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キャラクター詳細 — ビ・ヨンド 〜黒大将に見られてる〜

全キャラクターの真相・裏設定・エンド別顛末を収録。「ネタバレ詳細」で核心情報を展開できます。
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主人公(黒大将)

主人公 通称・黒大将 主人公
漆黒の魔王
名前宮本小十郎(変更可能)
読み(名無し)
役割視点キャラ・漆黒の魔王
年齢不明(数千年単位で眠り続ける)
外見漆黒の外骨格。マントや甲冑風のシルエット。
口癖「〜のだ」語尾・「ぬぅ?」

鳳凰の中で記憶を持たないまま目覚めた男。地の文では「黒大将」と呼ばれ(これがサブタイトルの語源)、「のだ」語尾の老成した一人称と「ぬぅ?」「ぬぉ?」という愛嬌ある口癖が特徴。漆黒の外骨格を纏い圧倒的な存在感を放つが、当の本人はまったく状況を把握しておらず、宇宙の常識にいちいち驚き困惑する。善悪より「成り行き」で動き、流されたあげく良心が痛む——このギャップが本作の笑いと感動の主軸となっている。

眠りから覚めるたびに「漆黒の魔王」として新たな次元層に顕現するのが宿命だが、眠り前の記憶はない。唯一の頼りがレンという無表情の少女であり、彼女の「マスター」として旅を続ける。ヒロインの危機には「成り行きであってな」と言い訳しながらも救いに動くツンデレ的な行動原理を持ち、深淵には「絶対たる者・黒き者」と呼ばれる別の人格が眠っている。

正体:黒王の細胞レプリカ。終盤クライマックスで判明する最大の真相。原始の4王(白・金・白金・黒)のうち「終焉と死」を司る原初神・黒王と同一の細胞情報から生まれた存在であり、本物の黒王ではない。この「レプリカ」という事実がとの対決で核心となる。

また、5章で次元装甲エバに移譲した瞬間に「絶対たる所以」を失い、時空の彼方へ放り出されるという転機を迎える。絶対無敵の魔王がその力を誰かのために手放す場面は、本作で最も主人公らしい場面のひとつ。

象徴的な台詞
「私を覆っている次元装甲を、客人側に移す」エバを救うために(5章)
「ぬぅ?」多数・困惑の口癖
ルート別顛末

END01(永遠彷徨):終盤クライマックスで「力をくれ」を選択。4文明の興亡を永遠に見届ける魔王として彷徨い続ける。
END2(ベルエンド):旅を続けるが20年後にベルが父を語る。
END4/5(転生):エバ・フェイとそれぞれ転生風の形で再会する。
END8(チャイム昇天):薔薇を数えるチャイムのもとに、星の海でレンが迎えに来る。

レン

レン れん ヒロイン
レン
読みれん
役割主人公の眷属・鳳凰の脳
外見額に青いクリスタル、腰にシッポ。無表情の少女。
口調敬語体・無表情・「ますたぁ」呼び

主人公の眷属として鳳凰内で共に旅する少女。無表情の敬語体で話し、「マスター」(ますたぁ)と呼ぶ。「わたしはますたぁのシモベです‥‥そして、わたしはますたぁのシモベ以外、何者でもございません」が彼女の絶対的な自己定義。平坦な敬語の奥に、嫉妬と寂しさという感情がたしかに宿っている。

感情表現が乏しい反面、マスターへの献身は絶対的。5章で次元装甲を手放そうとした時に「いけません! マスターが絶対たる所以は、その次元装甲にあるのです!」と珍しく激しく止めようとした姿が印象的。7章では「私では‥‥お心の傷を‥‥癒して差し上げる事は出来ませんか‥‥‥?」と自ら身を捧げようとする場面も見せ、9章ではレ'ンの出現に嫉妬を露わにしながら感情が激しく揺れ動いてゆく。

正体:鳳凰の脳。レンは約2500周期=1億年前に「鳳凰の脳」として生まれた存在。シモベという自己定義は彼女自身も本気で信じていたが、真実は「主人公こそが彼女たちを守護するエサ」であり、レン側が主人公を捕食する宿り木だった。

