キャラクター詳細 — 雫
主人公・メインヒロイン・サブヒロイン・ラスボス・その他の登場人物の完全解説。各キャラの真相・エンド別顛末を含む。▼ネタバレ詳細 はネタバレを含みます。
キャラクター画像はLeaf公式サイト(雫紹介ページ)より引用。原画は水無月徹(PC-98版・Win版)/ 比呂菊乃助(リニューアル版)。長瀬祐介は一人称主人公のためグラフィックなし。
長瀬祐介
| 読み | ながせ ゆうすけ |
|---|---|
| 立場 | 主人公 |
| 所属 | 2年B組 |
| 一人称 | 「僕」 |
友達がほぼおらず教室で浮いた存在。授業中はノートに地球を描き新型爆弾で世界を破壊する妄想に酔う。「色のない無声映画」のような現実から色と音が失われ始め、「狂気の扉」が向こう側に見えている自覚を持つ。太田の発狂事件に「いいようのない親近感」を抱く。臆病で逃げ続けてきたことを自認している。一人称「僕」。
瑠璃子との性交で潜在的な電波素質を開花。「元々最強の才能を持っていた」とされ、月島の毒電波を凌ぐ膨大な電波を放出できるようになる。
妄想に登場する「新型爆弾」が、電波覚醒時の精神世界で「鈍く光る不思議な金属の塊。大きな黒い弾丸のような形」として実体化する。瑠璃子との記憶共有で月島兄妹の過去を知り、月島の精神世界に侵入可能になる。
トゥルーBAD: 月島を精神破壊し、全員の記憶を消去。屋上で幻影の瑠璃子と語り続ける。
トゥルーHAPPY: 月島の幼年期人格に語りかけ自発的回復を促す。
沙織ED: 沙織を救出・脱出。「ぼ…僕は…可愛い沙織ちゃんが大好きだ」。
瑞穂ED: 太田の自我覚醒に立ち会い、屋上で瑞穂を抱きしめる。
「『壊れること』にはもうひとつの意味があるのだった。つまらない現実を離れ、そのすぐ裏側にある、別の世界の扉を『開く』という意味が」
「正気きょうき苦痛かいらく現実もうそう正常いじょう理性よくぼう束縛かいほう」
月島瑠璃子
| 読み | つきしま るりこ |
|---|---|
| 立場 | メインヒロイン |
| 所属 | 2年生 |
| 過去 | 兄に強姦された過去・電波使い |
かつては「テレビCMのモデルより、繊細に作られたフランス人形より」綺麗と評された深窓の令嬢。1年で童女のような無邪気さと狂気の二面性を持つ少女に変貌した。屋上で「アンテナ」として電波を集め、「晴れた日はよく届くから」「ラジオとおんなじなの」と語る。主人公の手を握ると電気の粒が流れ込む不思議な感覚を起こす。「焦点の合わない、月夜の暗い湖のような瞳」。主人公を「長瀬ちゃん」と呼ぶ。
「私、ここで毎日、電波を集めているの。…私がアンテナになるの」
「長瀬くんも…私とおんなじよね?」「長瀬くんもできるんでしょ?電波の受信」
4歳で両親を交通事故で失い、兄と共に総合病院医院長の伯父に引き取られた。伯父は兄に毎日のように暴力を振るい、夜は見知らぬ女を連れ込み喘ぎ声を響かせた。兄以外の誰にも心を開かない自閉症気味の少女になった中学頃、兄・拓也が瑠璃子の下着を漁った後に彼女を強姦した。「ルリコ。アイシテル。ルリコ。アイシテル」という呪文のような声と共に。これで瑠璃子は「狂気の扉」を開いてしまった。
元々強い電波の素質を持っていたが月島より弱い。より強い才能の持ち主を求めて屋上で「待ち続けていた」——それが主人公だった。兄を恨んでおらず、「心の中でずっと助けて、助けてって泣いていた」兄を救うことを願っていた。
「…お兄ちゃん…私…もう…許してたよ…」
トゥルーBAD: 月島を追って自ら精神世界へ。病院で兄と並んで植物状態に。
トゥルーHAPPY: 記憶を保持したまま現実に戻り、屋上で再会。「…忘れないよ…だって…長瀬ちゃんだもの」。
沙織ED: 生徒会室に乱入して時間を稼ぎ、主人公と沙織の脱出を助ける。「…ごめんね。長瀬ちゃん。…いまも…大好きだよ」。
新城沙織
| 読み | しんじょう さおり |
|---|---|
| 立場 | サブヒロイン |
| 所属 | 2年D組・女子バレー部 |
賑やかで明るくウインクが癖、「真夏のひまわりのような表情」。第二体育館前で「ゾンビのような女の子3人組」を目撃。「あたしが個人で調べるのは勝手でしょ?」と言って翌晩本当に単独で学校へ向かい月島に捕らえられる。主人公を「祐くん」と呼ぶ。
月島に処女を奪われ、電波で感度を上げられる。「電波を止めて!頭が変になっちゃうよぉ!」と叫ぶ。表面的にはしたたかだが、本当はかなりの怖がりで寂しがり屋という本性が露に。
沙織ED: 瑠璃子の乱入で生じた隙に主人公と共に脱出。第二体育館の部室で相思相愛に。
「…来年…おんなじクラスになれるといいね。そしたら、もっと近くにいられるのに…」
藍原瑞穂
| 読み | あいはら みずほ |
|---|---|
| 立場 | サブヒロイン |
| 所属 | 2年A組・生徒会書記 |
