キャラクター詳細 — 終末の過ごし方
終末の過ごし方に登場するキャラクター詳細。学校内外の6日間で描かれる人物像と結末。
主人公
耕野 知裕
こうの ちひろ
| 読み | こうの ちひろ |
|---|---|
| 役割 | 主人公 |
| 年齢 | 17〜18歳(高校3年) |
| CV | なし(DVDPG版にも主人公ボイスなし) |
| 外見 | 眼鏡着用。元陸上部の精悍な体格 |
靭帯損傷で陸上部を断念し、両親が海外不在のため一人暮らしを送る高校3年生。気まぐれに登校するだけの受け身な日々を過ごしている。窓辺で頬杖をつく横顔が印象的な人物。
月曜から金曜の5日間を経て、金曜に4人のヒロインから1人を選ぶ立場に置かれる。各ルートで異なる顔を見せる。
香織ルートでは、靭帯損傷が癒えぬ脚で町内を疾走して米軍基地へ向かう香織を追いかけ、「週末さぁ…空いてる?」と告白する。いろはルートでは、心臓リスクを承知のうえで屋上でいろはと関係を結ぶ。緑ルートでは、幼なじみとしての歴史を再認識して「2日間だけ」という緑の申し出を受け入れる。
各ルートのエンディングモノローグには「でも――2人だから、何とかなると思う。」「ごきげんよう、さようなら。――良い終末を。」という言葉が残る。
ヒロイン
宮森 香織
みやもり かおり
| 読み | みやもり かおり |
|---|---|
| 役割 | ヒロイン(3年A組) |
| 年齢 | 17〜18歳(高校3年) |
| CV | 不明(DVDPG版) |
| 外見 | 長い髪の清楚な少女。前列で真摯に授業を聞く |
知裕の中学2年時の元カノ。「マジメ」というレッテルに縛られた優等生で、終末後も毎日欠かさず登校する。「幸福な人間は、独りを好んだりしないと思うの」という言葉が彼女の孤独を表す。
弟が生まれて父の関心が自分から離れた時、「いい子を演じ始めた」と告白する。ヤマアラシのジレンマを繰り返しながら、4年越しの想いがついに結ばれる。
土曜、米軍横須賀基地のシェルターへ家族と向かう香織のもとへ、知裕が靭帯損傷の脚で走って追いかけてくる。「週末さぁ…空いてる?」という言葉を受け取った香織の表情が結末となる。
緑ルートでは出番こそ限られるが、土曜朝に3-Aへやってきた知裕に米軍基地行きを告げるための場面で、緑の側面を際立たせる対比として機能する。
名台詞
- 「私は…別にマジメってワケじゃ…」
- 「幸福な人間は、独りを好んだりしないと思うの」
- 「コトバって、口に出せば出すほど水みたいに薄くなっていっちゃうんだ」
ヒロイン
大村 いろは
おおむら いろは
| 読み | おおむら いろは |
|---|---|
| 役割 | ヒロイン(2年・天文部部長) |
| 年齢 | 16〜17歳(表向き2年、本来は3年・留年) |
| CV | 楠鈴音(DVDPG版) |
| 外見 | ショートカット・眼鏡。鎖骨下にペースメーカーの傷痕 |
屋上で天体望遠鏡を抱える無口な少女。普段は無表情だが、星の話をするときだけ生き生きとする。「――おかえり」と声をかけてくる不思議な存在感を持つ。月の起源4説(親子・兄弟・他人・出産)など天文知識が豊富。
洞機能不全症候群を抱え、小学6年で心臓ペースメーカーを埋め込んだ。2年前、電磁波による動作不良で1年留年し、防磁タイプへの交換を拒否。鎖骨下の傷痕はその名残。木曜の心臓発作によって初めて知裕に病状が明かされる。
金曜、屋上の鍵を投げ捨てて「世界に…2人しかいないみたいでしょ」と知裕を誘う。心臓リスクを打ち明けたうえで「じゃぁ…耕野君は…歩いてくれる? …私と」と告白し、知裕と関係を結ぶ。事後、「わたしがこの世界でする――最期の約束」と知裕を膝枕する。
土曜、「もし世界が終わらなかったら/一緒にラーメン食べにいかん?」という言葉が結末となる。
名台詞
- 「理由や原因って、重要なモノじゃないの。知ってたって、月の輝きは変わらない。でしょ?」
- 「世界に…2人しかいないみたいでしょ」
- 「わたしがこの世界でする――最期の約束」
- 「もし世界が終わらなかったら/一緒にラーメン食べにいかん?」
ヒロイン
稲穂 歌奈
いなほ かな
| 読み | いなほ かな |
|---|---|
| 役割 | ヒロイン(1年・天文部) |
