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キャラクター詳細 — ラブひな スマイル・アゲイン

東大に合格して大学生になった浦島景太郎と、女子寮ひなた荘を彩る少女たちの詳細プロフィール。本作は1作目の受験編を勝ち抜いた「合格後」の日常を、ヒロインごとの独立したショートエピソードとして描く。各キャラクターの序盤の姿と、藤沢みづほの告白、キツネの古酒密室での本心、素子の看病エピソードでの歩み寄り、しのぶの「恩返し」の真意など、各エピソードの結末に踏み込むネタバレ記述を含む。原作漫画(赤松健『ラブひな』)をベースにしつつ、ゲーム独自のヒロイン・藤沢みづほを加えた学園ラブコメが舞台となる。

CVは本作(ドリームキャスト版・2001年・セガ)のキャストを事実情報として記載する。アニメ版と同一のキャスト陣。藤沢みづほは本作オリジナルヒロインで、担当声優が未確認のため「未確認」と記載する。

浦島景太郎

浦島景太郎 うらしま けいたろう 主人公
浦島景太郎
読みうらしま けいたろう
立場・役割主人公・視点人物。1作目の東大受験を勝ち抜いて合格した大学新入生(4月から大学へ)。引き続き祖母から譲られた女子寮ひなた荘の管理人を務める
呼ばれ方なる・みづほ・キツネ「景太郎/けーたろ」/しのぶ「センパイ」/カオラ「ケータロ」/素子「浦島」
一人称・口調一人称「俺」。地の文は素朴で気弱なツッコミ体。「とほほ」「ひええっ」等の弱音が口癖

1作目で東大合格という大きな目標を果たした後の景太郎。晴れて大学生になったが、お人好し・へたれ・ドジな本質は変わらず、停電や転倒のドサクサで「事故」を頻発し、その都度斬岩剣やなるの鉄拳で制裁される。管理人の仕事には真面目で、朝食づくり・掃除・露天風呂掃除を1人でこなし、「誰かの為に朝食を作るのって楽しい」と言うほど板についてきた。

受験という目標を達成した今は少し手持ち無沙汰で、「夢にまで見た東大生! でもなぁ……暇だなぁ」とこぼす日々。それでも住人思いで面倒見がよく、しのぶの家庭教師を買って出るなど、人の役に立つことに喜びを感じている。

「夢にまで見た東大生! でもなぁ……暇だなぁ………」 — 合格後の手持ち無沙汰
合格の経緯と、ヒロインごとの結末

本作の景太郎は「東大合格」という1作目の目標を果たした後の人物として描かれる。合格の経緯には裏話があり、彼は東大2次試験の後、合格発表を待たずに逃げ出して太平洋のパララケルス島に潜伏していた。そこへしのぶ達がわざわざ合格を知らせに来てくれた。この出来事が、しのぶ編「恩返し」の土台になっている。

本作は1作目のような「告白でヒロインを1人選ぶ」ルート分岐型ではなく、ヒロインごとに独立した1本完結のショートエピソード集になっている。なる編では、なるとの幼い「約束(一緒に東大へ)」を「ついに果たせて」と振り返って告白しようとするが今回も言いそびれ、みづほ編ではみづほから告白され、キツネ編・素子編では危機や看病を通じて相手と心を通わせる。各エピソードで誰か1人と決定的に結ばれるわけではなく、合格後も変わらず全員と賑やかに暮らす「現状維持」の関係が基調。最後はメッセージカードで「こんなに愉快な日々をひなた荘で過ごせて嬉しい。婆ちゃんに感謝」とプレイヤーに語りかける。

「俺、お前と約束してたじゃないか。一緒に東大に入ろうって。その約束も、ついに果たせて……俺、やっと成瀬川に伝える事ができるんだ。この俺の気持ちを」 — なるに告白しかけて(が今回も言いそびれる)
「東大の2次試験の後、逃げ出した俺にわざわざ合格を伝える為、パララケルスまで来てくれて……だから、俺に出来る事で少しでも恩返しをしたかったんだ」 — しのぶへの家庭教師の真意を明かす

