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ストーリー詳細 — まじかる☆アンティーク

7月初頭から12月30日早朝までの約半年間を、共通ルートから5人のヒロイン分岐+BADエンド2種で描く。骨董屋経営SLGパートとAVGパートが並行進行し、各ヒロインのフラグ蓄積でルートが固定される構造。 ▼詳細を読む はネタバレを含みます。 プレイ済み設定をするとアコーディオンがデフォルトで展開されます。

プロローグ — 7月1日・落下事故と蘇生

大学1年の宮田健太郎は、両親の置き手紙一枚で1年間休学させられ、家業の骨董屋「五月雨堂」に押し込まれる。夏の夜、空から落ちてきた異世界の魔女スフィーに衝突して死亡し、その彼女の蘇生魔法で生き返る。代償としてスフィーは幼体化し、健太郎は彼女から半径30m以内でしか生きられない身体になる。100日完治・スフィー半年滞在という二重の制約が物語の時計になる。

父・健吾が残した置き手紙はハート付きの確信犯で、「大学には休学届を出してあるから、1年間店の事をよろしく頼む」とだけある。母とふたり、海外への買い出し旅行に1年間出てしまっており、19歳の息子に骨董屋を丸投げした。健太郎は「怒らんわけあるか~っ!!」と叫ぶが既に後の祭りで、五月雨堂の店番として商店街生活が始まる。

初日の夜、空から落ちてきた何かに突き飛ばされて頭を打ち、健太郎は一度死ぬ。意識を取り戻すと「あたしの世界グエンディーナの話から始めるね」と幼児の姿の少女が腕に銀の腕輪をつけて立っている。スフィー=リム=アトワリア=クリエール、本来21歳、O型。蘇生魔法は術者の全身から力を奪う最高位魔法で、彼女が代償として幼体化したのだという。

「ちなみに、健太郎の身体が完全な状態になるまでには100日くらいかかるから、そこんとこよろしくね♪」(スフィー)

腕輪は銀色で質量を感じない金属。スフィーが半径30m以上離れると健太郎の身体が危険になる。さらにスフィーには「半年後にグエンディーナへ帰る」一族のしきたりがある。100日と半年——ふたつのカウントダウンが同時に走り始める。商店街では結花が「いっぺん死んでこ~い!」と挨拶代わりに罵倒してきて、無口な女子高生なつみが「つぼ、好き」と一言だけ残して帰る。世界はあっさり日常に戻る。

共通ルート — 夏〜初冬の商店街と骨董市

共通ルートでは骨董屋経営SLGパートと、ヒロインたちとのAVGパートが並行進行する。骨董修繕師・長瀬源之助の指導のもとで目利きを磨きつつ、結花の喫茶店「HONEY BEE」、骨董好きの財閥令嬢みどり、無口な常連客なつみとの距離が日常のなかで縮まっていく。9月にはスフィーを追って妹のリアンが商店街に現れる。

商店街は昭和の面影を残し、向かいの靴屋には大山という口の悪い世話好きが、隣の喫茶店HONEY BEEには結花の父・江藤泰久がマスターとして座っている。仕入れの行商人「おっちゃん」は不定期に妙な骨董を持ち込む。骨董市は第3土曜日に開かれ、健太郎は長瀬さんの後ろを歩きながら目利きの修行をする。

夏のあいだ、五月雨堂にはみどりが「今日は茶碗を見に来たんですけど」と志野茶碗を値切りに現れ、なつみが無言で常連化し、結花は毎日5回は顔を出す。スフィーはホットケーキを4皿頼んで「うわ~♪ おいしそ~~~っ!!」と歓声を上げる毎日。料理は壊滅的だが、家事は徐々にマシになってくる。

9月、商店街にペンギンを抱いた少女が落下する。スフィーの妹リアン。「寂しさで姉を追って次元跳躍した」と告げる第二王位継承者が、江藤泰久の好意で江藤家に下宿し、HONEY BEEの新看板娘として働き始める。「嫌いなものはありません」という純朴さで彼女はすぐ商店街に馴染む。

秋から初冬にかけて、各ヒロインとのフラグが蓄積されていく。海への誘い、合唱コンクール、骨董市での出会い、夜の電話。共通ルートのどこで誰のフラグが上限に達したかで、12月以降の分岐が固定される。短編エピソードとしてましろ(白うさぎ精霊)、化け狸の福狸置物、ペンダント付き純白ドレスの「おっちゃん持ち込み案件」が挟まる。純白ドレス事件はスフィールートの引き金になる。

