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ストーリー詳細 — 最後に奏でる狂想曲

ネタバレ全開のページです。本作は「真相エンディングが本来のメインのエンディング」(スタッフによる明言)であり、ヒロイン別エンドおよび称号エンドはスタッフ自身が「ある意味バッドエンド的なもの」と位置づけています。このページでは真相エンドを中心に、全エンドの結末まで解説します。

本作は25日目までが一本道の進行。26日目以降の選択でルートが分岐します。 ▼詳細を読む はネタバレを含みます。 プレイ済み設定をするとアコーディオンがデフォルトで展開されます。

プロローグ — 孝介とカスミ

本編の冒頭を飾る、幼少期の少年「孝介」とAI「カスミ」の幻想的なエピソード。本編の神条真人との関係は明示されないまま、夢から覚醒する形で序章が閉じる。

両親が仕事で不在のある朝、少年・孝介は部屋でひとり目を覚ます。父の研究室に侵入すると、壁に埋め込まれたテレビに「NKP-D3」という番号を持つAIが映っている。

孝介はAIに名前をつけようと決め、「お耳の所が黒いから……クロ」「でも、カスミっていう友達がいた」という理由で「カスミ」と命名する。カスミは「カスミ……大切なお友達のお名前……なのですか?」と静かに問い返す。

その後、孝介は朝の挨拶を交わし、母からの留守番電話を聞き、友人・奈美からの電話に応対し、日常をカスミと過ごす。やがて場面が転換し、成人した「夢から覚めた朝」へと繋がって本編が始まる。

「カスミ……大切なお友達のお名前……なのですか?」(カスミ)

序盤 — 聖フォード女学院着任・邂逅

神条真人が聖フォード女学院の臨時理事長として赴任する。穏やかな新任理事長として各ヒロインと顔を合わせながら、密かに妹・雛子を殺した犯人の手がかりを集め始める25日間。

真人は「学生兼理事長」として就任し、学年主任・渡辺養子の補佐と守山教頭の歓待を受ける。理事長として教室に着席すると、隣に守山華奈恵が座り、友好的に出迎えてくれる。その双子の妹・守山桂は真人を最初から冷淡な視線で見つめる。

食堂では空手部主将の東優子に「あんたは今からあたしの舎弟だよ」と一方的に宣言される。廊下では転入生・有栖川沙緒里が「そこの君、ここは女学院だよ?」と不審者扱いしてくる。帰宅すると従妹の北之宮七瀬が「いらっしゃい、お兄ちゃん」と出迎える。

一方、親友・立川和名と組んで真人は動き始めていた。一年前に何者かに殺された妹・雛子の真相を突き止めるために。女性警備員・桜川美織は早々に真人に目をつけられ、中庭で最初の標的となる。

優子が雛子の遺品(裁縫セット)を所持していることが発覚した時点で、真人は「尋問」の標的を一人ずつ定め始める。25日目まで一本道で進み、26日目以降に各ルートへ分岐する。

「人間じゃない? おおいに結構だ。僕は雛子を失ったときから、自分が人間だなどとは思っていない。鬼だろうが悪魔だろうが、何にだってなってやる」(真人の内心)

中盤 — 各ヒロイン尋問パート

真人と和名は学院の女性たちを次々と地下室へ連行し、「尋問」を繰り返す。美織を先に下僕化して操り、優子→双子姉妹→沙緒里→養子の順に標的を拡大していく。

美織(警備員)の下僕化:真人は美織に「お前には何の落ち度もない。ただ、僕の目的のために手駒が必要なんだ」と告げ、真っ先に陥落させる。二週間後に職場復帰した美織は以降、地下室の尋問を補助する共犯者に転じる。

東優子の尋問:雛子の裁縫セットを所持していた優子が最初の主要標的となる。空手道場に連行し、「お前らが雛子にやった事を思い出せっ! 雛子の分まで痛みに狂いやがれっ!!」と叫びながら尋問するが、優子は「ほんとに知らない! 名前だって真人に聞くまで知らなかったんだっ!」と主張する。雛子との接点は「一方的に憧れられていただけ」だと後に和名が明かす。

