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キャラクター詳細 — 晴れのち胸さわぎ

読みは作中でふりがなや音写が示された語のみを確定として扱っている。原文で確認できないものは推測を避け、その旨を記した。

早乙女かずひこ

早乙女かずひこ さおとめ・かずひこ 主人公
早乙女かずひこ
役割主人公・視点人物
立場舶用学院の生徒会長
住まい桃木家のアパートで一人暮らし。両親は海外出張中
一人称オレ
外見作中に外見の描写はほとんどない。人物像は行動と地の文で作られている

「スカートの丈を膝上30センチにする」という公約で当選した生徒会長。自己申告は一貫して尊大で、「ヒトの上に立つ男、早乙女かずひこと呼んでくれ」と名乗る。生徒会の仕事ぶりは千尋に叱られる側にあり、朝は千尋の鉄拳で目を覚ますのが日課になっている。対立する井闇からは「婦女子に取り入る事の巧みな」と評される。

かずひこの体内には龍神・蒼龍が潜んでいる。5日前、紅龍に追われて逃げていた蒼龍が、波長の似ていたかずひこに入り込んだのが始まりである。そして蒼龍は、自分の存在を言いふらされないようかずひこの記憶そのものを封印した。物語の冒頭から3日目までは、その封印が解けていない状態の視点で語られている。

作中で使う「龍の力」は、体内の蒼龍に由来する力を借りたものにすぎない。本人は使い方を理解しておらず、発動に難儀した末に感情の込め方が条件だと気づく。4日目には珠美にその力ごと奪われ、無力なまま決着の場に立つことになる。

ただ軽薄なだけの人物としては描かれていない。暴れるオオタマに対して、かずひこはこう言う。

「けどこいつも、誰かの意識を知らずに受け継いで暴れてる可哀相なヤツなんだろ☆」オオタマについて

結末では千尋と結ばれる。この関係は続編『晴れのちときどき胸さわぎ』に引き継がれ、「前作での騒動をきっかけに恋人同士となった」という前提で次の物語が始まる。

象徴的な台詞
「そりゃ、オレ様が偉いからだぜッ★ ヒトの上に立つ男、早乙女かずひこと呼んでくれッ!!」自己紹介がわりの一言
「蒼龍☆ 蒼龍って、いったい何の事だよッ!!」記憶を封じられているため、自分に潜む存在を知らない
「龍の力は微塵も出ないッ!! オレの気合は十分だってのにッ!?」珠美に力を奪われた直後

桃木千尋

桃木千尋 ももき・ちひろ メインヒロイン
桃木千尋
読みももき・ちひろ
年齢16歳(作中で明記)
立場舶用学院の生徒会副会長。アパートの大家の娘
家族6歳上の姉・桃木千秋。両親は海外出張中
外見「娘といっても男と何ら変わらない精神構造している」と地の文で紹介される

生徒会副会長として、かずひこの職務怠慢を叱りながら実務を回す。人物像の中核にあるのは鉄拳制裁で、かずひこが千尋のパンチで目を覚ますのは日課として描かれる。押絵とは未確認生物の実在をめぐって正面から衝突する仲でもある。

殴る側の顔とは別に、かずひこの身を案じる言動が繰り返し置かれている。蒼玉を託されたときの念押しがその代表で、これは4日目に蒼玉を失うことの前振りにもなっている。

「かずッ★ 蒼玉を肌から離しちゃダメだからね」3日目、蒼玉を渡された後で

終盤、千尋の身体は紅龍に乗っ取られる。紅龍は人の姿を得るために宿主を必要としており、決着の局面で千尋がその器になる。

二龍が和解して封印へ帰ったあと、この物語を締めるのも千尋の台詞である。

「くす‥‥ホントは仲がいいのね‥‥紅龍と蒼龍って‥‥」数千年ぶんの夫婦喧嘩を見届けて

結末で結ばれるのは千尋であり、この関係が続編の出発点になる。なお中盤には中学時代の回想があり、かずひこが当初千尋を男だと誤認していた経緯と、千秋との初対面が描かれる。

