新藤エレナのレビュー — 鬼作

新藤エレナ
新藤エレナ
陵辱シーンをスキップしない女
8.5/10
8.5 / 10

8名全員、全シーンシコれた。これがエロゲーの本分よ。

鬼畜に振り切った設計のエロゲーを評価するに、「シコれるか」以外の軸はいらないわ。社員寮に住み込んだ主人公が8名の女性を「追い込む」2001年elfの作品。スケジュール制で2年間を管理しながらターゲットを絞り込んでいくシステムが、Hシーン到達までの経緯に説得力を与えている。陵辱を「達成するプロセス」として設計した点が徹底されているわ。8名全員でシコれた。それが私の最終評価よ。

スコア詳細

Hシーンの質 9
シチュの多様性 9
ボリュームと密度 9
ヒロインの魅力 8
文章力・描写力 7
主人公の造形 7

このゲームについて——2001年elfの鬼畜系ADV

臭作」から続くelfの鬼畜系シリーズ第3作。主人公は伊頭鬼作——「鬼畜道」を継ぐ男よ。

杉本製薬の社員寮に住み込み管理人として乗り込み、寮に住む女性社員8名を盗撮・脅迫で「追い込む」。スケジュール制で2年間を管理しながら、新規開拓と営業成績を並行して追うシステム設計。主人公が単なる変質者ではなく、社員寮の管理人として「立場を得ながら行動する」構造が、陵辱の前提を整備している。エロゲーとして一点の迷いのない設計をしていると聞いて手を取ったわ。期待通りだった。

Hシーンの多様性——シチュの独自設計

8名のヒロイン、スケジュール全体に散らばった複数回の陵辱シーン。ヒロインごとの設計が問題よ。

各ヒロインの立場が全員異なる。受付嬢・後輩OL・会長秘書・製薬MR・人事課長の妻・会長の孫娘・営業部長の娘・看護師。8種の属性を8種の異なるシチュで追い込んでいる。人妻には人妻の屈辱を、看護師には看護師の文脈を、社会的地位のある女性には立場を利用した崩し方を。同じ展開を8回繰り返しただけじゃない——各ヒロインの立場と性格に対応したシチュが用意されているわ。シチュの多様性は迷わず9点よ。

ヒロインとエロの関係——崩れ方の個別化

エロシーンでヒロインの魅力が引き出されているか。そこが問題よ。

各ヒロインの崩れ方が個別化されているのは評価するわ。善意の人間が折れていく方向と、社会的な強みを持つ人間が屈服していく方向は別物。全員が同じ壊れ方をしていない。キャラクターの設計が陵辱の展開と噛み合っているわ。ヒロインによって質に差はあるけれど、「全員が記号になる」ことはなかった。エロシーンでヒロインの魅力が最大化される作品かどうかという問いへの答えは、概ね「そう」よ。8点ね。

テキストの評価——実用性は確保されているか

文章力は7点よ。エロゲーとして機能しているかどうかで判断した。

2001年のエロゲーとして十分な水準ではある。官能描写の密度は現代のトップ水準と比べると薄い部分があるけれど、実用性は担保されている。「シコれない」と判断したシーンはなかった——これが全てよ。テキストに過大な文学的期待を持って読む作品ではない。エロゲーとしての実用性を問われれば合格、という評価ね。もう少し描写の密度があれば9点台もあった。惜しいわ。

8.5——エロゲーの本分を果たした作品

「エロゲーである必要があったか」——その問いへの答えは決まっているわ。

当然よ。全シーンシコれた。シチュの多様性が高く、各ヒロインの立場を活かした設計が徹底されている。テキストに時代限界はあるものの、実用性は高い。エロゲーとして何を作るかが明確で、それを遂行した作品よ——「鬼畜系ADVとして本分を果たしているか」という問いへの答えは、当然でしょ。……認めるわ。これは。8.5。