる賭けで日曜に出かけるが、隣は駐車場になっていた。関谷がホワイトデーの件を持ち出して「おれがあげたキャンデーを投げ捨てたことあったよな?」と言うと、「あれはもとはと言えばあなたが悪いんじゃないっ!」と関谷の頬を叩く。関谷が久保田から当時の事情を聞いて謝っても、「そんなこと、どうでもいいわ」「今後、わたしに話しかけないでっ!」と拒む。最後は久保田が二人を呼び、「つまり、あの時、おまえたちふたりは、好き合ってたってことさ!」と明かして去る。関谷の「悪かったな…あの時」に、里佳は「あんな言い方されたら、怒ってるのがバカらしくなっちゃうじゃない…」「…わたしの方こそ、たたいちゃったりして悪かったわね」と応え、二人は2年半ぶりに本当の意味で仲直りする。そのあと「ね、学校帰りに買ったひよこ覚えてる?」と話を振り、関谷がひよこのその後を覚えていないと「…そっか。朋貴は忘れちゃったのか…」と話を打ち切る。ひよこがどうなったかは作中で明かされない。関谷はこの頃から(おれって、やっぱり里佳のことが…)と里佳を意識し始める。
告白の場面。待ち伏せた関谷に想いを告げられると、「確かに、わたしは朋貴のことが好き…」「好きだったわ。あの時は…」と小6のバレンタインを挙げ、「でもね、あの時、わたしはすごく傷ついたのよ」「さっきの言葉、どうしてあの時言ってくれなかったの?」「これから、受験でどんどん忙しくなるのよ」と断る。
進路。公立高校か公立女子高校を受け、卒業式では公立女子高校に合格する版と公立高校に合格する版がある。女子高の版では、関谷は「これでもうニラまれないで済む…」と思う。
「15年後のわたしへ」。手紙の追伸に「変な意地を張らずに、素直になるって決めました。」と記す。
卒業式の日。久保田に呼び出された河原で、関谷が先に「今でも里佳のこと…好きだから…」と言う。里佳は「その言葉は、今、わたしが言おうと思ったのに、先に言っちゃうなんて…」「素直になるって決めたから…」「わたし、あなたのこと…あなたのこと…好きよ」と告げ、「ごめん。わたし、ずっと素直じゃなかった…」と詫びる。「わたしの負けね」「勝ったも負けたもないよ」と言い合い、久保田・三宮・かなめの冷やかしで場面が閉じる。
「ななな、なんで、わたしなのよ?」文化祭のダンスに誘われて
「…そっか。朋貴は忘れちゃったのか…」仲直りのあと、ひよこの話で
「もう、かなわないな、朋貴には」卒業式の日
本条笑
| 読み | ほんじょう えみ |
|---|---|
| 役割 | 関谷のクラスへの転入生。関谷家の隣にある叔父の家で暮らす |
| クラス | 1組(関谷と同じクラス) |
| 部活 | 作中に記述なし |
| CV | 山本麻里安 |
| 外見 | 髪を編んでいる |
久保田が「今日、うちのクラスに転入生が来るんだぜ。」と言った日に関谷のクラスへ来て、「本条笑です。」と名乗る。明るく聞き上手で、すぐにだれとでも友だちになるが、関谷は一人でいるときの悲しげな横顔に気づく。教室の掃除を一人で引き受け、「あはははっ。そうじゃないの。みんな忙しいみたいだったから、」と笑う。かなめ・蒼月・工藤・佐伯からは「笑ちゃん」、紺野からは「笑っち」と呼ばれる。
叔父の家は関谷家の隣で、二人の部屋は窓越しに向かい合っている。叔父の家の犬ロビンをかわいがる(「あはは、ロビンに訊いてくれる?」)。叔父夫婦の旅行中にかなめが夕食に招き、3人で初詣に行き、次の日曜に3人で遊園地へ行く約束をする。当日はかなめが風邪をひき、関谷と二人で出かける。「わたし、遊園地って小さい頃に1度来た切りだから、なにもかも目新しいわ」と言い、高いところは苦手。帰りの公園では一人で遊ぶ子を気にかけ、関谷に「本条さんって、やさしいんだね」と言われると「ううん…そんなことないわ…。だって…」と言いかけて、「…どうして関谷くんは、わたしにやさしくしてくれるの?」と問う。