純白ドレス事件 — スフィー本来の姿が露わになる夜

おっちゃんが持ち込んだ純白ドレスと緑石ペンダントが、月光に当たった瞬間スフィーを本来の21歳・Lv4の姿に戻す。スフィールートの転機となる夜。

おっちゃんがどこかから仕入れてきた純白のドレスには緑色の石のペンダントが付属していた。スフィーが面白がって着てみた瞬間、窓から差し込んだ月光がペンダントに反射し、彼女の幼体が消えて本来の長髪美女が現れる。健太郎が言葉を失う一瞬。

「ちんちくりんだもん!! 今のあたし!」(スフィー)

スフィーは突然「これが本当のあたしなのに、いつものあたしはちんちくりんだ」とコンプレックスを爆発させて泣く。健太郎は転がったヒールの靴を拾い、彼女に履かせて「お姫様の忘れ物だ」「ちゃんと可愛いぜ」と幼体の彼女を肯定する。本来の姿と幼体の姿、その両方を健太郎が等価に愛しているという確認がここで成立する。

スフィールートはこの夜から分岐する。レベル制成長の存在が読者にも明示され、Lv1〜Lv4それぞれでのスフィーが「同じ人物」であるというテーゼが立つ。

結花告白受諾ルート — 11/24誕生日と20年の幼馴染 HAPPY

毎日10kmランをこなすスポーツ万能の幼馴染・結花が、スフィーの登場で20年分の感情を一気に出す。誕生日(11月24日)翌日の告白で受諾を選ぶと、初体験を経て恋人関係になるルート。

結花の感情の蓋が外れるのはスフィー登場の少し後。健太郎の隣に当然のようにスフィーが座っていることに耐えきれず、HONEY BEEで激しく感情を爆発させる。

「健太郎の隣はずっとあたしの場所なの! あたしの健太郎を取らないでよおっ!!」(結花)

このあと結花は「返事は……、今じゃなくていい。健太郎にも、時間をかけて考えて欲しいから」と理性を取り戻して帰る。健太郎は20年来の家族同然の関係が、いつの間にか恋愛として裏返っていたことに気づく。

11月24日の翌日、結花の家で告白を受諾すると初体験へ。激辛ナポリタンも激甘コーヒーも、毎朝の10kmランも、全部「健太郎にだけ見せていた素」だったことが結花の口から打ち明けられる。

「初めては健太郎にって決めてたから・・」「あたし達、ひとつになったんだね……」(結花)

20年の幼馴染関係が恋愛関係に転換する瞬間。「健太郎、重いよ……」「うん……」「健太郎……、重いけど、あったかい……」という掛け合いがこのルートの核。スフィーは半年後にちゃんと帰り、結花と健太郎は恋人として商店街に残る。

結花デフォルトエンド — 記憶消去とホットケーキの5年後 TRUE系

誰のフラグも上限に達しないまま12月30日を迎えると、スフィーが祖父の帰還魔法に伴って周囲の記憶を消去して帰る「デフォルトエンド」に到達する。5年後、結花の焼くホットケーキが全員の記憶を蘇生させる。本作の感情的クライマックスのひとつ。

12月29日夜、スフィーは「神様って意地悪だよね」と零す。半年前の落下事故からの全部の日常が、明日には魔法の中で消える。彼女が選んだのは強引な解決——健太郎の周囲の人々から、自分に関する記憶を消去することだった。健太郎自身にもその魔法は及ぶ。

「(けんたろ、ごめん……)(あたし、けんたろを目の前にしたらきっと帰れなくなっちゃう)」(スフィー・心中)

12月30日早朝、祖父の帰還魔法と同時にスフィーの記憶消去が発動する。健太郎は「『パートナーの別れに永遠はないんだ』」と父の言葉を思い出しながら、空に消えていく光を見送る。翌朝、五月雨堂にはスフィーがいない。最初からいなかった。半年間の記憶は緩やかに薄れ、健太郎は大学に戻り、結花と恋愛し、結婚する。

