用語集 — 舞-HiME 運命の系統樹 修羅
『舞-HiME 運命の系統樹 修羅』の固有の用語を解説します。読みは作中で示されたものだけを添えています。▼ネタバレ詳細を含む項目はアコーディオン内に格納されています。タグをクリックするとカテゴリを絞り込めます。
HiMEが身体から出現させる固有の武器。なつきの拳銃、舞衣の炎の天輪、碧の矛、奈緒の爪など、一人ひとり形が違う。
- 詳細
- 静留のエレメントはムチ、朔夜は紅蓮の大鎌。ミコトのエレメントは大刀の弥勒ではなく、弥勒がはめ込まれていた柄のカムツカだった。碧は高村の銅剣の柄に紋章を見つけて、時代を超えて残ったエレメントではないかと考えたが、銅剣の正体はクサナギだった。九条むつみは人造のエレメントを使う。
日常の言葉として使われている語。7月19日の夜を境に、戦いに負けたときに失うものという重さを帯びるようになる。
- 詳細
- 蝕媒の言い換え。朔夜の物語で天河教授は、大切な人を護りたいと想う心は誰にでもあり、悪いのはその想いを利用して利益を得ようとする者たちだと言い残す。
風華の地に現れる化け物。目の無い顔をしていて、瘴気を出して傷を癒やし、倒すと光の粒になって消える。出現は落雷やガス管の爆発として処理され、報道もされない。
- 詳細
- 行き場を失ったチャイルドの成れの果てで、蝕媒を食い殺すことで自分の存在を保とうとする。深優の物語では、アリッサの姿をしたアンドロイドが、媛星の影響下ならオーファンはいくらでも呼び出せると言う。
- 登場場面
- 「オーファン化したチャイルドは蝕媒を食い殺すことで、自己の存在を保とうとするんだ」炎凪
卑弥呼が用いたとされる術。高村の古典の授業にも出てくる。
- 詳細
- 陽巫女と那岐が身につけていた古代の術で、陽巫女は鬼道の使い手でなければカグツチは扱えないと言う。なつきの物語の洞窟で、凪はこの術で高村を追い詰め、高村は古い文献でしか見たことのない技だと驚く。
7月13日、理事長の風花真白が高村・舞衣・ミコトに示したHiMEの定義。HiMEとはもともと人ではなく、この能力の名だという。
- 詳細
- 真白によれば、物質化された武器がエレメント、物質化された僕がチャイルドである。真白はまず英語の綴りを読み上げてHiMEがその頭文字だと示し、舞衣が復唱に詰まったところで日本語のこの言葉に言い直す。深優もこの言葉を使い続け、7月21日にはアリッサの高次物質化能力を一時的に凍結すると告げる。
名に込められた力。
- 詳細
- 那岐にかけられた一番地の封印には、「炎」という姓が言霊として組み込まれていた。なつきの物語で封印が解けたあと、那岐はできれば名前で呼んでほしいと言い、黒曜宮で真白に凪と呼ばれると、その名前はもう自分を縛らないと答える。
壺の中に毒虫を入れて互いに喰わせ、最後に生き残ったものを使う古い呪法。
- 詳細
- 星詠の舞の下敷きになった呪法。12人のHiMEを閉じた土地に集めて戦わせる仕組みそのものが蠱毒の壺にあたり、陽巫女は確実に媛星を還すためにこの方法を選んだ。舞衣の物語の黒曜宮で、真白が高村と舞衣に説明する。
- 登場場面
- 「……壺の中にあらゆる毒虫を入れ、互いに喰わせ、闘わせ、最後に生き残ったものを使って行う強力な呪法ですね」高村恭司・黒曜宮で
なつきの物語で、高村が星詠の舞に潜む不具合をそう呼ぶ。
- 詳細
- あるHiMEの蝕媒が別のHiME本人だった場合、その二人が最後に残れば、勝った方は自分の大切な人を自分で殺すことになる。陽巫女が草薙を二振り遺したのは、この不具合を回避するためだった。静留は、なつきと二人だけが残ったところで自ら命を絶ち、これを避ける。
- 登場場面
