キャラクター詳細 — 臭作
粛正音楽学院の女子寮に潜り込んだ偽管理人・臭作と、その少女たちをめぐる登場人物の詳細プロフィール。各キャラクターの真相・ルート別の顛末・原文セリフを収録。臭作(伊頭臭作/偽名「加藤」)が、ゲームを起動したプレイヤーの分身である語り手「俺」と一つの身体を共有する加害者人格であること、8人のヒロインと教師・南綾香の追い込みの顛末、そして高部絵里が握る真ルートの救済を含む全ネタバレ記述。
キャラクターのちびイラストは、原作『臭作』(elf)のキャラクターを基に当サイトで作成した二次的イラストです。原作の著作権は現在の権利者に帰属します。声優表記について、CD-ROM版(1998年)は女性キャラクターのみにボイスが付き(声優は非公開)、DVD-ROM版(2001年)はフルボイス対応です。個別の声優名は公開されていないため、本ページでは断定しません。
臭作
| 読み | しゅうさく(伊頭臭作/寮内での偽名「加藤(かとう)」) |
|---|---|
| 役割 | 主人公・語り手「俺」と身体を共有する加害者人格 |
| 立場 | 粛正音楽学院女子寮の偽管理人(住み込み) |
| 年齢 | 中年〜初老(作中で具体的な年齢の明示なし) |
| CV | CD-ROM版はボイスなし/DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 一人称は「俺(俺ぁ)」。中年〜初老の醜い男で、何週間も風呂に入らず身体が匂う。腰の低い管理人の表の顔と、乱暴な地金の裏の顔を使い分ける |
本物の管理人志望者「加藤」をパチンコ屋で見つけて脅し、履歴書を偽造させて本人になりすまし、女子寮へ潜入した男。潜入から1ヶ月、腰の低い管理人を演じながらマスターキーで部屋に忍び込み、盗撮を重ねて少女たちの弱味を蓄えてきた。機材はすべて万引きで揃えたと嘯く。
「鬼畜道」と「美学」を信条とする変質者。丁寧語を用いながら脅す独特の話法で、盗撮ネタを突きつけて相手を心理的に屈服させる「追い込み」を快楽とする。愛情や優しさを生理的に嫌悪し、「ホノボノとした行為が最も苦手」と語る。
「くっくっくっ……ついに本性を現す時が来たな。」 — 潜入1ヶ月を経て、追い込み開始を宣言
臭作の正体は、ゲーム『臭作』を起動したプレイヤーの分身である語り手「俺」と、一つの身体を共有しながら別個の意志を持つ加害者人格である。臭作の声は「俺」にしか聞こえず、他者には届かない。臭作は「俺」に対して「お前は俺の分身なんだぞ」と告げ、追い込みの実行を「俺」に命じ、いざという時だけ入れ替わろうとする。両者は建前と本性を使い分ける臭作一人の二面性とは別軸の、明確に切り離された二人の人格である。
その生い立ちは陰惨に語られる。母は灯油をかぶって死に、父は電車に飛び込んで死んだと自ら明かし、うじ虫のような自分の来歴を「大好きだ」と嘯く歪んだ自己像を持つ。優しさや温もりに触れると寒気がすると言い、それらへの嫌悪こそが加害の原動力になっている。
「ヤツは俺に女の子達を追い込ませ、いざという時だけ俺と入れ替わるつもりなのだ。」 — 「俺」が臭作との役割分担を地の文で説明して
「俺は、粗野で粗暴で卑劣で淫猥でなおかつ鬼畜道を極めた臭作様だぜ……そこらにいる強姦魔と一緒にしてもらっちゃあ困る。」 — 自らの流儀を誇って
8人を屈服させていく辱めの物語は、新入生・高部絵里を起点とする裏ルートで反転する。臭作は絵里の優しさや手料理、微笑みに生理的に耐えられず、厨房で並んで料理する「ホノボノとした」時間の中で嗚咽し、仕込んだ媚薬を絵里に捨てられる。「俺」の中に目覚めた良心が、臭作の意志に逆らう最大の武器になっていく。
最終盤、臭作は唯一取りこぼした絵里を陵辱しようと「俺」の身体を操るが、「俺」は激痛に耐えて抗い、絵里の身体に触れる寸前で踏み留まる。臭作は「俺」の支配を失い、「俺」は元の世界(ゲームをプレイしていたパソコンの前)へと帰還する。臭作はその世界から消え、絵里は臭作のいない過去へ帰っていく。
