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用語集 — 魔法少女アイ2

「魔法少女アイ2」に登場する固有名詞・世界観用語をネタバレ全含みで解説します。ゆらぎ・融合・翼竜装纏・恒久維持局・蠱毒・籠球など全33語を収録。

概念
ゆらぎ ゆらぎ 概念/種族

リンが化け物を呼ぶ名。触手を操り人間を捕食する怪物。魔法戦士を天敵として憎む。

真の意味
人間が「理想を実現する薬」やシンの虚無思想に堕ちて変異した存在。魔法戦士を天敵として深く憎む。アルケーが瑠璃男のもとで量産している。美景や小池のように、人の姿を強く残したまま変異する個体もいる。
作中での使われ方
「やつらの『魔法戦士』に対する憎しみは底無しに深い」と説明される。
向こう側 むこうがわ 世界観

リンやアイの出身世界を指す言葉。魔法戦士の派遣元となる異世界。

真の意味
魔法戦士や恒久維持局が存在する異世界。現在はシンの放った妖獣に大勢の戦士が殺され混乱しており、「こちら側」へ戦力を割く余裕がない。魔法戦士派遣は凍結状態。「今、恒久維持局には『こちら側』に割く戦力はないわ」と語られる。
こちら側 こちらがわ 世界観

秋俊たち人間の住む現実世界。ゆらぎ事件の舞台となる。

詳細
リンは秋俊を「こっち側の人間」と呼ぶ。「アンタ『こっち側』の人間でしょ!?」という問いかけで初登場する。向こう側の存在である魔法戦士とは対になる概念として用いられる。
蠱毒 こどく 概念

美景が役員の言葉として語る計画の名称。元来は虫を共食いさせる呪術。

真の意味
ゆらぎ同士を一つの場で殺し合わせ、最後に残った最強の一体を得るアルケーの計画。臨海展示場のメディカを舞台に、メグと美景をコンパニオンとして衆目に晒した上で実行される。「私たちみたいなゆらぎ同士に殺し合いさせるんだって」と美景が語る。
融合 ゆうごう 概念/技

秋俊が魔法戦士と意識・身体を一体化させる稀有な能力。「アタシたちと同化できる人間」と称される。

詳細
アイと融合すると戦士の魔力・治癒力が桁外れに増幅される。秋俊がこの宿主としてシンに「適任」と見込まれる伏線でもある。アイとの戦闘は常にこの融合状態で行われる。
星の仔 ほしのこ 概念

恒久維持局とは別組織から特命を帯びた、極めて高い能力を持つ戦士。

真の意味
シンは美景をこれと見なし、世界を壊す「器」に使おうと狙う。「『星の仔』が『こちら側』に来ている」という情報から秋俊たちが美景の正体を把握するきっかけとなる。
うつわ 概念

シンが世界をさらに壊すために用いようとする依代。美景(星の仔)をこれに使うと語る。

詳細
「『器』に使う」「これで世界をもっともっとメチャクチャにできる」とシンが語る。美景が星の仔であることが判明することで、彼女が器の標的であると秋俊たちは気づく。
楽園 らくえん 概念

マユがシン(お兄ちゃん)と向かおうとする理想郷。母=リンの濃い血で「蝶」になり、そこへ行くのだと語る。

詳細
「蝶になってお兄ちゃんと『楽園』に行くの!」とマユが叫ぶ。シンの虚無思想と絡み合う歪んだ目標として機能する。
あの日・大切な何か あのひ/たいせつななにか 概念

秋俊が3年間こだわり続ける「失った何か」。漠然とした喪失感の正体。

真の意味
「あの日」は3年前、秋俊とアイが那火根の怪物を消滅させた夜。アイはこの夜に秋俊の記憶を消して去った。「大切な何か」とはアイそのものの記憶だった。「ずっと長いこと探し続けていた『大切な何か』っていうのは…『アイ』のことだったのか」という台詞で秘密が明かされる。
哨戒 しょうかい 概念

アイが街を見回る行為を指す軍事用語。魔法戦士のパトロール任務。

詳細
「哨戒…かな」「ああ、パトロールのことか」という秋俊の確認で初めて語義が説明される。ゆらぎを探索し事件を調査する魔法戦士の定期任務。
抜け殻 ぬけがら 概念

