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キャラクター詳細 — 鬼作

伊頭 鬼作

伊頭鬼作
伊頭 鬼作 いとう・きさく 主人公
読みいとう きさく
役割主人公・語り手
年齢中年(40代前後)
CV非公開(公式)
外見中年男性。野次馬には「きったねぇオヤジ」と評され、面接官には「人相が悪い」と言われる。

伊頭家三男。長男・次男の兄たちはすでに死亡しており、伊頭家の鬼畜道を継ぐ最後の鬼畜モンとして上京する。美学と「下ごしらえ」を信条とする計画的・戦略的快楽主義者で、衝動的変質者とは一線を画す。丁寧語(「ございます」「くっくっく」)と凶暴な本音を使い分け、表の顔(管理人・社員)と裏の顔(鬼畜モン)を併せ持つ二重生活者。

「宵越しの精子なんざ持った事のねぇ」「美学がなぁ」が口癖。杉本製薬社員寮の住み込み管理人として2年間で正社員→課長→部長と昇進する立身出世と、8人のターゲット追い込みを並行して進める。

「伊頭家三兄弟の中で最もマシ」という限定つきながら、鬼作の行動には奇妙な良心の痕跡がある。路上で暴漢に絡まれた女性をナイフで追い払い、ついでに自分でさらに破いた服を縫い直す(「破れた服で町をウロウロされたら、またエセ鬼畜野郎を増やす事になっちまう」という自己都合の理屈つきで)。電車内では老婆を怒鳴りつける中年男を足をぐりぐり踏んで強制謝罪させ、シルバーシートを譲らせる——そのまま今度は自分が同じ老婆に向かい「ばあさんよぉ、逞しく生きねぇとダメなんだぁ」と健康訓示を垂れて、「毎朝かかさず散歩をする……そうしねぇとババアの家に火ぃつけるぞ」と脅す。部屋に居着いた少女の様子がおかしければ「まあ、俺にとってはどうでもいい事だけどよ」と打ち消しながら心配し、寒いと言う少女に「ぶっ殺すぞ」と脅した末に「ふん……勝手にしな」と毛布の端を握ることを許す。兄たちからはタバコの火を背中に押しつけられ・ナイフで刺され・食事に毒を盛られ・濡れタオルで窒息させられかけた過去を語り、「伊頭家はシツケが厳しい家庭だったんだぁ」と自嘲する。「他人を踏みにじる権利は自分だけにある」という逆説の倫理観が、鬼作という人物の核にある。

部長エンドでは8人全員追い込みと営業ノルマ達成を両立し、営業部長として他寮へ栄転する「鬼畜的ハッピーエンド」を迎える。「またどこかの寮に潜り込んで、鬼畜道を究めりゃいいじゃねぇか」と新天地での次のターゲット選定を予告する。

追い込まれエンドでは綾乃新馬円香連合にスタンガンで制圧され警察に送られる。少女エンドでは部屋に居着いた少女と川辺へ向かった末に溺死し、「ボク」に手を引かれあの世へ向かう。鬼作にとって唯一鬼畜道から外れる選択をした結果が死というビターエンドとなる。