成瀬川なる

成瀬川なる なるせがわ なる 東大に合格した同志
成瀬川なる
読みなるせがわ なる
立場・役割景太郎と一緒に東大に合格した、ひなた荘の住人。本作で19歳の誕生日を迎える。景太郎と最も気を許し合う「同志」
CV堀江由衣
一人称・口調一人称「私」。「〜なさいよ」「〜でしょ」と命令調のツッコミが多い。景太郎を「景太郎」と呼ぶ

しっかり者で勝気。照れ隠しが激しいツンデレ気質で、好意も「べつに」と裏返しで表現する。景太郎の破廉恥な事故には「このエロガッパ!」と鉄拳制裁で応じるが、根は面倒見がよく、彼を一番気にかけている。勝負ごとには人一倍熱くなる性質で、みづほとの対戦ゲーム勝負では「『最低』なんて言われたらプライドが許さない」と徹夜で没頭する。当初はケンカばかりだったが、今は東大を共に勝ち抜いた頼れる同志に落ち着いている。

「バカね……。何もらったって嬉しいに決まってるじゃない」 — 誕生日プレゼントへの本音

なる編は、彼女の19歳の誕生日プレゼントを巡って景太郎が右往左往する話。むつみが拾ったあやかしの首飾りやキツネ・カオラの入れ知恵に振り回されつつ、正攻法ルートでは、みづほの助言でなるの好みを聞き出そうとする。最後は下着プレゼント騒動というオチを挟みながらも、なるは「プレゼントの選び方は不合格! だけど、景太郎の気持ちは確かに受け取ったわ」と、彼が一生懸命考えてくれたことへの感謝を示す。告白そのものは今回も言いそびれるが、気持ちは少し伝わる。みづほ編では、みづほと景太郎を巡って張り合い、「史上最低ゲーマー決定戦」を経て良き競争相手として和解する。メッセージカードでは「今のままの関係がずっと続けばいいな」と本音をのぞかせる。

「プレゼントの選び方は不合格! だけど、景太郎の気持ちは確かに受け取ったわ。だから、これはそのお礼。一生懸命考えてくれてありがと、景太郎」 — 誕生日プレゼント騒動の後(なる編)
「できたら、今のままの関係がずっと続けばいいな、なんて思ってるわ」 — メッセージカードの本音独白

青山素子

青山素子 あおやま もとこ 神鳴流の剣士
青山素子
読みあおやま もとこ
立場・役割ひなた荘の住人。京都の剣道道場の娘で、神鳴流の剣を修める剣士。剣道部で後輩指導も担う。本作では翌年から受験生になり、景太郎に勉強を見てもらう側になる
CV浅川悠
一人称・口調一人称「私」。武家言葉で「〜だ」「〜なのだ」「斬る」。景太郎を「浦島」と呼ぶ

背が高くスラリとした凛々しい少女。質実剛健・生真面目で剣の道を第一とし、景太郎の事故的な破廉恥行為には奥義「斬岩剣」で即座に制裁する目付け役。武骨だが照れ屋で、感謝や好意を表すのが下手。目標は「姉上を越える退魔師になる事」で、神鳴流が表舞台に出てはならないという家の掟を持つ。弱点はペットの亀タマで、袴に入ってこられると気絶するほど苦手だが、その理由は本作でも語られない。本作では合格者の景太郎に勉強を見てもらう立場になり、内心では彼の努力を認めている。

「奥義・斬岩剣っっ!!」 — 破廉恥への制裁の定番
看病を通じて開く心

素子編は、掃除中の事故(景太郎がサラシを取ってしまう)で素子が足首を捻挫することから始まる。住人がネバーランドの「ミッドナイト・パレード」招待旅行に出かける中、景太郎が看病役を買って出て1日つきっきりで世話をする。食事・風呂・トイレの世話まで頼らざるを得ない屈辱に苛立ちつつ、勉強の相手もしてもらううち、素子は次第に景太郎に心を開いていく。「規則正しい修行ばかりが剣を磨く道だと思ってきたが、ゆったりした生活の中に発見があった」「狭い視野で物事を捉えていた事を教わった」と感謝を述べ、「嬉しかったぞ……ありがとう、浦島」と素直に礼を言う。剣と人生についての対話では、目標が「姉を越える退魔師」であることや神鳴流の事情も明かされる。ただし最後はお約束通り、景太郎の事故(胸を触る)で全力の奥義連発を食らうオチがつく。