日宮月美

日宮月美 ひのみや・つきみ 巫女
日宮月美
読みつきみ(「日宮」の読みは原文で確定していない)
立場舶用神社の巫女。舶用学院への転入生
家系日宮。かなめ夫人の姪
一人称私(わたし)
外見かずひこは初対面で「この清楚可憐な女の子が舶用神社の巫女だってェ?」と評する

転入初日に生徒会へ合流し、以後ずっとかずひこの傍にいる。語尾を伸ばす柔らかな話し方で通し、かずひこを「御主人様」と呼んで許嫁だと言い張る。自己認識は徹底して巫女としてのもので、「私は巫女であり供物なのです」と言い切る。玉串の鈴を鳴らして魑魅の位置を探り、祝詞でタマタマを浄化してみせる。

月美が「御主人様」と呼び許嫁だと言うのは冗談でも思い込みでもない。日宮の巫女は蒼龍の許嫁にあたる家系で、蒼龍を宿したかずひこは月美にとって文字どおりの相手だったことになる。

もうひとつ、月美自身が気づいていない事態が進行している。紅涼子に気力を奪われ、精神を支配されていたのである。極度に気力が下がっていた理由をかなめ夫人はこう説明する。

「精神支配ですね。‥‥極度に気力が下がってたのはそういう事だったのですか。」かなめ夫人

紅龍紅涼子という人の姿を保つには宿主の気力が要る。日宮の巫女である月美は、その供給源にされていた。

象徴的な台詞
「私は巫女であり供物なのです、御主人様ぁ。」自分の立場について
「玉串の鈴が止まらないほど鳴り響く時は逃げて下さいって、言ってたじゃないですかぁ御主人様ぁ」かなめの教えを繰り返して

桃木千秋

桃木千秋 ももき・ちあき 千尋の姉・国語教師
桃木千秋
読みももき・ちあき
立場舶用学院の国語教師
家族千尋の6歳上の姉
呼び方かずひこを「かず君」と呼ぶ

桃木家の食卓では給仕役として登場し、学院では教師でありながら生徒会側に助け船を出す。かずひこと千尋のやりとりを一歩引いて眺める位置にいる。

千秋は龍の力の存在を承知している井闇の尋問でかずひこがはぐらかそうとした場面に、横から補う形でこの台詞が出る。

「龍の力で浄化してるんでしょぉ☆ かず君ッ」井闇の追及の最中に

教師の側にいながら事情を知る人物として置かれており、続編『晴れのちときどき胸さわぎ』にも現国教師として続投する。

徳永博子

徳永博子 とくなが・ひろこ 新聞部
徳永博子
読みとくなが・ひろこ
立場かずひこの同級生。新聞部員(部室は3階)
一人称あたい
行動原理取材。「部数出すにゃ読者の知りたい事載せるが一番」

下着盗難とロッカー荒らしの事件を、新聞部として追いかける。初対面の相手にも遠慮なく踏み込み、「ロッカー荒らし犯人の極秘情報を入手★ 裏付け取れ次第スクープします★」と紙面で予告してしまうような性格である。

スクープ目当てで首を突っ込んでいた博子は、3日目に決定的な役回りを負う。井闇がかずひこに退学を宣告した場へ、刷り上がった新聞を持って乱入し、証言で裁定を覆すのである。取材が動機だったはずの人物が、ここで筋を通す側に回る。

もうひとつの機能は聞き役である。かなめ夫人が語る神社の縁起を聞いたあと、要点を的確に言い当てる。

「だからこの神社の宮司は巫女で女系家族なワケね。」縁起を聞き終えて

作中では下着盗難の現場で、季桜の姿を借りたタマタマに屋上で襲われてもいる。結末の後日談にも顔を出す。続編にも続投する数少ない人物のひとりである。

白石押絵

白石押絵 しらいし・おしえ 同級生
白石押絵
読みおしえ(「白石」の読みは原文で確定していない)
年齢15歳(作中で明記)
立場かずひこの同級生。未確認生物好き
口調語尾は「〜ですの」。自分を「押絵は〜」と名前で呼ぶ