鬼畜道宣誓
「同じ伊頭家の血を受け継ぐ者として恥ずかしいぜぇ、口惜しいぜぇ……ええ、おい?」序盤・兄の墓前
「宵越しの精子なんざ持った事のねぇこの鬼作様が、本当の鬼畜道とは何か、美学とは何かを世間に知らしめてやるぜ」序盤・宣誓
「裸の雌が布団をしょってやって来るみてぇなもんだ」社員寮の求人を見て
戦略・美学
「料理と一緒で下ごしらえが肝心なんだよ……下ごしらえがな」鬼畜道の方法論
「俺には美学ってモンがあるんだよぉ……美学がなぁ」変質者と一緒にするなと否定
「お前みてぇにハンパな善意を振り回すやつは、徹底的に追い込んでやらないと気が済まねぇんだ」桃子への脅迫
部長エンド・バッドエンドの締め台詞
「またどこかの寮に潜り込んで、鬼畜道を究めりゃいいじゃねぇか」部長エンド
「鬼畜道と美学に磨きをかけて、いつか復讐してやるからよぉ……あいる・びー・ばっく」バッドエンド共通の決め台詞
少女エンドでの動揺
「ちくしょう、ヌルヌルしてて登れねぇ」川岸に登れず
「けっ、お前になんか好かれたくもねぇや」少女に好きと言われて動揺
兄たちより「マシ」な鬼作——滲み出る人間性
「けっ、お前の為にこんな面倒臭ぇ事をやってるんじゃねぇぞ。破れた服で町をウロウロされたら、またエセ鬼畜野郎を増やす事になっちまう」暴漢から助けた女性の服を縫い直しながら
「お前、最近元気がねぇぞ。まあ、俺にとってはどうでもいい事だけどよ」少女の様子が気になって
「地縛霊のくせして寒いとかヌカしやがったら、ぶっ殺すぞ」→「ふん……勝手にしな」毛布の端を握ることを許す
「ガキの頃から兄貴達に指導されてきたからな。飯を喰うのが遅いと言われちゃあ、タバコの火を背中に押しつけられ……何度か、飯の中に毒を盛られた事もあるしな」少女に背中を洗わせながら過去を語る
「ばあさんよぉ、歳をくってるからって甘えちゃいけねぇぞ。これからのジジババは、逞しく生きねぇとダメなんだぁ」→「毎朝かかさず散歩をする……そうしねぇとババアの家に火ぃつけるぞ」電車内で老婆を中年男から守ったあと、今度は自分が同じ老婆を追い込みながら健康指導を行う

白石 桃子

白石桃子
白石 桃子 しらいし・ももこ ヒロイン1
読みしらいし ももこ
役割本社受付嬢・女子寮1階住人
年齢20代前半
CV山田理子
外見清楚な容姿。鬼作評「いかにも桃子お嬢さんらしい、お優しくてお上品な臀部」。実家は地方の民宿。

鬼作が管理人として赴任した直後、最初に挨拶を交わす女子寮1階住人。「あの……私、女子寮の1階に住んでる《白石 桃子》です」と積極的に自己紹介する明るい人柄。鬼作の不審な態度にも思いやりで接する善意の聖人型。実家の両親への愛情が強い。

脅迫されても「鬼作さんは悪い人じゃありません」と性善説を貫く稀有な存在。盗撮写真を突きつけられた瞬間ですら「私、鬼作さんがした事を誰にも言いません。だから、今後どうするか二人で考えましょう」と加害者を諭す側に回ろうとする。「写真を貼って気持ちが晴れるならそうしてください」と毅然と拒絶する場面が桃子の核となる。

だが鬼作が「お前の実家にも写真を送ってやるよ……確か、実家は民宿とか言ってたよなぁ」と民宿の両親を盾にとった瞬間、桃子は完全に崩壊する。それでもなお「き、鬼作さんは悪い人じゃありません」「お、お父さんみたいな人だと思ってました」と性善説を最後まで手放さない。追い込み完了後は受付制服姿で呼ばれ、最終的に寮を去り実家に戻ることが示唆される。蟹江課長の盗撮ネタも鬼作の追い込み材料として使われる。

善意の聖人
「私、鬼作さんがした事を誰にも言いません。だから、今後どうするか二人で考えましょう」脅迫直後の善意
「写真を貼って気持ちが晴れるならそうしてください。それより、もうこんな事をしたらダメです……絶対にダメです」毅然とした拒絶
「……可哀想な人」脅迫写真を見せられて
「鬼作さんは、よほど辛い目に遭ってる人なんですね」相手を哀れむ
実家ネタによる崩壊
「ち、父と母は関係ありません」両親を巻き込まれて
「や、やめて……ください」実家への写真送付を脅迫されて
「こういう事は悪い人がする事……です……」屈服後の諦観
最後まで残る性善説
「き、鬼作さんは悪い人じゃありません」屈服後も性善説を捨てない
「鬼作さんはお父さんみたいな人だと思ってました……」裏切られた悲嘆

