用語集 — 月姫
スクリプトに登場する固有名詞・世界観用語を解説。▼ネタバレ詳細はネタバレを含む詳細説明です。プレイ済み設定でアコーディオンが展開されます。
能力・魔術
直死の魔眼
ちょくしのまがん
能力 / 魔眼
8年前の事故以後に志貴が保有した能力。モノの「死」を視覚化した「線」が見える。線をなぞって刃物で切ると、対象は何の力もいらず断たれる。
「『モノ』にはね、壊れやすい個所というものがあるの。いつか壊れるわたしたちは、壊れるが故に完全じゃない。君の目は、そういった『モノ』の末路……言い代えれば未来を視てしまっているんでしょう」(蒼崎青子)
普段は「魔眼殺し」の眼鏡で抑止。本気で戦う時は外す。相手が人間でも吸血鬼でも「切れる」。「死点」(線が交差する点)をついた場合はより致命的。
魔眼殺し
まがんごろし
アイテム / 魔術道具
蒼崎青子が9歳の志貴に渡した眼鏡型の魔術道具。直死の魔眼を抑止して日常生活を可能にする。「これをかけていれば妙なラクガキは見えなくなるわよ」(青子)。姉の所から「奪って」まで作った逸品。
線 / ラクガキ
概念 / 視覚表現
直死の魔眼で志貴に見える、世界中の物体に走る黒い線。9歳時の志貴の主観では「ラクガキ」「ヒビ」と表現。17歳以降は「線」と呼称。なぞれば何でも断てる。
死点
概念
直死の魔眼に見える「線」が交差する点。モノの「死」が集約する場所で、線より致命的。
吸血鬼・存在の分類
真祖
しんそ
種族 / 概念
吸血鬼の頂点に位置する正統な存在。「死徒」と区別される。アルクェイド・ブリュンスタッドが該当する。死徒を狩る役割を担う。
死徒
しと
種族 / 概念
元・人間が吸血鬼化した存在。真祖から見れば下位種。「死徒二十七祖」は死徒の中でも最上位の二十七人。アルクェイドはこれらを狩る役割を担う。
死徒二十七祖
しとにじゅうしちそ
集団 / 概念
死徒の中でも最上位の二十七人。ネロ・カオスが含まれる。「現存している死徒は二十七祖じゃなくて二十八でしょう。貴方たちは『蛇』を同胞と認めていないの?」(アルク)——ロアを含めれば二十八人。
ロア
人名 / 死徒(特殊)
別名「蛇」。十七回の転生を繰り返してきた死徒。アルクェイドに十七度滅ぼされてきた因縁の相手。
十七人目の転生先として「遠野」の血筋——志貴の中に宿っていた。作中では志貴の中の人格、シエルの中の記憶、現実の影として複層的に出現する。
「十七人目―――先代の私は、滅ぼされる前に遠野という血筋を候補にあげていた」(ロア)
蛇
へび
概念 / ロアの別名
ロアの別名。転生を繰り返す死徒の概念的本質。「シエル・アルク・志貴の台詞を通じて「蛇」と呼ばれる。
混血
こんけつ
概念 / 体質
遠野家の血筋に混ざる人外の血。定期的に他者から熱(生命力・血)を吸わなければ発作を起こして死ぬ体質。父・槙久と秋葉が該当する。秋葉ルートで手記から判明する。
シキ(夜のシキ)
概念 / 別人格
志貴の中に眠るもう一人の人格。満月や血の匂いに反応して殺意を発露させる。アルクェイド殺害の引き金となった。
シエルルートでロア/シキとして月夜の公園に出現。翡翠ルート・琥珀ルートでは志貴本人が「シキ」化して屋敷で暴走する。バッドエンドコーナーでは「ダークシキ」という呼称で登場し、ロア博士として知得留先生の解説に特別出演する。
組織・役職
教会
きょうかい
組織
死徒・吸血鬼を狩る組織。シエルが所属する。代行者を派遣して人外を排除する。
代行者
だいこうしゃ
役職
教会から派遣される死徒退治の専門員。シエルがその一人。「処刑役」(ネロのアルクへの呼称)とも呼ばれる。武器として「黒鍵」(短刀)を使用する。
黒鍵
くろかぎ
武器
教会代行者の使う短刀。シエルが携帯している。投擲・近接共に使える。バッドエンド(シエルに刺される)で登場。
埋葬機関
まいそうきかん
組織
教会内で死徒を処理する特殊機関。シエルルートで言及される。
人物・血筋
蒼崎青子
あおざき・あおこ
人名 / 魔法使い