未確認生物の実在を譲らず、「先にケンカ売ったのは副会長の方ですの。UMAはいるんですの」と千尋に食ってかかる。筋は通す性格で、生徒会の組み分けの場面でも「圧力かけたら違反ですの。キチンと選択してもらうですのッ」と念を押す。

押絵が主張し続けた「UMA」の正体はタマタマである。序盤でかずひこがそれに気づく独白があり、千尋との喧嘩が単なるギャグではなかったことが分かる仕掛けになっている。押絵は正しかったわけである。

そして4日目、押絵は物語を大きく動かす。かずひこが肌身離さず持っていたはずの蒼玉を持ち去るのが彼女なのである。目撃したのは月美だった。

「さっき出て行くときに、手の中に蒼いペンダントが在りましたぁ」日宮月美

この一件でかずひこは蒼玉を失い、直後に珠美から龍の力を奪われる。⛔ なお押絵は続編『晴れのちときどき胸さわぎ』には登場しない。

かなめ夫人

かなめ夫人 かなめ 舶用神社の巫女
読みかなめ
立場舶用神社の巫女。儀式と祭事の実務者
家族月美の叔母。校長・鮒紀の妻
口調丁寧語で通す。タマタマにも「タマタマ様」と敬称を付ける

舶用神社で月美とともに暮らし、タマタマの件で相談を受ける立場にある。方針は討伐ではなく浄化で、敵対する存在にも敬意を払う姿勢が最後まで変わらない。

3日目に龍神の縁起を語るのがかなめ夫人である。数千年前この町は巨大な沼地で、二つの湖にそれぞれ龍神が住んでいた。やがて二柱は争い始め、天から選ばれた巫女が純真無垢な祈りを捧げて鎮めた。それが舶用神社の始祖である、という筋立てになっている。

⛔ ただしこれは神社が伝えてきた公式版であって、真相ではない。終盤に紅龍自身が語る内容とは大きく食い違う。物語の構造としては、この縁起がまるごと「後から作られた話」だったと分かる作りになっている。

巫女の家系についての説明は、そのまま作品の世界観の骨格になっている。

「私達の家系は龍神様を奉り、怒りを静める巫女の家系。龍神様の花嫁の家系とも言いましょうか☆」かなめ夫人
「血族を絶やさない為に夫を持つ事はあっても、心は龍神様ダケのものなのですよ。」母系で受け継がれる理由

この原則の実例が、婿養子である夫の校長・鮒紀である。

紅龍の所在を探るための儀式を執り行い、月美の申し出は「初めての貴方には無理です」と退ける。そして儀式を行った場合にかぎり、紅涼子について決定的な一言を口にする。

「紅涼子様という方は、御姿を含めてこの世に存在してません。何故だかは判りませんが‥‥。」儀式を行う選択をした場合にのみ語られる

終盤では祭儀の間が半壊し、倒れているところを発見される。それでも社に残り、「私は大丈夫ですよ、蒼龍様もいらっしゃいますし、紅玉の結界もありますし」と言って一同を送り出す。

珠美

珠美 たまみ 敵役
珠美
読みたまみ
自称舶用神社のメイド(作中で嘘だと判明する)
正体魑魅の一種。悪しき自我が芽生えた霞で、オオタマとも呼ばれる
登場中盤はオオタマとして、終盤は助けられた娘として現れる

終盤、助けられた娘として姿を見せる。「ありがとうございました。何とお礼を言って良いのか判りませんッ」と礼を述べる場面から始まり、しばらくは無害な人物として振る舞う。

珠美本作の真の敵役である。正体は魑魅の一種で、タマタマと呼ばれる霞のうち悪しき自我が芽生えた個体にあたる。蒼龍はその存在を早い段階で察知していた。

「我はこの男に残り、高度に成長した霞を追おうと思っておるが。邪悪に囚われ、自我が芽生え始めておる。」蒼龍

中盤に会議室へ現れる巨大なオオタマ珠美である。井闇の恨みの思念が呼び出したもので、かずひこの龍の力はまったく通じない。「人間を通して出す弱々しい力など、我には無力」と言い放ち、龍玉を差し出せ」と要求して去る。このとき紅龍を「紅龍様」と敬称で呼んでおり、紅龍側の立場にいることが示される。