避けられる理由。遊園地のあと、本条は関谷を避けるようになる。かなめに理由を訊いてもらっても、関谷が悪いわけではないと言って謝るだけだった。放課後に関谷が追いかけると泣き出し、「…関谷くんが悪いんじゃないの」「わたしが悪いの…」「わたし、怖かった…」「関谷くんがわたしにやさしくしてくれるから…」と話す。幼い頃に両親を事故で亡くし、親戚に引き取られたが「いろいろあって、親戚を転々としちゃった…」こと、「わたし、人からやさしくされると、また…ううん、怖いの」「だから、関谷くんから逃げたの…」と明かし、「もう、大丈夫だから。普通に話せると思うから…」と去る。事故のことや「いろいろあって」の中身は語られない。翌日から表面上は元に戻るが、関谷は(…結局、表面的に取り繕っただけで、なにも解決してないじゃないか…)と感じ、自分の想いに気づいて告白を決める。
告白の場面。待ち伏せた関谷に想いを告げられると、「関谷くんの気持ちはうれしいけど…うれしいけど…わたし…」「わたしなんか…ダメだから…」と断る。6人の中で、本条だけは受験を理由に挙げない。関谷の独白は「そして、それが本条さんをまた苦しめるだけの結果になってしまったこと…。」と続く。
進路。公立高校か公立女子高校を受け、卒業式では公立女子高校に合格する版と公立高校に合格する版がある。女子高の版では、関谷は「彼女には女子高ってなんか合ってる気がする。」と思う。
「15年後のわたしへ」。手紙に追伸は無く、「未来のわたしは心から笑ってる?」と書く。
卒業式の日。久保田に呼ばれた河原へ来るが、「わ、わたし…帰るね…」と帰りかけ、関谷に「また、逃げるの?」と引き止められる。関谷の「本条さんって、いつも笑顔だけど、おれには泣いてるように見える…」に「…なにも…知らないのに……」と返し、「お父さんも、お母さんも、そして姉弟もいて…そして…」「今まで…普通に生活して来たあなたには…わたしの気持ちは…わかるわけ…ないわ…」と突き放す。関谷は「わからなくていいと思う…」「だけど…わからないからこそ、励ましたり、元気づけたりできると思うんだ…」と答え、「おれでも、本条さんの支えになってあげられると思うんだ…いや、支えになってあげたいんだ」と続ける。本条は「…わたし、今までだれかを好きになることなんてなかった…」「嫌われないようにすることだけ考えてた…」「わたし、関谷くんなら、好きになれそうな気がする…」と応える。この場面で本条は「こんなわたしでも、いっしょにいてくれる?」「わたし、心から笑えるようになるかな?」とも口にし、関谷の「おれがしてみせるよ」で締めくくられる。最後は久保田・三宮・かなめの冷やかしで場面が閉じる。
「…どうして関谷くんは、わたしにやさしくしてくれるの?」遊園地の帰りの公園で
「わたし、人からやさしくされると、また…ううん、怖いの」関谷を避けた理由を明かす場面
「わたし、関谷くんなら、好きになれそうな気がする…」卒業式の日
真弓千鶴
| 読み | まゆみ ちづる(公式の読み) |
|---|---|
| 役割 | 始業の日から関谷に手紙を送り続ける差出人『まゆみ』 |
| クラス | 3年生(クラスは作中に明示なし) |
| 部活 | 作中に記述なし |
| CV | 小松里賀(現・小松里歌) |
