キャラクター詳細 — やるドラシリーズ Vol.1 ダブルキャスト
主人公
| 役割 | 主人公(視点人物)。映画研究部の新人 |
|---|---|
| 所属 | 映画研究部。二村英樹・翔子と同期 |
| 住まい | 海外旅行中の叔父夫婦の家に居候している |
二村英樹・翔子と同期で映画研究部に入った新人。幼い頃から映画が好きで、いつか海外で映画を学びたいと思っている。飲み会の帰りに酔って倒れたところを美月に助けられ、旅行中の叔父夫婦の家へ彼女を招く。
新聞やニュースで美月の過去を探し、彼女が仕事を決めてくると、祝いながらもどこか寂しさを覚える。美月を女優に推したのは主人公だが、自分は撮る側でいたかった。佐久間の骨折で男優の代役を命じられ、撮影の仕事と掛け持ちするうちに、鼻血を出して気を失ってしまう。
美月の嫉妬や冗談に振り回されながらも、襲われた美月を案じ続ける。別荘では植木鉢の跡と入り込める道を調べて遥に相談し、夜の稽古では美月を守ると約束し、美月が自分にとって必要な存在だという思いを伝える。記憶が戻れば美月が離れていくのではないかと恐れ、別居させられてはじめて、共同生活が自分にとってどれほど大きかったかを知る。
廃病院で襲われたあとは佐久間を疑うが、映像の中の利き腕、写真、病院の封筒、電話の記録、ギブスの矛盾から考えを改める。森崎の説明を受けると、仲間とともに上映の場で美月の正体を問う。屋上では志穂の名を呼び、志穂が戻らなければ一緒に落ちるという計画を実行する。結末は、志穂の回復、治療の継続、志穂の記憶の喪失、主人公自身の記憶の喪失に分かれる。治療が難航する結末では、亡くなったのは志穂のほうではないかという考えにとらわれるが、それは妄想とされる。
翔子を送る展開では、捨て犬の引き取り手を大学じゅう探して回ったことを翔子に覚えられていて、主人公もまた、迷子を助けて泣いた翔子を覚えていた。美月が二村の元恋人として現れる展開では、美月に出てほしいという自分中心の考えを反省し、彼女へ手紙を書く。二村からカメラを託される結末もある。火災の夜には、遥に助けられて逃れる。
赤坂美月
| 読み | あかさか みつき(少女が覚えていた名前) |
|---|---|
| CV | 平松晶子 |
| 役割 | 主人公を助けた記憶のない少女。映研の映画の主演女優 |
| 一人称 | ふだんは「ボク」 |
明るく冗談好きだが、主人公に出会う前のことを何も覚えておらず、名前にも確信がない。住所も生年月日も思い出せず、病院と警察を嫌がり、厄介者扱いされることに敏感だ。主人公の家で家事をこなし、学生証の写しと保証人の印を借りて仕事を決めてくる。交通費を惜しんで四時間歩き、ラーメンを喜び、ハンバーガーを山盛りにする。
稽古では佐久間を演技で引き込み、主人公には暗記より場面の流れをつかむよう勧める。失敗をからかっては励まし、旅芸人の娘だの女優の隠し子だのといった冗談で主人公を煙に巻く。演じているときは自分が演じている感じがしないと言い、主人公が近くにいると安心できると打ち明ける。
同じ名の墓と「生きてるワケない」という言葉に取り乱すが、翌日はふだんどおりに撮影をこなす。鏡の中の冷たい目を恐れてイスを投げるが、その顔の記憶はあいまいだ。主人公の優しさを同情だと思い、過去を知られれば離れられてしまうと恐れながら、今だけは頼りたいと言う。別荘から戻ったあとは、記憶よりも主人公との共同生活を望む。
廃病院には佐久間からの電話で来たと説明するが、その食い違いを主人公に問われる。森崎によれば、その体は妹の赤坂志穂のもので、ふだんの美月は、姉の名前だけを語る仮の人格だった。主人公が暮らしてきた明るい美月は、亡き姉とも、もとの志穂とも別の人格として語られる。