末広 円香

末広円香
末広 円香 すえひろ・まどか ヒロイン2
読みすえひろ まどか
役割営業一課OL(鬼作の後輩)
年齢19歳
CV白鳥由里
外見鬼作評「けっこうおっぱいが大きい」「いいケツをしてますね」「トーシロのケツじゃございません」。薄茶色の乳首。陽気な雰囲気。

鬼作が正社員に昇格した後、直属の後輩として登場。敬語を使わず「おぢさん」と呼ぶフランクな性格で、自称「おやぢフェチ」「ファザコン」。「今までつき合ってきた人、み~んなおやぢばっかり」と公言する。気が短く強気だが追い詰められると意外に冷静、観察眼の鋭さも持つ。

営業部長・姫野達也ホテルサンタワー1402号室で不倫中という秘密が最大のネタ。下着盗撮・パンチラ・五月雨海岸での着替え盗撮も含めた多重ネタで脅迫されても、円香は「ようするにお手当なしの、愛人しろって事でしょ?……ま……いいか」と即座に本質を見抜きあっさり受容する。鬼作のほうが拍子抜けする逆説的な構造。

体を重ねるうちに「あのおち●ちんを他の女の子に入れられるのがくやしーの」と独占欲を発露し、最終的に「私、本当に何でもするからさ……だから絶対に捨てないでね」と哀願モード突入。8人の中で最も早く肉棒中毒に至る。

もう一つの貌は観察眼。「無理して丁寧言葉を遣わなくてもいいよ」「あの時の言葉遣い、迫力あったもんね。金魚すくいのおじさんまでビビらせちゃうんだもん」——鬼作の本性を完璧に見抜いている。追い込まれエンドでは綾乃側に寝返り、スタンガンで鬼作を制圧する役を担う。完全屈服しなかった円香こそが鬼作を破滅させる側に立つ皮肉な構造。

達観と受容
「ようするにお手当なしの、愛人しろって事でしょ?……ま……いいか」達観した受容
「私、おやぢフェチだから」自分の性癖を告白
「元々お股がゆるいから」セクハラへの返答
哀願モードと独占欲
「私、本当に何でもするからさ……だから絶対に捨てないでね」哀願モード突入
「あのおち●ちんを他の女の子に入れられるのがくやしーの」中出し容認の理由
観察眼
「ハッキリ言っていいよ……だいたいわかってるから」本性を見抜いた上で冷静
「無理して丁寧言葉を遣わなくてもいいよ」鬼作の本来の口調を見破る
「あの時の言葉遣い、迫力あったもんね。金魚すくいのおじさんまでビビらせちゃうんだもん」鬼作の凄みを観察している

柏木 綾乃

柏木綾乃
柏木 綾乃 かしわぎ・あやの ヒロイン3
読みかしわぎ あやの
役割杉本製薬会長付き秘書
年齢27歳
CV水野あすか
外見鬼作評「フェロモンの塊って感じ」「雌猫のようなお目々」「乳房の形だけは超一流」。仕事用スーツを常用。

会長秘書として登場。「彼女は僕の秘書で、《柏木 綾乃》君だ」と紹介される。高飛車で冷静、「ただの色ボケじじい」と鬼作を見下す。海千山千の経験から生半可な脅しには動じない。会長も「綾乃君、ああ見えても策士だから気をつけたほうがいいよ」と警告するほどの策士。

本名は鮫島祐理——元AV女優として「鮫島綾乃」名義で活動した過去を持つ。鬼作はこのビデオを入手して綾乃を追い込む。「鮫島って呼ばないでよっ!!」と表情が変わった瞬間が屈服の証だが、それでも「がっかりね。あんた、ただの色ボケじじいじゃない」と蔑みは捨てない。