| 外見 | 自分を「地味で目立たないし…」と言う。会った関谷は「思った通りのかわいい子だった」と答える |
『まゆみ』としての1年。3年の始業の直後から、差出人『まゆみ』の手紙が関谷の下駄箱に、のちには自宅のポストにも届き続ける。手紙には関谷のテストの結果、体育祭、マラソン大会、修学旅行、デートを見かけたこと(『付き合ってるんですか?』)まで詳しく書かれていて、関谷は(なんで、こんなに詳しいんだ?)と思う。誕生日カード(『お誕生日おめでとうございます。』)、バレンタインのチョコ、年賀状も届く。
関谷が「この学校の『まゆみ』って名前の女子を知ってるか?」と訊くと、学校の女子の名前を全部把握している久保田は「『まゆみ』か…苗字は?」と訊き返したうえで、「去年の3年生にはいたけど、今はいないな、そういう名前の子は」と答える。関谷は『まゆみ』を下の名前だと思い込んだまま、卒業式の日を迎える。
一人称は「わたし」。関谷を「関谷さん」と呼び、敬語で話す。内気で、話すより手紙のほうが合っていると自分で言い、自分のことを「勉強もできないし…」「運動もできなくて…」「なんにも取り柄なくて…」と語る。
最後の手紙。最後に届いた手紙には、話したいことがあるから、卒業式の後に河原で待っていると書かれている。主人公から真弓への告白の場面は無く、卒業式の日の呼び出しも、久保田ではなくこの手紙による。
「15年後のわたしへ」。手紙に「内気な性格は直りましたか?」「話すのが苦手なわたしには手紙が一番合ってると思うから。」と書き、追伸に「昨日、彼に最後の手紙を出しました。」と記す。
卒業式の後。手紙に書かれた場所で関谷と初めて会い、「わたし、真弓千鶴です」と名乗る。関谷は「え? 真弓って苗字だったの?」と驚き、久保田が『まゆみ』を知らなかったわけに(そうか、それで実は知らなかったのか…)と納得する。真弓は、入学式の日に場所がわからず迷っていたところを関谷に助けられ、「入学式から…ずっと…です…」見ていたと明かし、「最初は、影から見てるだけでよかったんです…」「でも…3年生になって、思い切って、手紙を書いて…」と話して「ずっと…好きでした」と告白する。関谷の「いいよ」を断りの意味に取りかけて「そ、そうですよね…やっぱり、わたしなんか…」と言い、関谷が「おーい、おれはいいって言ったんだよ」と言い直す。「でも、関谷さんはわたしのことあまり知らないと思うし…」という真弓に、関谷は「これから、いっぱい知ればいいよ」と言い、真弓は「はいっ」と応える。ほかの6人の場面と違い、仲間の冷やかしは無い。
「最初は、影から見てるだけでよかったんです…」卒業式の後
「ずっと…好きでした」卒業式の後
「ウソみたいです…」卒業式の後
かなめ
| 役割 | 関谷の双子の姉(二卵性)。蒼月の一番の親友 |
|---|---|
| クラス | 3年5組 |
| 部活 | バレーボール部 |
| CV | 大谷育江(文化祭の挿入歌「Lonely Highway」の歌も) |
| 外見 | 関谷とは二卵性の双子。男子の人気投票では「10位くらい」 |
| 誕生日 | 11月2日(関谷と同じ) |
関谷の双子の姉。「彼女はおれの姉。姉といっても同じ年だ。誕生日も同じ。つまりおれたちは双子なのだ。」。蒼月からは「関谷かなめさん」と呼ばれる。明るく人付き合いが広いが、そそっかしく体操着を忘れ、久保田には「こいつ、天然ボケだから」と言われる。料理は関谷によれば「まったくダメ」。カメのグッズを集め、唄うのは好きだが人前は苦手で、寝不足に弱い。関谷の部屋に平気で入り、関谷の前で着替える。関谷を「朋貴」と呼び、関谷からは「かな」「姉貴」と呼ばれる。学食の注文が関谷と同じになるなど、家でも学校でも行動が重なる。
