Kanon

Kanon パッケージ
発売: Key / VisualArt's(1999)
Key公式 ↗
タイトルKanon(カノン)
ブランドKey / VisualArt's
発売日1999年6月4日(PC 18禁版)
プラットフォームWindows / Dreamcast / PS2 / PSP / iOS / Android / Nintendo Switch / Steam
レーティング18禁(PC原作版)/ 全年齢(各コンシューマ版・Switch版・Steam版)
ジャンル恋愛アドベンチャー(ビジュアルノベル)
シナリオ久弥直樹(あゆ・名雪・栞ルート)/ 麻枝准(真琴・舞ルート)
原画樋上いたる
ボイスPC原作版はなし / DC版以降フルボイス(主人公除く)/ PSP版は杉田智和(祐一役)
ルート数5ルート(月宮あゆ / 水瀬名雪 / 沢渡真琴 / 川澄舞(倉田佐祐理) / 美坂栞)
純愛 泣きゲー 冬の学園 ファンタジー 記憶と喪失 久弥直樹 × 麻枝准 1999年
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ゲーム本体(PC・18禁 Standard Edition)
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ゲーム本体(Nintendo Switch版 / 全年齢・フルボイス)
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ゲーム本体(PS2 ベスト版)
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サウンドトラック
アニメ

あらすじ

雪の降り続ける地方都市。7年ぶりにその街へと戻った高校生・相沢祐一は、いとこの水瀬名雪の家に下宿することになる。7年前にこの街で何があったのかを祐一自身も覚えていない。断片的な記憶の欠落が、雪の中に隠れたまま彼を待っている。

商店街でぶつかったリュック姿の少女・月宮あゆ、下宿先に転がり込んでいる記憶喪失の居候・沢渡真琴、夜の校舎で剣を手に謎の存在と戦う川澄舞、デパート前で静かに佇む病弱な美坂栞、そして幼なじみのいとこ・水瀬名雪。それぞれに秘密と傷を抱えた少女たちとの日々が、凍てついた街に少しずつ変化をもたらしていく。

「奇跡」という言葉が、物語全体に通底するキーワードとして響き続ける。5つのルートの果てに待つのは、悲劇なのか——それとも小さな奇跡なのか。

キャラクター

主人公
相沢祐一
あいざわ ゆういち

7年ぶりに雪の街へ戻ってきた高校生。軽口が多くぶっきらぼうに見えるが、少女たちの傷に誠実に向き合う。7年前の記憶が欠落している。

月宮あゆ
ヒロイン
月宮あゆ
つきみや あゆ

商店街で祐一にぶつかってきたリュック姿の少女。「うぐぅ」が口癖。「探し物がある」と繰り返す。赤いカチューシャが特徴。その正体には深い秘密がある。

水瀬名雪
ヒロイン
水瀬名雪
みなせ なゆき

祐一のいとこ。下宿先の水瀬家の娘で陸上部員。寝坊癖があるが心優しく、祐一とは幼なじみに近い関係。母の水瀬秋子と二人で暮らしている。

沢渡真琴
ヒロイン
沢渡真琴
さわたり まこと

水瀬家に転がり込んでいる記憶喪失の居候。「あぅ」が口癖で祐一に対してつっけんどんな態度をとる。肉まんと焼き団子が大好物。その正体は……。

川澄舞
ヒロイン
川澄舞
かわすみ まい

無口で表情に乏しい。夜の学校で剣を手に謎の「魔物」と戦っている。親友の佐祐理だけが心を開かせることができる。その戦いの理由は彼女の力と深く結びついている。

倉田佐祐理
舞の親友
倉田佐祐理
くらた さゆり

舞の親友で明るく人懐こい。「佐祐理はそう思いますっ」という独特の話し方が特徴。過去に弟を傷つけた出来事を自責として抱えている。

美坂栞
ヒロイン
美坂栞
みさか しおり

デパート前でよく姿を見かける病弱な少女。明るく振る舞うが余命わずかと告知を受けている。姉の美坂香里(名雪の友人)との関係に複雑な事情がある。

天野美汐
真琴ルート
天野美汐
あまの みしお

真琴ルートで重要な役割を担う。真琴の正体と「奇跡の理」を知る人物で、クールな語り口で祐一に真実を告げる。「友達ですから」という言葉が印象的。

水瀬秋子
名雪の母
水瀬秋子
みなせ あきこ

名雪の母。下宿先の水瀬家の主人。穏やかで包容力があり、真琴を含む全員を温かく受け入れる。「おいしい晩ご飯、作って待ってるわね」が彼女らしさを表す一言。

キャラクター画像は key.visualarts.gr.jp より引用

⚠ ネタバレあり キャラクター詳細を読む

用語集

奇跡(概念) 妖狐(概念) 一瞬の煌めき(概念) 探し物(概念) うぐぅ(口癖) (地名) 魔物(概念) ぴろ(固有名詞)

