雫
| タイトル | 雫 |
|---|---|
| ブランド | Leaf |
| メーカー | アクア(現:アクアプラス) |
| 発売日 | 1996年1月26日(PC-98版) 1996年6月28日(Windows版) 2004年1月23日(DVD-ROM / CD-ROM リニューアル版) 2009年6月26日(痕付属版) |
| プラットフォーム | PC-98(MS-DOS)/ Windows |
| レーティング | 18禁 |
| ジャンル | ビジュアルノベル(ADV) |
| シリーズ | Leaf Visual Novel Series Vol.1 |
| シナリオ | 髙橋龍也 |
| 原画 | 水無月徹(PC-98版・Win版)/ 比呂菊乃助(リニューアル版) |
| ボイス | なし(PC-98版・Win版)/ 主人公以外フルボイス(リニューアル版) |
ゲーム本体(パッケージ版)
サウンドトラック・CD
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書籍・設定資料集
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あらすじ
高校2年生の主人公・長瀬祐介には、友達がいない。授業中はノートに地球を描き、新型爆弾で世界を焼き尽くす妄想に浸る日々。いつしか現実から色と音が失われ、「狂気の扉」がすぐそこに見えていた。
そんなある日、同じクラスの生徒会副会長・太田香奈子が授業中に突然発狂し、淫らな言葉を叫びながら自らの顔を爪で引き裂いて救急搬送される。現代国語教師の叔父から太田の日記を見せられた主人公は、深夜の学校で行われている「妖しい集会」の調査を依頼される。校舎マスターキーと玄関の暗証番号を手に、主人公は深夜の学校へ踏み込む。
調査の途中、屋上で出会うのが2年生の美少女・月島瑠璃子。前年度は「学年一の美少女」と呼ばれていた彼女は、いまや毎日屋上に来ては「電波を受信している」と語る、壊れた少女に変わっていた。「晴れた日はよく届くから。私がアンテナになるの」——そして彼女は主人公の手を握り、「長瀬くんも…できるんでしょ?電波の受信」と告げる。
太田の親友・藍原瑞穂、目撃者の女子バレー部員・新城沙織を巻き込みながら、深夜の学校に踏み込んだ主人公が目にするのは——想像を絶する狂気の宴だった。1996年、Leaf Visual Novel Seriesの第1弾。「ビジュアルノベル」という名を最初に自称した伝説の問題作。
キャラクター
キャラクター画像はLeaf公式サイト(雫紹介ページ)より引用。原画は水無月徹(PC-98版・Win版)/ 比呂菊乃助(リニューアル版)。
2年生。前年度は「学年一の美少女」だったが、1年で別人のように変わった。毎日屋上に来ては「電波を集めている」と語り、「焦点の合わない、月夜の暗い湖のような目」で主人公に話しかけてくる。壊れているのに、ひどくまっすぐだ。
2年D組・女子バレーボール部。明るくはきはきした性格。ある夜、第二体育館付近で「ゾンビのような女の子3人組」を目撃したことから主人公の調査に加わる。バレー部内でも「幽霊騒ぎ」が続いていた。
2年A組・生徒会書記。太田の中学からの親友で、太田の発狂事件に深く心を痛めている。「絶対に助けたい」と主人公に調査への同行を懇願し、生徒会の内情に詳しい立場から情報を提供する。
3年生・元生徒会長。生徒・教師双方から絶大な信頼を集める完璧な先輩として振る舞う。事件が深まるにつれ、その本性が明らかになっていく。
2年B組・生徒会副会長。活発で明るく、いつも女子グループの中心にいる人物。瑞穂の中学からの親友。物語の発端となる衝撃的な事件の当事者となる。
主人公・祐介の叔父で、学校の現代国語教師。太田事件の不可解さに気づき、甥の祐介に調査を依頼する。物語を動かす最初のきっかけを作る人物。
用語集
ホバーで説明表示。毒電波の全貌・生徒会室の真相などは全用語集へ。
⚠ ネタバレあり 全用語集はネタバレゾーンへ →レビュー
FAQ
各エンドの結末・毒電波の真相など終盤情報を含む設問はネタバレゾーンのFAQに分離しています。
雫はどんなゲーム?
Leaf(アクア)が1996年1月26日に発売した18禁ビジュアルノベル。友達のいない根暗な高校生・長瀬祐介が、深夜の学校で起きる怪異を調査するうちに「電波」と「狂気」の渦に引き込まれていくダークADV。シナリオ・髙橋龍也。全13エンドに分岐する。Leaf Visual Novel Series(LVNS)の第1弾として「ビジュアルノベル」という言葉を最初に自称した作品。
雫の主人公は誰?
長瀬祐介(ながせ ゆうすけ)。高校2年B組の17歳。一人称「僕」。友人がほぼいない内向きな少年で、授業中に世界破壊の妄想に浸る習慣がある。「狂気の扉」が向こう側に見えていることを自覚している。名前は変更可能。
攻略可能ヒロインは?
メインヒロインは月島瑠璃子(2年生・壊れた電波少女)。サブヒロインとして新城沙織(2年D組・バレー部・明るい目撃者)、藍原瑞穂(2年A組・生徒会書記・太田の親友)の3名。ルートによって3人それぞれに対応したエンディングが存在する。
シナリオライターは誰?
髙橋龍也。Leaf入社時に「かまいたちの夜のようなものが書ける」とアピールして企画を通した(2023年ファミ通インタビュー)。本作・痕・To Heartの「Leaf三部作」を手がけ、後にKEYの「リトルバスターズ!」「Angel Beats!」等を共同執筆。現在(2026年5月)はVisual Art'sに所属。
「電波系」の語源というのは本当?
一般的にそう認識されている。本作の中心的ガジェット「毒電波」(他人を精神支配する超能力)が、オタク文化における「電波系」「電波ゲー」という語彙の起源とされており、Wikipedia「電波系」項目にも記載がある。ただし本作の物語自体は支離滅裂ではなく、毒電波は作品内で構造的に機能するギミックとして描かれている。
旧版とリニューアル版の違いは?
リニューアル版(2004年1月発売、CD-ROM版/DVD-ROM版)ではCGが全面描き直され(原画:比呂菊乃助)、主人公以外のキャラクターにフルボイスが付いた。また旧版での一部シナリオ設定が変更されており、当サイトは旧版オリジナルスクリプト準拠で記述している。
Leaf Visual Novel Seriesとは?
Leafが「ビジュアルノベル」という言葉を自称してリリースしたシリーズ。Vol.1が本作「雫」(1996年1月)、Vol.2が「痕」(1996年7月)。従来のサウンドノベルとの差別化として立ち絵・背景・イベントCGを全画面表示するシステムを確立し、「テキストを飛ばす人がいなかった」と髙橋龍也が回顧するほど文章への没入を促した。
いつ発売された?
PC-98版が1996年1月26日、Windows 95版が同年6月28日。リニューアル版(CD-ROM・DVD-ROM)が2004年1月23日。2009年6月26日には「痕 -きずあと-」付属版として「痕+雫」セットが発売された。
エンディングは何種類ある?
全13種類。ゲーム内メタテキストで明示されている。瑠璃子ルートに2種(トゥルーBADとトゥルーHAPPY)、ヒロインEDが2種(沙織ED・瑞穂ED)、バッドエンドが7種、裏シナリオ「異次元人編」が2種。詳細はネタバレゾーンへ。
どんな版がある?
オリジナル版とリニューアル版(DVD-ROM)がある。FANZA(DMM.R18)では「痕+雫セット」として配信された実績がある(2014年のLeaf公式告知)。