- 「もしもあるHiMEの触媒、想い人――最も大切な存在が他のHiMEだったら? そして、ふたりが互いに戦ったなら?」高村恭司・なつきの物語で
7月19日の夜に炎凪が口にする言葉。作中では「蝕媒」と「触媒」の二通りの書き方が混ざって使われる。
- 詳細
- HiMEが最も大切に想う人のこと。チャイルドはこの人への想いを拠り所に形を保ち、チャイルドが倒されると、HiME本人は無傷のまま、この人が命を落とす。本人が気づいていない場合もあり、結城奈緒の蝕媒は、本人の知らないうちにすでに死んでいたと語られる。静留編では略して「蝕」とも言う。
- 登場場面
- 7月19日の夜、日暮あかねのチャイルドが倒され、恋人の倉内和也が無傷のまま息を引き取る。
シアーズ財団の関係者が口にする言葉。
- 詳細
- シアーズ財団が人の手で作り出したHiMEで、アリッサ・シアーズがそれにあたる。深優の物語でアリッサの亡骸を前に、むつみは計画が完全ではなかったと言い、グリーア神父は媛星の力が思っていた以上に強大だったと認める。深優は人工ワルキューレという言い方もする。
HiMEが呼び出す獣。一体ごとに名前と姿が違い、古い言葉では鬼神と呼ばれる。高村が最初に目にするのは、なつきのデュランである。
- 詳細
- チャイルドは大切な人への想いを拠り所に形を保っている。想いが強いほど強く、倒したチャイルドの力を吸い取ってさらに強くなる。チャイルドが倒されると蝕媒が命を落とし、主を失ったチャイルドはオーファンになる。
- 登場場面
- 「言ってみれば、チャイルドは相手を想う心、そのものなんだ」炎凪
身体に赤い紋章を持ち、化け物と戦う力を持つ少女たちの呼び名。チャイルドと呼ばれる獣を呼び出し、エレメントという固有の武器を身体から出す。古くは姫巫女とも呼ばれた。
- 詳細
- 星詠の舞のために集められた12人の姫巫女のこと。大切な人=蝕媒がいることがHiMEになる条件で、チャイルドが倒されると本人ではなく蝕媒が死ぬ。最後に残った一人が舞姫になる。12人は舞衣・なつき・ミコト・朔夜・碧・静留・奈緒・あかね・尾久崎・雪之・シスター紫子・アリッサで、深優をどう数えるかは凪とグリーア神父で意見が分かれる。
- 登場場面
- 7月19日の夜、炎凪が集まったHiMEたちに真実を告げる。7月13日には理事長の風花真白が、英語の綴りを読み上げてHiMEがその頭文字だと示している。
風華の地に伝わる民間伝承で、高村と天河教授の研究対象。宝永のころの文献に、風華の地で身体に紋章を持つ者の記録が残っている。高村はこれを乙女の悲劇の物語と評しながら着任する。
- 詳細
- 300年ごとに実際に繰り返されてきた星詠の舞の記録が、伝説として断片的に残ったもの。なつきの物語の結末で、高村は学園の石碑も300年後には媛伝説の一編として語られるのだろうかと思う。
白い昼の月の隣に見える赤い星。ほとんどの人には見えず、高村とHiMEたちにだけ見える。「凶星」と書かれることもある。
- 詳細
- 300年ごとに地球に近づき、放っておけば衝突する星。還すときに莫大な力が生まれ、陽巫女は不老不死すら得られると言う。一番地はこの力を目当てに儀式を奪った。HiMEが力を失うと見えなくなり、朔夜の物語の結びでは、ミコトが媛星が見えないと口にする。
HiMEの古い呼び名。媛伝説の文献には、戦いに赴く姫巫女が想い人の無事を祈ったと記されている。
- 詳細
- 想い人の無事を祈ったという伝承は、想い人=蝕媒が戦いの結果しだいで命を落とす仕組みの記録だった。高村は7月19日の夜に凪の説明を聞き、自分の研究と目の前の出来事が一致することに気づく。
- 登場場面
- 「それが……それが想い人、なのか? 古来、戦いに赴く姫巫女がその想い人の無事を祈ったというのは……それはつまり……」高村恭司・7月19日の夜