「嬉しかったぞ……? あ、ありがとう、浦島……」 — 1日の看病への素直な感謝(素子編)
「これからも、勉強や…その…人生についてアドバイスして欲しい。頼めるか? 浦島」 — 物干し台で夜風に当たりながら

前原しのぶ

前原しのぶ まえはら しのぶ 最年少・料理上手の後輩
前原しのぶ
読みまえはら しのぶ
立場・役割ひなた荘の最年少住人で、カオラと同じ中学生。料理・洗濯・掃除の手際が抜群で、ひなた荘の日常生活を陰から支える。本作では景太郎に勉強(家庭教師)を見てもらっている
CV倉田雅世
一人称・口調一人称「私」。「〜です」「〜なんです」と丁寧で、語尾に「ふぇっ」「あわわ」。景太郎を「センパイ」と呼ぶ

可憐で守ってあげたくなる「妹みたいな」少女。内気で泣き虫、すぐ「ふぇっ」と涙ぐむが、料理が得意でひなた荘の家事を献身的に支える。極端に自己評価が低く「私なんて」と謙遜を繰り返すが、景太郎に認められると本気で頑張る一途さがある。景太郎を「センパイ」と慕い、彼の役に立ちたい一心。本作では彼への恋心をいっそう深め、その想いが「恩返し」エピソードの軸になる。

「センパイ、優しくて、がんばり屋で……頼り甲斐のある人だよ。料理も上手だし………一緒に、作りたいなぁ……なんて」 — カオラに景太郎の印象を聞かれて
「恩返し」の真意と、しのぶの夢

しのぶ編は、家庭教師のお礼をしたいしのぶの「恩返し合戦」。料理・掃除でお礼をしようとするが空回りし、キツネを「コーチ」に迎えてブルマ掃除・裸エプロン料理といったお色気路線に走るが、いずれも景太郎を困らせるばかり。途中、「わざと成績を落とせばセンパイがずっと勉強を見てくれる」という誘惑に駆られるが、なるの言葉で思いとどまる。最後はまっとうな整体マッサージと、自分のプリクラを入れたお守りを贈る。それに対し景太郎は、家庭教師そのものが「東大2次の後パララケルス島まで合格を知らせに来てくれたしのぶへの恩返し」だったと明かす。しのぶは「センパイが私に『夢』をくれた」と語り、その夢が「大好きな浦島センパイと一緒に夢を見ること(同じ大学に行くこと)」だと最後のモノローグで明かす。なお、しのぶが「好きな人の名前を緑のペンで100回書くおまじない」をした名残のノートを景太郎が見てしまった逸話もメッセージカードで語られる。

「センパイが、私に『夢』をくれたから……」 — 恩返しの本当の理由(しのぶ編)
「私、前原しのぶの夢は……大好きな浦島センパイと………一緒に夢を見ることです!」 — 最後のモノローグで夢を明かす

紺野みつね(キツネ)

紺野みつね こんの みつね/通称キツネ 関西弁の姉御肌
紺野みつね
読みこんの みつね(通称「キツネ」)
立場・役割ひなた荘の住人。定職に就かずフリーターとして気ままに生きる年長の女性。叔母はるかの喫茶・日向でバイトもする。宴会・イベント・賭け事が大好きなひなた荘の騒動の仕掛け人
CV野田順子
一人称・口調一人称「ウチ」。全編関西弁。「〜やで」「〜とちゃうか」「〜しい」。景太郎を「けーたろ」と呼ぶ

