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用語集 — 君が望む永遠

君が望む永遠の固有設定用語を解説します。▼ネタバレ詳細を含む項目はアコーディオン内に格納されています。タグをクリックするとカテゴリを絞り込めます。

場所・地名
白陵柊 はくりょうひいらぎ 場所・地名

孝之・水月・遙・慎二が通った学園。正式名は白陵大付属柊学園で、日常会話では「白陵柊」と略される。

詳細
第1部の青春の舞台。警察無線・車内アナウンス・卒業アナウンスでは「白陵大付属柊学園(3年生)」と読み上げられる。第2部では「白陵柊時代」は取り戻せない過去の象徴となり、孝之が卒業アルバムをしまい込む描写にこの時代への痛みが凝縮される。
作中での使用
「この坂を登れば、白陵柊だ」。校舎裏の丘は孝之たちの思い出の場所。
柊町 ひいらぎちょう 場所・地名

白陵柊のある町で、物語の主舞台。隣の橘町とよく対比される。

作中での使用
「学園があるのは柊町だぜ?」。日常の中心地で、隣の橘町(より大きな町)と対比される。
橘町 たちばなちょう 場所・地名

柊町の隣にある、より大きな町。第2部で孝之が働く書店がある。

詳細
第2部では孝之の書店バイトのある町として、日常パートの舞台になる。あゆ・まゆとの書店シーンの背景。
港陽大 こうようだい 場所・地名

第1部で孝之が目指していた進学先。「進学組」の象徴。

詳細
事故で人生が狂った孝之は結局この道を歩めず、第2部ではフリーター同然の身。断たれた将来の象徴となる。
作中での使用
「オレは……港陽大」「オレらは進学組だから」。
書店(バイト先) しょてん 場所・地名

第2部で孝之が働く橘町の書店。店長・崎山とあゆ・まゆがいる。

詳細
病院=重い過去のパートに対し、書店=賑やかで再生的な現在のパートを担う対比構造の一方。あゆ・まゆルートの主舞台となる。
ナースステーション/特別病棟 とくべつびょうとう 場所・地名

遙が入院する病院の詰所・病棟。天川・文緒・愛美ら看護スタッフがいる。

詳細
第2部の「病院」パートの中心的な場所で、蛍・愛美との出会いの場でもある。孝之が見舞いに通う日常の背景。
概念・時間
実業団/強化指定選手 じつぎょうだん/きょうかしていせんしゅ 概念・時間

水月が水泳で嘱望されたトップアスリートへの道。

詳細
遙の事故を機に、水月はこの輝かしい道を自ら捨て、孝之を支える人生を選ぶ。彼女の犠牲の大きさを示す。
作中での使用
「もうすぐ実業団のテストがある」「強化指定選手の候補にも入ってる」。
8月27日 はちがつにじゅうしちにち 概念・時間

水月の誕生日であり、同時に遙が事故に遭った「忌まわしい日」。

詳細
孝之にとって喜びと最大の悔恨が重なる日付となる。「8月27日と聞いて、オレが思い出すのが水月の誕生日だけになるように」という祈りに象徴される。
作中での使用
「今日は水月の誕生日だ。水月の誕生日は、そして同時にあの忌まわしい日でもある」。
3年間の昏睡 さんねんかんのこんすい 概念・時間

遙が事故後に意識を失っていた歳月。物語を第1部と第2部に二分する。

詳細
この3年の間に、孝之と水月は恋人同士になり同棲を始める。遙が覚醒したとき、彼女だけが3年前で時間が止まっているという残酷なズレを生む。
作中での使用
「オレには生きた3年間があるけど、遙にはそれがないんだ」。
記憶の欠落 きおくのけつらく 概念・時間

覚醒した遙が失った「事故直前の半月」の記憶。三角関係の悲劇を深める仕掛け。

詳細
この半月は、孝之の心が遙から水月へ傾き始めた時期にあたる。遙の中では「孝之と水月が付き合う前」で認識が止まっている。
作中での使用
「どう考えても不自然だった、この半月の記憶がなくなっているの」(香月モトコ)。
おまじない おまじない 概念・時間