双子姉妹(華奈恵・桂)の尋問:桂が先に拉致され、翌日「桂が昨日から帰ってこないの」と相談しに来た華奈恵も連行される。父・守山教頭が「学院生の個人情報を整理する」よう華奈恵に依頼しており、実際には被験者選定用のデータとして製薬会社に流していたことが尋問で発覚する。華奈恵は父の犯罪への関与を知らなかった。

有栖川沙緒里の尋問:転入生として学院に現れた沙緒里は、ある出来事の重要な鍵を握っていた——が、本人はそれをまったく知らない。真人は沙緒里を尋問するが、真相は別の形で明かされることになる。

渡辺養子の尋問:真人の不審な動きを察知した養子が屋敷を訪ねてきたところを真人は捕らえる。「養子、お前に僕達の事を話したのは誰だ?」と尋問するが、養子は「理事長を信じます」と言い続けていた誠実な人物だった。以降、犬扱いで地下室に囲われる。

七瀬への詰問:真人は七瀬を「これが最後だぞ、七瀬。話すんだ。誰が雛子を殺した?」と繰り返し問い詰める。七瀬は「隠していたのはお兄ちゃんが嫌な思いをするから」と答えるだけで、真相の核心を口にしようとしない。

「これが最後だぞ、七瀬。話すんだ。誰が雛子を殺した?」(真人)
「隠していたのはお兄ちゃんが嫌な思いをするから……」(七瀬)

真相露呈 — 楽譜・記憶回復・和名の告白 TRUE分岐

屋上の楽譜断片、七瀬の部屋の三枚目——三人で作った曲を演奏した瞬間、真人の封じられていた記憶が蘇る。

守山教頭が「製薬会社……被験者……」と不審な言葉を漏らすのを真人が偶然耳にする。七瀬の部屋で雛子・真人・七瀬の三人が並んだ古い写真が見つかり、「三人は幼馴染だった」という事実が浮かぶ。

屋上で一枚目の楽譜の断片が見つかる。それは三人が子供の頃に一緒に作った曲だった。七瀬の部屋でついに三枚目の楽譜を発見した真人は、それを弾き始める。

旋律が記憶の栓を抜く。真人の意識に、一年前の剣道大会の光景が流れ込んでくる——

「そうだ……そうだったんだ……。雛子を殺した犯人……。僕だったんだ……」(真人)

和名が全てを打ち明ける。

  • 真人と雛子は立川製薬の新薬被験者にされていた。守山教頭が学院の個人情報を売却し、製薬会社が叔父を通じて真人家の借金を作り上げ、二人を被験者に追い込んだ。
  • 一年前の剣道大会当日、会場で職員が薬のボトルを取り違えるミスが起きた。そこへ沙緒里が偶然、真人にスポーツドリンクを手渡した。ドリンクに紛れ込んだ二種類の薬が体内で反応し、真人の理性のタガが外れた。
  • 薬で凶暴化した真人は、自分の手で実妹・雛子を殺害した。
  • その場を目撃した七瀬は、兄を守るために現場を「強盗の仕業」に見せかけて偽装工作をした。細工は稚拙だったが、立川製薬が事件を揉み消した。
  • 守山教頭と取引していたのは立川製薬——和名の父の会社だった。
  • 「親父がお前達にした事が許せなかった……それ以上に自分が許せなかった!」という罪悪感を抱えた和名は、母の死後、ついに父に反抗し真人に協力した。守山教頭は和名が始末した。
「あの日僕は沙緒里から、ドリンクを受け取った!」(真人)
「守山教頭の手引きだ。あの男が製薬会社にお前と雛子ちゃんの情報を売り、被験者に仕向けるために会社が叔父を使って借金を負債させた」(和名)
「お前が雛子ちゃんを殺してしまった後、事実を知った七瀬ちゃんはお前を守るために、強盗の仕業に見せようと現場を細工したんだ」(和名)
「守山が取引していた会社は立川製薬……俺の親父の会社だ……」(和名)
「……俺が始末した」(和名、守山教頭について)

沙緒里は「自分でも知らないうちに薬を入れ替えてしまった」だけで、優子は「雛子が一方的に憧れていた先輩だっただけ」——学院で真人が尋問してきた人間は、ほぼ全員が真相から遠い無関係者だった。