享楽的でちゃっかり者、企み好き。「悪巧みのひとつもせんと、キャラにあわん」と自認するムードメーカーで、宴会やイベントの多くを首謀する。関西弁で軽口を叩き、景太郎をからかい、借金を押しつけようとする。だが情に厚く、肝心なところでは景太郎を本気で気遣う。酒・宴会・ギャンブル(競馬・競輪・パチンコ・麻雀)が大好きで、朝帰り・二日酔いが常態。

「ウチのモットーは『終わりよければ全て良し』や」 — ドリキャス騒動を蒸し返されて
古酒横取り作戦と、密室での本心

キツネ編は本作屈指のドラマ。酔って帰った夜、地下密室で幻の古酒(クースー)を偶然発見したキツネは、それを手に入れるため「真面目になったフリ→景太郎を酔わせる→空き巣事件を捏造→景太郎に酒乱の濡れ衣→古酒を喫茶・日向へ寄贈する名目で一部をくすねる」という手の込んだ「横取り作戦」を計画書付きで実行する。だが作戦の途中、2人で地下密室に閉じ込められボイラーの排ガスで酸欠の危機に陥る。死を覚悟したキツネは「最後ぐらい『みつね』って呼んで」と本名を口にし、景太郎は「絶対あきらめない」と彼女を奮い立たせる。「約束は……果たすためにあるもんや!」と叫び、古酒をボイラーに流し込んでの爆破脱出で生還する。和解後、キツネは「酒はそれ程欲しかった訳やない。ただ、ちょっとけーたろを見返したかったダケ」と本心を吐露する。なおこの古酒は、実は景太郎の祖母が沖縄の知人から贈られた品(「乙姫から浦島へ」と記名)と判明し、むつみ・乙姫家のモチーフと繋がる。

「約束は破るためにあるんやない、守るためにもあるんやない、……果たすためにあるもんや! 男やったら己の命賭けて約束果たしたれ!」 — 地下密室で死を覚悟して景太郎を鼓舞(キツネ編)
「ただ、ちょっとけーたろを見返したかったダケなんや」 — 横取り作戦の本心を吐露

カオラ・スゥ

カオラ・スゥ かおら・すぅ 発明好きのムードメーカー
カオラ・スゥ
読みかおら・すぅ
立場・役割ひなた荘の住人で、国籍不明の褐色の外国人少女。しのぶと同じ中学生。メカケータロや自動掃除メカ「アシュビン君」等を次々作る、ひなた荘のムードメーカー
CV高木礼子
一人称・口調一人称「ウチ」。住人に染まった関西弁混じりの独特の口調。「〜やで」「〜なんや」「にゃはは」。景太郎を「ケータロ」と呼ぶ

褐色の肌の活発な少女で、底抜けに明るく元気いっぱい。天真爛漫で食いしん坊、発明オタク。簡単な日本語は苦手なのに専門用語(プロレス技名・コンピュータ用語等)には妙に詳しいアンバランスさが愛嬌。発明への情熱が暴走を招くトラブルメーカーだが本人に悪気はなく、騒動の後は「前向きに生きよ」とあっけらかんとしている。相棒のサラとつるんで騒動を起こすことが多い。

「高度学習機能付き自律歩行マシン メカケータロ初号機っ!」 — ロボ完成を高らかに宣言

本作のカオラに重い秘密はなく、徹頭徹尾「発明で騒動を起こすムードメーカー」として描かれる。カオラ編は、彼女が作った景太郎そっくりの自律ロボ「メカケータロ初号機」が暴走する騒動。スゥが「自分がロボットだという情報」を入力し忘れたため、メカケータロは自分こそ本人だと思い込み、「自分が本人である証明」をしに各ヒロインのもとへ走り出す。ヒロインを順に訪ね歩く追跡劇のなかで、本物の景太郎がラッキースケベの濡れ衣を着るドタバタが展開する。最後は本物とメカが2体並ぶ判別不能の状況を、50%の賭けやカオラの実験で決着させる(本物が認められる/竜破斬で吹き飛ぶ)。他のエピソードでもカオラの発明が事件を起こし、メッセージカードでは「神聖メカメカ帝国」建国の野望を語るなど、ギャグ要員として一貫している。