終盤クライマックスで影に乗り取られ消滅するルートと、END8でチャイムを守護する形で星の海に現れるルートがある。END8のラストでは「星の海でレンが主人公を迎えに来る」という形で、全作中もっとも完結した感情的な決着が描かれる。

重要台詞
「わたしはますたぁのシモベです‥‥そして、わたしはますたぁのシモベ以外、何者でもございません」自己定義
「いけません! マスターが絶対たる所以は、その次元装甲にあるのです!」5章・次元装甲移譲を止めようとした場面
「わたしは‥‥あなたさまの‥‥ちゅうじつなシモベです‥‥」終盤の反復

レ'ン

レ'ン れ'ん(もうひとりのレン) ヒロイン
レ'ン
読みれ'ん(字体が異なる別個体)
役割レンと同型の別個体・4千年の孤独を経た存在
外見レンと同一の姿。一人称「あたし」でレンと区別できる。
登場8章末〜9章

8章末に「みつけた‥‥みつけたよ‥‥あたしの‥‥マスター‥‥」と現れる。レンとまったく同じ姿だが、一人称が「あたし」。4千年の孤独で歪んだ、子供のような甘えと殺意が同居する複雑な存在。「あたしは‥‥マスターと一緒にいたいだけなのに‥‥」が本質であり、嫌われることを最も恐れている。9章でその正体と過去が全て明かされる。

正体:レンと完全に同型のもう1個体。本来は別の「マスター」のシモベとして存在していた。しかしそのマスターから殺意を向けられ、自らの手でマスターを殺してしまった。それ以降、4千年間ひとり闇の中で存在し続けてきた。「マスターに愛されることを夢見てた‥‥でも‥‥マスターはあたしを愛してくれなかった‥‥あたしを憎んで‥‥殺そうとした」というトラウマを抱えている。

「ますたぁは‥‥あたし達『レン』を守護するエサ」という真実を暴露するのも彼女だ。終盤では影と道連れに消滅するルートへ入り、消滅直前に「わたし‥‥こんどは‥‥いいこに‥‥してたよ‥‥ほめて‥‥くれるよね‥‥ねぇ‥‥ますたぁ‥‥」と呟く。4千年の孤独と、ようやく見つけた新しいマスターとの短い時間が、本作の最も重い感情的な場面を形成する。

重要台詞
「みつけた‥‥みつけたよ‥‥あたしの‥‥マスター‥‥」初登場の台詞
「4千年間、ずっと独りぼっちだった‥‥闇の中で‥‥ずっと震えてた」全告白の場面
「ますたぁは‥‥あたし達『レン』を守護するエサ」真相暴露

エバ=ブラッディメリー

エバ=ブラッディメリー えば・ぶらっでぃめりー ヒロイン
エバ=ブラッディメリー
読みエバ=ブラッディメリー
役割UGP第261独立強襲艦隊長
外見金髪。艦長服。
愛用品宇宙走行自転車「流星号」(左遷後の足)

正義感と意地で動く熱血漢。一人称は「私」、相手を「キサマ」と呼ぶ直情型の艦長。「ふざけるなーーッ!」とすぐに激昂するが本質は人情家で、部下への愛情は強烈。作戦参謀ロゼとペアを組み、「ブラッディメリー」という家名が復讐に燃える強硬な艦長のイメージを体現する。「銀河連合警察賛歌ーーーーッ!」と叫ぶシーンが名物。

1章で艦隊を壊滅させられた後、UGPに左遷されながらも愛用の「流星号」(宇宙走行自転車)で執念の追跡を続ける。復讐心は持つが根は人情家のツンデレ。主人公への態度が次第に軟化してゆく。

5章の屈辱と変化:エバは復讐のため自艦動力炉を暴走させてマイクロブラックホールを生成する罠を発動する。しかし主人公はエバを救うために次元装甲を自ら移譲する。「屈辱的な救われ方」がエバの感情に亀裂を入れ、これが徐々に主人公への関係性の変化に繋がる。

