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用語集 — 好き好き大好き!

作中固有名詞・設定用語を全件解説します。▼ネタバレ詳細 を含む項目はアコーディオン内に格納されています。タグをクリックするとそのカテゴリだけに絞り込めます。

衣装・拘束具
ラバースーツ らばーすーつ 衣装・拘束具

蒲乃菜が監禁中ずっと着せられている黒い艶消しゴム製の全身スーツ。袖・裾・胸元に金鎖と鍵が掛かり自力では脱げない。

序盤での意味
蒲乃菜が無理矢理着せられていると読者が認識する拘束衣装。
真の意味・真相
主人公がコレクションしていた特注品。蒲乃菜を見て「彼女のために」と仕立てた艶消し処理の黒ラバースーツで同じ物を二着用意していた(「予備」と称する)。蒲乃菜は当初強い嫌悪を示すが、ED10では精神崩壊したみるくが欲しがる対象になる。
ラバーマスク らばーますく 衣装・拘束具

蒲乃菜の顔全体を覆い視界を完全封印する厚手ゴムマスク。鍵付きベルトで頭部に固定される。

構造
鼻の形だけ縫製で立体化、唇は切れ込みのみ。視界を完全に奪う目隠し機能を持つ。
物語的意味
蒲乃菜の表情を主人公から永遠に隠す装置。蒲乃菜が泣くと内側に涙が溜まり頬肉に張り付く。主人公はこの内側を舐めて代替行為に及ぶシーンがある。
ラバーコルセット らばーこるせっと 衣装・拘束具

真紅の硬質ゴム製コルセット。蒲乃菜の細いウエストをきっちり締め上げ、終始彼女を悩ませる。

使われ方
外せない装飾兼拘束具。真紅の色が黒スーツとのコントラストを形成し、主人公の美的強迫を示す造形として機能する。
ラバーストッキング らばーすとっきんぐ 衣装・拘束具

脚部用ゴムストッキング。ラバースーツに組み合わせて使用される。

ガーターベルト 衣装・拘束具

ラバースーツとラバーストッキングをつなぐゴム製ベルト。拘束コーデの構成要素。

拘束着・拘束具 こうそくぎ・こうそくぐ 衣装・拘束具

主人公が下宿に持ち込んでいた革ベルト製の身体拘束器具。乳房と股間を強調して縛り上げる代物。

序盤の位置づけ
蒲乃菜が逃げ出した場合の予備手段として持参した拘束器具。
後半・ED10での展開
みるく妄想Hシーンに登場し、ED10では実際にみるくに着用される。精神崩壊したみるくに対して使われる点で、物語後半の倒錯した権力移行を象徴する。
キャットスーツ 衣装

主人公用の男性サイズ全身ラバースーツ。

登場シーン
ED06でみるくに主人公が着用させられる(立場逆転)。蒲乃菜専用のラバースーツに対する「もう一方の側」として機能する。
ガスマスク 衣装

主人公のラバースーツに付属する防塵グラス+ガスマスク一体型装備。主人公の変態性を視覚化する造形。

地名・路線・場所
糸織線・各駅 いとおりせん 地名・路線

蒲乃菜が通学に使っていた鉄道路線。茜陽駅(始発・午後5時45分発鈍行)〜錦野駅(蒲乃菜の下車駅)〜織絵駅(終点・主人公のバイト先)。主人公が1年以上蒲乃菜を盗み見し続けた場。

各駅の役割
茜陽駅 — 蒲乃菜の通学始発。
衣川駅 — 主人公の乗車駅。
錦野駅 — 蒲乃菜の下車駅(終点一つ前)。
綿貫駅 — 電車救出シーンで蒲乃菜を降ろした駅。
布引駅 — 主人公が逃げ降りた駅。
麻宮駅 — 隣駅。ゆかりの通う麻宮大学院がある。
織絵駅 — 終点。主人公のバイト先。
電車救出シーン
蒲乃菜が痴漢被害に遭った際、主人公が「あの人」として救出。綿貫駅で蒲乃菜を下ろし布引駅で自分は逃げた。蒲乃菜が主人公の声を「あの人」として記憶するきっかけになる。
工場跡 こうじょうあと 場所

主人公の祖父が経営していた閉鎖工場。住宅街の外れにあり、地下室を持つことを誰も知らない監禁の場。

構造
周囲をブロック塀で囲まれた独立家屋。地下室(蒲乃菜監禁部屋)と二階の塾教室を持つ。裏手に市民グラウンドがある。
物語的位置づけ
全エンディングの主要舞台。主人公が祖父から相続したこの建物が、物語全体の閉鎖空間として機能する。
地下室 ちかしつ 場所