菊川雪之と珠洲城遥が交わした誓いの言葉。
- 詳細
- 短編「腹心の友」で、雪之が『赤毛のアン』を持ち出して、遥に誓いを持ちかける。雪之は自分を、アンを心から慕うダイアナになぞらえており、これが雪之のチャイルドの名の由来になっている。
神崎黎人が使う術。
- 詳細
- 静留編で、潜伏先に乗り込んできた静留と清姫に、黎人は刀一本で立ち向かう。そのとき繰り出した符術で、清姫は瀕死の傷を負う。チャイルドもエレメントも持たない生徒会副会長が、ただ者ではないことを示す場面である。
星詠の舞にまつわる呼び名。物語の終盤になるまで出てこない。
- 詳細
- 星詠の舞を勝ち抜いて最後に残ったHiMEの称号。12人分の想いの力を宿したチャイルドを従えて媛星を還すが、一番地の方式では弥勒で封印され、生贄にされる。朔夜・舞衣・なつきは、それぞれの物語で舞姫になる。
HiMEの身体に浮かぶ赤い痣。高村は着任初日に舞衣の胸元に見つけ、媛伝説の文献に描かれた図と同じだと気づく。その後、ミコト・なつき・朔夜にも同じものを見つける。
- 詳細
- HiMEである証で、現れる場所は人によって違う。深優にはうなじに浮かび、幼なじみの優花にもあった。蝕媒を失うと消える。
風華学園の校則第一条。生徒会執行部が取り締まり、理事長の風花真白に理由を尋ねても答えは返ってこない。今の理事長になってから定められたという。生徒会長の静留は、それくらいの自由はいいのではという立場をとる。
- 詳細
- 陽巫女は、恋愛禁止を掲げた者は真白が初めてだと面白がり、覚悟のない者を不幸から守る助けになるかもしれないと評する。舞衣はHiMEの覚醒を管理するための規則だと言い切るが、作中で認められた説明ではない。真白自身が理由を語る場面は無い。なつきの物語の結末で、校則から消える。
- 登場場面
- 「しかし、そなたはおもしろい。妾が見てきた者たちは数いれども、そなたのように『恋愛禁止』を掲げた者は初めてです」陽巫女・短編「始まりを告げる鐘」
アリッサ・シアーズが、立派なワルキューレになると無邪気に口にする言葉。高村は北欧神話の話か、学芸会か何かだろうと受け取る。
- 詳細
- シアーズ財団の側がHiMEを指して使う呼び名。7月21日の襲撃で、アリッサは一行をワルキューレの皆さんと呼んで攻撃し、碧が驚く。
天河教授がシアーズ財団の依頼を受けて調べるうちに発見したという儀式。高村は7月16日に九条むつみからその名を聞くが、中身までは知らされない。
- 詳細
- 媛星を還すために陽巫女が作った儀式。蠱毒を模しており、12人の姫巫女がそれぞれ想い人を蝕媒としてチャイルドを生み、戦い合う。最後に残った舞姫が媛星を還す。本来は最小限の犠牲で星を救う儀式だったが、一番地が主権を奪い、舞姫を弥勒で封印して生贄にし、力を得る形に変えた。
- 登場場面
- 「媛星を還すための力を持つ姫巫女12人を集め、それぞれが想い人を蝕媒とし、12体の鬼神を造り出します」風花真白・舞衣の物語の黒曜宮で
7月21日、海辺の親睦会の日没前に、深優が開始を告げる作戦。
- 詳細
- シアーズ財団がHiMEの力を横取りするために仕掛けた襲撃で、深優は舞衣・なつき・ミコト・碧・朔夜の5人以外に退去を求める。アリッサのメタトロンが主の力を吸い尽くしてアリッサが死に、作戦は破綻する。むつみだけはラグナロック計画と呼ぶ。
- 登場場面
- 「現在19時18分、日没まであと5分……。現時刻を以て、ラグナロック作戦を開始します」深優・グリーア
なつきが母の仇として追う組織。高村は凪から名前だけを聞かされ、九条むつみは危険な名だとして伏せていた。オーファン騒ぎを落雷として処理し、敗れたHiMEを病院に収容して記憶を消すなど、事件を隠す側にいる。