美月が二村の元恋人として現れる展開は、姉妹の事件とは別の物語である。上映される自分の笑顔を、自分の知らないところで見られ、過去の女として思い出されるのが嫌だと言う。留守番電話には返事をしないが、主人公の手紙を読み、最後まで演じると決める。
「カラスのエサになる前に助けといたんだよ!」酔って倒れた主人公を助けて(表示は「不思議な女の子」)
「だって一度食べてみたかったんだもん、山盛りのハンバーガー」山盛りのハンバーガーを注文して
「惑わされたひとり目でしょ、キミ」主人公をからかって
「へんなの…名前だけは覚えてるなんて」名前だけを思い出して
「君ねえ、ボクのコトやっかい者だと思ってない?」病院や警察を勧められて
「その記憶がないから苦労してんじゃない」襲われた理由を問われて
「ボク、この世に生きてたらいけない人間なのかな?」襲われたあと、自分の存在を疑って
「今だけちょっと寄り掛からせて…」記憶と別れへの恐れを打ち明けて
「それに、他人を演じる事がこんなに楽しい事なんて思いも寄らなかった…」同居への感謝とともに
赤坂志穂 — 少女の本来の身元
| 役割 | 美月を名乗っていた少女の本当の名前。右利きの妹 |
|---|
診察記録の中で、志穂は、五歳のときに両親を交通事故で亡くし、中学を卒業するまで祖父母に育てられ、上京して姉とは別々の高校に進んだと語る。生命保険のおかげで暮らしには困らなかった。仲の良い姉妹だったが、恋人に騙された姉が男性を信じられなくなり、男と話す妹を殴るようになった。記録は志穂の名のまま、途中から、妹を罰して守ろうとする姉の立場の語りへ変わっていく。
森崎によれば、虐待で志穂も心を病み、診療を受けていた。姉の遺体を見つけた悲しみと虐待とで人格が分裂し、記憶喪失によって志穂本人が奥へ退いたあいだに、仮の人格と姉の人格が現れるようになった。
回復する結末では、主人公と一緒に落ちたことに驚き、それ以来、別の人格が現れないことを確かめる。五日間徹夜して上映中に眠り、部員たちや佐久間にけがをさせたことを悔やむ。主人公は、志穂自身として皆と仲良くなるよう勧める。二村が無断で撮っていたことには、声をかけてくれれば自分にも好きな角度があると返す。治療が続く結末では凶暴な人格でいる時間が長く、姉妹の過去だけを忘れる結末では、ふだんの少女のように戻って姉を近くに感じ、主人公のそばにいたくて手伝いを続ける。恋の記憶まで失う結末では、遥に頼まれて主人公と初めてのデートをし、ほかの男なら蹴るが主人公に触られるのは平気だと言う。
「部員のみんなにもケガさせちゃったし、特に佐久間さんには…」回復の結末で、けがをさせたことを悔やむ
「もう! 撮るんだったらちゃんと声かけてよね!!」二村の無断の撮影に抗議して
「ずっと一緒にいたかったから…」姉妹の過去を忘れた結末で
「ほかの男の人に触られたりしたら、その場でケリ入れちゃったりするんだけど。
キミだと平気なんだよね…」恋の記憶を失った結末の初デートで
姉の赤坂美月と、志穂の中の姉の人格
| 役割 | 志穂の亡き姉。左利き |
|---|
志穂の姉。生い立ちと妹への虐待、妹が遺体を見つけたことは、志穂の項に記したとおり。診察記録の中の姉の立場の声は、先に罰しておけば妹を自分と同じ目に遭わせずに済むと自分を正当化し、男にも妹にも裏切られたと語る。記録に死の方法は書かれていないが、のちの言葉と語りの中で、自ら命を絶ったこと、飛び降りたことが示される。旧作の女優と同じ人物かどうかは示されない。