エバルート(再結集):ロゼが第261艦隊の生き残りを再結集して鳳凰へ突入。エバは「銀河連合警察賛歌ーーーーッ!」を叫びながら特攻を敢行する。
END02:完全攻略前。エバが特攻するも意識を失う悲劇的な短編エンド。
END4:完全攻略。病院で目覚めたエバに主人公がナンパする転生めいた再会エンド。

重要台詞
「銀河連合警察賛歌ーーーーッ!」鳳凰特攻時

ロゼ=ダイキリ

ロゼ=ダイキリ ろぜ・だいきり ヒロイン
読みロゼ=ダイキリ
役割第261独立強襲艦隊作戦参謀
外見黒髪。参謀肌。

エバの作戦参謀にして親友。冷静沈着で知性的な外見だが、内心は熱い。エバが暴走しかけた時に「警官として言うべき言葉ではありませんけど」と前置きしてから諌める良心的な立ち位置。「ここで降りるくらいなら、最初からあなたの参謀に志願しません」という一言がロゼの忠誠心を端的に示す。

エバが最果て派出所に左遷されていた時期も、イモを送り続けた唯一の繋がりだった。エバルートでは、散り散りになった艦隊の生き残りを一人ひとり説得して再集結させ、「あなたが来るのを‥‥もちろん待っていたんです」と合流する場面がクライマックスの核心となる。

エバルートの再集結が彼女の最大の見せ場。「部下達を集めてきた」という事実の重みがエバの特攻を意味ある熱血展開に押し上げる。長官が「土下座してでも仲間達に頼む」と懇願する背景にもロゼの根回しがある。「エバがいないUGPに未練はありませんから」と辞表を叩きつけてUGPを去り、ファーン警察機構へ転属するシーンも印象的。

フェイ

フェイ ふぇい ヒロイン
フェイ
読みふぇい
役割バウンティハンター・ギアフレームパイロット
外見獣耳。天真爛漫な少女。
口癖「ふぇ?」
愛機汎用人型戦闘兵器ギアフレーム「吉右衛門号」

獣耳・シッポつきの少女バウンティハンター見習い。「ふぇ?」「ふぇぇぇぇッ!?」が口癖の天然で、すぐに「ぐしゅっ」と泣き出す泣き虫。父を亡くした後、賞金稼ぎ3年目で実績ゼロのまま主人公と出会い、救出されると号泣しながら「お師匠さまぁ! 私を拾ってくれるんですね!?」と勝手に弟子入りを宣言する。

愛機「吉右衛門号」(ギアフレーム)を駆ると「1軍隊にも勝る力」を発揮する実力者でもある。一方で日常パートは完全にコメディ担当——「菓子の家のために」ブランドの小麦粉を全消費した事件(弁明:「クッキーをベースにした家にケーキのベッド、シュークリームのソファーやゼリーのプール」)が象徴的。3章で鳳凰の仲間に加わる。

フェイの最期:吉右衛門号の最終決戦兵装「コレダーハンド君」を起動し、に単身で挑む。「コレダーハンド君、出力最大!」が最後の台詞。原子の塵となって消える。コメディキャラとして描かれてきた彼女が、その天真爛漫さのまま命を賭す場面のギャップが強烈な印象を残す。

END3:フェイの犠牲後の沈黙短編エンド。
END5:完全攻略ルート。雪原で倒れた主人公をフェイが拾う転生めいた再会エンド。「雪原でフェイに拾われる」という温かいイメージで締め括られる。

重要台詞
「『コレダーハンド君』、出力最大!」影への最終決戦

アメジスト(アメリア)

アメジスト あめじすと(偽名:アメリア) ヒロイン
アメジスト
読みあめじすと
役割神聖ライトゥワース王女
口癖「くふふふ♪」(独特の笑い方)

「アメリア」という偽名で登場する謎めいた少女。「くふふふ♪」という独特の笑い方が印象的。ジェストラント帝国との政略結婚を巡る4章の騒動の中心人物。その後仲間に加わる。

正体:神聖ライトゥワースの王女アメジスト。UGP・ジェストラント・ライトゥワース三者の魔王対策連合が水面下で動いており、アメジストはその政略の駒として政略結婚の的にされていた。「アメリア」という偽名はその政略から距離を置くための仮面。