5年後の朝。結花が3歳の娘あすかと一緒にホットケーキを焼いている。10枚山盛りに積み上げた瞬間、結花が立ち止まる。「あたしの結婚記念日と同じ日だもん。絶対に忘れないわよ」——記憶が一気に戻る。スフィーが家に来る。リアンを連れて。2年で次元越え魔法を最年少習得したスフィーが、月一の往来を実現する未来が始まる。

「あすか、お母さんのほっとけーき大好きだもん・」(あすか)

スフィーエンド — 純白ドレス事件からLv4告白へ HAPPY

純白ドレス事件以降スフィーのフラグを積み続けると、Lv4の本来の姿で迎えるクリスマスへ。帰還は予定通り発生するが、2年後にスフィーが最年少で次元越え魔法を習得して月一往来を実現するルート。

純白ドレス事件で「ちゃんと可愛いぜ」と肯定されたスフィーは、自分のコンプレックスを口に出すようになる。健太郎との関係はパートナーから恋人へと緩やかに変質し、レベル制成長が進む。本ルートではLv1(幼体)、Lv2/3(中間)、Lv4(本来の姿)でのHシーンが順に挿入され、「同じ人物の同じ愛」を体型変化越しに描く構造になっている。

クリスマス夜、スフィーは緑石ペンダントを身につけたままLv4の姿で健太郎と過ごす。「責任って……どう取ればいいの……?」と問いかける場面が、本来の姿の彼女としての初めての時間。

「あたしと半年も一緒に過ごせるなんて! この果報者!」(スフィー)

12月30日早朝、スフィーは別離の朝を迎える。「あたしはこの半年間のこと、絶対忘れない」と告げて、祖父の帰還魔法で消える。健太郎は記憶を消されない(このルートではスフィーが「健太郎の記憶だけは残したい」と祖父に懇願したと示唆)。

2年後。スフィーが「やっぱりあたしって天才よね。最年少で次元を越える魔法を身につけちゃうんだから・」と笑いながら五月雨堂のドアを開ける。月一の往来体制が始まる。健太郎は五月雨堂の正式店主としてスフィーを待ち続ける生活に入る。

リアンエンド — 12/30深夜の合唱キャンセル儀式 TRUE

第二王位継承者リアンが、姉スフィーとともに帰還する義務を拒否する選択。長瀬源之助の正体(グエンディーナ出身者)が明かされ、彼の助力で三人の合唱マジックキャンセル儀式が成立する。健太郎の「人が本気で願って出来ない事は何もないんだ」が物語の信念として最も強く立つルート。

リアンが商店街に来てからの3か月、健太郎は彼女の控えめさと一途さに惹かれていく。鈴ネックレス事件で一時的に猫化したリアンが「ニャに……?」と困惑するコメディもありながら、関係は静かに深まる。リアンは丁寧語を崩さず、「健太郎さん」と呼び続ける。

クリスマスの少し前、リアンの帰還期日が近づく。健太郎長瀬さんに「リアンを残したい」と相談する。長瀬さんは「健太郎くん、何か悩みがあるんじゃないですか?」と先んじて察し、決定的な告白をする。

「私もグエンディーナの人間だという事です」「私も、愛する人のそばにいることを望んだ者だということです」(長瀬)

長瀬さんはかつてグエンディーナから来て、愛する人のために残った先人だった。骨董修繕の「神の腕」も魔法ではなく彼の歩んできた半生の積み重ね。「どんな帰る理由があるとしても、愛する者同士が別れる理由としては充分じゃないはずです」健太郎を後押しする。

クリスマス、新築のシティホテルで健太郎は「俺、リアンが好きだ!」と告白し、リアンは「私の初めての人は、健太郎さんしかいません……」と受け入れる。「相手が健太郎さんでしたから……。身体は痛いですけど……、それよりも心が温かいんです……」というセリフがリアンの誠実さの極点。

12月30日午前2時、商店街の公園で儀式。祖父の帰還魔法が空から下りてきた瞬間、長瀬スフィーリアン三人がマジックキャンセルを合唱で唱える。健太郎は中央で「人が本気で願って出来ない事は何もないんだ」と祈る。儀式成功。リアンは残留し、スフィーだけが帰る。スフィーの「姉さんっ!!」という別離の叫びと、リアンの「健太郎さんとのこれからが、一番大切です」が交錯する。

