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キャラクター詳細 — 君が望む永遠

鳴海孝之

鳴海孝之 なるみ たかゆき 主人公
鳴海孝之
読みなるみ たかゆき
役割主人公(視点人物)
立場第1部は白陵柊の3年生(進学組)/第2部は書店アルバイト
CVPC版はなし(移植版でフルボイス化)
外見普通の男子高校生。第2部では事故以来の翳りを引きずる

軽口と下ネタを連発するお調子者だが、根は情に厚く不器用。「優柔不断」を自認し、決定的な場面で言葉を飲み込んでしまう。港陽大を目指す進学組の高校3年生として、慎二・水月とにぎやかな日々を送っていた。

八月二十七日、待ち合わせへの遅刻が遙の事故の引き金になる。遙は3年間昏睡し、孝之は強烈な自責の念を抱えたまま殻に閉じこもる。水泳を捨てて支え続けた水月と恋人同士になるが、第2部で遙が覚醒すると、過去(遙)と現在(水月)の間で引き裂かれる。誰も傷つけたくないがゆえに、結果的に全員を傷つけてしまう構造の中心にいる。

シリアス系
「約束の時間に遅れさえしなければ……遙は事故に遭わなかった。オレが……遙を殺したんだ」遙覚醒の報を受けた自責
「遙を選べば水月が傷つき、水月を選べば遙が傷つく。オレはどっちも傷つけたくない」選べない葛藤
象徴的な台詞
「誰かを好きになるのに…………理由なんていらないだろ。気持ちの重さだって天秤にかけられるものじゃないんだ」あゆに、そして自分に語る

速瀬水月

速瀬水月 はやせ みつき メインヒロイン
速瀬水月
読みはやせ みつき(本文の着信表示「ミツキ」で確定)
役割メインヒロイン
立場第1部は水泳部エース(実業団候補)/第2部はOL
CVPC版はなし(移植版でフルボイス化)
外見競泳で鍛えたしなやかな身体。第2部では髪を切り化粧をする

気が強くさっぱりした姉御肌で、孝之の下ネタに「ぶっ飛ばすわよっ!!」とツッコむ賑やかさ。だが実は甘えん坊で、誰よりも女らしく、孝之のために一生懸命。遙とは白陵柊時代からの親友。水泳一筋のトップアスリートとして未来を嘱望されていた。

遙の事故を機に水泳を捨て、落ち込んだ孝之を立ち直らせて恋人同士になる。第2部で遙が覚醒すると、自分の存在が孝之を苦しめていると悟り、身を引こうとする。それでもなお「遙のお見舞い、行ってあげて」と願う自己犠牲の深さを見せる。水月ルートでは過去を清算し同棲を続けて未来へ歩み出す。

シリアス系
「私がいる限り、孝之が苦しみ続けるって思えば……私も耐えられないよ……」身を引こうとして
感情的な場面
「……別れよう?」/「私、孝之の何?」涙をこぼしながら問い、走り去る(屈指の名場面)
象徴的な台詞
「おかえりなさい」/「いってらっしゃい」同棲の日常を象徴する言葉

涼宮遙

涼宮遙 すずみや はるか メインヒロイン
涼宮遙
読みすずみや はるか
役割メインヒロイン
立場白陵柊の生徒。水月の親友。孝之の初恋の相手
CVPC版はなし(移植版でフルボイス化)
外見病弱で華奢。覚醒後は身体が痩せ髪が伸びている。透き通った瞳

控えめで健気、そして人一倍相手を思いやる少女。自分よりも孝之の負担を気にかけ、身を引こうとする。純粋であるがゆえに、その健気さが相手の罪悪感を一層深くする。第1部で孝之と両想いになり、「夜空に星が瞬くように」というおまじないを交わす。

事故で3年間昏睡。覚醒するが、事故直前の半月の記憶を失っており、彼女の中では時間が3年前のまま止まっている(=孝之と水月が付き合う前の認識)。脳波・血圧も不安定で、次に意識を失えば命に関わる危うい状態。孝之が水月と付き合っていると知ると身を引こうとする。遙ルートでは孝之が傍に留まるが、記憶欠落と病状不安を抱えた不安定な関係となる。