8年前、9歳の志貴に「魔眼殺し」の眼鏡を作って渡した自称・魔法使い。姉から魔眼殺しを「奪って」まで作った。志貴は「先生」と呼ぶ。本編開始時点では消息不明。
蒼崎(一族)
あおざき
家系
上位魔術師を輩出する一族。青子と「姉貴」がいる。姉は魔眼殺しの本来の作り手。
七夜
ななや
血筋 / 一族
翡翠と琥珀の出身とされる古い血筋。8年前から遠野家に身を寄せていた双子はその生き残り。「七つ夜のナイフ」にその銘が刻まれている。
七つ夜
ななつよ
概念 / アイテム
秋葉TRUE ENDで秋葉が預かるナイフに刻まれた銘。七夜の血筋を象徴する。志貴という名前がここに由来することが示唆される。
遠野家
とおのけ
家系 / 場所
志貴の実家。坂の上の大きな洋館。東館と西館に分かれた左右対称の構造。一企業のトップを輩出する大富豪。家系には人外の血が混ざる「混血」の体質がある。
遠野槙久
とおの・まきひさ
人名(故人)
志貴と秋葉の父。物語開始時点で故人。遠野家の先代当主。
混血の体質を持っていた。秋葉ルートでは志貴が読む手記(親父の部屋)で遠野家の真実が明かされる。琥珀ルートでは、長年にわたって琥珀を性的に虐待してきた加害者として暴露される。屋敷のすべての悲劇の根源。
遠野秋葉
とおの・あきは
人名
志貴の妹。遠野家現当主。混血の体質を兄から隠していた。発作時には「シキ」と呼ばれる獣のような姿に変貌する。
有間家
ありまけ
家系
遠野家の分家筋。茶道の家元。8年間志貴を育てた一般家庭。育ての母・有間啓子がいる。
場所・舞台
茶道部室
場所
シエルが一人で占有している学校の部室。志貴とのお茶会の定番場所。「いい和菓子が入ったんですけど、お話し相手がいないんです」という口実で志貴が呼ばれる。
公園(夜の公園)
場所
アルクェイドとの共闘契約の場。シキ化した志貴の前にアルクが現れる「月夜の公園」。重要な場面が繰り返し舞台となる。
親父の部屋
場所
故・遠野槙久の書斎。秋葉ルートで志貴が手記を読んで遠野家の「混血」の真相を知る重要な場。
重要アイテム・概念
白いリボン
アイテム / 約束
8年前、屋敷を出る志貴に翡翠が裏庭で渡したリボン。「これ、持っていって。貸してあげるから返してね」——志貴は8年間カバンに入れたまま過ごした。翡翠ルートの根本にある約束の象徴。
七つ夜のナイフ
アイテム
秋葉TRUE ENDで志貴が秋葉に預けるナイフ。「七夜」の銘が刻まれており、志貴と七夜の血筋の繋がりを示す。「必ず帰ってくる」という約束の証として手渡される。
十七
概念 / 数字
月姫を貫く特権的な数字。アルクェイドを解体した箇所数 / ロアの転生回数 / 17歳の志貴の年齢——三つの意味が重なる。
朱色
しゅいろ
概念
志貴が極端に苦手とする色。「朱色は苦手だ」(志貴)。血を連想させ吐き気がする。8年前の事故の記憶か、混血としての本能かは明示されない。
イベント・時間
八年前の事故
イベント / 過去
9歳の志貴が遭った交通事故。胸にガラスの破片が刺さって瀕死の重傷。これを機に直死の魔眼が開眼。単なる事故ではなく、ロアと「七夜」の血筋にまつわる過去の因縁と関連する(後半で示唆)。
五時限目
イベント / 時間
物語が動き出す決定的な授業時間。志貴が貧血で倒れて街に出て、アルクェイドを「十七箇所」解体するに至るシーンの直前。
通り魔事件
イベント
街で連続発生する血を抜かれた被害者の事件。犯人はネロ・カオスとロアの二系統。アルクェイドルートのバッドエンドでは弓塚さつきが被害者として登場する。
ゲームシステム・メタ要素
知得留先生
ちえる・せんせい
人名 / コメディキャラ
バッドエンド後の解説コーナー「教えて!知得留先生!」の主役。シエル(Ciel → ちえる)がコスプレで演じているメタ的存在。「メルシー!」が決まり挨拶。特別ゲストとして「ロア博士(ダークシキ)」が登場する回もある。
閑話月姫
かんわつきひめ
ボーナスシナリオ
完全版に収録されたボーナスシナリオ。本編のいずれかのエンディングに到達した後に楽しめる番外編。
遠野家の日常
ボーナスシナリオ
完全版収録のギャグ番外編。本編の重大なネタバレを含むため全クリア後推奨。