月姫
| タイトル | 月姫(つきひめ) |
|---|---|
| ブランド | TYPE-MOON(同人サークル) |
| 発売日 | 2000年12月29日(コミックマーケット59・完全版) / 2000年8月11日(コミックマーケット58・半月版) |
| プラットフォーム | Windows 95/98(同人CD-ROM) |
| レーティング | 18禁(成人向け同人ソフト) |
| ジャンル | 伝奇ビジュアルノベル |
| シナリオ | 奈須きのこ |
| 原画 | 武内崇 |
| ゲームエンジン | NScripter |
| ボイス | なし |
| ルート数 | 5ルート(アルクェイド・シエル・秋葉・翡翠・琥珀) |
リメイク版(月姫 -A piece of blue glass moon-)
あらすじ
舞台は十月。主人公の遠野志貴は、八年ぶりに実家・遠野の屋敷へ戻ってくる。9歳のとき大きな事故で胸に重傷を負い、回復後は分家の有間家に預けられていた。父・遠野槙久が亡くなり、当主となった妹の秋葉に呼び戻されたかたちだ。
屋敷で志貴を待っていたのは、すっかり良家のお嬢様に変わった秋葉、明るい侍女の琥珀、無表情な侍女の翡翠。学校ではシエル先輩との茶飲み話、同級生の弓塚さつきとの帰り道、悪友・乾有彦とのおしゃべりが日常を作っている。
事故の後遺症で志貴の眼には世界の「線」が視えるようになった。八年前に出会った先生から渡された眼鏡をかけているかぎり、その線は隠れて穏やかに暮らせる——はずだった。屋敷へ戻った夜、犬の遠吠えを聞き、街で金髪の女と出会ったあたりから、志貴の日常は徐々にずれてゆく。
これは、十月のなかばの数日間で起こる、屋敷と街と学校をめぐる物語。妹のこと、屋敷のこと、自分の眼のこと、そして街でひそかに起きている事件のことを、志貴はひとつずつ受け入れていくことになる。
キャラクター
キャラクター画像は月姫 -A piece of blue glass moon- 公式サイトより使用。原作同人版の原画は武内崇。
17歳の高校2年生。八年ぶりに遠野屋敷へ戻る。世界の「線」が視える眼を眼鏡で隠して暮らしていた。
金髪・赤眼の女性。深夜の路地裏で志貴に出会う。自分の使命を持ち、それ以外には驚くほど無頓着。
志貴の高校の三年生先輩。茶道部室で緑茶をすすり弁当を豪快にたいらげる。穏やかな物腰の裏にもうひとつの顔を持つ。
志貴の妹にして遠野家の現当主。八年の別離を経て艶やかな長い黒髪の令嬢に成長していた。
遠野家の侍女。双子の妹。毎朝「おはようございます、志貴さま」と起こしに来る無表情な少女。物音ひとつ立てない。
遠野家の侍女。双子の姉。屋敷の家事全般を担う朗らかな少女。志貴を玄関で出迎え「よろしくお願いします」と笑顔で言った。
用語集
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FAQ
各ルートの結末・キャラクターの正体に関する設問はネタバレゾーンに分離しています。
月姫とはどんなゲーム?
同人サークルTYPE-MOONが2000年のコミックマーケット58・59で頒布した伝奇ビジュアルノベル。奈須きのこによるシナリオ・武内崇による原画。直死の魔眼を持つ高校生・遠野志貴と、吸血鬼の真祖・アルクェイドが出会う十月の数日間を描く。5ヒロイン・複数エンディングの選択肢分岐型ADVで、ボイスなし・NScripterエンジン使用の同人ゲームとして異例の大ヒットを記録した。
ヒロインは何人?ルート構成は?
ヒロインは5人。アルクェイド・ブリュンスタッド、シエル、遠野秋葉、翡翠、琥珀の5ルートがある。アルクェイド・シエルの2ルートが先にプレイでき、クリア後に残る3ルートが解禁される。
各ルートにTRUE ENDとGOOD ENDが存在し(琥珀ルートはTRUEのみ)、加えて多数のBADエンド(計43通りのルート失敗シーン)がある。
リメイク版はある?
リメイク版『月姫 -A piece of blue glass moon-』がPlayStation 4・Nintendo Switch向けにパッケージ・ダウンロードで発売されている。アルクェイド・シエルの2ルートのみを収録した全年齢作品。
同人版とリメイク版の違いは?
リメイク版「月姫 -A piece of blue glass moon-」(2021年)は原作の大規模なリメイクで、原画・シナリオともに全面リニューアルされている。主な違いは以下の通り。
- 収録ルート:リメイク版は現状アルクェイド・シエルの2ルートのみ(同人版は5ルート)
- レーティング:リメイク版は全年齢(同人版は18禁)
- キャラデザイン:リメイク版は武内崇による新規描き下ろし(同人版とは異なるタッチ)
- フルボイス:リメイク版はフルボイス(同人版はボイスなし)
- 新キャラクター・新エピソードが追加されている
本サイトのレビュー・分析は同人版完全版(2000年12月)を前提としている。
「知得留先生コーナー」とは?
バッドエンド到達後に展開されるメタコメディパート。シエルが「知得留先生」というキャラクターにコスプレし、なぜバッドエンドになったか・次の選択肢をどう選ぶべきかをわかりやすく解説してくれる。同人版には計43通りのバッドエンドルートが存在し、そのすべてに「知得留先生コーナー」が対応している。本編の重厚な伝奇トーンとのギャップが大きい。
「直死の魔眼」とは?
主人公・遠野志貴が持つ眼の能力。世界のすべてのものには「死」が備わっており、それが黒い線として志貴の目に見える。その線をナイフでなぞるとモノを「断つ」ことができ、不死身の吸血鬼でさえも殺すことが可能。8歳の事故が原因で開眼したが、常時使用すると精神に負荷がかかるため、蒼崎青子から授かった魔眼殺しの眼鏡で普段は抑制している。
シナリオライターの奈須きのこについて
TYPE-MOONの共同設立者。月姫で世に出た後、同人版Fate/stay night(2004年)で爆発的なヒットを記録。その後TYPE-MOONは商業化し、アニプレックスとの協力のもとFGO(Fate/Grand Order)等のソーシャルゲームを展開。月姫は奈須きのこのビジュアルノベル第一作にして、商業型同人ゲームの先駆けとして位置付けられている。
関連作・派生作は?
同人版追加コンテンツ
- 月姫PLUS-DISC(2001年)― おまけディスク。ミニゲーム・特別シナリオ収録
- 歌月十夜(2001年C60)― ファンディスク。本編後の世界を描く10のシナリオ
- 月箱(2003年)― 上記3本セットの特別版
関連ゲーム
- MELTY BLOOD(2002年)― 渡辺製作所との共同制作。月姫キャラが登場する対戦格闘ゲーム
- MELTY BLOOD: TYPE LUMINA(2021年)― リメイク版キャラを軸にした新作対戦格闘
- 月姫 -A piece of blue glass moon-(2021年)― 公式リメイク版