瑠璃男に意識(精気)を吸われた人間の状態。

詳細
瑠璃男は人を抜け殻にして「神様になる」ことを望む。「ボクが乗っかるとみんな泣いて喜ぶ」「最後の1匹になって『向こう側』の風景を見なくちゃ」と小池・瑠璃男が語る。
組織
恒久維持局 こうきゅういじきょく 組織

世界の破局を人の手で避けるための「向こう側」の機関。魔法戦士を派遣しゆらぎを討伐させる。

詳細
シンはこの「恒久」という理念を「下らない」と否定する。「恒久維持局ですら手を焼く『鬼神』」という表現で、メグの突出した実力が示される。現在はシンの放った妖獣の被害でこちら側に戦力を割く余裕がない。
評議会 ひょうぎかい 組織

戦士を統べる審議機関。メグはここでの審問に繰り返し呼ばれる。

詳細
メグは16年前の戦いの「肝心なところ」を何度詰問されても答えず、審問所から帰るたびに情緒不安定になる。「『評議会』に何度詰問されても、まるで答えてなくて」という語りで、メグが抱える秘密の深さが示される。
ユリ組 ゆりぐみ 組織

メグが所属した戦士の隊。隊名は花の名で、上位に「バラ」「キク」がある。

真の意味
16年前、那火根の怪物討伐に10名で来訪したが、メグを除く9名が全滅した。誰が・なぜ「ゆらぎ化」したのかは、メグが沈黙を守る最大の秘密。「メグ姉様を除いた『ユリ組』9名のうち、誰が『ゆらぎ』化したのか?」という問いが謎として機能する。
アルケー あるけー 組織

CMでよく見る製薬・化粧品会社(ARCHAE.Co.Ltd)。美容フォーラムや試供品の提供元として登場する。

真の意味
表向きはまっとうな製薬・化粧品会社だが、少年ゆらぎ・瑠璃男が突如役員に就任して以来、ゆらぎを量産する組織と化した。社名は「始原」を意味するギリシア語アルケーに由来すると推測される。「それらを量産しようとしているアルケー」と語られる。
地名
那火根町 なかねちょう 地名

秋俊の故郷。3年前に「大地震」があった町として語られる。

真の意味
16年前から地底で育った怪物が3年前に這い出した、ゆらぎ災害の地。世間は地震として記憶している。秋俊はここで友人を失い、アイと出会い、怪物を消滅させた。「当時、オレの育った那火根(なかね)町は未曾有の恐怖に支配されていた」と回想される。
御園町 みそのちょう 地名

秋俊が一人暮らしする街。アパート・予備校・公園のある生活圏。

詳細
ゆらぎ事件が多発する物語の主舞台。森林公園には3年前に猟奇殺人の死体が出た過去があり、ゆらぎの巣窟と化している。秋俊の日常と事件の現場が重なる街。
矢追 やおい 地名

御園の隣駅。リンの買い物に付き合う商店街がある。

真の意味
着ぐるみ男(らぶりーべーちゅ)が「理想を実現する薬」を配る拠点。ゆらぎ化した者の多くがここで薬を受け取っている。「矢追商店街の近くで、妙な着ぐるみを着た男にもらった」という証言が複数登場する。
場所
臨海展示場 りんかいてんじじょう 場所

クライマックスの大型イベント「メディカ」が開かれる会場。決戦の舞台。

詳細
アルケーがメグと美景をコンパニオンとして衆目に晒し、ゆらぎ同士の「蠱毒」を仕掛けようとする場所。「臨海展示場か…そこが小池の言う『狩り』の舞台となるのか」という台詞で存在が明かされる。
メディカ めでぃか 場所/イベント

秋俊や小池に届いたアルケーからの招待状(MEDICAL COMPREHENSIVE LAYOUT SHOW)。臨海展示場で開かれる医療系合同展示会。

真の意味
表向きは「医療系の各種プロダクツをお披露目する合同展示会」。アルケーの企みの舞台で、ゆらぎ「狩り」=蠱毒の場として設定されている。招待状がゆらぎへの罠の端緒となる。
夜のぬかるみ よるのぬかるみ 場所