- 詳細
- 星詠の舞の主権を奪った勢力で、神崎家がその中枢にあり、当代の黒曜の君は神崎黎人。草薙をまねて弥勒を造り、舞姫を封印して生贄にする方式を作り、凪を式神として縛っていた。迫水開治も一番地の人間だった。神崎は儀式を取り仕切って国を護っているだけだと言い、陽巫女は国が護られている以上責められないと擁護する。
- 登場場面
- 「ま、簡単に言っちゃうと、僕達から国を奪った連中さ」炎凪・舞衣の物語で
星詠の舞にまつわる家系の名。物語の終盤まで出てこない。
- 詳細
- 星詠の舞を代々受け継ぎ、取り仕切ってきた家で、高村恭司はその末裔。役目の名を星繰の者という。陽巫女によれば、小野は神崎に倒され、その混乱で草薙は意味を失ったが、1000年を経て末裔が草薙を持って現れた。高村には家のことが何ひとつ伝わっていなかった。
生徒会副会長・神崎黎人の家。
- 詳細
- 小野家を倒して星詠の舞を奪った家系で、一番地の中枢。代々黒曜の君を出す。ミコトの物語で、黎人はミコトに神崎家は代々媛星の接近を食い止める役目を担ってきたと説明し、黒曜宮では、小野家の人間は神崎家に楯突く性質があると高村に言う。
高村を風華に招き、宿と職を用意した欧米の財団。グリーア神父、九条むつみ、アリッサとその護衛の深優が関係者で、天河教授に媛伝説の調査を依頼したのもこの財団だった。
- 詳細
- 表向きは欧米の巨大財閥で、HiMEの力を我がものにしようとしていた。計画に反対した天河教授を監禁し、高村に任せた調査も、本当の狙いを隠すための見せかけだった。7月21日のラグナロック作戦に失敗し、多くの物語では風華から痕跡ごと撤収する。
- 登場場面
- 「シアーズ財団はHiMEの力を我がものにしようとする、いわば横取り集団」九条むつみ・朔夜の物語で
校則違反を取り締まる部署。部長は珠洲城遥で、菊川雪之がいつも付き従う。水晶宮のおまじないのリボンを撤去し、高村と朔夜の同居も咎める。生徒会長の静留や副会長の黎人とは、校則への熱の入れ方がだいぶ違う。
美袋ミコトの生家。祖父は、ミコトさえ舞姫になれば美袋家は甦ると、毎日のように言い聞かせていた。
- 詳細
- 古くからHiMEを出し、一番地に差し出すことで地位と名誉を得てきた家系。衰えた家を立て直すため、祖父はミコトを一級のHiMEに育てて一番地と取引しようとしていた。ミコトの父は裏切り者とされ、兄の黎人は養子に出された。実家はすでに無人の屋敷になっている。ミコトのエレメントのカムツカは、この血筋に現れる。
教会で天使のような歌声を聞かせるアリッサ・シアーズの通称。
- 詳細
- 7月21日、メタトロンは不吉な黄金色に輝きを増しながら、アリッサの生気を吸い尽くす。取り乱した深優が、黄金の天使と呼ばれていた少女を抱きかかえる。過去形で呼ばれることで、アリッサの死が告げられる。
星詠の舞に関わる役目の名。
- 詳細
- 星詠の舞を司り、最後に残った舞姫を弥勒で封印する役目。当代は神崎黎人で、凪の主でもあった。深優の物語では、天河教授の説として、最後の舞姫を封印する役割の男性をこう呼ぶと語られる。ミコトの物語の結末で、凪は黒曜の君も弥勒もなくなったと言う。
7月9日の夜、裏山で化け物に追い詰められた高村の前に現れた、リンデンバウムのウェイトレス姿で矛を構えた人物の名乗り。チャイルドの愕天王を呼び出して化け物を倒す。
- 詳細
- 正体は杉浦碧。どう見ても碧だが本人は認めず、7月19日の夜に、正義の味方と呼んでくれていいと言って、自分がHiMEであることを事実上認める。
陽巫女の子の名。物語の中では、名前が一度だけ語られる。
- 詳細