関谷と女子たちをつなぐ役回りで、本条を夕食に招き、佐伯と関谷を引き合わせ、ヒロインの好みのタイプや関谷の学校での評判を教える。関谷の蒼月への想いも見抜いていて、海水浴では二人きりの時間を作るためにわざと遅れて戻る。自分は蒼月の兄・圭吾に憧れていて、恋人の白石美鈴がいると知った帰り、関谷に見抜かれて「…やっぱり、わかっちゃう?」「いいの、圭吾さんには憧れてるだけだから…」「でもね、圭吾さんからそのこと聞いたら、ちょっと動揺しちゃった…」と話す。
クリスマスには関谷家でクリスマスパーティを開き、大晦日は関谷と年越しそばを食べる。文化祭では、バレー部の後輩まどかに女の子バンドのボーカルを頼まれて「わたし、大勢の前で唄うなんてできないよ」と渋るが、関谷の一言で引き受け、女の子バンド『萌』は大盛況になる。文化祭のダンスで関谷と踊る版では、関谷は「周囲に変な双子だと思われなかったかな…。」と思う。
進学先。高校受験の場面では私立女子高校を受けることになっているが、進路相談では「公立の女子校にした…」、卒業式では「そう、かなの進学先は公立女子校。」とあり、二階堂も「公立女子だったわよね?」と言う。私立か公立かは作中で食い違っている。
「15年後のわたしへ」。手紙に追伸は無く、「双子の弟のことも気になるなぁ~。」「今もいっしょなのかなぁ~。」と書く。
卒業式の日。朝、関谷と最後の登校をし、「いつかは、わたしも朋貴も結婚して別々になっちゃうでしょ?」「今までみたいに、ずっといっしょってわけにはいかないもんね…」と話す。関谷がだれかと結ばれる場面では、隠れて見ていた一人として「やったね、朋貴っ!」と声をかける。
告白の場面は無い。関谷がかなめに想いを告げる場面は無い。告白の待ち伏せでは、待っている関谷を見つけて「あれ? なにしてんの?」と声をかけ、告白を取りやめさせる一人として出てくる。修学旅行で好きな子を訊かれて「かなめ」と答えると、関谷はすぐに「じょ、冗談だよ…」と打ち消す。
かなめエンディング。関谷がだれとも結ばれなかった卒業式の後、かなめが「最後だし、朋貴といっしょに帰ろうと思って、探してたんだよ」と関谷を探しに来て、二人は腕を組んで帰る。これが「かなめエンディング」で、卒業式の帰り道のもう一つの形は久保田・三宮と帰る「久保田&三宮エンディング」。かなめエンディングに恋愛の告白や成就の台詞は無く、姉弟として帰る場面である。
「それにしても、すぐわかっちゃうなんて、さすが双子だね」海水浴の帰り
「この3年間、いろいろな思い出できたね」卒業式の日
「やったね、朋貴っ!」卒業式の日、隠れて見ていて
久保田実
| 読み | くぼた みのる |
|---|---|
| 役割 | 関谷の小学校からの悪友。卒業式の日の呼び出し役 |
| クラス | 3年1組(関谷と同じクラス) |
| 部活 | 卓球部 |
| CV | 岸尾大輔 |
| 外見 | 作中に外見の描写は無い |
関谷の小学校からの悪友で、三宮と3人で行動する。一人称は「俺」。学校の女子の名前を全部把握していて、「そんなの当たり前だろ?」。将来の夢は「船長」。女子への関心を隠さず、身体測定をのぞこうとして未遂に終わり、佐久間先生に見とがめられると「三宮くんが、身体測定の時、パンツを忘れたって…」と嘘の言い訳をする。体育祭では「女子を見ながら、尽くす全力もあるんだよ…」。修学旅行で三宮が佐久間先生を好きだと明かすと「ライバルは辻村先生…かな」と言う。雨の日だけ登校する住田時雨のことを関谷に教える。