「停止スイッチは、お尻や! お尻を狙うんや! 古今東西、ロボットの停止スイッチはお尻にあるものなんや!」 — メカケータロ捕獲の指示(カオラ編)

乙姫むつみ

乙姫むつみ おとひめ むつみ 沖縄出身の天然お姉さん
乙姫むつみ
読みおとひめ むつみ
立場・役割沖縄出身の天然・おっとりお姉さん。ひなた荘の客分で、喫茶・日向で店員もする。実家は沖縄でスイカを栽培している
CV雪乃五月
一人称・口調一人称「私」。「〜ですよ」「〜ですわ」「あらまあ」「うふふふ」と上品でのんびり。景太郎を「浦島君」と呼ぶ

超がつく天然・おっとり。ことわざや言葉をことごとく言い間違え、ズレた発言で場を和ませる。何かにつけスイカを推し、本作では特技に「スイカ乗り」を披露しようとする。体が弱く、緊張やちょっとした事で仮死状態になったり幽体離脱を起こしたりする特異体質でもある。ペットの亀タマの亀語を解する(と本人は言う)不思議さも持つ。

「あらまあ」「うふふふ」「おやまあ」 — おっとりした相槌の口癖

本作のむつみにも重い秘密はなく、その「天然」と「特異体質」が物語を動かす。なる編では、彼女が拾った「あやかしの首飾り」(着けた人の性格を反転させるペンダント)が、なるの暴走騒動の元凶になる。むつみ編では、湯けむり美人コンテストの中止を受けて開いた「ひなた荘美人コンテスト」で、全員白紙投票の中ステージ制御メカの暴走により偶然「ミスひなた荘」に選ばれ、頑張った景太郎にお礼のキスをする。さらに自分の1票を景太郎に投じており、それが景太郎を「ミスひなた荘」に祭り上げるオチに繋がる。キツネ編の鍵となる古酒が「乙姫から浦島へ」と記名されている点は、乙姫家=むつみのモチーフと景太郎の祖母を結ぶ伏線的な小ネタになっている。

「うふふ。頑張ってくれた浦島くんに私からお礼のキスです」 — コンテスト後、景太郎の労をねぎらって(むつみ編)

藤沢みづほ

藤沢みづほ ふじさわ みづほ 元家庭教師・本作オリジナルヒロイン
藤沢みづほ
読みふじさわ みづほ
立場・役割現役の東大生(景太郎の先輩)。1作目では景太郎の家庭教師だったが、合格後の本作では「先輩」「常連」の立場。実家の工務店を手伝う。原作漫画には登場しない、DC版オリジナルヒロイン
CV未確認
一人称・口調一人称「あたし」。「〜よ」「〜なさい」と歯切れよく、ことわざを言い間違える癖もある。景太郎を「景太郎君」と呼ぶ

予備校に通わず独学で東大に一発合格した行動派の才女。世界中を旅した経験を持ち、語学堪能な「スーパーガール」と紹介される。表向きは明るく活発でお節介なサバサバした世話焼きのお姉さんだが、勝負ごとには人一倍熱くなり、意外と小心で緊張しやすい一面もある。「自分を信じれば望みは叶う」という前向きな信条を持ち、それを景太郎に教えた側でもある。合格後の本作では、家庭教師という役目を終え「景太郎の先輩」として彼を見守る立場になっている。

(氏名の漢字表記はゲーム本編の本文に「藤沢みづほ」と明示される。本文中に出る「浦島みづほ」は、前作から再録された夢オムニバス内で景太郎と結婚した設定の夢内呼称であり、本編で浦島姓を名乗るわけではない。)

