用語集 — 終末の過ごし方
終末の過ごし方の固有設定・人名をネタバレ全含みで解説します。終末世界観からD.J.WALK放送・登場人物の背景まで全61語を収録。
1週間後に確定した人類滅亡。国連戦争禁止宣言から8週間、日本非常事態宣言から7週間後の世界。
- 詳細
- 国連戦争禁止宣言から8週間、日本非常事態宣言から7週間が経過した時点で確定した滅亡。月曜の放送時点で「あと一週間」と告げられる。正確な時間は不明で、日曜に「人類は滅亡する」が、滅亡の原因(戦争か別の何か)は最後まで明示されない。
- 作中での使われ方
- 物語全体の時間軸の基準。「終末発表以降」「終末まで何日」という形で頻出。各日のD.J.WALK放送が時間軸の指標として機能する。
5大理事国連名による全面戦争行為禁止宣言。終末発表の起点となった国際宣言。
- 詳細
- 月曜の放送で言及される終末時間軸の基点。日本が国家非常事態宣言を発令したのはこの宣言から6日遅れ。
日本政府が国連宣言から6日遅れで発令。終末下の法的根拠となった。
- 詳細
- 政府指導放送・情報規制の法的根拠。3年A組への生徒集約の間接的背景でもある。
洞結節の機能阻害で心不全を起こす先天性疾患。いろはが患い、ペースメーカーで補助している。
- 詳細
- 心臓のリズムを刻む「洞結節」の機能が阻害されて心不全を起こす先天性の病気。主な治療はアトロピン投与・β1刺激・イソプロテレノール投与・ペースメーカー埋め込み。いろはが小6時にペースメーカー埋め込み手術を受けた原因。
- 作中での使われ方
- 木曜の保健室で留希が知裕に病名を告げる。「朝礼の時、気を失う類の女の子」といろはが自己紹介する伏線が序盤から張られる。
心臓のリズムを刻む「時計」。洞機能不全症候群の患部となる器官。
- 詳細
- 洞機能不全症候群のコア。「ここが壊れると心臓がリズムを刻めなくなる」と留希が知裕に説明する。
政府の情報規制に抗してD.J.WALK達が木曜から敢行する独自放送。
- 詳細
- 政府が本局を管轄下に置き「政府指導放送」に切り替えた事に対抗し、D.J.WALK達が「日本の某所」から独自放送を継続。「CDもレコードも無いがナ、持ち出しのヤツはけっこーあるからあと3日はダイジョウブ」。
- 作中での使われ方
- 木〜土曜の放送の前提として説明される。土曜の最終放送で「C U …Next Week」を残して送信限界に達する。
木曜から政府が全TVチャンネルで実施する情報規制。D.J.WALKが電波ジャックで対抗した。
- 詳細
- 政府が「緊急時における情報の一本化」として実施。「お昼休みのうきうきウオッチング」も「ブチ偉そうにノーガキ垂れてるみの」も見れなくなった。
- 作中での使われ方
- D.J.WALK達が電波ジャックを敢行する動機として木曜放送で説明される。
フランスのラカイユが18世紀に作った星座。元は「天文用の筒」と呼ばれた。
- 詳細
- 火曜の屋上でいろはが歌奈に披露する天文知識。「天文用の筒……って、すごく安易なネーミングだと思わない?」といういろはのトークの一節。
月の生成に関する4説(親子・兄弟・他人・出産)。「結局ヒトは月の理由を知らずに消える」。
- 4説
- 親子説(地球マントル切れ説)、兄弟説(地球と同時形成説)、他人説(重力捕捉説)、出産説(隕石衝突マントル説)。
- いろはのまとめ
- 「どれが正解なのか…それとも全部違っているのかは解らずじまい。結局、ヒトは月がそこにある理由すら知らずに消えてしまうんだよね」
- 哲学的展開