蒲乃菜の監禁部屋。元・資材置き場で、コンクリート壁が音を吸収する。簡易ベッドと排水溝穴のみ。

構造
四方を厚いコンクリート壁で囲まれ、蒲乃菜の声は地上に届かない。下水道直結の排水溝穴がトイレ代わり。鉄の扉と棒鍵で施錠。
ED01での意味
蒲乃菜が「ここに帰ってきた」と言いながら自ら戻る場面がある。地下室が蒲乃菜の「居場所」になり果てた終幕を象徴する。
二階の塾教室 場所

工場二階の塾教室跡。莉果が幼少期に通った場所で、机の底に主人公の名前が書かれている。ED07の惨劇現場。

背景
祖父が亡くなる前まで子供向け塾に貸し出していた部屋。莉果が幼少期に通い、当時の主人公(先輩として)への恋心を机の底に刻んでいた。
講師
ゆかりが塾講師を務めていた場所。莉果とゆかりの関係の原点。
ED07の顛末
莉果が主人公を独占しようとして瑠香をこの建物から突き落とす。その後莉果自身も飛び降り、二人は死亡する。
排水溝 はいすいこう 場所

地下室の床に開いた下水道直結の穴。蒲乃菜のトイレ代わりとして機能する監禁環境の残酷な一要素。

市民グラウンド しみんグラウンド 場所

工場の裏手に位置する公共グラウンド。

物語的役割
瑠香がフェンス越しに工場を監視する拠点。瑠香が主人公の行動を掴む手段として機能し、後半の介入シーンへとつながる。
学校・組織
茜陽女子学園 あかねびじょしがくえん 学校名

蒲乃菜が通う女子校。彼女は手芸部部長を務める。

ED11での役割
True End「あの時をもう一度」では学園祭が舞台となる。蒲乃菜が主人公にこっそり学園祭チケットを渡し、普通の恋人関係の始まりを示す。
手芸部 しゅげいぶ 部活

蒲乃菜が部長を務める茜陽女子学園のクラブ。コサージュ・手袋・キーホルダーなどを制作する文化部。

作中での描写
副部長と一緒に下校するシーンや、後輩から「白が好きなんですねぇ」「手袋の編み方教えて」と話しかけられる回想が登場する。監禁中の蒲乃菜が部員の存在を思い出す場面で、彼女の「普通の生活」の象徴として機能する。
副部長 ふくぶちょう 人物(その他)

蒲乃菜の手芸部での右腕的キャラクター。名前は明示されない。下校シーンで蒲乃菜と一緒に帰る姿が描写される。

麻宮大学・大学院 あさみやだいがく 学校名

隣駅(麻宮駅)にある大学。ゆかりが心理学を研究する大学院がある。

ゆかりとの関係
元塾講師でもあるゆかりが在籍する大学院。研究室で主人公との隠しHシーンが発生する。ED03では主人公が精神病院に入院した蒲乃菜に面会する際、ゆかりがその手続きに関わっている。
アイテム・道具・食べ物
エーテル えーてる 道具・薬品

主人公が蒲乃菜誘拐時に嗅がせた麻酔薬。古典的な犯罪小道具。

使用場面
物語冒頭の拉致シーンで使用される。揮発性麻酔薬で、嗅がせると短時間で意識を失う。物語が始まった時点で蒲乃菜はすでに地下室にいるため、エーテルの使用はプロローグ的に後から明かされる。
棒鍵 ぼうかぎ 道具

地下室の扉を施錠する真鍮製の棒型鍵。主人公だけが持つ地下室への唯一の出入口。

簡易ベッド かんいベッド 家具

地下室内に置かれた蒲乃菜の寝台。地下室の備品としては唯一の「家具」。

くるみのパン 食べ物

主人公が蒲乃菜に最初に持って行った食べ物。物語の「最初の食事」として象徴的に登場する。

意味
監禁状態の蒲乃菜に対して主人公が食料を持参する「生活管理者」の側面を示す最初のシーン。くるみのパンという選択にこだわりが感じられる点が、主人公の歪んだ「愛情」を示している。
コサージュ 物品

花飾りのこと。蒲乃菜が手芸部で作って友達にプレゼントしたもの。主人公が初めて辞書で調べた単語。

作中での登場
主人公が電車内で蒲乃菜の会話を盗み聞きする場面で初登場。友人の誕生日にコサージュをプレゼントする話をしていた。主人公が「コサージュって何?」と辞書を引くシーンが、彼の歪んだ観察癖を示す一場面として機能する。
シーズー犬(マロ・ムウ・レム) 動物

蒲乃菜の家で飼っているシーズー犬3匹。母犬マロと子犬ムウ・レム。蒲乃菜が散歩担当だった。

作中での役割
蒲乃菜が「自分は人間です」と必死に主人公に語りかける家族の話の一部として登場する。監禁されてもなお「普通の生活」を主張しようとする蒲乃菜の人間性を示すシーンの素材。
学園祭チケット がくえんさいちけっと 物品