H第1段階では避妊具を持参するが鬼作は「ぷ~~~~っ!!」と息で破裂させる。「鬼畜モンは、避妊具なんか使わねぇんだ」——強制中出しを受け入れさせられる。H中に「あんた、こういう事をしてるの……私だけじゃないでしょ?」と本質を突き、「悪ぃが、俺ぁ性行為以外の事に興味はねぇんだ」と鬼作が返すやり取りが本作で唯一鬼作の哲学が問い直される瞬間となる。

表面上の屈服とは裏腹に逆襲を計画。「ただし、ここが我慢どころよ。あとで必ず仕返ししてやるから」が内心の独白。追い込まれエンドでは陣野新馬円香と組み、「3対1で乱闘する?」と宣言してスタンガンで鬼作を制圧。「8年くらいは出て来れないんじゃないかしら」と告げて警察に突き出す。本作で唯一の逆襲者・主体的なヒロイン。

高飛車な蔑み
「がっかりね。あんた、ただの色ボケじじいじゃない」追い込まれても蔑みを失わない
「いい趣味してるわね」下着盗撮写真を見せられて皮肉る
「断ったら?」鬼作の命令への静かな問い返し
本質を突く問いかけ
「あんた、こういう事をしてるの……私だけじゃないでしょ?」H中に本質を突く
逆襲・追い込まれエンド
「3対1で乱闘する?」逆襲宣言
「8年くらいは出て来れないんじゃないかしら」逆襲エンドでの宣告
「鮫島って呼ばないでよっ!!」旧名を呼ばれた怒り

君崎 宏美

君崎宏美
君崎 宏美 きみさき・ひろみ ヒロイン4
読みきみさき ひろみ
役割杉本製薬MR(医薬品営業)・女子寮住人
年齢20歳
CV佐藤玲子
外見鬼作評「けっこうおっぱいが大きい」「安産型の良い尻肉」。杉本製薬の制服姿。

営業MRとして外回りを担当する真面目な社員。仕事の書類を部屋に持ち帰るほどプロ意識が高い。礼儀正しいが感情が顔に出る。律儀な性格で、追い込まれても交際相手に別れてからでないと応じない誠実さを見せる。

競合他社エーハイル営業課長・金本信との接触写真(機密情報漏洩疑惑)が決定的なネタ。「これはもう犯罪でございますです……ねえ?」と突きつけられ崩壊する。「ど、どうして……っっ」と知られていたことに絶望し、「人間として最低です」と静かに批判する。

「私……お金を払いますから」と金銭での解決を試みるも拒絶。「私を抱けばデータを……消してくれるんですね」と条件を確認する律儀さがある。決定的なのは「今からつき合ってる人に電話するんです……別れてからじゃないと、あの人が可哀想ですから」——交際相手に別れを告げてから応じる誠実さ。鬼作に「ありがとう」と言うのも、時間を与えてくれたことへの感謝という逆説的な律義さの発露。

呼び出されると「お帰りなさい」「お風呂にしますか、それとも食事にしますか」の妻役ロールプレイを強要され、真面目な宏美にとって最大の屈辱となる。「ひっく」と泣きながら従う。社会的「真面目さ」を尊厳まで剥がす陵辱として描かれる。

倫理的批判
「人間として最低です」写真を見せられて静かに批判
「私……お金を払いますから」金銭での解決を試みる
律儀な誠実さ
「今からつき合ってる人に電話するんです……別れてからじゃないと、あの人が可哀想ですから」律義な誠実さ
「ありがとう……」時間をくれたことへの感謝という逆説
妻役ロールプレイの屈辱
「お風呂にしますか……し、食事に……しますか……?」強要された妻役プレイ
「ゆ、許して……ううっ」泣きながら従う

三波 撫子

三波撫子
三波 撫子 みなみ・なでしこ ヒロイン5
読みみなみ なでしこ
役割人事課長・三波啓吾の妻・家族寮住人
年齢24歳
CV非公開
外見鬼作評「貞淑な若妻、先端の疼き」。「ずいぶんと挑発的な格好」と評される短めのスカートを常用。

