シンフォニック=レイン(Symphonic Rain)
| タイトル | シンフォニック=レイン(Symphonic Rain) |
|---|---|
| ブランド | くろねこさんちーむ |
| メーカー | 工画堂スタジオ |
| 発売日 | 2004年3月26日(PC限定DVD版)/ 2004年8月27日(PC通常版) Switch版: 2018年12月13日(DL)/ 2024年12月12日(パッケージ) |
| プラットフォーム | Windows / Nintendo Switch(HDリマスター版: Steam・DMM対応) |
| レーティング | 全年齢対象(PC版)/ CERO C・15歳以上(Switch版) |
| ジャンル | ミュージックアクションゲーム(音楽ADV) |
| シナリオ | 西川真音(Q'tron名義) |
| 原画 | しろ |
| 音楽 | 岡崎律子 |
| ボイス | フルボイス(主人公クリスのみ無音声) フォーニ/アリエッタ: 笠原弘子 / トルタ/アリエッタ: 中原麻衣 / ファル: 浅野真澄 / リセ: 折笠富美子 |
PC版(2004〜2021)
HDリマスター版・ダウンロード版(2017〜)
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コミカライズ・ドラマCD / アンソロジー
あらすじ
雨の降り続ける音楽の街ピオーヴァ。世界に数百人しか存在しない楽器「フォルテール」を奏でる才を持つ少年クリス・ヴェルティンは、国内有数のピオーヴァ音楽学院の三年生だ。卒業まで残り約二ヶ月。彼を待つのは「自作曲を歌い手と二人で演奏する」卒業発表という最大の関門——しかし、パートナーの候補すら決められないまま、日々を過ごしている。
故郷の街で修行中の幼なじみ・恋人アリエッタ(アル)とは週一度の手紙だけが繋ぐ細い糸。その双子妹のトルタは学院の声楽科で、いつも傍らで彼を気にかける。そして部屋には、クリスにしか見えない「音の妖精」フォーニが住みついており、毎週日曜のアンサンブルを楽しみに彼を急かしていた。
雨に煙る学院で、クリスは三人の少女と出会う。完璧に見えて何かを抱える声楽科の先輩・ファルシータ。旧校舎でひとり歌う孤独な後輩・リセルシア。そして幼なじみのトルタ。最後の冬、誰と卒業演奏に立つかの選択が、やがて隠された真実までも浮かび上がらせていく。
キャラクター
※ キャラクター画像は シンフォニック=レイン HDリマスター版(2017年・工画堂スタジオ) 公式サイトの画像を引用しています(原画: しろ)。
引用元: シンフォニック=レイン 公式キャラクターページ(工画堂スタジオ)
フォルテールを奏でる三年生。受動的で決断を先延ばしにしがちだが、音楽への誠実さは本物。コーデル先生に高く評価される才能を本人は自覚していない。主人公ボイスなし。
クリスの部屋に住みついたクリスにしか見えない「音の妖精」。毎週日曜日に一緒に歌ってくれる存在。不思議な雰囲気を持ち、いつもクリスを明るく引っ張る。声: 笠原弘子。
アリエッタの双子妹で、クリスの幼なじみ。声楽科の三年生。おっとりした外見の裏に、クリスへの深い気持ちを抱えている。いつも傍にいて、さりげなくクリスを支える。声: 中原麻衣。
声楽科三年生の先輩。誰にでも明るく接する完璧な外見と人脈を持ちながら、その内側には誰にも見せない孤独と野心を抱えている。声: 浅野真澄。
フォルテール科一年生。旧校舎でひとりで歌っているのを偶然クリスに聴かれる。貴族の養女として育てられたが、内側には深い傷を抱えた孤独な少女。声: 折笠富美子。
クリスの腐れ縁の友人。皮肉っぽい口調が常だが、本心では誰より面倒見がよい。客観的な視点でクリスに忠告し続ける、本作における良識のよりどころ的な存在。
クリスの個人レッスンを担当する厳格な講師。クリスの音楽的才能を高く評価している数少ない人物の一人。厳しい言葉の裏にある師としての誠実さが、節目の場面で発揮される。
学院への多額の寄付を背景に影響力を持つ貴族の音楽家。技術的には卓越しているが、その権威の使い方は歪んでいる。リセルシアの養父。
用語集
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FAQ
ルートの結末・フォーニの正体・ラストシーンに関する設問はネタバレゾーンのFAQに分離しています。
シンフォニック=レインはどんなゲーム?