| 年齢 | 15〜16歳(高校1年) |
| CV | 金田まひる(DVDPG版) |
| 外見 | 幼さの残る安心した笑顔。体当たり挨拶のクセ持ち |
「今日はぁ、お星さまがよく見えそうですね☆」が初台詞。センパイ(いろは・知裕)への体当たり挨拶が定番の元気な1年生。「ヒトとヒトがくっつくボンドがあったらいいのに…」という言葉に彼女の本質が出ている。
金曜の屋上で「全部、なくなっちゃう」と涙をこぼし、「怖くて悲しくって、泣きたいのは歌奈だけじゃないんだって。センパイも、世界中のみんなも…」と言いながら真剣に知裕に抱擁を求める。知裕の部屋で初体験。
土曜の屋上では「お星さまみてくれませんか?」「ふふ…その後は…もう一回抱いてくださいー」と、終末を前に世界を愛した姿のまま結末を迎える。
名台詞
- 「歌奈、死ぬんだったら大好きなみんなとくっついて死にたいですよぅ」
- 「全部、なくなっちゃうんだ」
- 「お星さま、みてくれませんか?」
ヒロイン
敷島 緑
しきしま みどり
| 読み | しきしま みどり |
|---|---|
| 役割 | ヒロイン(1年) |
| 年齢 | 15〜16歳(高校1年) |
| CV | 一色ヒカル(DVDPG版) |
| 外見 | 図書室の窓辺で頬杖をついて本を読む姿が定番。眼鏡 |
知裕の隣家の幼なじみ。「ちひろ」呼び捨て・「ばーか」連発の犬猿関係が表の顔。図書室の常連で坂口安吾・寺山修司を愛読する。眼鏡は知裕への憧れから暗所で本を読んで視力を落としたのが由来。
「昔毎日ちひろの家に来てたのは本じゃなくてちひろが目当てだったんだよ」「本当は本読むのも遅くなかった。でも少しでも長くちひろんちにいるためにゆっくり読むようになって…」と幼少期の秘密を告白する。「2日間だけ…ちひろを頂戴…」が彼女の全てを凝縮した台詞。
緑ルートのEDでは「家族は死んだって家族だわ。最期くらい…ちひろといたっていいじゃない」という言葉が、幼なじみとしての歴史の重みを示す。
香織ルートでは出番は短いが土曜朝に3-Aで知裕に香織の米軍基地行きを伝えた後、走り去る知裕を見送りながら「…なんで私が3-Aに来たのかは聞いてくれないんだね…。…………ばかちひろ…」と呟く。この一幕は彼女の心情を雄弁に語る名場面として知られる。
名台詞
- 「2日間だけ…ちひろを頂戴…」
- 「家族は死んだって家族だわ」
- 「平淡な物語を読む人間はその物語を平淡に読む能力しかないの」
- 「…なんで私が3-Aに来たのかは聞いてくれないんだね…。…………ばかちひろ…」香織ルート
その他の登場人物
養護教諭・元外科医志望。「コロスョ?」が口癖。7年付き合った元彼(医師)が2ヶ月前に院長娘と婚約したことへの意趣返しで、保健室を「大塚医務医院」として独自運営する。水曜に多弘と関係を持ち、土曜に「のった」と応えるが、多弘は家族の元へと向かう。CV: 児玉さとみ(DVDPG版)
グラウンド脇の木の下でパンを食べる謎の年上男。兄が14歳少女を道連れに無理心中した過去を持つ。真相として、3年前の千絵子の中学(公立昭栄中)陸上部顧問「松原先生」だったことが明かされる。千絵子の才能を見出した恩人でもある。CV: なし(DVDPG版でもボイス未確認)
開業医の息子で留希の助手。母を強迫性障害のノイローゼで失った過去を持ち、医者志望の動機は「父への反抗」。水曜に留希と関係を持つが、土曜に留希への告白後「家族と対決する」ことを選んで去る。CV: なし(DVDPG版でもボイス未確認)
去年の関東予選で転倒したトラウマを抱える陸上部特待生。「私には陸上しかない」と自分を縛り続けている。土曜に髪を切り「あなたが好きだけど走ることを止められない」と重久に告げ、重久に許される。真相として、中学時代の恩師が重久(松原先生)だったことが明らかになる。CV: 韮井叶(DVDPG版)
ラジオ番組「HARD DAYz Knight」のDJ。「西新宿のボンバーヘッド」「世界のクロサワ」の異名を持つ。木曜から電波ジャックを敢行し、作中の雰囲気に独自の色を加える存在。土曜の最終放送で残した「God breath U!!」「C U …Next Week!!」という言葉が印象的。CV: なし(ラジオ放送のみ・DVDPG版もボイス不明)