- いろはの「理由や原因って、重要なモノじゃないの。知ってたって、月の輝きは変わらない」という生き方哲学に接続する。
8月の流星群。最大毎時50個。いろはルートの土曜で「みたかった」と語られる。
- 詳細
- いろは曰く「毎秒50キロ、全長100キロで燃えるスペースデブリ」。多ければ毎時50個。
- 作中での使われ方
- いろはルートの土曜のラスト直前のシーンで「最後に…ちょっとみたかったな」と語られる。知裕が「人類が死滅した暗い、真の闇を取り戻した地球を舞台に広がる星々のシャワー」を夢想する場面に繋がる。
宇宙のゴミ。いろはが「毎秒50キロ、全長100キロで燃える」と解説。
- 詳細
- ペルセウス座流星群の説明の中でいろはが用いる科学用語。「ロマンチックに言えば流れ星だけど、正体はただのゴミなんだよね」という文脈。
屋上R階段の壁に刻まれた恋の誓い。終末下で増えた名もなき他者の証。
- 詳細
- 本編で当事者は登場しない。「希望を胸にしてか、絶望を抱いてか。――与り知らぬ事だ」と知裕は突き放す。
- 作中での使われ方
- 月・火・金曜の屋上シーン冒頭に必ず登場。「『YOKO』と『YUJI』の誓いは守られているのだろうか」と知裕が反芻する小道具として機能する。
屋上R階段の七不思議。13日金曜深夜3時に17段が13段に減って霊界に繋がる。
- 詳細
- 13日の金曜日深夜3時に屋上への階段(17段)を昇ると13段に減ってドアを開けると霊界に繋がる。「4段減るというのも豪気なハナシだが――この4段減って13という数字がきっとハッタリの効く部分」と知裕は冷淡に分析。
- 作中での使われ方
- 火曜のR階段で知裕が思い出す。「人類が死滅しても、霊は消滅しないのだろうか」という哲学的問いへの接続。
戦後半世紀ぶりに復活した終末下の新風習。都市部から地方への自主的な移動。
- 詳細
- 「万が一終末が起きなかった場合、生き残った場合、都市部より人の少ない地方の方が生きやすい」という判断から発生。
- 作中での使われ方
- 水曜、歌奈の友達が疎開する見送りに歌奈が出かける。香織の家族が金曜時点で米軍シェルター行きを決定(広義の疎開)。
互いに身を寄せたくてもトゲで傷つけ合う寓話。香織ルートの中心モチーフ。
- 詳細
- 互いに身を寄せたくても互いのトゲで互いを傷つけてしまう「悲劇以前の喜劇」。香織との4年前の自然消滅を象徴する比喩として知裕が用いる。
- 作中での使われ方
- 香織ルートの金曜・教室での再告白シーンの中心モチーフ。知裕モノローグで対概念「パーソナルスペース」と並べて語られる。
他人と接する為の限界の接近半径。ヤマアラシのジレンマの対概念として提示される。
- 詳細
- 金曜の知裕モノローグで「ヤマアラシのジレンマ」とセットで語られる心理学用語。「適度な距離感」の必要性を示す一方で、終末下でその距離が崩れていく対比として機能する。
緑の持論。「ヒトを進化させたのは火でも道具でもなく文字(記録)」。
- 緑の主張
- 「人間は火を持つ事で進化したなんて言うけど、訓練されればサルだって火を使うわ」「文字は違う。記憶だけじゃなく、記録を手にした時に人は他の動物と少し違う動物に変った」
- 作中での使われ方
- 水曜の図書室で緑が初披露。木曜の図書室では知裕が寺山修司「書を捨てよ、街に出よう」を引用して反論し、二人の「腐れ縁」が確認される。
寺山修司の有名フレーズ。木曜の図書室で知裕が緑の読書論への反論として引用。
- 詳細
- 知裕は「本に書かれた幾万の知識も、実際の体験1つには敵わないってさ」と緑の敷島流進化論への反論として持ち出す。