お嬢様育ちで純粋な良妻。夫・啓吾を心配し気遣う。アルコールに弱く晩酌に付き合えない。鬼作の訪問を迷惑がりながらも礼儀正しく接する。

鬼作は啓吾の「勉強会」(酒席)に通い続け、啓吾が酒で寝落ちする状況を作り続ける。撫子と二人きりになった瞬間に「主人の運命は奥様の考え一つに」という詭弁で屈服を迫る論理が撫子ルートの核。パンチラ写真を見せ、「脚を開いてもらいましょうか」と命令。最初は「!?」と絶句し「……できません」と拒絶した撫子は、鬼作が「拒絶するという事は……はい、もうわかりましたぁ」と帰ろうとする素振り(夫の地位を脅かす意味)に「ま、待ってください」と引き止めて屈服する。

H第2段階ではお買い物ノーブラ月間という公衆屈辱命令まで課される。日常生活にまで陵辱が浸透する最終形態。「う、嘘つき……ひどい……」と裏切られた純粋な怒り、「でも……主人が楽しそうですから」と夫を優先する純真さが、撫子の「お嬢様」性を象徴する。

屈服の構造
「何をすればいいんですか?」どうすれば写真を貼られないかを訊く
「会社を……辞める……」夫が辞めると言われて青ざめる
「貼らないでください」写真掲示板への貼り付けを懇願
純粋な怒りと献身
「う、嘘つき……ひどい……」約束を破られた後
「ど、どうしてこんな事を……ひっく」理解できない事態への嘆き
「でも……主人が楽しそうですから」夫を優先する純真さ
夫への気遣い
「あなた、あまり飲み過ぎないほうが……」夫の酒を心配する

杉本 翔子

杉本翔子
杉本 翔子 すぎもと・しょうこ ヒロイン6
読みすぎもと しょうこ
役割杉本製薬会長の孫娘・女子大生
年齢18歳
CV渡辺久美子
外見若々しく快活な印象。鬼作評「蕾を汚すからにはそれなりのやり方で責めねぇと」「脳天気な明るさ」。

会長の孫娘でオーナー一族。明るく脳天気なお嬢様で、新入社員・陣野新馬と仲が良く、二人で空き部屋を使っているところを鬼作に発見される。「門限が6時」など実際は管理された立場だが、本人は自由気ままに振る舞う。本作で最も警察通報リスクが高いヒロイン。

「ねえねえ、ちゃんと断ってから部屋を使ってるのに……どーしておじさんに叱られないといけないのかな〜」と無邪気に抗議する場面が翔子の核。鬼作の危険性を一切認識していない無警戒さが、逆に翔子を最も難攻不落のターゲットにしている——通報すれば即警察通報エンドに直結するため。

鬼作が会長家への直接電話を試みると会長屋敷の執事に取り次がれず警察沙汰になる。攻略には「陣野からの言付け」を装って呼び出す必要がある。空き部屋に呼び出された翔子は「肉人形なんて言葉、翔子はわからないよ」「絶対にやだ」と最初は抵抗するが、鬼作の言葉責めで「肉人形」化していく。会長家への精神的勝利として描かれる。

無邪気な抗議
「び、びっくりした〜」突然の怒声に驚く
「ねえねえ、ちゃんと断ってから部屋を使ってるのに……どーしておじさんに叱られないといけないのかな〜」危険を認識していない無邪気さ
H中の戸惑い
「肉人形なんて言葉、翔子はわからないよ」言葉責めへの戸惑い
「絶対にやだ」初期の拒絶

姫野 優里

姫野優里
姫野 優里 ひめの・ゆうり ヒロイン7
読みひめの ゆうり
役割営業部長・姫野達也の娘(高校生)
年齢18歳
CV渡辺明乃
外見鬼作評「清楚な下着」「背伸びをした迷える子羊」。黒ネイル・ギャル系の友人を持つが内面は繊細。