別の中学に通う幼なじみの和泉結由子が校門まで会いに来ると追い返す。関谷の作戦にかかって「結由子のこと好きなのかもしれない…。だけど、いまいちよくわからないんだ」と本音を口にし、物陰で聞いていた結由子に知られて「お、おまえ、おれをハメたなっ!?」。結由子のことは「妹みたい」とも言う。
里佳との和解の仕掛け人。小6のバレンタインで、里佳のチョコをめぐって関谷を冷やかしたのは久保田らだった。関谷と里佳を呼んで経緯を説明し、「つまり、あの時、おまえたちふたりは、好き合ってたってことさ!」「悪いのは、おもしろ半分に冷やかしたいわゆるひとつのこの俺様だっ!」「責めるなら、俺を責めてくれ。じゃあなっ!」と言って去る。
蒼月への告白が放送で流れた版。「放送で流れてたんだぞ、おまえと蒼月さんの会話がさ」「事故だろ、事故。まあ、気にするなって」と関谷に声をかける。
卒業式の日。タイムカプセルを埋めたあと、関谷に「あとで、裏の河原へ来いよ」と言い(卒業式の日の呼び出し)、関谷と相手を別々に同じ場所へ呼び出す。工藤の場合は、工藤に頼まれて関谷を呼ぶ。隠れて見ていて、「おふたりさん、熱いねぇ~」「まあいいじゃないか、うまくいったんだしさ」と冷やかす。和泉結由子とはうまく行き、結由子は久保田と同じ公立高校を選ぶ。久保田も「なんとか『公立高校』に合格」する。
久保田&三宮エンディング。関谷がだれとも結ばれなかった卒業式の後、三宮と3人で「おれたち、ずっと友だちだよな」「そういうこった」「さあ、行こうぜっ!」と言い合って帰る。
「学校が違うだけだろ?もう会えないわけじゃあるまいし」卒業式の日
「悪いのは、おもしろ半分に冷やかしたいわゆるひとつのこの俺様だっ!」関谷と里佳を仲直りさせる場面
「おふたりさん、熱いねぇ~」卒業式の日、隠れて見ていて
三宮太一
| 読み | さんのみや たいち |
|---|---|
| 役割 | 中学で知り合った友人。関谷が辞めた野球部の仲間 |
| クラス | 3年5組 |
| 部活 | 野球部 |
| CV | 遠藤真 |
| 外見 | 作中に外見の描写は無い。よく食べる |
中学で知り合った関谷の友人で、野球部では関谷と同じ部活だった。久保田・関谷と3人で行動し、夏の海水浴にも同行する。大食いで、毎日部活に出て、家の手伝いもする。家は店をしていて、元旦から店番をする。遅刻寸前の工藤と駆けっこをし、体育祭では「5組は堂々優勝だぞ!」と沸く版がある。蒼月について訊かれると「そんなんじゃないよ。ほら、声がいいっていうかさ…。な、朋貴」とごまかす。修学旅行では、佐久間先生が好きだと打ち明ける。
進路と卒業式の日。「おれは安全に行きたいんだ」と私立高校を選び、関谷は「あそこは野球が強いからな…」と思う。卒業式では「太一は、志望通り『私立高校』に合格。」と語られ、「15年後の自分なんか想像できないよ」「みんな別々の学校だもんな」と話す。関谷がだれかと結ばれる場面では、隠れて見ていて「ヒュー、ヒュー」と冷やかす。蒼月への告白が失敗した後は「よしっ、今日は、朋貴をなぐさめる会をやろうぜ」と持ちかける。関谷がだれとも結ばれなかったときは、久保田&三宮エンディングで関谷・久保田と3人で帰る。
「15年後の自分なんか想像できないよ」卒業式の日
「母ちゃんが米を炊き忘れて、朝メシがパンだったんだ」日常の場面で
二階堂時子
| 読み | にかいどう ときこ |
|---|---|
| 役割 | 生徒会長(後半は仕事を新しい生徒会に引き継ぐ)。関谷と試験の順位を競う |