ホバーで説明表示。

⚠ ネタバレあり 全用語集はネタバレゾーンへ

レビュー

平均 / 10

詳細スコアと評価文はネタバレを含みます。

⚠ ネタバレあり レビュー(ネタバレあり)を読む

FAQ

各ルートの結末・エンディングに関する設問はネタバレゾーンのFAQに分離しています。

Kanonとはどんなゲーム?

Key(VisualArt's)が1999年に発売したビジュアルノベル型恋愛ADV。7年ぶりに雪の街へ戻った高校生・相沢祐一が、5人の謎を抱えた少女たちと出会い、それぞれの秘密と「奇跡」に触れる物語。後の泣きゲームジャンルの原点として知られ、「AIR」「CLANNAD」へと続くKeyシナリオの起点となった作品。ErogameScapeで中央値82/100(2595件)。

Keyって何?「Key作品」とは?

KeyはVisualArt'sの中のブランド名(レーベル)。Kanonがデビュー作で、その後「AIR」(2000年)、「CLANNAD」(2004年)、「リトルバスターズ!」(2007年)、「Rewrite」(2011年)などの作品を発表した。純愛・感動・「泣きゲー」を軸としたシナリオで知られ、特に麻枝准を中心とした作家性が高く評価されている。

ヒロインは何人?ルート構成は?

攻略可能なヒロインは5人(月宮あゆ・水瀬名雪・沢渡真琴・川澄舞・美坂栞)。1月7日から始まる共通ルートを経て、各ヒロインの個別ルートへ分岐する。BADエンドは「あゆBAD END」と「栞BAD END」の2種類。舞ルートには親友・倉田佐祐理のサブエピローグも存在する。シナリオは久弥直樹(あゆ・名雪・栞担当)と麻枝准(真琴・舞担当)の共著。

「奇跡」とは?どういう意味のキーワード?

Kanonの物語を貫くテーマ語。各ルートの結末で、悲劇的な状況を超えて起きる超常的な出来事を指す。月宮あゆが目覚める、沢渡真琴が生まれ変わる、美坂栞が回復するなど、各ルートで「奇跡」の形は異なる。真琴ルートで天野美汐が語る「一瞬の煌めき」という言葉が奇跡の本質を示している。

アニメ版との関係は?どちらが先?

ゲーム原作(1999年6月)が先。アニメは2002年に東映アニメーション制作で全13話、2006〜2007年に京都アニメーション制作で全24話の2度制作された。京アニ版は高い評価を受けており、Kanonを知るきっかけとして定番になっている。ゲーム版とアニメ版ではシナリオ展開に差異があるため、両方の視聴・プレイを楽しめる。

どんな版がある?

Steam版(2024年6月20日配信・VISUAL ARTS)は全年齢・フルボイス・HD画質で日本語英語中国語に対応。Nintendo Switch版(2023年4月20日発売・Prototype)も全年齢・フルボイス・HD対応。PC原作の18禁版は1999年発売で、こちらはアーカイブでの入手となる。

「泣きゲー」とは何? Kanonはなぜ泣けるの?

「泣きゲー」とはプレイヤーが感情移入し泣くことを意図したシナリオ設計のゲームを指す俗称。KanonはこのジャンルのほぼKanonが確立した作品とされる。各ヒロインのルートは「失われた記憶」「別れ」「奇跡」という構造を持ち、ヒロインとの絆を深めたところで訪れる悲劇と救済がセットになっている。悲劇と希望の落差が感情を揺さぶる設計。

『AIR』や『CLANNAD』との関係は?

いずれもKanonと同じKeyブランドの作品で、精神的な姉妹作として位置づけられる。「奇跡」「記憶」「別れ」「季節の移り変わりによる再生」というKanonのテーマと構造は後作に受け継がれた。麻枝准はKanonの後、AIR・CLANNADで作曲・シナリオを担当し、Key作品の中核を担い続けた。プレイ順は問わないが、Kanonが原点の位置づけ。