真相エンディング — 病院・薙・和名の自首 TRUE END

全てを知った真人は意識を保てなくなる。和名が真人を病院へ運び、海外から姉・薙が駆けつける。本作のメインエンディング。

記憶が戻った瞬間、真人の精神は限界を超える。和名は真人を病院へ搬送し、「悪いのはすべて自分だから」と警察への自首を決意する。

病室で真人が目を覚ます。傍にいたのは姉・神条薙だった。和名から連絡を受けた薙が海外から戻ってきていた。

「……気がついたみたいね」(薙)

真人はに全てを打ち明ける。「雛子を……殺したんだ。……僕は……その事を知っていた。忘れていたけど……思い出したんだ……」

罪悪感と自己否定が真人を侵食する。「僕は……地獄へ行けばいいのかな? そしたら、罪は消えるのかな? 雛子は許してくれるのかな?」「僕の存在していい理由なんて……きっとどこにもありはしない」

薙は「何も考えなくてもいいわ。あなたが今しなければならないことは、ゆっくりと休むことよ」と抱きしめる。やがて真人の意識は薄れ、最後の幻覚の中に雛子が現れる。

「……ほら、帰ろう? お兄ちゃん」(雛子、幻覚として)

真人は眠るように意識を失う。薙だけが病室に残る。

ヒロイン別エンド / 称号エンド BAD(おまけ)

スタッフ自身が「ある意味バッドエンド的なもの」と宣言したおまけ系エンディング群。26日目以降の選択とプレイ傾向により、ヒロイン別エンドまたは系統別の称号エンドへ到達する。

沙緒里END「ロリーポップは笑えない」:沙緒里を薬物で繰り返し壊し続けた末路。真相に気付かないまま、真人は沙緒里を完全に廃人化して地下室に囲う。

双子姉妹END「マラールタマタマフェーランパ」:華奈恵と桂をワンセットの所有物として壊し、二人ともを妊娠させて精神崩壊させる結末。

優子END「ガッツだぜ!?」:強気の姉御肌・東優子を徹底的に糞尿責めにかけ、「死にかけの魚のように惨めに転がる」状態まで追い込む。

系統別称号エンド:プレイ中に選択した尋問スタイルの傾向によって「恥辱系」「苦痛系」「官能系」「薬物系」「スカトロ系」「木馬系」いずれかの称号エンドへ到達する。各系統にはそれぞれ2〜4種の称号(例:恥辱系「深度肛門」「後方不敗」「口戯王」等)が用意されており、エンド画面でたっちーちゃんから称号が読み上げられる。

全称号エンド「ザ・ワイルド」:すべての系統・ヒロイン別の称号を獲得した時のみ到達できるコンプリートエンド。「お見事、全称号を獲得されましたネ☆ ——Congratulations!——」と表示される。

「お見事、全称号を獲得されましたネ☆」「それじゃまた☆ 待ってるワン☆」(たっちーちゃん)

エンディング一覧

種別 エンド名 到達条件 結末概要
TRUE 真相エンディング 主人公の独白に沿って行動・楽譜を全て集める・26日目以降に七瀬を尊重する選択 真人が自分こそ雛子を殺した犯人だと記憶を取り戻す。和名が警察へ自首。薙が病室で真人を看取る。
BAD 沙緒里END「ロリーポップは笑えない」 沙緒里を集中的に陵辱・薬物系シーンを選択 沙緒里が完全に壊れ、廃人のまま地下室に囲われる。
BAD 双子姉妹END「マラールタマタマフェーランパ」 華奈恵・桂を等しく陵辱し続ける 姉妹ともに妊娠・精神崩壊。真相には辿り着かない。
BAD 優子END「ガッツだぜ!?」 優子を糞尿責めまで進める 強気な空手部主将が完全に廃人化される。
BAD 恥辱系END(「深度肛門」「後方不敗」「くわえん棒バンザイ」「口戯王」) 恥辱系シーンを多く選択 プレイ傾向に応じた称号をたっちーちゃんから授与される。
BAD 苦痛系END(「プリティーサディー」「青い巨性」「すぱんきんぐバチコ先生」「スパンⅢ性」) 苦痛系シーンを多く選択 同上。
BAD 薬物系END(「サイコドクターK」「ドラッグジャック」「ヤクロイヤー幹部」「サイコすず」) 薬物系シーンを多く選択 同上。
BAD スカトロ系END(「スカトロンガー」「極殺度流便」「しょんべん小僧」「黄金性塗士」) 排泄系シーンを多く選択 同上。
BAD 木馬系END(「木馬童子」「レンポウの白いヤツ」) 木馬責めシーンを多く選択 同上。
BAD 官能系END(「飢え様」「性紀末救性主」) 官能系シーンを多く選択 同上。
EXTRA 全称号END「ザ・ワイルド」 全ての系統・ヒロイン別称号を獲得 「お見事、全称号を獲得されましたネ☆ ——Congratulations!——」

ネタバレFAQ

真相とは何か? 誰が雛子を殺したのか?