シリアス系
「そんな風に悩まれると……思ってなかったの……もう十分わかったから」孝之の葛藤を知って
感情的な場面
「それでも…………私には孝之君しか……いないの」「ひとりにしないで」すがるように
象徴的な台詞
「夜空に星が瞬くように……溶けたこころは離れない……例えこの手が離れても……ふたりがそれを忘れぬ限り……」ふたりのおまじない

涼宮茜

涼宮茜 すずみや あかね 遙の妹
涼宮茜
読みすずみや あかね
役割遙の妹
立場高校生。昏睡した姉を3年間見舞い続けた
CVPC版はなし(移植版でフルボイス化)
外見明るく元気な妹分。翳りを帯びる場面との二面がある

遙の妹。姉思いで責任感が強く、家族が付き添えない時も一人で姉のそばに立ち続ける。孝之を「お兄ちゃん」と呼ぶ距離感を持ちつつ、姉の恋人である彼に複雑な感情を抱く。水月を「水月先輩」と慕う一面もある。

孝之への警戒(「なんで、あなたがいるんですか?」)と、彼自身への淡い想いが同居し、その板挟みに苦しむ。茜ルートでは孝之と結ばれ、孝之は遙を離れる。姉から想い人を奪ったという罪の意識を残す苦い着地。茜妊娠ルートは本作でも最も重い分岐で、妊娠を茜が全て背負う覚悟を示す。芯が強く、決意すると「後悔はしません」と言い切る。

シリアス系
「……なんで、あなたがいるんですか?」病室で孝之に
象徴的な台詞
「後悔はしません」「私は平気です」自分の痛みを押し殺して相手を優先する

天川蛍

天川蛍 あまかわ ほたる(読み推定) 看護婦
読みあまかわ ほたる(本文にルビがなく読みは推定)
役割看護婦(孝之からは「天川さん」)
立場遙の入院する病院に勤める
CVPC版はなし(移植版でフルボイス化)
外見小柄で「今もちっちゃい」と自称。いつも笑顔を絶やさない

遙の見舞いに通う孝之を献身的にサポートする、明るくおっちょこちょいな看護婦。どこまでも他人本位で、自分のことは後回しにして患者や孝之を気遣い続ける。へこみが笑顔に見える小さな石を「笑顔のお守り」として孝之に手渡す。

蛍は重い病を抱えており、それを孝之に悟らせないよう笑顔を貫いていた。蛍ルートでは、孝之が想いを自覚する頃には既に彼女は他界している。届き続けた手紙は、死の4日前以降は同僚の星乃文緒が代筆したものだった。文緒の告白と蛍の最後の手紙で、孝之は初めて彼女の想いの深さを知る。「私は、あなたに出会うために生まれてきた」という言葉がルートの核となる。

シリアス系
「これは……病気が治るおまもりじゃなくて、笑顔のおまもりなんです」笑顔のお守りを渡して
感情的な場面
「愛してます。愛してます、鳴海さん。あなただけを………永遠に、愛してます」死後に届いた最後の手紙

穂村愛美

穂村愛美 ほむら まなみ(読み推定) 看護スタッフ
穂村愛美
読みほむら まなみ(本文にルビがなく読みは推定)
役割看護学生/看護婦(愛称「マナマナ」)
立場病院に勤める。内気でおどおどした物腰
CVPC版はなし(移植版でフルボイス化)
外見控えめで、人と目を合わせるのが苦手

病院で働く内気で献身的な女性。孝之からは「穂村さん」、親密になると「マナマナ」と呼ばれる。料理上手で、尽くすことに自分の存在価値を見出す。人と目を合わせるのが苦手なほど控えめだが、その献身は危うさをはらんでいる。

愛美ルートでは、心が壊れかけた孝之が愛美の「誰を想っていてもいい」という無償の受容に依存していく。極端に自己犠牲的で、自分が「都合のいい女」であることを受け入れる。孝之が自分を異質な存在だと思い詰めた末、身体改造という不可逆な処置に踏み切る、倒錯的・破滅的な結末へと至る。