森崎は、嫉妬深い姉の人格が、妹が心を許した男性を襲うおそれがあると説明する。姉の人格は植木鉢・落書き・廃病院の襲撃を自分がやったと認め、主人公はそれらを警告だったと考える。屋上では、妹を渡すくらいなら消してしまうと言う。志穂に戻ったふりをして襲いかかる展開も、助けを求めたあとに志穂を永遠に自分のものにすると告げる展開もある。佐久間を再び傷つけ、自分の居場所がないことへの怒りや、男性への憎しみも口にする。
「あたしの愛する志穂だけは、あたしと同じ目にあわせはしない!!」診察記録。表示は志穂で、姉の立場から語られる
「みーんなあたしがやったの…」姉の人格の告白
「あなたなんかに私の志穂は渡さないわよ!」主人公に志穂を渡さないと叫ぶ
篠原遥
| 読み | しのはら はるか |
|---|---|
| CV | 水谷優子 |
| 役割 | 映画研究部の部長。映画の監督 |
| 家 | 家が別荘を持ち、父はマンションを経営している |
部室の明け渡しの話も出ている映研を存続させ、賞を狙うために、旧脚本『かこひめの寝屋』の映画化を進める。結末を変えることを条件に許可を得たと話し、美月を顔と表情で主演に選んで、撮影中の恋愛を禁じる。
旧作の女優の墓に参って映画の完成と撮影の無事を願うが、幽霊話には弱い。佐久間が腕を折ると、代役と別撮りで切り抜け、家の別荘を撮影に使う。
別荘では美月の部屋替えや片づけを指示し、バイクのことにも気を配る。翔子の悲鳴を調べ、火災の夜には主人公を助ける。別荘から戻ると同居を見抜き、旧撮影の事件と恋愛禁止の掟を理由に、美月を父の経営するマンションへ移す。映画を無事に完成させて部を守るのが自分の使命で、完成したあとなら自由だと告げる。
廃病院の事件のあとは美月を自宅で休ませ、主人公のけがも気づかう。主人公を編集の作業へ戻す応答も、看病を認める応答もある。真相の場では、部員たちで仕掛けた罠を明かす。治療が続く結末では泣く主人公を励まし、完成した映画を見せるよう勧める。美月が二村の元恋人として現れる展開では、二村に自分に正直になるよう説く。
回復の結末で、二村は遥に、主人公への好意と、事情を知ったうえで守ろうとした気持ちが、美月を別居させ、主人公に編集を任せた理由ではないかと推理する。遥は面白い推理だと返して口止めを確かめ、二村の求愛には考えておくと答える。
「だからこそ、今年はこの話題作で賞を狙いにいく!」旧脚本の映画化を宣言して
「あんたが演技のまれてどうすんの!」美月の演技にのまれた佐久間に
「こういうのは気持ちの問題なんだよ!」旧作の女優の墓参りで
「でも、今回の撮影は死人を出したくはないの」同居を禁じる理由を告げて
「あんたもケガしてるんだから、少しは自分の心配もなさい」廃病院の事件のあと、主人公を気づかって
「肩かすわ、行きましょう」火災の夜、主人公を助けて
「自分に正直になりな、後で後悔することになるよ」美月と別れた二村を励まして
「だってこの映画には、あの娘の楽しい思い出がいっぱい詰まってるんだから」治療が続く結末で、主人公を励まして
二村英樹
| 読み | ふたむら ひでき |
|---|---|
| CV | 森久保祥太郎 |
| 役割 | 映画研究部の部員。主人公と同期で、映画のカメラを担当 |
脚本と美月の演技を評価し、美月が時々別人のようだと言う。主人公と美月の関係を探るが、自分には本命がいると言い、剛田が好きだという話は冗談だと笑う。
祖母の怪談を聞いて育ったせいか、噂を簡単には否定しない。主人公が事情を隠していても、相談には快く乗る。
真相に迫る展開では主人公に協力し、上映の最中の電話で遥が席を外す流れを作る。危険や行き止まりを知らせ、飛び降りに間に合う結末もある。港での稽古をこっそり覗いて撮り、恋愛禁止だから見張っていたと言う。遥への求愛は、交際が成立するところまでは描かれない。