物腰柔らか、眼鏡と栗色の髪の優等生。「香奈子ちゃんに何かをしてあげたいんです!」と真剣に調査同行を懇願。中庭で太田に手を払いのけられた話を涙ながらに話す。主人公を「祐介さん」と呼ぶ。
約束を破り単独で深夜の学校へ向かい、月島の生徒会室で処女を奪われる。強い精神力で耐え続けるが最終的に絶望。
瑞穂ED: 太田の自我覚醒に立ち会い、月島が植物人間化して救われる。屋上で主人公に抱きしめられ、太田の回復を信じて泣く。
「…私、許すことなんてなにもないよ。香奈子ちゃんが、もとの香奈子ちゃんに戻ってくれるんなら、私…何があっても…平気だから…」
太田香奈子
| 読み | おおた かなこ |
|---|---|
| 立場 | 最初の発症者 |
| 所属 | 2年B組・生徒会副会長 |
明るく前向き、常に女子グループの中心人物。冒頭で突然「セックス」「ちんちん、頂戴」と絶叫し、自らの顔を爪で引き裂いて救急搬送される。日記には「2月21日 今夜も学校へ行く」と毎晩記録。中学からの親友・藍原瑞穂を「みずほ」と呼ぶ。
月島拓也と恋愛関係にあり、捨てられそうになった末に毒電波で「壊された」被害者。性欲だけを残した「ロボット」状態に。病院を抜け出して生徒会室に自主的に戻る。
太田お願いバッドのみで判明する隠し能力「お願い癖」:心の中で願ったことが何でも叶う。
瑞穂EDのクライマックス:ポケットからこぼれたオルゴールの音色で一瞬自我を取り戻す。
「…ミズ…ホ…」「…ミズホ…ゴメンネ…ミズホ…ゴメンネ…」
その直後、消火器で月島の後頭部を殴打。壊れたまま瑞穂を救う。
月島拓也
| 読み | つきしま たくや |
|---|---|
| 立場 | ラスボス・瑠璃子の兄 |
| 所属 | 3年生・元生徒会長 |
| 能力 | 毒電波の使い手 |
生徒・教師から人望厚く信頼される模範的な先輩。「無垢な子供のような笑顔」と「白い能面のような顔」を持つ。生徒会室に現れた際に「あとは頼んだよ」と言って去る姿が初登場。生徒会OBとして役員にお見舞いの相談に来た完璧な先輩として振る舞う。
4歳で両親を失い、妹と共に伯父宅で育った。伯父からの暴力と環境的トラウマで妹への愛が屈折し性愛へと変質。元々電波を使えたのは妹・瑠璃子で、拓也は瑠璃子と交わることで電波を覚醒させた(自白)。
太田香奈子を恋愛対象として弄び、飽きると精神を壊して「玩具」化。吉田・桂木も同様に性奴隷化した。生徒会室で深夜に毎晩淫欲の宴を開き、街全体・親子・老人・赤ん坊すら巻き込んだセックス強制の壮大な野望を語る。瑠璃子の前では激しく動揺し、子供のように崩壊する。
「瑠璃子ごめん僕はあんなことするつもりじゃなかったんだ瑠璃子ごめん愛している瑠璃子お前じゃないと駄目なんだ…」
精神世界での幼い拓也の言葉:
「るりこが…ぼくのいもうとの…るりこが…いなくなっちゃったんです…」
「ぼく…もうやだよ…ひとりっきりなんて…もう…やだよ…」
トゥルーBAD: 主人公の電波で精神破壊、廃人状態。
トゥルーHAPPY: 幼年期人格が「…るりこ…ぼくを…ゆる…して…」と呟き、自発的回復。
瑞穂ED: 太田の消火器で後頭部殴打、植物人間状態。
沙織ED: 警察沙汰になり病院送り。
長瀬源一郎
| 読み | ながせ げんいちろう |
|---|---|
| 立場 | 長瀬の叔父・調査依頼者 |
| 職業 | 現代国語教師 |
主人公・長瀬祐介の叔父で、学校の現代国語教師。太田香奈子が突然発狂し救急搬送された事件の不可解さに気づき、甥の祐介に調査を依頼する。マスターキーと玄関暗証番号を渡す役割も担う。物語の出発点を作る人物。
生徒会役員の女生徒で、月島拓也の毒電波によって性奴隷化された被害者の一人。同じ役員の桂木美和子とペアで描かれることが多く、深夜の生徒会室では全裸で激しく自慰に没頭し、月島の精液を求めて床を這う様子で登場する。月島の命令で主人公や瑞穂・新城を陵辱する側に回されることもある。瑠璃子トゥルー後は記憶を消去され、空白の時間を不思議に思いながら日常に戻る。
「ねぇ、ちょうだいよ。…ちょうだい…」— 生徒会室の宴
生徒会役員の女生徒で、吉田由紀と並ぶもう一人の「玩具」。月島拓也の毒電波で支配され、生徒会室の集団陵辱集団の一員として行動する。表向きは品行方正な役員だが、深夜の生徒会室では月島の命令一つで主人公や瑞穂・沙織を陵辱する側に回る。彼女もまた瑠璃子トゥルー後は記憶を失い、自分の身に何が起きたかを知らないまま卒業を迎える。
「…月島さん…月島さん…」— 生徒会室の宴
女子バレー部の顧問教師。本編に直接登場することはなく、沙織の会話の中で名前だけ言及される人物。沙織が第二体育館前で「ゾンビのような女の子3人組」を目撃した際、最初に相談を持ちかけた相手として描かれる。事件の入り口となる目撃情報を沙織から最初に受け取った大人だが、それを学校側がどう処理したかは作中では明かされない。