- 短編「姉弟という名の絆」で、弟の那岐を贄に捧げる直前の陽巫女は、台与は次の代を担う身だったから一度も抱かせてやれなかったと那岐に詫びる。
高村が7月6日の古典の授業で、卑弥呼の別の書き方の一つとして板書する名前。
- 詳細
- 星詠の舞を作った古代の巫女。媛星の接近を最初に察し、弟の那岐を贄にしてカグツチを生み、儀式の不具合に備えて草薙を二振り遺した。今は風花真白の身に宿り、舞衣の物語では真白の身体から姿を現す。
- 登場場面
- 「妾はこの者に宿る星詠の舞を作りし者」陽巫女・舞衣の物語の黒曜宮で
星詠の舞にまつわる役目の名。「星繰りの者」と書かれることもある。
- 詳細
- 小野家の者に与えられた役目の名で、クサナギの担い手。儀式に不具合が出て舞姫がいなくなったとき、12人分の想いの力をクサナギに宿し、自分の命と引き換えに舞姫の代わりを果たす。朔夜の物語で高村はこの役目を選ぶ。ミコトの物語では、黎人が高村を星繰りの者と呼んで黒曜宮に迎える。
- 登場場面
- 「その時には、12個の想いの力を草薙に宿し、星繰の者が舞姫の代わりを果たすのさ。──自らの命を代償としてね」炎凪・朔夜の物語で
高村が7月6日の古典の授業で取り上げる神話。この回の授業で、高村は卑弥呼の名をいくつもの書き方に書き換えてみせる。
- 詳細
- 黒曜宮へ通じる門そのもの。朔夜の物語では、舞姫が決まると図書館の鐘が12度鳴り、扉が開いて地下への階段が現れる。なつきの物語では、星時計はこの門の上に作られたと真白が明かし、那岐は一番地が最近になって機械で蓋をしただけだと言う。
学園の中庭の外れから入る裏山にある無人の神社。宮司も巫女もいないのに掃除が行き届き、社殿には媛伝説に関わる絵図がある。高村が初めて化け物に出会う場所で、山のあちこちには道祖神に似た石碑が点在する。
- 詳細
- 裏山の遺跡は、地下の黒曜宮の入口になっている。
学園への坂道に立つ巨大な桃の木。生徒たちはそう呼んでいるが、誰が呼び始めたのかは分からない。高村は着任初日に近づいたとき、鼓動のような音を聞いた気がする。
- 詳細
- 作品の題名につながる木。舞衣の物語では、空に向かって四方に枝を伸ばすこの木の下で、高村の祖先がこの木に封じた未来へのカギを、高村と舞衣が開く。舞衣は、運命にこの木のようにたくさんの枝があるならと口にする。
- 登場場面
- 「そう、その場所は、運命の木。遙か彼方の太古より、想いが紡ぎ出す無限の運命を指し示している木さ」炎凪・舞衣の物語で
学園の地下にある場所。物語の終盤に姿を現す。
- 詳細
- 星詠の舞の祭壇で、舞姫が媛星を還す力を使う場所。入口は天の岩戸で、その上に図書館の星時計が置かれている。裏山の遺跡も入口になっており、ミコトの物語では碧が恩師の研究資料からその在りかを突き止める。
- 登場場面
- 「さて、ここが黒曜宮。媛星を還すための場所さ。正確には、舞姫が力を行使する場所、なんだけど」炎凪・朔夜の物語で
学園の象徴とされる建物。ガラス窓から光が降り注ぎ、手すりには好きな人への想いを書いた恋のおまじないのリボンが結ばれている。恋愛禁止の校則のため、執行部が定期的に撤去しに来る。
- 詳細
- 凪によれば、舞姫を披露し、門を開くための映し鏡となる舞台。静留が自分の想いのリボンを結んだ場所で、静留編の最後に静留が毒を飲む場所でもある。
- 登場場面
- 「ここは舞を舞うための舞台、舞姫を披露し、門を開くための映し鏡さ……」炎凪・朔夜の物語で
風華町の隣町。繁華街にはいろいろな店があり、嵯峨野は夕方以降に朔夜が行くのを禁じている。夜には結城奈緒が制服のまま出歩いており、高村が不思議な声やオーファンの気配に出くわす場所でもある。