美月が二村の元恋人として現れる展開では、美月の姿を見て撮影を拒む。以前は女性にすぐ飽き、約束を破っても平気だったが、美月は笑顔で迎えてくれた。好き勝手にしたのに離れると気になり、初めての気持ちが怖くて別れたのだと遥に話す。遥に励まされたあとは、撮影に戻る結末と、主人公にカメラを渡して助手に回る結末がある。二人がよりを戻したかどうかは描かれない。
旧撮影の事件について、二村の話は場面ごとに違う。旧作の女優が美月に似ていたという噂は出所も真偽も確かめられないと言い、親族の復讐という筋は冗談だと断る。女優が別の次元へ消えたという消失説は、自分で作った話だと明かす。友人が命綱を緩めたという話では、友人がどうなったかについての答えが変わり、作り話かと問われれば認める。ラッシュを見せる結末では、旧撮影の監督が怖かったという自分の経験を語り、映画を完成させるために入学して映研に入ったこと、作者の名で偽の手紙を書いたことを告白する。この告白はその結末の中の話で、ほかの展開で主人公に協力する二村の姿とは別に語られる。
「ウワサには聞いてたけど、すごい完成されたシナリオだね」旧脚本を読んで
「ぼくにできる事があればいつでも相談に乗るよ」事情を隠す主人公に
「ぼくもホントかどうか確認できないもん」旧作の女優の噂について
「これでもシナリオの勉強してるんだ」消失説を自分の作った話だと明かして
「ぼくの書いたシナリオ作者からのニセモノの手紙」ラッシュを見せる結末の告白
「美月と離れていると、すごく気になるようになってきて、落ちつかなくなって」美月と別れた理由を遥に話して
翔子
| 読み | くすのき しょうこ |
|---|---|
| CV | 白鳥由里 |
| 役割 | 映画研究部の部員。主人公と同期で、メイクを担当 |
人がきれいになっていく過程を、魔法のように楽しんでいる。メイクを仕事にしたいという夢を親に反対され、大学へ来た。専門学校の費用を工面して海外でも学びたいと望みながら、始める前に夢を摘まれたことを諦めきれずにいる。主人公は、卒業してから働いて資金を貯めればいいと励ます。
本編では、撮影のメイクのほか、食事の支度や荷物運びも受け持つ。
主人公が翔子を家まで送る展開では、捨て犬を助けた主人公の優しさを評価する。主人公もまた、迷子を助けて泣いた翔子を覚えていた。身近にいてほしいと告げられた翔子は泣き、美月に悪いけれど、こういうこともあると答える。この展開は Normal 01「翔子」の結末になる。
別荘の夜には、翔子の声だと思われた悲鳴が上がり、寝室には翔子の姿がなく、浴室を開けた主人公たちが驚く。翔子の身に何が起きたのかは、はっきりとは描かれない。火災の夜には、遥が襲撃者に翔子のことを問いただす結末もある。
「本当は、メイクアップアーティストになりたかったんだ」主人公に夢を打ち明けて
「だんだんその人が綺麗になっていくの見てるの、楽しいの」メイクの楽しさを語って
「あたし、まだなにもやってないのに…あきらめきれない」親の反対を振り返って
「自分が困るのも考えずに、犬を想って拾ってっちゃうなんて」捨て犬を助けた主人公を評して
佐久間良樹
| 読み | さくま よしき |
|---|---|
| CV | 置鮎龍太郎 |
| 役割 | 映研の映画の主演男優。美月の相手役 |
美月のリードを頼まれた主演男優。女性に手が早いという話があり、美月の下の名前を尋ねて、遥にナンパかとからかわれる。稽古では美月の演技にのまれて、台詞を受け損ねる。
遥によれば、仕事先で腕を折った。別荘の撮影には加わらず、ギブスをはめたまま顔のアップの撮影に戻ってくる。
主人公を廃病院へ呼び出したことで疑われるが、ギブスの矛盾と、残していった封筒と写真が、真相への手がかりになる。佐久間もまた、志穂との仲を姉の美月に邪魔された一人だった。美月に「生きてるワケない」という言葉を投げたのは、死んだ姉が現れたと思ったからだという。