「あたしって雰囲気に流されやすいから、時々アイツにドキドキしちゃったりもするけど……」 — メッセージカードの本音
なるとの対決を経ての告白

みづほ編では、青山素子宛の懸賞品ドリームキャストを巡り、なると「史上最低ゲーマー」の汚名を賭けた対戦ゲーム勝負に発展する。勝負を通じてなると本音をぶつけ合い和解し、そして景太郎に対し「好きよ……景太郎君……大好き」とはっきり告白する。「『恋』は呪文よ。あたしに呪文をかけた悪い魔法使いっていうのは……景太郎君、君よ」と告白の理由を語る。ただし「ほとんどダメな恋」と自覚しつつ、「成瀬川さんのライバルになりたい」と正々堂々の姿勢を見せる。対戦本番は、懸賞の宛名誤配(毒山素子→青山素子)の発覚で引き分けとなり、喧嘩両成敗のオチがつく。メッセージカードでは景太郎を「安心して付き合える親友」と評しつつ、ドキドキする気持ちも認めている。

「好きよ……景太郎君……大好き…………」 — なるとの対戦前、景太郎に告白(みづほ編)
「『恋』は呪文よ。ある日突然、悪い魔法使いにかけられる幸せの呪文なの。そして、あたしに呪文をかけた悪い魔法使いっていうのは……景太郎君……君よ」 — 告白の理由を語る

その他の登場人物

浦島はるか

浦島はるか

うらしま はるか 景太郎の叔母・ひなた荘の経営者

景太郎の叔母で、ひなた荘の実質的な経営者。隣で喫茶・日向を営み、むつみを店員に、キツネをバイトに雇っている。落ち着いた常識人で、ひなた荘の騒動を一歩引いて見守り、なる編ではプレゼント探しを手伝い、むつみ編ではひなた荘美人コンテスト開催の後ろ盾になるなど、必要なときに助け舟を出す後見役。何でも自分のせいにする景太郎をたしなめる一方、商売にちゃっかりした一面もある。メッセージカードでは「景太郎もさっさと誰かとくっついて落ち着いてくれると助かる」と本音を漏らす。攻略対象ではない保護者的存在。

瀬田

瀬田

せた 東大の考古学講師

東大で考古学の講師を務めるフィールドワーカー。はるかの旧知で、かつてなるの家庭教師でもあった。なるが今も憧れめいた態度を見せる相手。本作の新規エピソードには登場せず、太平洋のパララケルス島で遺跡発掘を続けて日本を離れている。メッセージカードでは「原作を読んでくれている人にはお分かりかな」と自虐的に不在の理由を語り、帰国したらひなた荘に寄る(はるかに渡したい物がある)と告げる。再録された夢オムニバスの温泉殺人の夢では、卑弥呼の墓を追う考古学者として姿を見せる。攻略対象ではない大人。(下の名は本作本文には登場しない。)

サラ

サラ

さら 瀬田の養女

瀬田の養女らしい少女。生意気で「けーたろのバカ」と景太郎を見下すが、意外と恐がり。本作ではほとんどのエピソードでカオラと行動を共にし、メカケータロ作りや発明の相棒を務めるドタバタ要員。瀬田を「パパ」と慕う。メッセージカードでは、なると景太郎が「お互い意識しまくり」と鋭く見抜く。攻略対象ではない少女。

タマ(タマゴ)

たま(たまご) ひなた荘のペットの温泉ガメ

景太郎の祖母がひなた荘に遺したペットの温泉ガメ。「みゅう」と鳴き、ジェスチャーで意思を伝えるなど妙に知能が高いマスコット的存在。本作では正式名が「(温泉ガメの)タマゴ」と示され、美人コンテストには「カメ座のカメ型」で飛び入りエントリーする愛されキャラでもある。むつみは「亀語」を解して意訳してみせる。剣士・素子の最大の弱点で、袴の中に入ってこられると素子が暴走・気絶する。攻略対象ではない。

婆ちゃん(景太郎の祖母)

ばあちゃん ひなた荘の元所有者

本編には直接登場しない(世界旅行中)が、物語の背景を支える人物。ひなた荘の元所有者で、景太郎に管理人を任せている。キツネ編の鍵となる古酒(クースー)は、この祖母が沖縄の知人から贈られてそのまま地下に眠っていた品で、「乙姫から浦島へ」と記名されている。景太郎は「婆ちゃんには感謝しなくちゃ」と、ひなた荘での日々への感謝をたびたび口にする。