7月11日からの林間学校の行き先にある湖。一周していたら日が暮れてしまうほど大きい。なつきは湖の深い青が気に入っている。
- 詳細
- この湖のほとりのキャンプで、舞衣がカグツチを呼び出し、ツキヨミが朔夜を守るために大きな姿になる。
物語の舞台となる私立の学園。初等部・中等部・高等部があり、寮を備える。裕福な家の子が多い。高村は高等部1年3組の担任として着任する。理事長の姓は「風花」で、学園の「風華」とは字が違う。
- 詳細
- 裏山には媛伝説に関わる遺跡と神社があり、学園の地下には星詠の舞の祭壇・黒曜宮がある。学園そのものが星詠の舞の舞台だった。
風華町のレストラン。舞衣と日暮あかねがアルバイトをしている。高村が朔夜の手料理を避けて入ったのが最初で、それからたびたび物語の舞台になる。
- 詳細
- 正義の味方として現れる碧が着ているのも、この店のウェイトレスの制服である。7月19日の短いエンディング「翼を広げて」では、高村と奈緒がここで時間を過ごす。
月杜町の場末のバー。なつきがイタリア製のバイクを停めて出入りし、母の仇の手がかりを情報屋から聞いている。
- 詳細
- なつきの物語では、九条むつみが高村と会い、自分がなつきの母・玖我紗江子だと明かす場所になる。
美袋ミコトの好物。7月2日、空腹で目を回していたミコトに、高村がポケットに入れていたものを分けたことから二人の縁が始まる。
- 詳細
- ミコトの物語では、いちご大福でミコトをおびき出す作戦にまで使われ、結末の再会の場面にも出てくる。
人の形に切った紙。物語の終盤に出てくる。
- 詳細
- 凪の魂を繋ぎ止めていた紙。なつきの物語でクサナギに貫かれた凪は、光の粒になって一枚の白い紙に変わる。紙が二つに裂けて青白い炎になって消えると、一番地の封印を解かれた那岐が現れる。
ミコトの大刀にまつわる名。物語の終盤まで、この名前は出てこない。
- 詳細
- ミコトのエレメントは弥勒そのものではなく、弥勒がはめ込まれていた柄で、黎人はこれをカムツカと呼ぶ。美袋家の血筋に現れ、持ち主にも弥勒を扱えるようにするが、その力が弥勒の制御に使われているあいだはチャイルドを呼べない。弥勒を奪われて刃のない柄だけになったとき、ミコトはスサノオを呼び出す。
- 登場場面
- 「美袋家の血筋に現われる特有のエレメント。弥勒を守るために生まれたものだ」神崎黎人・ミコトの物語の黒曜宮で
古事記に出てくる草薙の剣と同じ名を持つ剣。高村は調べても古事記の話ばかりが引っかかり、手がかりがつかめない。
- 詳細
- 陽巫女が星詠の舞のために遺した、二振りで一つの剣。高村の銅剣が星繰のクサナギで、カグツチの頭部に刺さっているのが封印のクサナギ。儀式に不具合が出たときの切り札で、封じられたものを解く力もあり、なつきの物語では凪にかけられた封印を解く。一番地はこれをまねて弥勒を造った。
- 登場場面
- 朔夜の物語で、天河教授が死の間際に、星詠の舞にはクサナギという剣が深く関係していると高村に伝える。
舞衣のエレメント。7月11日の林間学校で初めて現れる一対の炎の輪で、盾のように構えるほか、手足につけて回せば身体を浮かせることもできる。
- 詳細
- 凪はこの天輪を見て、まさかカグツチかと、その目覚めを予感する。
高村の実家に伝わる家宝の剣。7月4日に届き、柄には媛伝説の紋章が描かれている。オーファンやチャイルドが近くにいると震え、高村を導く。
- 詳細
- 正体は陽巫女が遺した霊剣クサナギ(星繰のクサナギ)。碧は時代を超えて残ったエレメントではないかと考えたが、そうではなかった。
高村と鴇羽巧海が愛読するオカルト雑誌。病院で知り合った二人が意気投合するきっかけになり、高村は巧海にバックナンバーを貸す。
- 詳細