妹が姉を名乗って自分を忘れていると気づいた佐久間は、志穂が学校を休んで通院し、家に帰らない事情を調べていた。近所では入院していると思われ、捜索願いも出ていなかった。通院のことを言い出せなかったのだろうというのは、佐久間の考えである。廃病院には腕のせいで遅れて着き、追ってきた主人公に驚いて逃げたのだと話す。その説明の最中に、姉の人格に骨を砕かれる。
別の結末では、病院の事件の翌夜に学校の屋上から飛び降り、映画の佐久間の場面は主人公に差し替えられる。なぜ飛び降りたのかは明かされない。
「あの名前、…下の名前は?」美月の名前を尋ねて
「僕もホンモノの美月さんに、志穂さんとの仲を邪魔されたひとりでね」自分の事情を打ち明けて
森崎真奈美
| 読み | もりさき まなみ |
|---|---|
| CV | 折笠愛 |
| 役割 | 南西総合病院の精神科の医師。テレビ番組にも出演する |
テレビ番組「家庭の精神医学」に出演し、ストレスによる警告反応を解説する精神科医。南西総合病院に所属している。美月はその番組を見た覚えがなく、のちに主人公は、美月に番組を見せまいとする。
志穂の診療にあたっていた医師で、真相を説明する役を担う。主人公が恋人の立場にあることを確かめたうえで、志穂の診察記録を渡す。森崎の説明によって、写真の姉妹の違い、ふだんの美月が仮の人格であること、姉の人格が妹の心を許した男性を襲うおそれがあることが明らかになる。
治療が続く結末では、経過がよくないことを主人公に伝える。恋の記憶まで失う結末では、人格の入れ替わりと、再び混乱するおそれについて語る。
「美月ちゃんは志穂ちゃんのお姉さんよ」姉妹の身元を明かして
「普段現れている人格は、美月という名前だけ語っている仮の人格…」ふだんの美月について説明して
その他の登場人物
飲み会と撮影の準備で号令をかけ、後輩たちを動かす先輩。火災の夜には刃物を持った相手から遥を守り、主人公に遥を託して部員たちを先に逃がす。いくつかの結末のあとには花園とともに現れ、協力者の必要や彼女の気持ちへの配慮を主人公に説く。
「部長を頼むーっ!!」火災の夜、遥を主人公に託して
剛田とともに部を率いる先輩。脚本やバッテリー、撤収を受け持ち、ドアを壊すことや代役を提案する。結末のあとの助言の場面にも、剛田とともに現れる。
「部長、なんでしたら私が…」代役を申し出て
映研にいた元学生の作家で、在学中に『かこひめの寝屋』を書いた。本人が主人公たちと話す場面はない。遥は、結末を変えることを条件に作者の許可を得たと話すが、ラッシュを見せる結末では、二村が作者の名で偽の手紙を書いたと明かす。
約十年前に映研が『かこひめの寝屋』を撮ったときの女優と監督。噂では、脚本にのめり込んだ女優が、カメラマンで男優も兼ねた監督とともに残り、ラストの場面で二人が飛んだという。朝に二人の遺体が見つかったことは事実として語られる。遥は、この旧作で主演した女優の墓に参る。女優の名前は語られず、別の次元へ消えたという話や命綱の話は、二村が場面ごとに語る別々の話である。
撮影を支える映研の部員たち。照明やカメラの準備、欠席の連絡をこなし、脚本の題名を読み上げ、美月の演技に驚く。終盤には声援を送る。
主人公を居候させている叔父の夫婦。海外旅行に出ていて、物語のあいだ家を留守にしている。主人公はその留守宅に美月を招く。
名乗らないまま、少女から離れろと主人公に警告する電話の声。
「あの女に関わるな」主人公への警告
司会者はテレビ番組を進め、アナウンサーは、男女数名の遺体が見つかった火災と放火の疑いを報じる。