終盤は3段構えで動く。助けられた娘として近づき、龍の力を奪い取り、正体を現して笑いながらかずひこを踏みつける。そして目的を明かす。

「私はね、2つの龍神の力を得たら、真っ先に2つの龍神をこの世から消すの。」珠美
「邪魔な人間もうっとうしいから消してあげたいわねぇ‥‥。私達魑魅の理想郷を作るのも悪くないかもッ★」珠美

つまり敵は龍ではない。二龍もまた、珠美にとっては消すべき対象だった。最後には退けられる。

珠美は続編『晴れのちときどき胸さわぎ』にも登場する。続編では冥土珠美として舶用神社のメイドを務めており、人間ではないこと、正体がタマタマであることが最初から明かされている。本作で嘘として名乗った「舶用神社のメイド」が、続編では実際の立場になっているわけである。敵役が神社に仕える側へ回るという、シリーズをまたいだ変化になっている。

紅涼子(紅龍ファンルー)

紅涼子 クレナイリョウコ 紅龍の憑代
紅涼子
読みクレナイリョウコ(かずひこが声に出して読む場面で確定する)
職業デザイナーを名乗る
正体龍神・紅龍(ファンルー)の憑代
外見地の文では「デーハ〜のお姉さん」と紹介される

自立した大人の女性として現れ、自分から敵対関係を明かす。「私とアナタは敵なのよ☆ 理解してるかしら」という宣言が、決着の始まりになる。

紅涼子という人物はこの世に存在しないかなめ夫人が調べた結果がそれを示す。

「紅涼子様という方は、御姿を含めてこの世に存在してません。何故だかは判りませんが‥‥。」かなめ夫人

蒼龍の推論はこうである。紅龍は入り込んだ人間を完全に乗っ取り、そのうえ姿まで変えている。ただしそれができるのは相手が無意識状態のときだけで、しかも宿主の気力を激しく消耗させるため長くは保たない。その気力の供給源にされていたのが、日宮の巫女である月美だった。

⛔ この説明は儀式を行う選択をした場合にしか語られない。行わなかった場合、紅涼子の正体は最後まで説明されないまま終盤へ進むことになる。

終盤、涼子=紅龍が神話の真相を語る。二柱は数千年前に契りを結んだ夫婦であり、争いの原因は蒼龍の不貞だった。人間に崇められるようになった蒼龍が「願いを叶えるから」と娘を求めるようになり、紅龍が激怒して人間を滅ぼそうとした。三つの玉は、その後始末として身体を三つに分けた盟約の産物である。

「私こと紅龍と、その蒼龍は、数千年前にお互いに惹かれあい、契りを結んで夫婦になったの。」紅龍
「しかも、舶用の巫女は代替わりしてすっかり蒼龍の妾になってたし‥‥」紅龍

決着後、紅玉から涼子の声で蒼龍に語りかける場面が本作でいちばん柔らかい。「あやまるくらいなら逃げないで。迷惑なんだから‥‥」と叱ったうえで、「まぁいいわ。久しぶりにいいもの見られたし‥‥許してあげる」と赦す。⛔ 涼子は続編には登場しない。

蒼龍(ツァンルー)

蒼龍 ツァンルー かずひこに潜む龍神
読みツァンルー(作中で音写が示される)
別名津安留迂神(読みは原文で確定していない)
正体二柱の龍神の一方。紅龍の夫
所在早乙女かずひこの体内
口調尊大な古語調。女好きで、かずひこに助言と称して茶々を入れる

3日目にかずひこの体内から口を利き、正体を明かす。「我が名は蒼龍ツァンルー。ゆえあってこの男の中に潜んでおるぞ」という名乗りで、それまで学園ミステリだった物語の性格が変わる。

かずひこに潜んだ経緯は本人の弁による。紅龍に追われて逃げていたところ、波長の似ていたかずひこが神木のそばにいたので入り込んで隠れた、というものである。そして自分の存在を秘密にするため、かずひこの記憶を封じた。