孝之と遙が交わした、ふたりだけの誓いの言葉。

詳細
「夜空に星が瞬くように/溶けたこころは離れない/例えこの手が離れても/ふたりがそれを忘れぬ限り」。3年の断絶を越えてふたりを再び結びつける象徴。
作中での使用
遙が覚醒後、孝之と交互に唱え合う場面で最も感情的な力を持つ。「このおまじないがあったから、オレは遙のところに帰ってこられた」。
面会謝絶 めんかいしゃぜつ 概念・時間

遙の病状が悪化した際、病室の前に下がる札。

詳細
孝之が最も見たくないものとして描かれ、遙に近づけない無力感の象徴となる。「二度と見たくない札がぶら下がっていた」。
作中での使用
「お姉ちゃん、家族以外は面会謝絶なんです」(茜)。孝之と遙を隔てる壁。
白陵柊時代の親友同士 水月と遙 概念・時間

速瀬水月と涼宮遙が高校時代からの親友であるという設定。

詳細
この「親友同士」という関係が、孝之を挟んだ三角関係を最も痛切なものにする。互いを大切に思う二人が、同じ男性を想い、互いに身を引こうとする。誰も悪者になれない構造の根幹。
出来事
事故 じこ 出来事

孝之の遅刻が引き金となった、遙の交通事故。物語の全てを動かす一点。

詳細
孝之が待ち合わせに遅刻したこと(その遅刻には水月が孝之を引き留めた事情も絡む)が引き金。全登場人物の運命を変え、孝之の消えない罪悪感の源泉となる。
作中での使用
「オレが遅刻したばっかりに、待ち合わせの場所で事故にあった」。
アイテム
マヤウルのおくりもの まやうるのおくりもの アイテム

孝之が事故の日に遙へ渡すはずだった絵本。果たせなかった約束の象徴。

詳細
渡せぬまま遙は事故に遭った。孝之は同じものを探し続け、汚れた原本を大切にしまい込む。水月がこの絵本を見つける場面は、彼女が孝之の心の在り処を悟る契機にもなる。
作中での使用
「それ……あの日渡せなかった本なんだよ」「3年前に渡すはずだったもの」。
笑顔のお守り えがおのおまもり アイテム

天川蛍が孝之に託した、へこみが笑顔に見える小さな石。

詳細
もとは蛍が幼い頃に看護婦からもらった大切な品。「病気が治るおまもりじゃなくて、笑顔のおまもり」。蛍の他人本位な優しさの象徴であり、蛍ルートでは彼女の形見のような意味を帯びる。
作中での使用
「鳴海さんの笑顔は、きっと、遙ちゃんの笑顔ですから」。
指輪 ゆびわ アイテム

孝之と水月の関係を象徴する品。

詳細
水月が指輪を外している描写が、彼女が孝之との別れを覚悟したことを静かに示す。「今の、水月の指には……もう指輪は、はめられていない」。
人物・呼称
香月先生(香月モトコ) かづき もとこ 人物・呼称

遙の主治医の女医。記憶欠落や病状を説明する重要な進行役。

詳細
遙の記憶欠落と命に関わる病状を孝之に説明する。医学の枠を超えて「奇跡」や孝之自身の選択に踏み込む助言をする。茜妊娠ルートでは茜に厳しくも情のある問いを投げる。
作中での使用
「もう何も隠す必要はないわよ」。
デブジュー でぶじゅー 人物・呼称

孝之が親友・慎二につけたあだ名。二人の気の置けない友情の象徴。

詳細
軽口の応酬に使われる愛称。第2部でシリアスな役回りを担う慎二との温度差が、かえって関係の深さを際立たせる。
マナマナ まなまな 人物・呼称

孝之が穂村愛美を親密に呼ぶときの愛称。

詳細
愛美ルートで孝之が彼女へ依存していく関係の親密さを示す呼び名。「都合のいい女」を受け入れる彼女への呼びかけとして、ルート後半の倒錯的な展開でも繰り返される。