2年後、リアン五月雨堂の看板娘として完全に商店街に溶け込んでいる。スフィーは最年少で次元越え魔法を習得し月一で会いに来る。長瀬さんは相変わらず骨董を直している。

みどりエンド — 経営賭けと墓前和解の12/24 TRUE

高倉財閥令嬢みどりとの恋愛は、表のロマンスと裏の「半年経営賭け」の二重構造で進む。12/24に父・高倉会長朴斎の美人画を一千万で買い嫁入り道具とし、亡き妻の墓前で初めて健太郎を名前で呼ぶ和解のルート。3年後の結婚・娘雅誕生までを描く長尺エピローグが特徴。

みどり志野茶碗の値引きで初登場し、「これで帰りにワンピースが買えます!」と上品な顔の下に隠した素を出す。「買うものがなくても、健太郎さんに会いに来ちゃいますね♪」と好意は明確だが、彼女の背後には高倉財閥会長という巨大な壁がある。

高倉会長は表面的には亭主関白の完璧主義者で、健太郎を最後まで「亭主」「貴様」と呼ぶ。だが裏では半年間、健太郎の経営手腕を見続けていた。みどりが店を手伝おうとしたとき健太郎が「フェアじゃなくなる」と断った場面も、会長の目に止まっている。

12月24日、クリスマスイブ。高倉会長五月雨堂に現れ、入荷したばかりの朴斎の美人画を指差して言う。

「この朴斎の美人画を、1千万で貰おうか」「高倉家の嫁入り道具にはふさわしかろう」(高倉)

みどりが「私……今日、帰る所がなくなっちゃいました・」と告げ、健太郎の手を取る。スフィーが「鍵、閉めるからね。朝まで帰ってきちゃ駄目だよ」と気を利かせ、ふたりはホテルで初体験を迎える。事後、健太郎は「結婚しましょう」とプロポーズするが、みどりは「健太郎さん、大学は、ちゃんと卒業してくださいね……・」と笑う。翌日になって「安全日だった」と判明する間抜けなオチ付き。

後日、みどりの母の墓前。高倉会長が初めて私的な話をする。

「危篤の知らせを聞いて駆けつけたとき、妻は『ようやく、会えた』と言って笑いおった……」(高倉)

そして会長は健太郎を初めて名前で呼ぶ。「娘のこと、よろしく頼んだぞ。 ……健太郎——半年の経営賭けと骨董の目利き、それ以上に「みどりさんを手に入れるためだったら、俺、なんだってしますよ」と言った男の覚悟が認められた瞬間。健太郎「いえ、愛する人を想う気持ちは同じだと言ってるだけです……」がこの墓前の対話を締める。

3年後、健太郎みどりは結婚し娘「雅」が生まれている。五月雨堂健太郎の正式店主体制で続いており、高倉会長は孫前ではデレデレの祖父になっている。

なつみエンド — 心の世界とユユとの受容融合 TRUE

無口な常連客なつみが、実はグエンディーナの魔女の血を引く特殊能力者だったと判明するルート。彼女の抑圧された本音が魔力で分裂した「ユユ」と、心の世界で性行為を介して融合する治療的Hシーンがクライマックス。本作で最も文学的なエピソード。

なつみとの関係はゆっくり進行する。チラシ配りでの邂逅、無言の常連化、「骨董見てるとなんとなく元気になるの。疲れが癒えてく感じがして」という珍しい長文の自己開示。健太郎が「ヒーリング効果」と返したことから、彼女が城北台付属高校2年だとようやく明かされる。海デート、骨董レクチャーを経て関係が深まる。

夜、健太郎の部屋になつみが「裸の生霊」として現れる。意識はなつみ本人ではなくユユと名乗る分身。

「店長さんと、イイコトしたいから……。 だよ……・」(ユユ)
「居場所がほしい」「好きになってほしい」「言葉で」「体で」「あなたを独り占めしたい」(ユユ)

ユユは消える前に「心が最初だと思ってた……」「でも言葉がなければ、心は伝わらない……」「だから体から伝わるものもあると思う……」と告げる。なつみルートの核心テーマ「言葉と体と心」の三位一体がここで提示される。

後日、商店街の電気が落ち、健太郎以外の全員が消える。なつみ心の世界に取り込まれた状態。商店街のセットの中で、制服のなつみ(本体)と裸のユユ(分身)が並立して現れる。ユユが過去の全事件を列挙告白する。従弟・慎一を裸で誘惑し倫子から略奪した、マンションの窓を割った、いじめっ子に怪我をさせた、結花を五月雨堂前で転倒させた、健太郎を心の世界に取り込んだ——全部自分(ユユ)の仕業だと。