「あんたを押し倒しても美学に背く事にはならねぇぞ。」 — 絵里に手を出せぬまま、なお美学を口にして
「俺」(プレイヤーの分身)
| 読み | おれ |
|---|---|
| 役割 | 地の文の一人称。臭作の身体に憑依したプレイヤーの意識 |
| 立場 | 臭作と身体を共有する、良心を持つもう一つの人格 |
| 一人称 | 「俺」。臭作からは「お前」「俺の分身」と呼ばれる |
本作の地の文を語る一人称「俺」は、臭作その人ではない。日頃のストレスを解消するために、ゲームの世界でささやかなエッチを楽しもうとしただけの、ごく普通のプレイヤーの意識である。ゲームを起動した途端、気づけば中年の偽管理人・臭作の身体に入り込み、その下品な言動を内側から体験させられている。「もちろん俺はこんな下品な話し方をする人間ではない」と語り、臭作とは明確に別の人格として自らを位置づける。
「もちろん俺はこんな下品な話し方をする人間ではない。」 — 臭作との人格差を自覚して
通常進行では、「俺」はおおむね観察者として臭作の鬼畜を地の文で追体験する。だが新入生・高部絵里が関わる裏ルートに入ると、両者の対立が表面化する。臭作に追い込みを命じられた「俺」は「臭作が喜ぶような事はしたくない。もしできる事なら、この場で首を絞めて永遠に葬り去ってやりたい」と敵意を抱きながらも、臭作の命令に絶対服従する身体を、遠隔操作されたロボットのように動かされてしまう。絵里がその仕掛けたカメラを先回りで外し、他の少女たちへの追い込みを身を挺して妨げるうち、「俺」の中の良心が育っていく。
「俺は臭作が喜ぶような事はしたくない。もしできる事なら、この場で首を絞めて永遠に葬り去ってやりたい気分だ。」 — 臭作への敵意
クライマックスでは、臭作が「俺」の身体を操って絵里を壁に押さえつける。「俺の身体がバネ仕掛けの人形のように動き、瞬きをするうちに絵里を壁に押さえつけてしまった」と語りながら、「俺」は「逃げろ……俺から」と絵里に訴え、全身を震わせて臭作の意志と闘う。指先が胸に触れる寸前で止まり、「この世界での俺は絵里を救う為だけの存在でいい」と自らに言い聞かせる。絵里が「私も、あなたを救う為だけの存在になります」と応え、二人は互いを救い合う。「俺」は臭作の支配を脱して見慣れたパソコンの前へ帰り、ディスプレイ越しに絵里と別れる。
「全身をワナワナと震わせながら、俺は必死で臭作の意志と闘っている。」 — 絵里に触れる寸前で抗って
「そう、この世界での俺は絵里を救う為だけの存在でいいのだから……。」 — 自らの存在意義を定めて
追い込みの標的となるヒロインたち
臭作が盗撮ネタで一人ずつ追い込む、女子寮に暮らす8名の少女と教師。学科・学年・人物像は物語冒頭で臭作自身によって紹介される。ここでは各人物の序盤の姿と、追い込みの顛末を記す。性的凌辱の描写は事実の要約に留める。
近藤渚
| 読み | こんどう なぎさ |
|---|---|
| 役割 | ピアノ科3年。追い込みの標的となる生粋のお嬢様 |
| 年齢 | 作中で明示なし(音楽学院の3年生) |
| CV | DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 一人称は「私」。臭作を「加藤さん」と呼ぶ。礼儀正しく、母を「ママ」と呼んで頻繁に電話する甘えん坊 |
一人で電車にも乗れない、世間知らずの生粋のお嬢様。人を騙すことを知らず、他人が自分を騙すとも考えたことがない善人として描かれる。志保と仲が良く、一緒に登下校する。臭作にとっては、その無垢さこそが恰好の標的になる。
「もしもし……あ、幸代さん? 私、渚ですけど……ママはいます?」 — 実家に電話をかける日常
部屋を盗撮され、机に置かれた脅迫写真を起点に追い込まれる。「部屋でじっとしていろ」と脅されて管理人室に呼び出され、処女を奪われて陵辱される。お嫁に行けないと嘆く渚を、臭作は「今時そんな事を気にする男がいるか」と一蹴する。汚されてなお「私に近づかないでください」と気高さを保とうとするが、追い込みが成就する非Zルートでは「もう死にたい」と漏らすまで辱められる。
