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ネタバレゾーン — 最後に奏でる狂想曲

このゾーンにはネタバレが含まれます。
真相エンディングの全容・復讐者が実は犯人だった事実・七瀬の隠蔽の理由・立川製薬の裏取引・称号ENDの仕組み・各ヒロインの末路など、すべての真相が記載されています。未プレイの方はまず作品トップページをご覧ください。

詳細レビュー
ネタバレFAQ — 真相に関する質問
真相エンディングの核心は何か?

真人が一年間追い続けた「妹・雛子を殺した犯人」は、真人自身だった。一年前の剣道大会で真人と雛子は新薬の被験者とされており、会場で薬が取り違えられた。沙緒里から受け取ったドリンクにより二種類の薬を同時に服用した真人は「理性のタガが外れて凶暴化」し、自らの手で雛子を殺してしまう。その記憶を一年間抑圧し続け、「犯人を探す」という名目で学院の少女たちを次々と尋問してきた構造が、終盤の楽譜演奏で崩壊する。

七瀬はなぜ一年間隠し続けたのか?

七瀬は雛子殺害の現場を目撃した唯一の証人。兄・真人を守るために強盗の仕業に見せかける偽装工作をした。偽装は稚拙ですぐ発覚しそうだったが、立川製薬が事件を揉み消した。七瀬は楽譜(真人・七瀬・雛子の三人で作った曲)も処分できずにいたが、それが最終的に真人の記憶回復のトリガーになってしまう。「お兄ちゃんがいらないって言うまでずっといる」という七瀬の献身は、真相を知った上での贖罪的な愛着だった。

沙緒里はなぜ尋問されたのか?沙緒里に罪はあるか?

沙緒里は剣道大会の会場で、取り違えられた薬入りのドリンクを真人に渡してしまった張本人。ただし沙緒里自身は薬のことを全く知らず、完全な無自覚。真人も「あの日僕は沙緒里からドリンクを受け取った」と思い出すが、それは連鎖の引き金に過ぎず、沙緒里に罪はない。真人が沙緒里を尋問対象にしたのは「雛子の死に関わった可能性がある人物」という誤認から始まった。

立川和名はなぜ真人に協力したのか?

和名は「俺はお前を裏切らない」と誓った真人の親友だが、真相を知った上で共犯に加担した。真相で明かされるのは、和名の父が経営する立川製薬こそが、守山教頭と組んで真人と雛子を新薬の被験者に仕立てた当事者だったということ。和名は父の罪の重さを知っていた。それが共犯への加担と最終的な自首という形の贖罪につながる。「お前が生きているかぎりずっとお前を守る。どんな罪を重ねてでも。それが俺の贖罪だ」という台詞がその核心。

称号ENDとは何か?真相ENDとの違いは?

スタッフが「ある意味バッドエンド的なもの」と明言するおまけ要素。プレイヤーの尋問スタイル(アナル責め・フェラ責め・スカトロ・薬物・木馬・鞭等)に応じてたっちーちゃんが20種以上の称号を付与するエンディング群。真相エンディングは「主人公の独白通りに行動し、楽譜を集め、七瀬を尊重する」ことで到達する本筋のエンド。スタッフ自身が「真相ENDが本来のメインエンディング」と発言している。

プロローグの少年「孝介」と「カスミ」は何者か?

孝介は成長後の主人公・神条真人の幼少期の名前。プロローグでは両親不在の家で一人、壁埋め込みテレビ内のAI(型番NKP-D3)と話す少年として登場する。孝介はこのAIに、引っ越し前の友達の名前「カスミ」を与える。カスミは本編でも真人の家政AIとして機能しており、プロローグと本編をつなぐ唯一の連絡点となっている。

守山教頭はなぜ新薬実験に協力したのか?

守山英嗣は立川製薬から多額の資金援助を受けており、その見返りに剣道大会の参加者(真人と雛子)を新薬の被験者として提供した。表向きは「院の経営難」が動機だが個人的な利得も絡んでいる。真相ルートで真人に追い詰められた守山は自白し、立川製薬との共謀の全容が明かされる。

双子姉妹(華奈恵・桂)の真相での結末は?

双子ENDでは、先に陵辱された姉・華奈恵が妹・桂を守るため「私が協力する代わりに桂を解放して」と真人に交渉する逆転劇が展開する。真相エンディングでは二人とも解放されるが、各ルートで経験した事実は消えない。姉妹の絆と断絶が同時に描かれるのが双子ルートの特徴。

渡辺養子(よしこ)の正体と役割は?

養子は院内の情報収集役として真人の"協力者"になる異質なキャラクター。養女として不遇な過去を持ち、院への帰属意識が薄いことから真人に親近感を抱く。自ら尋問に協力的に応じる独特のポジションを持つ唯一のヒロインであり、シリアスな作風のなかで異質な存在感を示す。

真相エンディング後、立川和名はどうなるか?

和名は薬の件を知りながら真人を支え続けた共犯者として自首する。「お前が生きているかぎりずっとお前を守る。どんな罪を重ねてでも。それが俺の贖罪だ」という台詞はその決意を示す。その後、神条薙(真人の姉)が真人を病院で看取る場面で真相ENDは幕を閉じる。和名の自首と薙の看取りが対を成す構造で物語が閉じる。