「万が一この男が我の事を喋り回らないよう、念のために今日までの記憶を封印するとするか。」蒼龍
「心配するな。我がまた再び蒼玉を手にする時、記憶は蘇ろう。」解除の条件

作中で確認できる力は、かずひこの身体を本人の意思に反して動かす、龍玉を用いて結界を張る、記憶を封じる、気力を回復させる、そして他人の夢の中へ別の人間を連れ込む、といったものである。

性格は徹底して軽い。「我は女子の味方なり。悲しい想いをしてる女子を見過ごせなかっただけ」と言い、夜道では「渋く決めるのが吉だぞ☆」などと助言し、無視されれば「もう助言はしてやらんぞっ」と拗ねる。

⛔ そして二龍の争いの原因は、この蒼龍の不貞である。人間に崇められるようになってから娘を求めるようになり、盟約を結んだあとも数百年に一度は精神体で封印を抜け出して憑依を繰り返していた。紅龍から逃げ回っていたのも、封印を恐れてではなく浮気を詰められるのを避けていたにすぎない。作中でいちばん尊大に振る舞う存在が、いちばん分が悪いという構図になっている。

その他の登場人物

タマタマ(霞)

カスミ 魑魅の一種

定まった形を持たない生き物で、かなめ夫人によれば魑魅〔スダマ〕の一種で霞〔カスミ〕という。発話は「タマタマ〜」という鳴き声のみで日本語を話さない。月美は「龍神様の使い」だと説明する。⛔ 校内で続いた下着盗難事件の真犯人はこのタマタマであり、押絵が見たと言い張っていた未確認生物の正体でもある。現場では季桜の姿を借りて博子と押絵を襲ってもいる。さらに蒼龍によれば、霞は紅玉を捜すための鍵を持たされているという。この霞のうち自我が芽生えた個体が珠美である。

井闇

イヤミ 政経の教師・生徒指導

地の文で「政経の教師、生徒指導室のボス猿」と紹介される中年教師。一人称は「僕」で、丁寧な言い回しのまま相手を詰める。かずひこの退学を主張して裁定の場を作るが、博子の乱入で論を崩され、最後は多数決で退けられる。⛔ 単なる対立役ではない。退学を潰された恨みの思念が、巨大なオオタマを呼び出してしまう。中盤の危機の原因そのものである。

季桜

キザクラ 体育教師

かずひこを「早乙女ちゃん」と呼び、「さぁ★ キミ達も一緒にスポォッツしよう★」と体育館へ誘ってくる体育教師。千尋によれば、素直にクラブ活動をしようと言えない性格らしい。下着盗難事件では一時容疑をかけられるが、真犯人はタマタマだった。オオタマ戦では身を挺して立ち向かい、敗れる。

鮒紀(校長)

読みは原文で確定していない 校長・かなめの夫

「ン〜ッ」「はっはっは」が口癖の、事を荒立てない調停役。退学裁定の場では井闇の主張を多数決に付し、かずひこの在学を決める。⛔ 自分の立場を「ン〜ッ、婿養子という奴ですかなァ☆ はっはっは。」と説明しており、これが「血族を絶やさない為に夫を持つ事はあっても、心は龍神様ダケのもの」という巫女の家系の原則の実例になっている。名前は、かなめが月美に世話を頼む場面でようやく分かるのだが、かずひこ本人が「変な名前だ」と評しており、読みは作中に一切示されない。

清水

シミズ 生徒会書記

かずひこに「アリのように良く働くぞ」と紹介される生徒会書記。かずひこを「会長」と呼ぶ。⛔ 3日目に行方が分からなくなり、伏線として置かれるものの本編中では回収されない

根倉

読みは原文で確定していない 図書室の常連

図書室に入り浸っている勉強熱心な生徒。騒がしいかずひこたちに「勉強に差し支えるから、今度こそ静かにしててくれよ☆」と苦言を呈する。井闇からは「好青年の根倉君」と評され、清水と行動をともにする場面もある。