| クラス | 2組 |
| 所属 | 生徒会 |
| CV | 芳野美樹 |
| 外見 | 作中に外見の描写は無い |
負けず嫌いで、試験で一度関谷に負けてから順位を競ってくる。「たまたま、私に勝ったからって、いい気にならないで欲しいわね」「今回は不覚を取ったけど、次はこうはいかないわよ。いいこと?」「ほ~っほほほほ、何時間勉強しても勝つのは私よっ!」。時間にルーズなのが嫌い。蒼月とは1年の時からの友人。蒼月の兄の恋人・白石美鈴に家庭教師をしてもらい、「さらに上を目指して、勉強してるってわけ」と話す。志望は「わたしの志望は私立の進学女子校よ」で、先生に合格は五分五分だと言われても志望を変えず、不安で志望校を下げようか迷う関谷に「当たりまえでしょ?でも、後悔はしたくないからね」と話す。後半は仕事を新しい生徒会に引き継ぎ、関谷は「さすが元生徒会長。すばやい…」と言う。
進路と卒業式の日。推薦で私立進学女子高校の合格が早く決まり、関谷は「さすがだな。」と思う。受験が終わったら「みんなでパーっと、パーティしない?」と関谷とかなめを誘い、卒業式の後は「二階堂さんの呼びかけに集まったみんなでパーティッ!!」となる。関谷からの告白の場面も、二階堂とのエンディングも無い。
「当たりまえでしょ?でも、後悔はしたくないからね」志望校を変えない理由
「たまたま、私に勝ったからって、いい気にならないで欲しいわね」試験の順位で関谷に負けて
和泉結由子
| 読み | いずみ ゆゆこ |
|---|---|
| 役割 | 久保田の幼なじみ。久保田を一途に想う |
| 学校 | 関谷たちとは別の中学(学年・学校名は作中に出てこない) |
| CV | 那須めぐみ |
| 外見 | 作中に外見の描写は無い |
久保田とは小さい頃から一緒で、久保田を「実クン」と呼んで一途に想う。「わたしの知らないところで、実クンのことが好きな子が現れたらどうしようって…」「同じ中学だったらよかったのに…」。校門まで会いに来ては追い返され、「今度来たら絶交だって…」「もう、口もきいてくれないって…」と関谷に相談する。関谷は久保田に「おれ、好きな子ができたんだ」「結由ちゃんなんだ」と嘘をついて本音を引き出し、物陰の結由子に聞かせる。結由子は「わたしが関谷くんに頼んだの」「だって、実クン、最近、話してくれないし…。学校へ行くと怒るし…」と久保田に打ち明ける。関谷が双子だと知ると「ええーっ! 双子? そうなの?」と驚く。文化祭にも「実クンには来るなって言われたんだけどね、えへへ」と顔を出す。
進路と結末。関谷の作戦を経て久保田とはうまく行き、受験では久保田と同じ公立高校を選んで合格する。卒業式の日、関谷は「実のためにここまでするんだからよっぽど実のことが好きなんだな。」と思う。関谷との告白の場面も、結由子とのエンディングも無い。作中にあるのは、関谷が結由子と久保田を取り持つ話と、二人が同じ高校へ進む結末である。
「わたしが関谷くんに頼んだの」関谷の作戦が久保田に知られて
小野寺まどか
| 読み | おのでら まどか(公式の読み) |
|---|---|
| 役割 | かなめのバレー部の後輩。かなめを「お姉様」と慕う |
| 学年 | 作中に明示なし |
| 部活 | バレー部 |
| CV | 千葉千恵巳 |
| 外見 | 作中に外見の描写は無い |