絵里が握る真ルートでは、絵里が「俺」を守るために動くことで、渚への追い込みそのものが妨げられうる。
「助けて……助けて……ママぁ。」 — 陵辱のさなかに母を呼んで
「私に近づかないでください。」 — 汚されてなお保つ気高さ
前島香織
| 読み | まえじま かおり |
|---|---|
| 役割 | ピアノ科3年。粛正音楽学院理事長の孫娘。追い込みの標的 |
| 年齢 | 作中で明示なし(音楽学院の3年生) |
| CV | DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 一人称は「私」。臭作を「加藤」と呼び捨てにする。高慢で気位が高く、自分の下着すら自分で洗おうとしない |
学院理事長の孫娘であることを盾に、臭作を管理人として露骨に見下す高慢な少女。「私がお祖父様に言えばあなたのクビなんか」と権威を振りかざす。携帯電話禁止の規則を破って恋人と連絡を取る場面があり、臭作はその様子を盗み聞きしてネタにする。寮生の中でも台詞量が最も多い一人。
「当たり前よ……だって私、理事長の孫娘ですもの。」 — 気位の高さを示して
盗撮ネタと媚薬で追い込まれる。恋人がいることを看破され、それを盾に揺さぶられる。「お金なら払うわ」と金で解決しようとするが拒まれ、フェラや性交を強要される。気位の高さを折られてなお「いつか後悔させて」と抵抗するが、屈服させられていく。追い込みに失敗した場合には、香織が先回りして警察を呼び、臭作が逮捕される「コレもんのアレもん」のバッドエンドに至る分岐もある。
「お金なら払うわ……だ、だからもう。」 — 金で逃れようとして
水無月志保
| 読み | みなづき しほ |
|---|---|
| 役割 | 邦楽科3年。動作も喋りも極端に遅い名家の令嬢。追い込みの標的 |
| 年齢 | 作中で明示なし(音楽学院の3年生) |
| CV | DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 一人称は「私」。臭作を「加藤さん」と呼ぶ。眼鏡をかけた赤系の装い。物静かで気弱 |
父は有名な陶芸家、母は茶道・水無月流の家元という名家の箱入り娘。動作も喋りも極端に遅く、「もごもご……」としか言葉が出ない場面が多い。その遅さゆえに会話が成立しにくく、臭作には内心で疎まれる。渚と親しく、一緒に登下校する。
「もごもごもごもご……。」 — 言葉が出ず間が空く、志保らしさの象徴
盗撮写真を盾にフェラや性交を強要される。処女を奪われ、精液を飲まされるまで辱められる。物静かな彼女が「誰か助けて」と絞り出す声が、追い込みの残酷さを際立たせる。絵里が握る真ルートでは、絵里が「ここの電話はすごく調子が悪い」と嘘をついて志保が盗撮される機会を潰し、彼女を間接的に守る。
「ううっ……だ、誰か助けて。」 — 辱めのさなかに
南雲千秋
| 読み | なぐも ちあき |
|---|---|
| 役割 | バイオリン科2年。子供っぽい泣き虫のパパっ子。追い込みの標的 |
| 年齢 | 作中で明示なし(音楽学院の2年生) |
| CV | DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 自分を「千秋」と名前で呼ぶ。臭作を「おじさん」「おじいさん」と呼ぶ。ヌイグルミを抱え、キンキンした高い声で喋る |
子供以上に子供っぽい、すぐ涙ぐむ泣き虫の少女。「今日はうまく弾けなかった」「天気が悪い」と理由をつけては泣く。父(パパ)が大好きで、今でも一緒に風呂に入るほどのパパっ子。父からの電話をいつも気にしている。朝美とは同級生。
「パ、パパから電話は?」 — 父の連絡を待ち続けて