- 作中での使われ方
- 木曜の図書室シーンで知裕と緑の「腐れ縁」を確認するきっかけとなる。緑ルートの二人の関係性を象徴する一節。
多弘の母の死因の遠因。父の軟禁による悪化の末にノイローゼ自殺。
- 詳細
- 多弘曰く「精神科医に相談すれば癒せた程度のもの」。父が体面のため母を軟禁した結果、ノイローゼで自殺。
- 作中での使われ方
- 多弘が留希に自分の医者志望の動機(父への復讐)を語る場面で言及。多弘のキャラクター動機の根幹。
終末下の大阪で発生した第三次暴動。月曜のD.J.WALK放送で「特に天王寺周辺!!」と警告。
- 詳細
- 横浜暴動(死者70名超)と並んで描かれる世情の象徴。「第三次暴動」として月曜放送で言及される。
- 作中での使われ方
- 学校外の世界の混乱を示す指標として、冒頭から終末下の深刻さを提示する機能を持つ。
死者70名超を記録した暴動。大阪天王寺暴動と並んで終末下の世情を象徴する。
- 詳細
- 「一昨日伝えられた死者70名超の暴動」としてD.J.WALKが言及する。学校の「日常」の外側で起きている社会崩壊の指標。
ロメロの映画。エンディングで「日常」にしがみつく終末下の人類のメタファーとして引用。
- 引用内容
- 「ゾンビたちは巨大なデパートを徘徊しつづける。生きていた頃の幽かな記憶故。生きていた時の生活習慣故、死者たちはデパートを目指す」
- 作中での使われ方
- 終末を迎えても「日常」にしがみつく自分達を「死者たち」になぞらえる知裕のエンディングモノローグで引用される。
EDモノローグで人類の象徴として並列される歴史的建造物。
- 詳細
- 人類が「死を忌みそれを回避すべく、再生の墓陵」として作ったピラミッド、「より高きを目指し頂上を極めんと」作ったバベルの塔。
- 知裕のモノローグ
- 「それらを造る力も無いオレ達は、こうして細々としたかつての『日常』の残滓によるしかない」と続く。
エンディング画面に表示されるピアノ曲リスト。03「感謝祭」〜30「君が泣いた訳」。
- 収録曲
- 03「感謝祭」、06「虚構と現実の狭間で」、08「哀悼」、11「操り人形のダンス」、12「過去の意味」、13「君の見る夢」、Op.14「the robber」、16「ありふれた時間達」、17「永遠の孤独」、18「忘れてきたもの」、Op.20「why R U crying」、21「見えない明日」、22「悲しい決意」、23「即興曲『混沌』」、28「約束」、29「最後の告白」、30「即興曲『君が泣いた訳』」
- 作中での使われ方
- エンディングテキストの末尾、タイトル画面に戻る前に2ページに渡って表示される。
物語の舞台。終末発表後も閉校されず、「学校ゴッコ」が続く陸上の名門校。
- 詳細
- 終末発表後、校長・教頭・学年主任が真っ先に逃げ出したが閉校宣言は出されていない。3〜40人前後の気まぐれな生徒と10人足らずの教師による「学校ゴッコ」が成立。
- 主要スポット
- 教室・廊下・図書室・保健室・グラウンド・屋上・R階段が主要舞台。陸上部の名門であることが千絵子の特待生入学の背景。
終末発表後、3年生が集約された教室。ほぼ全ての教室シーンの舞台。
- 詳細
- 終末発表後に各クラスの生徒が集約された唯一の稼働教室。越坂・松本の老教師も引き続きここで授業を続ける。
終末後は欠番。火曜に空教室で生徒カップルの行為が目撃される問題の教室。
- 詳細
- 火曜の「覗きシーン1」の舞台。シンジと「姉さん」が利用する。終末下で欠番となり使用されていないはずだが……。