かなめを「お姉様」、関谷を「関谷先輩」と呼び、一人称は「まどか」。語尾が弾む口調で話す。かなめを「かな」と呼び捨てにする関谷を、最初は「お姉様、だれなんですか? この人お姉様のこと『かな』なんて呼び捨て、馴れ馴れしいなぁ」と警戒する。文化祭で女の子バンドを組み、「絶対、お願いしますっ!お姉様しかいないんですっ!」とボーカルをかなめに頼み込む。関谷の一言でかなめが引き受けると、関谷に「関谷先輩に言われた一言で、」と礼を言い、「文化祭ではぜひ聴きに来てくださいねっ」と誘う。本番のバンド『萌』は大盛況になる。文化祭のダンスパーティでは「お姉様っ!まどかと踊ってくださいっ!!」とかなめを誘う。
出番の範囲。作中の出番は文化祭のバンドとダンスの場面に限られ、関谷との告白の場面も、まどかとのエンディングも無い。台詞の中に姓は出てこず、「小野寺まどか」の名はスタッフロールで示される。
「絶対、お願いしますっ!お姉様しかいないんですっ!」文化祭の前、かなめにボーカルを頼んで
その他の登場人物
蒼月たかねの兄で、関谷からは「圭吾さん」と呼ばれる。8月3日の海水浴で、蒼月・かなめ・関谷・三宮を車で海へ連れて行く。行き先は恋人の白石美鈴がアルバイトをしている場所で(「この先で美鈴がバイトしてるんだ」)、蒼月によれば「お兄ちゃん、美鈴さんに会いにここまで来たのよ」。かなめの憧れの相手で、美鈴の話を聞いたかなめは動揺する。
「わたしは白石美鈴、よろしくね」。蒼月圭吾の恋人で、夏の海辺でアルバイトをしていた。二階堂時子の家庭教師でもあり、「でも、時子ちゃんは、頭いいから、わたしが教えることなんて、ほとんどないんだけどね」と言う。蒼月を「たかねちゃん」と呼び、かなめとも何度か会っていて、関谷を見て「言われてみるとやっぱり似てるわね…」。蒼月は美鈴を慕い「ああいう女性になりたい」と話す。
関谷が「美坂先輩」と呼ぶ先輩で、所属は作中に出てこない。関谷を「朋貴くん」、かなめを「かなちゃん」と呼ぶ。好きな人が1か月後に転校すると悩んで関谷に相談し(「その人、転校しちゃうの…」)、関谷の「…思い切って、自分の気持ちを伝えます…」という答えに背中を押される。CVは永野愛。
6組の女子。久保田によれば「住田時雨っていって、なぜか雨の日しか学校へ来ないんだよ」。関谷とぶつかっても無言で去り、関谷は一度も言葉を交わせないまま、「結局、その後、彼女に会うことはなかった。あの日を最後に転校したとのことだ。」で終わる。
「『蒼月たかねファンクラブ』の会長」。「われわれ、蒼月たかねファンクラブは彼女を遠くから見守ることが使命なのだ」と語り、一人称は「私」「ボク」、関谷を「キミ」と呼ぶ。関谷が蒼月の隣の席になる、教材運びで蒼月の胸に触れる、蒼月とデートする、のたびに警告に来る。関谷の告白が失敗した版では、それが学校中に知られていると関谷をあざける。暴力をふるう場面は無い。CVは森訓久。
女子に人気のある先生で、見回りをし、授業中に上の空の関谷を注意する場面がある。佐久間先生が探している相手で、久保田は三宮の恋の「ライバルは辻村先生…かな」と言う。担任の先生が出てくる場面には、辻村先生の台詞の版と佐久間先生の台詞の版があり、お祭りや花火大会の場面にも二人の分かれ道がある。どちらになるかは作中で明かされない。CVは伊藤健太郎。
身体測定をのぞこうとした久保田・三宮を見とがめ、久保田の苦しい言い訳を真に受ける。お祭り・花火大会・文化祭で、関谷に「辻村先生、見なかったかしら?」と訊く。三宮の憧れの相手。担任の先生が出てくる場面には、佐久間先生の台詞の版と辻村先生の台詞の版がある。CVは田中潤。
関谷家の隣に住み、両親を亡くした本条笑を引き取っている(「ええ、叔父さんと叔母さんが」)。飼い犬はロビン。夫婦で旅行に出て家を空けたとき、本条はかなめに招かれて関谷家の夕食に加わる。