- 初めてオーファンを見た高村は、ヌーでさえ取り上げなさそうなほど胡散臭い姿だと思う。舞衣の物語では、高村が巧海に貸していた本の中から、巧海の遺した手紙が見つかる。
7月19日、深優が届いたばかりだと話す装置。夜にその性能実験を行う予定だという。
- 詳細
- 7月21日の襲撃で、アリッサが空中で使う仕組みの名として再び出てくる。深優の物語で、7月19日の性能実験とは日暮あかねのチャイルドを倒すことだったと、深優自身が認める。
クサナギのもう一振り。物語の終盤に出てくる。
- 詳細
- カグツチの頭部に刺さり、カグツチを現世につなぎ止めている剣。抜けばカグツチの本来の力が解き放たれるが、カグツチは、抜いた者を想うすべての人から、その者の記憶を食らう。舞衣の物語で、舞衣は星詠の舞を変えるためにこれを抜く。
風華学園の図書館の中央にある巨大な時計。台座のプレートにその名がある。高村が前に見たときはずっと10時で止まっていた針が、7月13日には12時を指していた。
- 詳細
- 12人のHiMEがそろうと鐘を鳴らし、合図は全部で八つ。舞姫が決まって扉が開くときには12度鳴る。正体は天の岩戸の門の上に作られた蓋で、仕掛けが開くと地下の黒曜宮へ続く階段が現れる。針の数字が何を意味するかは、作中で明確な答えは示されていない。
- 登場場面
- 「星時計は、岩戸の門の上に作られたものなのです。岩戸に連動して、開いたはずです」風花真白・なつきの物語で
なつきがデュランに込めて撃つ弾の種類。デュランに装填を命じて撃ち、クローム、クリムゾン(炎)、シルバー(氷)、ゴールド(電撃)、フラッシュなどを使い分ける。
- 詳細
- 7月21日の海辺の戦いでは、高村がどの弾を使うかをなつきに指示する場面がある。
深優に積まれているユニットの名。
- 詳細
- 7月15日、自動車からアリッサを救った深優が、自分の正体を明かすときに口にする。グリーア神父によれば、深優はまだ試作段階で、アリッサの護衛の任務には試験運用の意味も含まれている。
美袋ミコトがいつも背負っている、身の丈に合わない巨大な大刀。祖父に手放すなと言われており、ミコトはこの刀に導かれて風華に来たと言う。
- 詳細
- 一番地が草薙をまねて造った、封印の力だけを強めた刀。黒曜の君が舞姫を封印して生贄にするために使う。これを持つ者は、疲れを知らず傷を負っても怯まないような戦い方をする。ミコトの物語では、黎人がミコトから奪って振るう。
- 登場場面
- 「一番地の弥勒は草薙を模倣し、封印の能力のみを特化させた刀って訳だよ」炎凪・朔夜の物語で
静留編に登場するチャイルド。
- 詳細
- シスター紫子のチャイルドで、幻を生み出して相手の心を奪う力を持つ。7月28日の夜に静留に倒されるが、最後に静留にとって最悪の光景を見せる。
舞衣のチャイルド。巨大な翼を持ち、火球を吐く。7月11日の林間学校で初めて呼び出されるが、戦いに慣れない舞衣では手加減がきかず、周りの木や岩まで吹き飛ばしてしまう。
- 詳細
- 陽巫女が弟の那岐を贄にして生み出した最初の鬼神で、ほかのチャイルドとは別格。頭部には封印のクサナギが刺さっている。なつきの物語では、蝕媒の黎人が死んで暴走し、那岐とクサナギの力で封じられる。
- 登場場面
- 「アイツは元来最強の巫女の呼び出した、別格中の別格さ」那岐・なつきの物語で
深優の物語に登場するチャイルド。
- 詳細
- 深優・グリーアのチャイルド。メタトロンに似た、ひと回り小さく神々しい姿で、神の剣を振るい、咆哮は歌声のように響く。深優がこれを呼べることは、深優にも蝕媒がいることを意味する。深優が停止すると行き場を失ってオーファンとなるが、最後にもう一度起動した深優に斬り伏せられる。