臭作は「本当に辛い時の涙がどんなもんか教えてやろう」と、彼女を泣かせること自体を目的に狙いを定める。盗撮ネタで追い込まれ、父との入浴をネタに辱められる。幼い少女が泣きじゃくりながら陵辱される、本作でも屈指の陰惨な追い込みとなる。
「こ、こんな事になるなら誰かに相談すればよかったぁ……シクシクシク。」 — 泣きじゃくりながら
栗原朝美
| 読み | くりはら あさみ |
|---|---|
| 役割 | バイオリン科2年(千秋の同級生)。威勢のいい姉御肌。追い込みの標的 |
| 年齢 | 作中で明示なし(音楽学院の2年生) |
| CV | DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 一人称は「あたし」混じり。臭作を「おっさん」と呼ぶ。気が強く男っぽい、喧嘩慣れした活発な少女 |
威勢のいい姉御肌で、気が強く喧嘩慣れしている。臭作を疑い、すれ違いざまに蹴り飛ばす実力行使にも出る。一方で、臭作と絵里の不自然な関係を「弱味でも握られているのか」と本気で心配する情の厚さも持つ。深夜に管理人室を訪れて臭作を問い詰める場面もある。
「絵里……まさか、このおっさんに弱味でも握られているのか?」 — 後輩の絵里を案じて
臭作は「威勢のいい姉ちゃんを虐めるのが大好き」と、その気の強さを折ることを狙う。盗撮ネタで追い込まれ、見下していた相手にフェラや性交を強要される。「いつか仕返しを」と最後まで気丈に抵抗するが、屈服させられていく。
「ちくしょう、いつか仕返しを……んぐっ!?」 — 屈服させられてなお
藤間萌子
| 読み | ふじま もえこ |
|---|---|
| 役割 | ピアノ科2年。校風に合わない奔放な少女。追い込みの標的 |
| 年齢 | 作中で明示なし(音楽学院の2年生) |
| CV | DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 一人称は「私」。臭作を「おじさん」と呼ぶ。くわえタバコ・短いスカートの蓮っ葉な装い |
ピアノの練習をしている姿を見たことがないと言われる、校風に合わない奔放な少女。屈託のない笑顔の裏で何を考えているか読めない。性経験が豊富で、恋人ケンヂのほかにも相手がいると公言する。バブルで財を成した親に無理に押し込まれた生徒。恋人ケンヂと寮の庭で逢瀬を重ねており、臭作はそれを盗撮ネタにする。
「私だってケンヂ1人じゃないもん。」 — 恋人ケンヂに、悪びれず
臭作はケンヂとの関係を破壊するネタで萌子を追い込む。性経験が豊富なため他のヒロインほど純潔の喪失を嘆かないが、その分、恋人の存在そのものを辱めの道具にされる。陵辱のさなかにケンヂの名を呼んで助けを求めても、臭作は「ケンヂは今頃どこかで同じように煩悩を満たしているんじゃないか」と嘲笑い、彼女の心を折る。
「さ、最初からこんな事をする為に……。」 — 追い込みの意図を悟って
高部絵里
| 読み | たかべ えり |
|---|---|
| 役割 | バイオリン科1年(今年入寮)。勘が鋭く、真ルートの鍵を握るヒロイン |
| 年齢 | 作中で明示なし(音楽学院の1年生・新入生) |
| CV | DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 一人称は「私」。臭作を「加藤さん」と呼ぶ。今年入寮した1年で最も臭作好みの容姿。エプロン姿が似合う |
妙に勘が鋭く、初対面でたいがいの人がどんな人物か分かってしまう新入生。臭作の隠し撮りを察知して不意に振り向くなど、盗撮を幾度もかわす。礼儀正しく清楚で誰からも好かれ、料理が得意で、他人のために身を挺する芯の強さを持つ。合鍵を探しに管理人室を訪れた際、好奇心から臭作の「ゲーム」が動くパソコンの電源を入れてしまう。
「私、こう見えても料理が得意なんです。」 — 「俺」に手料理を振る舞おうとして