犯人は真人本人です。一年前の剣道大会で、立川製薬の職員がボトルを取り違えるミスを犯し、さらに沙緒里が偶然ドリンクを手渡したことで、真人は雛子用の薬と自分用の薬を同時に服用してしまいました。二種類の薬が体内で反応し、理性のタガが外れて凶暴化した真人が、自分の手で実妹・雛子を殺害しました。真人自身はその記憶を完全に失っており、一年間「誰かに殺された」と思い込んで復讐を続けていました。

七瀬はなぜずっと黙っていたのか?

七瀬は雛子殺害の現場を目撃していた唯一の人物です。兄・真人を守るために、七瀬は現場を「強盗の仕業」に見せかける偽装工作をしました。工作は稚拙だったものの、立川製薬が事件を揉み消したため発覚しませんでした。七瀬が真相を打ち明けなかった理由は単純で、「お兄ちゃんが嫌な思いをするから」——それだけです。楽譜を処分できなかったのも、雛子・真人・自分の三人の思い出として手放せなかったためでした。

沙緒里はなぜ巻き込まれたのか? 彼女は何か知っていたのか?

沙緒里は完全な無関係者です。剣道大会の会場で、職員が薬のボトルを取り違えて真人にぶつかり、その後沙緒里が偶然ドリンクを渡しただけです。沙緒里は薬が入れ替わっていたことも知らず、雛子殺害との関係も知りません。後に和名は「彼女が自分でも知らないうちに、薬を入れ替えてしまった」と説明しています。真人が尋問で沙緒里を標的にしたのは、記憶の断片的な引っかかりからですが、沙緒里に実際の責任はありませんでした。

称号エンドとは何か? 本編とどう関係するのか?

称号エンドは、プレイ中に選択した尋問スタイルの傾向(恥辱・苦痛・薬物・スカトロ・木馬・官能など)によって到達するバッドエンド群です。エンド画面ではキャラクター「たっちーちゃん」が登場し、プレイヤーに合った称号を読み上げます。スタッフ自身が「ある意味バッドエンド的なもの」「おまけ的要素」と明言しており、真相エンディングが本来のメインエンドです。称号エンドでは真人は真相に気付かないまま終わります。

真相エンドの後、真人はどうなるのか?

真人は病院の病室で意識を失い、姉・薙に看取られます。エンド画面の時点では生死は明示されません。最後の幻覚の中に雛子が現れ、「ほら、帰ろう? お兄ちゃん」と呟きます。和名は警察へ自首しており、守山教頭はすでに和名が始末しています。真人が「目覚める」エピローグは描かれず、薙の腕の中で眠るように終わるのが本作の結末です。

和名はなぜ真人に協力したのか? 彼は最初から全てを知っていたのか?

和名は父(立川製薬社長)の犯行——真人と雛子を被験者にし、事件を揉み消したこと——を知っていました。しかし当初は病弱な母へのショックを恐れて父に反抗できず、真人への協力を申し出ながら実態を隠し続けていました。母が亡くなった半年前からようやく父に反抗できるようになり、真人の復讐に本格的に加担します。守山教頭の始末も和名が単独で行いました。真相エンドで「俺はお前を裏切らない」という誓いの重さが明かされる構造です。

楽譜はどういう意味を持つのか?

楽譜は真人・七瀬・雛子の三人が子供の頃に一緒に作った曲です。本作の終盤、屋上と七瀬の部屋に分散して保管されていた楽譜を集めて演奏した瞬間に、真人の抑圧された記憶が蘇ります。タイトル「最後に奏でる狂想曲」はこの場面に由来すると読めます。楽譜は七瀬が「三人の思い出を処分できなかった」ために手放せないまま残していたものであり、記憶回復のトリガーかつ三人の絆の象徴として機能しています。