養護教諭・大塚留希が保健室で開設した臨時医院。終末発表後8日目に看板を制作。
- 詳細
- 留希が終末発表後、元彼の病院に乗り込んで医薬品を「慰謝料代わり」にブン捕って開業した「お医者さんゴッコ」。月曜時点で開業1ヶ月半。
- 作中での使われ方
- 生徒・家族・近所の住民が訪れる。土曜に閉会式。知裕も看板作りに参加しており「大塚医務医院」の共同創業者の一人。
D.J.WALKのラジオ番組。「西新宿のボンバーヘッド」がMC。木曜から電波ジャック放送。
- 詳細
- 月〜土の各日朝に放送される時間軸の指標。木曜から「日本某所」で電波ジャック中。本来の本局は政府の管轄下に置かれ「政府指導放送」に切り替わった。
- 作中での使われ方
- 各日の冒頭に放送が挿入され、世情(暴動・電話不通・テレビ停止)を伝える。土曜の最終放送で「C U …Next Week」を残して送信限界に達する。
いろは(部長)・歌奈所属の部活。屋上が活動拠点で体育用マットと天体望遠鏡を常設。
- 詳細
- いろはは「幽霊部員だけど…」と自称。実質的には部室はなく、屋上の体育用マットと天体望遠鏡が活動の中心。
- 作中での使われ方
- 屋上シーン全般の舞台設定。月の起源論争、望遠鏡座、ペルセウス座流星群など天文知識の披露の場。
駅前の甘味処。終末下でパンを物々交換で提供する重久の補給源。
- 詳細
- 食パン・あんパン・豆パン・レーズンパン・牛乳パンを物々交換で提供。「最後の小麦」までパンを焼き続けている。
- 作中での使われ方
- 重久のパンの入手元として頻繁に言及。重久の「努力・勝利・パン」哲学の実践の場でもある。
木曜に千絵子と重久が初めて結ばれる場所。陸上の名門校ならではの部室。
- 詳細
- 千絵子のシーンの主要舞台。重久(松原先生)との再会と告白の場でもある。
香織の父がコネで入る予定の終末対策施設。香織ルートの土曜の駆動装置。
- 詳細
- 香織の父が「父親のコネ」で入れてもらう米軍シェルター。「無駄とは思うけど、軍のシェルターに入る」(緑談)。
- 作中での使われ方
- 香織ルートの土曜の引き金。「香織はシェルターに入る」という情報を知裕が聞き、宮森家へ疾走するシーンに繋がる。
千絵子の出身中学。重久が松原先生として陸上部顧問を務めていた。
- 詳細
- 重久(=松原先生)が陸上部顧問として勤務していた場所。陸上特待で緑山進学が決まった場所。
- 作中での使われ方
- 土曜の千絵子の3年前回想で登場。「千絵」と愛称で呼んでいた松原先生の正体が重久であることが暗示される。
学校周辺の町名。知裕・緑の家がある。児童公園や竹岡医院も町内。
- 詳細
- 学校の外側の舞台。終末下で浮浪者も人通りも少なくなった郊外の住宅地。
多弘の父が経営する開業医院。多弘が父への復讐として医者を目指す動機の原点。
- 詳細
- 多弘の父が経営する医院。父が体面を重んじ母を軟禁した場所でもある。多弘の「医者になる理由」が語られる文脈で言及。
留希が多弘の家族関連で確認した病院名。多弘の母の過去の治療に関わる。
- 詳細
- 留希が多弘の事情を調査する中で言及する医療機関。
緑山町の小公園。木曜夕刻に知裕と多弘がブランコで恋愛相談する場。
- 詳細
- 「都の緑化政策のため、申し訳程度につくられたような小さなオアシス」。終末下で浮浪者も児童もいなくなった。
- 作中での使われ方
- 木曜の夕刻、知裕と多弘がブランコを占拠して恋愛相談。多弘の「留希センセー、惚れたらしい」告白の場。