「店長さんを誘惑したのは、私……」「結花さんを怪我させたのも、私……」(ユユ)

なつみの母はグエンディーナの魔女で、なつみが幼い頃に家を出た。父は病死。育ての祖母は毎晩母の悪口を聞かせ、絵本「グエンディーナの魔女」も焼き捨てた。なつみは魔法を否定して育ち、抑圧された欲望が無自覚の魔力でユユとして実体化していた。

なつみが転換するのは、自分で制服を脱ぐ瞬間。「制服は覆い隠そうとする気持ちの、裸は正直な気持ちの現れだから……」と告げて全裸になる。「……愛してほしい」と本心を口にしたなつみと、ユユとの並立性行為が始まる。なつみユユが同時に絶頂したとき、なつみちゃんの体と、ユユが……!?だんだんひとつになっていく……!?」健太郎が気づく。受容融合の完了。

「もう大丈夫。出られるよ、この世界から」「続きは……現実世界でね」(ユユ/統合後のなつみ)

魔力が安定し、ふたりは現実の商店街に戻る。なつみの分裂は解消され、彼女自身の意志で行動できるようになる。エンディングはささやかで、商店街のいつもの夕方に戻る。

結花失恋END — 「健太郎にとってあたしは特別じゃなかった」 BAD

結花の告白に対して「友達としか思えない」を選択した場合の幕切れ。冬の道を結花が走り去る。本作で最も冷たい結末のひとつ。

結花の告白を受けた直後、選択肢で「友達としか思えない」を選ぶと、彼女の表情から表情が消える。20年分の片思いが、たった一瞬で否定された顔。

「優しく……しないでよ……」「好きでもない娘に優しくしないでよっ!」(結花)
「あたしにとって健太郎は特別だったけど……、健太郎にとって……あたしは特別じゃなかったって事だよね……」(結花)

結花は走って去る。毎日10kmランの脚で、冬の道を健太郎の追えない速さで遠ざかる。後追いはない。エンディングロールが流れる。商店街のHONEY BEEにも健太郎は当面行きづらくなる、という暗示で終わる。

なつみ消滅END — 心の世界での未到達 BAD

心の世界なつみ本体(制服のなつみ)に辿り着けず、ユユ側だけで終わってしまうルート。受容融合が成立せず、なつみ心の世界が同時に消える。

心の世界健太郎ユユに引き込まれたまま、本体のなつみと対話できないルート。ユユが「あたしは認めないわよ!」と叫び、本体のなつみが現れない。なつみが自分自身を統合する機会を逃し、分裂したまま魔力が暴走する。

「彼女が消えた……。そして次の瞬間、この世界も……」(健太郎・地の文)

なつみと心の世界が同時に消える。健太郎は商店街に戻れるが、なつみという存在そのものが世界から喪われている。誰の記憶にもなつみはいない。本作で唯一「ヒロインが消える」結末。

エンディング一覧

公式スペック(Wikipedia)は7種カウント。結花の2形態を合算する数え方。内部分岐は8パターン。

種別 エンド名 ヒロイン 結末概要
TRUE系 結花デフォルトエンド 結花 スフィー帰還+記憶消去→5年後ホットケーキで記憶蘇生→結花と結婚・娘あすか誕生
HAPPY 結花告白受諾エンド 結花 11/24誕生日翌日告白受諾→初体験→恋人関係に。スフィーは予定通り帰還
HAPPY スフィーエンド スフィー 純白ドレス事件→Lv4告白→帰還→2年後スフィー最年少で次元越え魔法習得・月一往来
TRUE リアンエンド リアン クリスマス初体験→12/30深夜長瀬・スフィー・リアン合唱キャンセル儀式成功→残留→2年後五月雨堂看板娘
TRUE みどりエンド みどり 12/24朴斎美人画一千万嫁入り道具→墓前で高倉会長和解→3年後結婚・娘雅誕生
TRUE なつみエンド なつみ 心の世界でなつみとユユが受容融合→魔力安定→現実復帰「続きは現実世界で」
BAD 結花失恋END 告白選択肢で「友達としか」→冬の道を結花が走り去る
BAD なつみ消滅END 心の世界で本体未到達→なつみと心の世界が同時に消える