END6:アメジストルート完全攻略。子供達に宇宙の旅の伝説を語る母(アメジスト)の姿で締め括られる。二人の愛の結実を感じさせる温かいエンド。

チャイム

チャイム ちゃいむ ヒロイン
チャイム
読みちゃいむ
役割古代ウィネリアの少女 → ファーン王国女王
呼び方「私の天使様」と主人公を呼ぶ
変化6章では少女、8章では女王(20年経過)

6章で主人公が過去のウィランディに降臨した際に出会う少女。「私の天使様」と主人公を呼び続ける。6章時点では「いつか大聖母様よりすてきなレディになるもん!」と宣言する活発な少女だった。

8章で再訪した時には20年が経過。主星ウィランディを治めるファーン王国の女王として佇み、主人公を待ち続けていた存在として描かれる。

ベルモットの母:チャイムは主人公との間にベルモット(ベル)をもうけており、8章では鎧の戦姫として成長したベルが登場する。チャイムルートは本作のヒロイン群の中でもっとも時間的スパンが大きい。

END1(バッドエンド):6章でチャイムを突き放す選択をするとラトクに刺殺されるバッドエンドに直結する。チャイムルートは入り口こそシンプルだが、迷う余地のない決断が求められる。

END7(夢オチ):若返ったチャイムと赤子ベルが登場する夢オチ風の温かいエンド。軽めの着地で微笑ましい。
END8(チャイム昇天):もっとも完結した終幕として語られる。薔薇を数えるチャイムのもとに、星の海でレンが主人公を迎えに来る。生と死と宇宙が交差する詩的なエンド。

ベルモット(ベル)

ベルモット べるもっと(通称・ベル) ヒロイン
ベルモット
読みべるもっと
役割主人公とチャイムの娘・鎧の戦姫
登場8章(20年後のウィランディで初登場)

主人公とチャイムの娘。鎧の戦姫として成長した姿で8章に初登場する。父(主人公)の存在を知っており、強くなった自分を見せようとする。

END2(ベルエンド):レ'ンを許しレンが影に堕ちるルートを選んだ後、主人公が去った20年後、成長したベルモットが「父」を語る視点で展開する回想エンド。この構造が主人公とチャイムの「在りし日」を哀切に描き出す。

サブタイトル「黒大将に見られてる〜」の「見られてる」は、レン(シモベ)が観察者として主人公を見続けてきた文脈とも読めるが、ベルモットが父を「見続けた」眼差しとも重なる。

その他の登場人物

アッセルハイマー=ボジョレー=ヌーボー

あっせるはいまー・ぼじょれー・ぬーぼー コメディリリーフ・皇太子

ジェストラント帝国皇太子。自称「奇跡の皇子」。4章から登場するコメディリリーフで、名前のボリューム自体がギャグとして機能している。終盤までしぶとく再登場し続け、本作のシリアスとコメディのバランスを保つ重要な緩衝材となっている。

ラトク

らとく 科学者・魔導科学創始者

6章で登場する科学者。主人公の身体からわずか2%の情報を採取し、それをベースに「魔導科学」という独自の科学革命を起こす。8章では老齢の侍従長としてファーン王国ベルモットを支え続けた姿で再登場する。ラトクの一生を縦断的に描くことで「6章から8章にかけての20年」の重さが際立つ。

かげ ラスボス・古代の魂

原始の4王に滅ぼされた古代文明の魂だけが生き残ったもの。肉体を持たず、終盤クライマックスでレンに乗り移ることで実体を得る。「コレデ駒ハスベテソロッタ」「我コソガ造物主!」と宣言し、宇宙を「無に還す」ことを目的とする。主人公・レン・レ'ンを長期にわたって「駒」として操ってきた真の黒幕。終盤、レ'ンが道連れに消滅させる。

影の計画は「原始の4王を自分の手で滅ぼす」こと——古代に文明を滅ぼされたことへの復讐。主人公(黒王のレプリカ)をレンが守護し、そのレンを乗っ取ることで最終的に原始の4王の力を自分のものにしようとした。終盤クライマックスの「力をくれ」選択がEND01(永遠彷徨バッドエンド)に繋がる点は、主人公が影の術中に落ちる結末を示す。