シンの根城。最終決戦の地。メグが捕らわれ、マユが控える。

詳細
リンがここへ突入し「ハハッ!」と笑うところで決戦が幕を開ける。「『夜のぬかるみ』にようこそ」とシンが出迎える。
魔法戦士 まほうせんし 概念/職業

リンが自称する、ゆらぎと戦う戦士。「向こう側」の異世界から派遣される。

詳細
「翼竜装纏」で戦闘服に変身し、剣やロッド、属性魔法(號焔・怒鎚・劍瀑等)を操る。隊は花の名(ユリ組・バラ・キク)で組織される。リン・アイ・メグがこれに該当する。
翼竜装纏 よくりゅうそうてん

リンが変身するときの掛け声。魔法戦士が戦闘用コスチュームと力を纏う変身呪文。

詳細
発動すると光に包まれ姿が変わる。「翼竜装纏!! 光をたなびかせるように着地したとき…勇ましい姿に変わっていた」という描写で初登場する。
翔輝 しょうき

秋俊とアイが融合を発動するときの呪文。「翔輝!!」と唱えて融合する。

詳細
「ジェットコースターで急降下するような感覚」を伴ってアイの中へ入る。戦闘時に秋俊が唱えることでアイの魔力が桁外れに増幅される。
解光 かいこう

融合を解除する呪文。唱えると秋俊の身体が押し出されるように戻る。

詳細
「解光…アイの唇が融合を解除する呪文を紡ぐと」という描写で登場する。翔輝と対になる呪文であり、戦闘後の身体分離に使われる。
異名
鬼神・アンチェイン きしん・あんちぇいん 異名

メグの異名。「向こう側」で最強を謳われ、恒久維持局や評議会ですら手に負えない戦士。

詳細
穏やかな管理人の顔の裏に、想像を絶する過去と力を秘める。「恒久維持局ですら手を焼く『鬼神』自らがお出ましとはね」「噂のアンチェイン!」と呼ばれる。
死神 しにがみ 異名

メグがシンを殺すと宣告する場面の自称。「お前が『死神』だと?」と問い返される。

真の意味
メグが己を「死神」と名乗るが、シンは「お前はひどい誤解をしている。お前は本来の姿に還るんだ」と意味深に返す。メグの正体への伏線として機能する。
錬金術師 れんきんじゅつし 異名/概念

シンの肩書。薬を生み出し人をゆらぎへと「変成」させる者。アイは彼を「忌まわしき錬金術師」と呼ぶ。

詳細
世界を恒久に維持する思想を否定し、虚無のうちに破局を望む。「あの男。忌まわしき錬金術師がこの街に来ている」という台詞でシンの危険性が最初に示される。
公衆便所 こうしゅうべんじょ 異名

美景が那火根時代につけられた渾名。育ちの良いお嬢様の表の顔の裏にある過去を示す。

真の意味
性的に消費される存在として扱われてきた過去を示す自虐の言葉。現在もアルケー役員の性処理奴隷にされている。「那火根での私のあだ名・・・『公衆便所』!」という告白で明かされる。
らぶりーべーちゅ らぶりーべーちゅ 異名/キャラクター

「チャーム」社のキャラの着ぐるみ。秋俊が何度もぶつかる灰色のマスコット。

真の意味
ゆらぎ化の薬を街にばら撒く存在。自らを「狼」「獣」と称し、虚無思想を語る。「かぶり物じゃない、この姿が僕のすべて」と主張する。リンとの戦いで思想を開陳し撃破される。
ちょう 比喩/異名

マユが完全体になった姿の自称。リンの濃い血で「蝶」になり楽園へ行くと語る。

詳細
マユが自らの変容を「蝶になる」と表現する。母であるリンの血が触媒となり完全体に変身する過程の比喩。シンとの「楽園」行きという歪んだ目標と結びついた言葉。
アイテム
理想を実現する薬 りそうをじつげんするくすり アイテム

着ぐるみ男が街で配る薬。スーツ男が「理想を実現する薬と言われてね」と語る。

真の意味
人間をゆらぎへと変える薬。受け取った者は触手と人外の力を得る代わりに人間性を失う。配布時に「汝の為すべきを為せ。一切は赦されている」というクロウリーの法が唱えられる。
籠球 こもだま アイテム

秋俊が首から下げる碧色の玉。いつから持っているか覚えていないが捨てられなかった物。

真の意味
アイが残した形見であり、記憶を失った秋俊の手に唯一残った「アイのかけら」。再会の鍵のひとつ。「記憶をなくしたオレの手の中にたったひとつだけ残っていたアイのかけらだった」という回想で真相が明かされる。