車輪の国、向日葵の少女
| タイトル | 車輪の国、向日葵の少女(しゃりんのくに、ひまわりのしょうじょ) |
|---|---|
| ブランド | あかべぇそふとつぅ(AKABEiSOFT2) |
| 発売日 | 2005年11月25日(PC版) |
| プラットフォーム | Windows / Xbox 360 / PSP / PlayStation 3 |
| レーティング | 18禁(PC版)/ CERO D(コンシューマ版) |
| ジャンル | ヒューマンドラマAVG |
| シナリオ | るーすぼーい |
| 原画 | 有葉(Alphabeta) |
| ボイス | ヒロイン・脇役一部(主人公ボイスなし) |
| ルート数 | 4ルート(さち / 灯花 / 夏咲 / 璃々子)+ハーレムEND |
ゲーム本体(コンシューマ版)
グッズ
- Tシャツ(義務デザイン各種)
- アクリルキーホルダー / アクリルフィギュア
あらすじ
舞台は架空の全体主義的日本。この社会には「義務」と呼ばれる独特の処罰制度が存在し、犯罪や政治的理由で有罪とされた者には社会的な「義務」が課される——強制的な睡眠制限、親への服従義務、異性との接触禁止など、それぞれ異なる形式で日常の自由を制限するものだ。
主人公・森田賢一は「特別高等人」の候補生として、義務を負った者たちの更生指導を担う立場として小さな地方都市に赴任する。元天才画家で12時間の強制睡眠を課された三ツ廣さち、母親への絶対服従を強いられる大音灯花、恋愛を禁じられた幼なじみの日向夏咲——三人の被更生人を支援しながら、賢一自身の過去と、この社会の暗部が少しずつ明らかになっていく。
彼を育てた謎の師・法月将臣、向日葵畑と洞窟の記憶、七年間の放浪の意味——すべてに答えが隠されている。るーすぼーいのシナリオデビュー作であり、後に「G線上の魔王」を生み出した作家の原点となった作品。
キャラクター
特別高等人候補生。義務持ちの更生指導を担う青年。七年間の放浪の末に赴任した彼には、まだ誰も知らない過去がある。
IQ140の天才画家。午前7時〜午後7時の強制睡眠を義務として課されている。日本語が不得手で、英語交じりの独特な話し方をする。
親権者である母・京子への絶対服従を義務として課されている。天真爛漫な委員長気質の少女で、見た目とは裏腹に複雑な家庭環境を抱える。
賢一の幼なじみ。異性との接触を一切禁じる義務(通称:恋愛できない義務)を課されている。明るく活発だが、その義務の背景には理不尽な冤罪があった。
「極刑」と呼ばれる最重の義務を負うヒロイン。誰も彼女を見ることも、話しかけることも、触れることも許されない。賢一との関係は物語が進むにつれて明らかになる。
特別高等人の頂点に立つ男。賢一の育て親であり師であり謎の存在。杖を使い、冷酷に法律を執行する。賢一にとっての最大の壁。
賢一の同僚の特別高等人候補生。明るく元気な性格で、チームのムードメーカー的存在。
賢一の同僚の特別高等人候補生。クールで理知的な印象を持つ女性。
賢一の家に転がり込んでくる元気な少女。物語を通じて賢一の傍に居続ける存在。
灯花の母。灯花が絶対服従の義務を課されている親権者。灯花ルートの核心にかかわる人物。
用語集
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FAQ
各ルートの結末・キャラクターの正体に関する設問はネタバレゾーンのFAQに分離しています。
車輪の国、向日葵の少女とはどんなゲーム?
あかべぇそふとつぅが2005年に発売したヒューマンドラマAVG。架空の全体主義社会で「義務」と呼ばれる処罰制度が存在する世界を舞台に、特別高等人候補生・森田賢一が義務持ちのヒロインたちと向き合う物語。シナリオはるーすぼーいが担当。後の「G線上の魔王」につながるデビュー作。ErogameScapeで中央値88を獲得した高評価作。
主人公・森田賢一とはどんな人物?
「特別高等人」の候補生として被更生人の更生を担う青年。寡黙だが義理堅く、弱者を見捨てることができない性格。七年間の放浪生活を経て赴任しており、その間の過去は物語の核心のひとつ。主人公ボイスはなし。
ヒロインは何人?ルート構成は?
ヒロインは4名(三ツ廣さち・大音灯花・日向夏咲・樋口璃々子)。さち・灯花・夏咲・璃々子の個別ルートに加え、ハーレムENDも存在する。また各ルートでの選択次第でバッドエンドに分岐する場合もある。璃々子は特定のフラグを立てないと解禁されない隠しルート。
「義務」とは何?
作中世界の「特別高等法」に基づく処罰制度。有罪とされた市民に課される生活上の制限で、例えば「一日の半分を強制的に眠らせる」「異性と接触することを禁じる」「誰からも存在を認められない」など個人に応じて異なる。被更生人はバッジで義務の種類を示す。
ジャンルは?どんな雰囲気のゲーム?
公式ジャンルはヒューマンドラマAVG。義務制度という社会的設定を背景にしながら、ヒロインたちとの純愛・成長の物語が展開する。重い社会テーマと甘い恋愛が共存するバランスが特徴。シリアスな場面も多いが、日常コメディパートも充実している。
シナリオライターは?
るーすぼーい(本作がシナリオデビュー作)。本作の後に「G線上の魔王」(2009年)を執筆し、同作も高い評価を得た。シナリオ制作会社エレファンテ所属。
発売年・開発元は?
2005年11月25日にあかべぇそふとつぅ(AKABEiSOFT2)からPC版が発売。その後5pb.(現MAGES.)がコンシューマ版を展開し、Xbox 360版(2010年)、PSP版(2012年)、PS3版(2013年)とマルチ展開された。
今プレイできる?入手方法は?
PC版はFANZA GAMES(DMM)でダウンロード販売中(2025年時点)。Amazonではクオリティパッケージ限定1000シリーズ(PC版)やコンシューマ版のパッケージが入手可能。Xbox 360・PSP・PS3版は中古市場での入手も可能。
続編・関連作はある?
2007年1月26日に同じあかべぇそふとつぅからファンディスク「車輪の国、悠久の少年少女」が発売されている(本作のルート後の後日談を収録)。また電撃コミックスにて宇佐美渉によるコミカライズ全3巻も刊行された。英語ローカライズは2016年のKickstarter成功後にFront Wingが進めたが、現在の状況は要確認。
「G線上の魔王」との関係は?
本作と「G線上の魔王」(2009年)はどちらもるーすぼーいがシナリオを担当した作品。義務制度という特殊な社会設定と、重厚なテーマ性・純愛の組み合わせは本作が基点となった。両作を読んだファンは多くシナリオの成長を語る。