2004年に工画堂スタジオ・くろねこさんちーむから発売された全年齢音楽ADV。雨の降り続ける音楽の街ピオーヴァで、卒業演奏のパートナーを探す少年クリスの物語。シナリオは西川真音(Q'tron)、音楽は岡崎律子。発売当初は口コミで徐々に支持を集め、工画堂スタジオ屈指のロングセラーとなった作品。Steam・Nintendo Switchでも遊べる。
「音楽ADV」「ミュージックアクション」とは?
本作には物語パートに加え、フォルテール演奏を模した音楽ゲーム要素(リズムアクション)が組み込まれています。キャラクターの歌に合わせてフォルテールを演奏するミニゲームが進行に絡み、演奏の成否が物語の一部に影響します。また全ボーカル曲(約10曲)は作詞・作曲ともに岡崎律子が手がけており、楽曲とシナリオが密接に連動しているのが特徴です。
主人公は誰?
クリス・ヴェルティン。ピオーヴァ音楽学院フォルテール科の三年生で、世界に数百人しかいないフォルテール奏者です。受動的な性格で決断を先延ばしにしがちですが、音楽への誠実さは本物。主人公のボイスはなく、プレイヤーはクリスの一人称視点で物語を追います。
ヒロインは何人?ルートはある?
ヒロインはフォーニ・トルタ・ファルシータ・リセルシアの4人で、個別ルートが存在します。全4〜6ルート・全6エンドの構成で、攻略推奨順があります(リセ→ファル→トルタ系→フォーニという順で真相が開示されていく構造)。各ルートで異なる形の「贖罪と向き合い」が描かれます。
シナリオと音楽の担当は?
シナリオは西川真音(Q'tron名義)、音楽は岡崎律子が担当。岡崎律子は本作の全ボーカル曲(「空の向こうに」「秘密」「リセエンヌ」「雨のmusique」「fay」「涙がほおを流れても」など)の作詞・作曲をすべて手がけました。本作は2004年5月に逝去した岡崎律子の遺作のひとつとして知られています。
ボイスはある?
主人公クリスを除く全キャラクターにボイスがあります(フルボイス)。フォーニ・アリエッタ役は笠原弘子、トルタ役は中原麻衣、ファルシータ役は浅野真澄、リセルシア役は折笠富美子。各ヒロインの歌声はキャラクターソングとして曲中でも披露されます。
全年齢作品?エロゲーとは関係ない?
PC版は全年齢対象で、成人向けコンテンツは一切含まれません。Nintendo Switch版はCERO C(15歳以上対象)です。本作は純愛とファンタジーと音楽を主軸とした作品であり、いわゆる「エロゲー」ではありません。当サイトでは全年齢・エロゲー双方の作品を扱っており、本作は全年齢枠での掲載です。
岡崎律子の遺作とはどういう意味?
作曲家・岡崎律子は本作の全楽曲を担当しましたが、2004年5月、PC通常版発売直前に逝去(享年44歳)。発売後に改めて注目が集まり、ゲーム・楽曲ともに長期にわたって語り継がれることになりました。ボーカルアルバム「RAINBOW」(2004年5月)は岡崎律子の最後期の作品にあたります。
ルートの攻略順に注意はある?
本作はルートを解禁する順番が設計されており、推奨順で遊ぶことで真相が段階的に明かされる構造になっています。最初からすべてのルートが選べるわけではなく、前のルートをクリアすることで次が解禁されます。特にゲーム起動時の「da capo / al fine」選択が最終ルートへの鍵となります。詳細はネタバレゾーンを参照してください。
Steam・Switch版とPC版の違いは?
Steam版・Switch版はHDリマスター版で、グラフィックが全面刷新されています(原画: しろによるリファイン)。シナリオ・楽曲の内容は基本的に同一。Steam版は日本語・英語・中国語対応。PC版(新普及版)は旧グラフィックのまま2021年に再販されています。初プレイなら現行のSteamまたはSwitch版がおすすめです。