True End(ED11)で蒲乃菜が主人公にこっそり渡す学園祭の入場券。

象徴的意味
全11EDを見た後に解放されるTrue End「あの時をもう一度」の中で、電車救出以来普通の恋人として関係を育んだ二人が学園祭に一緒に行くシーンで登場する。Bad EDの連続から到達するこのチケットは、普通の恋愛関係の象徴として機能する。
概念・比喩・キーワード
ラバリスト らばりすと 概念・性的嗜好

主人公の自称。ラバー(ゴム)に異常な性的執着を持つ者。蒲乃菜への告白が物語の転機になる。

語源と意味
「ラバー+イスト」の造語。主人公が蒲乃菜に「あなたゴムのフェチなのね?」と問われて自ら答えた呼称。本作の核心的設定。
告白シーンの意味
「ボクは………ラバリストなんだ………。」— 主人公
このセリフが物語のターニングポイント。蒲乃菜が主人公の正体に近づく瞬間であり、両者の心理的攻防が始まる。
起源
3〜4歳の家族旅行でゴムレオタードを着た女性を目撃し、以来ラバーへの執着が始まった。
偶像・聖衣 ぐうぞう・せいい 概念・比喩

主人公が蒲乃菜を「決して触れてはいけない聖なる存在」として偶像化していたことを指す概念。ラバースーツを「聖衣」と呼ぶ。

核心的意味
主人公がラバースーツを着た蒲乃菜を直接犯せなかった理由がED07で初めて明かされる。ラバー姿の蒲乃菜が「触れてはいけない偶像」と化していたためで、それゆえ行為には常に「間接性」が伴っていた。
作中での引用
「蒲乃菜という『偶像』は音を立てて崩れ落ちた」— 終盤モノローグ
聖衣
ラバースーツを「偶像の聖衣」と呼ぶ表現が後半に登場する。主人公の倒錯した信仰を示す言葉として機能する。
マネキン人形 比喩・キーワード

蒲乃菜が自分の境遇を表現するキーワード。ラバースーツを着せられて視覚も奪われた自分を「無機質な人形」と感じる。

核心セリフ
「人間じゃないみたい…こんなの…マネキン人形だわ」— 蒲乃菜
意味
「ぱっちりと大きな目を見開いただけの、命ない無機質なマネキン人形」という自己表現。この言葉が蒲乃菜の精神的な抵抗の核となり、物語全体を通じて彼女が「人間性」を取り戻そうとする動機となる。
ラバー人形 らばーにんぎょう 比喩

主人公が蒲乃菜を呼ぶ際の内的呼称。みるくが「自分もそうなりたい」と目指す姿でもある。

みるくとの関係
みるくは主人公への執着から「ラバー人形になってでも傍にいたい」という意識を持つ。ED06では立場が逆転し、主人公がキャットスーツを着せられる形でみるくが支配者側に回る。
あの人 概念・キーワード

蒲乃菜が電車救出シーンの恩人を指す呼称。声しか覚えていないが、心の支え。実は主人公本人。

皮肉な構図
蒲乃菜を監禁している加害者こそが、かつて彼女を痴漢から救った「あの人」だという事実。蒲乃菜は主人公の声と「あの人」の声が似ていることにやがて気付き始める。この認識の揺らぎが物語の心理的緊張を生む核心。
作中での頻出
蒲乃菜の独白で繰り返し登場する。「あの人だったら…」「あの人みたいに…」という思考が、彼女が主人公に対して複雑な感情を抱く要因となる。
13階段 じゅうさんかいだん 比喩

主人公が地下室から地上に戻る時の心情を表す比喩。

意味
地下室の階段を上がるたびに「現実世界に戻る」感覚を主人公が表現した比喩。絞首刑の13段を連想させるダークな語として、主人公の内面の歪みと現実逃避を示す。地下室にいる時間こそが彼にとっての「現実」になりつつあることを暗示する。
システム・メニュー名
秘密の地下室 システム名

タイトル画面のExtraメニュー名。CG鑑賞・音楽鑑賞・場面回想ができる隠し部屋。

解放条件と内容
ED11到達後にタイトル画面に追加されるメニュー項目。「秘密の地下室へようこそ」と案内される。CG・音楽・場面回想・ED確認コーナーが収録されている。
あの時をもう一度 システム名・ED名

True End「ED11」のタイトル兼タイトル画面メニュー項目。全Bad/Normal ED達成後に解放される。

内容
電車救出シーンに遡り、主人公が蒲乃菜と普通の恋人関係に至る救済IFシナリオ。ED01〜ED10を全クリアした後に「もし誘拐をしなければ」という分岐が解放される。
タイトル画面での意味
ED11到達後はタイトル画面から直接このシナリオにアクセスできるメニュー項目として追加される。「秘密の地下室」と並んで解放されるご褒美コンテンツ。