象徴的な台詞
「鳴海さんが、誰を想っていても……いいんです。私は……」自らを「都合のいい女」に置く献身の裏返し

大空寺あゆ

大空寺あゆ おおぞらじ あゆ(姓の読み推定) 書店の同僚
大空寺あゆ
読みおおぞらじ あゆ(姓の読みは推定)
役割第2部で孝之が働く書店の同僚
立場高飛車な毒舌「お嬢様」
CVPC版はなし(移植版でフルボイス化)
外見お嬢様然とした華やかな存在感。エプロン姿で働く

「大空寺あゆ様」と自称し、孝之を「糞虫」などと罵倒するのが挨拶代わりの毒舌お嬢様。口が悪く傲慢だが、実は寂しがりで素直になれないだけ。自分の気持ちが分からないことに苛立って泣く、不器用な少女性を隠し持つ。

あゆ専用ルートでは、観覧車のシーンで恋のライバル・まゆへの劣等感と本気の想いを吐露して泣く。孝之の「誰かを好きになるのに理由なんていらない」という言葉に救われ、同棲する恋人同士になる。相変わらずの毒舌を交わしつつ、明るく穏やかな関係を築く。

象徴的な台詞
「まゆまゆに負けてないかな?」強気の裏の、恋への不安

玉野まゆ

玉野まゆ たまの まゆ(読み推定) 書店の後輩
玉野まゆ
読みたまの まゆ(読みは推定)
役割第2部の書店の後輩
立場おっとりした天然系。あゆからは「まゆまゆ」
CVPC版はなし(移植版でフルボイス化)
外見のんびりした物腰。純朴で幼さの残る雰囲気

おっとりした天然系の書店の後輩。「おはようございますぅ~」が口癖。前向きで素直だが、恋愛では特別な存在でありたいと強く願う一途さを見せる。

まゆには死別した兄がいて、孝之にその面影を重ねている。まゆ専用ルートでは、「兄の代わり」ではなく一人の女性として愛されたいと願い、「妹じゃいや」と訴える。孝之が「まゆは妹なんかじゃないよ」と応え、二人は初めて結ばれる。兄への想いを昇華し、対等な恋人として結ばれる着地。

象徴的な台詞
「……妹じゃ、いやです」兄の面影を越えて愛されたいという願い

その他の登場人物

慎二

慎二

しんじ(読み推定) 孝之の親友

孝之の親友。愛称「デブジュー」。予備校通いを経て大学へ進む、地に足のついた常識人。軽薄な孝之と対照的に冷静で誠実。第2部では孝之が自暴自棄に陥らないよう見張り、時に厳しく諫める関係修復の要となる。「あの頃に戻るのは……やめてくれ」「速瀬を! 大切にしてやって欲しいんだ」と、殴られかけても引かずに踏み込む。

星乃文緒

ほしの ふみお(読み推定) 看護婦

病院の看護婦で、蛍の同僚。おっとりした喋り方の先輩肌。蛍ルートの真相の鍵を握る人物で、蛍が「鳴海さんにショックを受けさせたくない」と願ったため、死後も蛍を装って手紙を書き続けていた。真実を告げる場面で、想いを言葉にしなかった二人への憤りを吐露する。「好きなのに……言わないなんて。そんなの……私に、わかるわけないじゃないっっ!!」

香月モトコ

かづき もとこ(姓の読み推定) 遙の主治医

の主治医の女医。孝之からは「香月先生」「モトコ先生」と呼ばれる。医師として冷静だが、孝之の内面に踏み込む鋭さと情を併せ持つ。遙覚醒後の記憶欠落と、命に関わる病状を孝之に説明する重要な進行役。時に核心を突く問いで孝之や茜に選択を迫る。「もう何も隠す必要はないわよ」

崎山

さきやま(読み推定) 書店店長

孝之のバイト先の書店店長。温厚で常識的な上司。「しがない店長」と自称し、上からの通達に振り回される苦労人。孝之の欠勤や遅刻にも穏当に対応する、書店パートの緩衝材的な存在。あゆ・まゆ・孝之の職場の背景を支える。