ネタバレゾーン — 終末の過ごし方
このゾーンにはネタバレが含まれます。
4ヒロインの結末・重久の正体・いろはの心臓病の詳細・エンディングモノローグ・「無為END」など、すべての真相が記載されています。未プレイの方はまず作品トップページをご覧ください。
いろはの心臓病の詳細は?
いろはの病名は「洞機能不全症候群」。洞結節の機能阻害による先天性不整脈で、小学6年時にペースメーカーを埋め込んでいる。2年前、携帯電磁波でペースメーカーが動作不良を起こし1年留年した経緯がある。留希から防磁タイプへの交換を勧められているが、いろははこれを拒否している。現在は電池切れが間近に迫っており、性行為は「危険」と告げられている。しかし当のいろは自身は「止まっても…それはただの結果。大事なのは…私が、誰と、何をしたのか…」と語り、自らの意志で知裕と屋上で過ごす。
重久の正体は?
松原重久は3年前、千絵子が在籍した公立昭栄中学校の陸上部顧問「松原先生」。千絵子の走力の才能を見抜き、緑山高校への陸上特待進学を後押しした恩人でもある。千絵子は「あなたの名字も知らない」と言うが、これは千絵子が恩師として記憶していた「松原先生」と現在の「シゲさん」が同一人物であると明示されないまま終わる演出による。重久の兄は14歳少女を道連れにビル6階から飛び降りた32歳の教師であり、重久の深い傷の源となっている。
「無為END」とは?
金曜の4択(香織・緑・いろは・歌奈)で誰にも踏み込まず流されることで発生するBADエンド。「いつも以上に無為に過ごした」というテキストとともに終末を迎える。プレイヤーが能動的に選択しないと進めない逆説的な選択肢で、本作の根幹テーマ「踏み込む勇気」の裏面として機能している。
「2日間だけちひろを頂戴」とは?
緑ルートで緑が知裕に言う台詞。終末まで残り2日(金・土)を意味しており、幼い頃から隣家に通い詰めながら「妹」として扱われてきた緑が、初めて恋愛感情を言葉にして要求する瞬間である。緑は平素は冷淡な口調を崩さないため、この台詞の温度が際立つ。
ラジオ番組「HARD DAYz Knight」は最後まで放送される?
木曜に電波ジャックが始まった後も、DJ・D.J.WALKは土曜まで最終放送を続ける。ラストで「God breath U!!」「C U …Next Week!!」と高らかに告げ、送信限界により静寂に消える。「Next Week(来週)」という結句が残るが、翌週(日曜)に人類は滅亡する。この逆説的な締め括りが本作のラストシーンの余韻を構成している。