外見とは裏腹に複雑な内面を抱える思春期の少女。父・姫野達也への愛憎を抱え、「父を困らせれば振り向いてくれるかも」という行動原理を持つ。五月雨海岸で暴漢に襲われていたところを鬼作に「救出」されたのが接点(鬼作側の真の動機は別)。

万引き写真・仲間との写真・テニスクラブでの下着写真など複数のネタで追い込まれる。「私がした事を見たはずです」と万引きを潔く認め、「あのボールペンが欲しかったんです」とシンプルな動機を答える素直さがある。「わざとらしい事を言うのはやめてください」と鬼作の演技を見抜く賢さも持つ。

父・姫野達也が円香との不倫を鬼作にネタにされ依願退職した後、優里の守護者が消える。ここから本格的な追い込みフェーズが始まる。「背徳的な行為をしてる時、自分がどんな顔をしているか」と鬼作に指摘される瞬間が、優里の自己認識を破壊するキーシーンとなる。「背伸びをした迷える子羊」というタイトルが優里の実像を象徴する。最終的に制服姿で呼ばれる「肉人形」となる。

潔さと観察力
「私がした事を見たはずです」自分の行為を認める
「わざとらしい事を言うのはやめてください」鬼作の演技を見抜く
「あのボールペンが欲しかったんです」万引きの理由
静かな批判
「……信じられない事をするんですね」静かな批判
「こんな写真を隠し撮りするなんて……最低です」批判
外見偏見への反論
「が、外見で人を判断しないでください」仲間の外見を批評されて反論

秋本 葵

秋本葵
秋本 葵 あきもと・あおい ヒロイン8
読みあきもと あおい
役割神憑り医院看護師
年齢22歳
CV堀越じゅん
外見看護師制服姿。鬼作評「普通の看護服より、短く見えますが……わざとですかねぇ」。

鬼作の見合い相手・秋本鈴の妹で、神憑り医院(小児科・泌尿器科)で看護師として勤務。礼儀正しく理知的で、鬼作の挑発的な質問にも冷静に「お断りします」と返す。「私、今から婦長さんに電話してきます」と実際的な対処を考える観察眼の鋭さを持つ。

葵には最大の守護者がいる——「デブ婦長」。婦長がいる時間帯は接触困難で、鬼作の追い込みは最も時間を要する。医院への電話も婦長に何度も阻まれる。だがある夜、葵が一人で残るタイミングを掴み、医院の休憩室で2人きりになる状況を作り出される。

呼び出された葵は最初は鬼作を医院に入れることを拒否するが、写真を見せられ「ニ、ニッコリ……」と看護師制服姿で笑顔を作る屈辱から崩壊が始まる。「い、いや……中はいや……お願い……」と懇願する場面が葵H第1段階の核。見合い相手・鈴の妹という構造的な皮肉が葵ルートの後味を変質させる。

「いやらしい」「院長先生に訊いてください」というスカートの長さを指摘されての切り返しなど、最後まで知性とプライドを失わずに抗う。最終的に看護師制服姿で呼び出しに応じる「肉人形」となる。

冷静な皮肉
「それを訊く事が至急の用事なんですか?」馬鹿にした質問への冷静な返し
「そんな質問に答える必要はありません」明確な拒絶
「お断りします」繰り返される明確な拒絶
実際的な対処
「私、今から婦長さんに電話してきます」実際的な対処
「院長先生に訊いてください」スカートを短いと言われて皮肉で返す
限界の言葉
「……いい加減にしてください」限界に達した時
「いやらしい」露骨な言動への拒絶

女の子(ボク)

謎の少女
女の子(ボク) おんなのこ 謎の少女
読みおんなのこ(一人称:ボク)
役割謎の少女・隠しルートの中心人物
年齢子供
CV非公開
外見「肌だってこんなに温かいし、ピチピチプニプニしてるし」(本人発言)。生身の子供の外見を持つ。