絵里だけが、臭作の身体の中に別の人物「俺」が宿っていることを勘で見抜く。「あなたは悪い人じゃありません。その事は、私が1番よく知っています」と告げ、臭作とは異なる「俺」の良心に語りかける。彼女がパソコンに触れたことを起点に、臭作の計画が終わる午前5時を境とした特異な時空が立ち上がり、そこで「俺」と絵里だけが共に存在するようになる。
絵里は「俺」を守るために動く。臭作が「俺」に強いるカメラ設置を先回りで外し、他のヒロインたちの来訪に「俺」の秘書のように応対して盗撮を妨げ、厨房で並んで料理して媚薬を捨てる。彼女の優しさが、臭作の意志をじわじわと削っていく。
「これ……もう使わないでください。」 — 臭作が仕掛けたカメラを外して返して
最終盤、臭作は取りこぼした絵里を陵辱しようと「俺」の身体を操るが、絵里は怯まず「あなたが私を救う為だけの存在と言うなら、私も、あなたを救う為だけの存在になります」と告げる。二人は互いを救い合い、「俺」は元の世界へ帰還し、絵里は臭作のいない過去へと帰っていく。「あなたと出会えてよかったです」と微笑んで消える彼女は、無数の追い込みと陵辱の物語の中で唯一、加害者を救い得た存在である。
なお、彼女に関わる通常ルートでは、計画終了後の午前5時に管理人室で臭作に襲われ陵辱される結末も用意されている。真ルートと通常ルートの落差が、絵里という人物の重みを際立たせる。
「あなたが私を救う為だけの存在と言うなら……私も、あなたを救う為だけの存在になります。」 — 「俺」の抗いに呼応して
「私……あなたと出会えてよかったです。」 — 別れ際に
南綾香
| 読み | みなみ あやか |
|---|---|
| 役割 | 粛正音楽学院のピアノ教師。女子寮の責任者格。追い込みの標的 |
| 年齢 | 作中で明示なし(成人女性) |
| CV | DVD-ROM版でフルボイス(声優非公開) |
| 外見・一人称 | 一人称は「私」。臭作を「加藤さん」と呼ぶ。スーツに眼鏡。威圧的な物腰の大人の女性 |
寮を監督するピアノ教師。寮近くのマンションに住み、土日以外は頻繁に寮へ顔を出す。威圧的で、臭作を常に蔑んだ目で見る。臭作が偽管理人であることを疑っており、「身体が匂いますわよ」と侮蔑しながら、月曜の朝一番に学院長室へ呼び出すと予告する。彼女の呼び出しは、臭作の正体露見というタイムリミットを意味する。
「明後日の月曜日、朝一番で学院長室に来てもらいます。」 — 偽管理人を告発しようとして
彼女だけは写真脅迫ではなく、ロープで縛って倉庫に監禁するという物理的な追い込みを受ける。そこは臭作が管理人初日に彼女から掃除を命じられた因縁の地でもある。教師でありながら手首を吊り上げられ、「合気道の有段者なのよ」と虚勢を張るが「その格好で……か?」と一蹴され、威厳を奪われて陵辱される。臭作にとっては、自分を見下し告発しようとした相手を屈服させる、格別の征服の対象となる。
「い、言っておきますけど私は合気道の有段者なのよ。」 — 吊るされながらの虚勢
その他の登場人物
藤間萌子の交際相手の若い男。寮の庭で萌子と逢瀬を重ねる場面や、萌子の台詞の中で語られる。臭作は二人の密会を盗撮し、萌子とケンヂの関係を破壊するネタとして利用する。萌子が陵辱のさなかにその名を呼んでも、臭作はケンヂの名を彼女を辱める道具に使うだけである。
臭作が身分を奪って成りすました、本物の管理人志望者。40年勤めた会社をリストラされ、知人のツテで女子寮管理人の職を紹介された初老の男である。パチンコ屋でまだ履歴書を出していないと臭作に漏らしたのが運の尽きで、脅されて偽の履歴書を書かされ、職を横取りされてしまう。臭作が寮内で名乗る偽名「加藤」は、この人物の名に由来する。臭作自身も「あの加藤とかいう馬鹿おやぢ」と、彼を踏み台にしたことを独白する。
粛正音楽学院の学院長。作中に直接の出番はほとんどないが、教師・南綾香が偽管理人・臭作を告発するために「月曜の朝一番、学院長室へ来てもらう」と呼び出す相手として言及される。この呼び出しの時刻が、臭作の正体露見というタイムリミットの枠組みを支えている。