正義の味方が矛を頭上で回し、口上とともに呼び出すチャイルド。正義の味方の数倍の体躯を持つ獣で、高村は初めて見たとき、恐ろしさよりも安心を覚える。
- 詳細
- 杉浦碧のチャイルド。ミコトの物語では、愕天王が消えた翌朝、碧の恩師の訃報が届く。
複数の首を持つ巨大な大蛇の姿をしたチャイルド。
- 詳細
- 藤乃静留のチャイルドで、静留がムチを鳴らすと現れる。なつきへの想いから生まれたもので、静留の想いが強まれば強くなり、揺らげば弱る。静留編では黎人の符術で瀕死になるが、なつきを守りたいという想いに応えて力を取り戻す。なつきの物語では、静留の死後にオーファンとなって襲ってくる。
深優の物語に登場する擬似チャイルド。
- 詳細
- アリッサの姿をしたアンドロイドが操る。メタトロンの能力を分析して強めたもので、深優とカマエルを苦しめるが、最後には深優に倒される。
- 登場場面
- 「我が子はメタトロンなどではない、メタトロンの能力を分析、さらに強化したもの……サンダルフォンだ」アリッサの姿のアンドロイド
結城奈緒のチャイルド。巨大な蜘蛛のような姿で、深優は絡新婦と呼ぶ。奈緒自身のエレメントは、針を飛ばす爪。
- 詳細
- 朔夜の物語では8月2日に朔夜のツキヨミに、ミコトの物語では7月25日にミコトに倒され、奈緒は力を失う。
物語の終盤で目覚めるチャイルド。
- 詳細
- 美袋ミコトのチャイルド。ミコトの物語の黒曜宮で、弥勒を奪われ刃のないカムツカだけになったミコトが、高村を守ろうとして初めて呼び出す。弥勒にも劣らない巨大な剣の姿で現れ、地面を砕くほどの力で兄の黎人と渡り合う。
宙を気ままに漂う七色の魚の姿をしたチャイルド。
- 詳細
- 菊川雪之のチャイルド。分身して高圧の水流を撃つ。戦いに向かない姿だが、雪之が遥を守ると決めた瞬間に攻撃を始める。名は『赤毛のアン』のダイアナから来ている。
天河朔夜が飼っている小さな四足獣。鳴き声をあげて天河邸を歩き回り、いちご大福や大判焼きを食べる。朔夜によく懐いている。
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- 朔夜のチャイルド。戦うときは目を開き、牙を剥き、翼を持つ巨大な獣に変わり、突風や真空の刃を放つ。敵を喰らうたびに大きく凶暴になり、朔夜の心を鏡のように映すとされる。朔夜の物語では暴走して天河教授を死なせ、最後は光の粒になってクサナギに宿る。
なつきのチャイルド。しなやかな獣で、またがって乗ることもでき、マテリアを込めて撃つ。着替えを運んだり、あたりを探ったりもする。高村が最初に目にするチャイルド。
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- 名は、幼いなつきの飼い犬からとられている。一番地の研究員は、なつきをHiMEとして目覚めさせるために、なつきの目の前でこの犬を殺した。なつきの物語では、母の死とともに一度消え、高村を新たな蝕媒として再び現れる。
7月19日の夜、裏山で見つかるチャイルド。
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- 日暮あかねのチャイルド。すでに倒された姿で見つかり、高村は最初オーファンだと思う。その消滅とともに、無傷だったはずの倉内和也が息絶える。本作で最初に描かれるHiMEの敗北で、倒したのは深優だった。
黄金に輝く天使の像のような姿をしたチャイルド。
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- アリッサ・シアーズのチャイルドで、装甲の下は異様な肉でできている。7月21日、主のアリッサから力を吸い上げ続けて死に至らせ、オーファンとなって暴走する。