ある日突然鬼作の部屋に居着く謎の少女。一人称は「ボク」。本人にも自分の素性が判らない。「ボクのお家ってどこ?」「ボク、悪霊じゃないと思う」「ボク、ゆーれーでもないと思うよ」と自己申告するが正体不明のまま物語が進む。鬼作を「おじさん」と呼び、「ペットだと思えばいいじゃない」と居座りを正当化する。鬼作の「ペットぉ?」という反応を受けてさらに「こんな可愛いペットを飼えるなんて滅多にないよ」と畳み掛け、最後に「わんわん!!」と犬の真似で落とす。

鬼作の鬼畜道をそのまま受け入れる稀有な存在。他のヒロインが鬼作の本性に怯えるのに対し、少女は「ボクね、おじさんのそういうところが好き」と肯定する。鬼作は「けっ、お前になんか好かれたくもねぇや」と動揺を隠す。鬼作にとって唯一「フェチでもターゲットでもない他者」となる。

少女エンドでは川辺で少女が川に転落。鬼作は自分も泳げないと知りつつ飛び込み、川岸に登れず溺死する。少女は必死で手を伸ばし「お、おじさんは鬼畜モンでしょ?他人の事なんかどうでもいい鬼畜モンでしょ?じゃあ、早くボクの手を握って!!」と訴える。死後、少女は「おはよ」「もう寮に戻る必要はないってば」「行ってみればわかるって」と鬼作をあの世へ導く。本作で唯一鬼畜道から外れた選択をした鬼作の運命の体現者。

隠しルートの少女の正体については作中で明示されない。「ボク、悪霊じゃないと思う」「ゆーれーでもないと思うよ」と本人も把握していないが、少なくとも鬼作にとって生身の温かさを持つ点・約束通りに消える点から、超常的な存在として描かれている。

作中から敢えて該当するキャラクターを探すのであれば、隠しルートで示唆される、鬼作の母親と生まれることのなかった弟または妹のエピソードが挙げられる。

[女の子]:だからぁ、もし、だってば。
[鬼作]:死んじまったんだから、どーでもいいじゃねぇか。
[女の子]:おかーさんが死なないで、女の子も生まれていたら?
[鬼作]:ふふん、伊頭家のドス黒い歴史もちったぁ変わってたかもな。まあ、今となっちゃどうでもいい話だ……。

他ルートをコンプリートすると「……鬼作の魂を救え……」と表示され、鬼作の前に謎の少女が現れる隠しルートが始まる。隠しルートではプレイヤーがヒロインを追い込もうと通常ルートへ移行し、ヒロイン追い込まずに進めることで真エンドへと到達する。鬼畜行為を行わないことが、鬼作の魂を救うということになるということだろう。真エンドで鬼作は少女を助けるため死亡し、その魂は空へと昇っていく。

正体不明の自己認識
「ボクのお家ってどこ?」身元不明の伏線
「ボク、悪霊じゃないと思う」最初の自己紹介
「やっぱり他に行く場所がないから」居座る理由
鬼作への肯定
「ボクね、おじさんのそういうところが好き」鬼作の本質を愛する
少女エンドでの命がけの訴え
「お、おじさんは鬼畜モンでしょ?他人の事なんかどうでもいい鬼畜モンでしょ?じゃあ、早くボクの手を握って!!」溺れる鬼作への必死の訴え
「やってみなければわからないってばー!!」引っ張り上げようとする必死の叫び
あの世への誘い
「もう寮に戻る必要はないってば」あの世への誘い
「行ってみればわかるって」あの世への案内

その他の登場人物

三波 啓吾

みなみ・けいご 人事課長・採用面接官

杉本製薬人事課長で、鬼作の採用面接官。「この僕が管理人の面接をしなけりゃいけないんだ」とブツブツ言いながら、好きな食べ物・好きな車種など管理人と無関係な質問を続ける形だけの面接を行う。「あんたの都合なんか知らん」と冷たく告げた直後に正社員昇格を通告する予測不能な行動を取る。撫子の夫。

鬼作が正社員・課長と昇進する過程で「勉強会」と称した酒席に何度も招待する。酒が入ると「かっかっか!!」と人格が変わる酒癖の悪さがあり、その状態で寝落ちすることが妻・撫子を陵辱する状況を鬼作に与える皮肉な構造。撫子が追い込まれている事実を最後まで知らずに「人事を司る人間に洞察力は必要だからな」と自負を語る。

面接・昇格通告
「あんたの都合なんか知らん」解雇通告の直後に正社員昇格を告げる
「人事を司る人間に洞察力は必要だからな」自負を語る
酒席での豹変
「かっかっかっかっ!!」酔っぱらった時の笑い声
「僕なんかね、すっご~く楽しいも~ん!!」酒席での豹変

姫野 達也

ひめの・たつや 営業部長→依願退職

杉本製薬営業部長。末広円香ホテルサンタワー1402号室で不倫関係。鬼作にこの現場写真を押さえられ、最終的に依願退職に追い込まれる。彼の退職によって娘・優里の守護者が消え、優里への本格追い込みが始まる。営業部長ポストの空席を後に鬼作自身が埋めることになる構造。

蟹江 祐司

かにえ・ゆうじ 営業一課課長

営業一課課長で鬼作の直属上司。冴えない中年男。桃子のパンチラを盗撮しており、鬼作がそのネタを「あの下卑た野郎にこんな事をされるなんて、桃子お嬢さんの価値は地の底へ堕ちたも同然」と桃子への追い込み材料として利用する。鬼作にとっては利用しやすい同僚として描かれる。

陣野 新馬

じんの・しんま 新入社員→綾乃の協力者

杉本製薬の新入社員。翔子と仲が良く、二人で寮の空き部屋を使うほど親密。鬼作は翔子を誘い出す際に「陣野からの言付け」を偽装する。終盤の追い込まれエンドでは綾乃の組織に加わり、鬼作をスタンガンで制圧する役を担う。翔子の件で鬼作に恨みを持つ第三勢力。

翔子発覚時の動揺
「ど、ど、ど、ど、どうして課長がここに……」鬼作に空き部屋を発見され動揺
「ぼ、僕達の会話を盗み聞きしてたんですか!?」驚きの抗議

会長

かいちょう(杉本製薬会長) オーナー経営者・翔子の祖父

杉本製薬のオーナー経営者で翔子の祖父。自称「コウモリ野郎」——「その時の気分で180度態度が変わる」二面性の老人。500行に及ぶ膨大なヒント集を提供する謎の助言者でもあり、鬼作に「綾乃君、ああ見えても策士だから気をつけたほうがいいよ」と追い込まれエンドへの伏線を仕込む。鬼作の追い込みを察知しながら助言する独特の立ち位置。

秋本 鈴

あきもと・すず 鬼作の見合い相手・葵の姉

鬼作の見合い相手として登場するが、恋愛的な発展は描かれない。妹・が鬼作の追い込みターゲットになるという皮肉な関係性を担う。見合い一家への二重侵犯という葵ルートの構造を支えるキャラクター。

鬼作の兄たち

いとうけのあにたち 伊頭家・故人

鬼作の兄たち(長男・次男)。両名ともに鬼作より先に死亡しており、スクリプト内では「兄貴達」「死んだ兄貴達」「地獄で兄貴達」と複数形で言及される。シリーズ世界観として長男は『遺作』の敵役、次男は前作『臭作』の主人公・伊頭臭作にあたる。

鬼作は「俺も何度か兄貴達を殺そうと思った」と語る場面があり、幼少期にタバコの火を背中に押しつけられるなど虐待的な「指導」を受けていたことが示唆される。冒頭の墓参りシーンの単数形「兄貴」は直近の死者=次男(伊頭臭作)への語りかけで、「兄貴と同じように女子寮へ侵入して」というセリフが臭作の舞台設定と一致する。「美学のカケラもねぇ姿を晒しやがって」「せっかちな性格が、結局自分の首を絞めた」と鬼作に罵られる。