迷走神経抑制剤。いろはの治療薬の1つ。留希が処方する。
- 詳細
- 洞機能不全症候群の治療に用いられる薬剤の一つ。留希の大塚医務医院でいろはに処方される。
洞結節自動能促進剤。いろはの治療薬の1つ。アトロピンと並んで用いられる。
- 詳細
- 心臓の洞結節を促進する薬剤。アトロピンと組み合わせていろはに使用される医薬品。
いろはの胸に埋め込まれた心臓補助機器。リチウム電池で動作。電池切れ間近。
- 詳細
- いろはの鎖骨下に埋まる「クルマが1台買える薄っぺらな機械」。動力はリチウム電池で寿命5〜10年。設定はリモコン、電池交換は手術が必要。いろはは2年前から電池交換を拒否。
- 作中での使われ方
- 2年前、いろはのペースメーカーが携帯電話・PHSの電磁波で動作不良。1年留年し、防磁タイプへの交換を提案されたが拒否。現在は電池切れ間近というタイムリミットが設定されている。
緑色の手帳。いろはが常に携帯する医療情報カード。
- 詳細
- いろはが所持する緑色の手帳。ペースメーカー使用者が持つ医療情報カードで、設定値・電池残量・注意事項が記載されている。
いろは・歌奈の屋上活動の中心。知裕も運搬を手伝った大型マット。
- 詳細
- 天文部の屋上活動で使用する大型マット。月・火・金曜の屋上シーンで知裕・いろは・歌奈の「観測台」として機能する。
天文部所有の本格的な望遠鏡。屋上に常設されている。
- 詳細
- 天文部の活動装備。月の起源論争やペルセウス座流星群観測の場面で存在感を示す。
終末発表後8日目に留希・知裕・多弘で作った手書きの看板。校門に立てかけられる。
- 看板の文面
- 「特設・大塚医務医院/医師:大塚留希(当校保健医)/場所:当校舎内保健室(一階)/時間:昼近く〜夕方くらい?/簡単な各種診察・医療行います。親切・丁寧・サービスモットー!お気軽に!」
- 作中での使われ方
- 土曜の留希回想で看板作りシーンが挿入される。知裕も「大塚医務医院」の生みの親の一人であることが明かされる。
屋上の落書きの当人。本編未登場の他者。「希望か絶望か」を象徴する存在。
- 詳細
- 本編で台詞も姿も登場しない。屋上R階段の壁に誓いを刻んだだけの名もなき二人。「YOKO × YUJI」の落書きを通して終末下に生きた他者の存在を示す。
重久の年の離れた兄。32歳教師時に14歳少女と無理心中。重久の「穴を掘る」哲学の根源。
- 詳細
- 32歳の教師。職場で14歳少女との不祥事を起こし、ビル6階から飛び降りて少女を道連れに無理心中。「ビル6階」は「だいたい落ちて死ねるギリギリの高さ」。
- 重久への影響
- 重久が「人間は自分の中に穴を掘る」「逃げちまえば自殺さ」という持論を持つに至った根拠。重久のキャラクター造形の根幹となる存在。
重久の3年前の姿。公立昭栄中陸上部顧問として千絵子に才能を見出し緑山進学を後押し。
- 詳細
- 3年前、公立昭栄中で千絵子に陸上の才能を認め、緑山高校陸上特待での進学を後押しした恩人。「千絵」と愛称で呼んでいた。片方しかない髪しばりを贈った。
- 作中での使われ方
- 土曜のグラウンドで千絵子の回想として明かされる。千絵子の「私…あなたの名字も知らないんだけど…」で重久との同一性が暗示される。
緑の愛読作家。水曜の図書室シーンで言及される無頼派の作家。
- 詳細
- 「堕落論」などで知られる無頼派の作家。緑の読書趣向を示す固有名詞として水曜の図書室シーンで言及。敷島流進化論の思想的背景とも関連する。
「書を捨てよ、街に出よう」の引用元。知裕が緑の読書論への反論として持ち出す。
- 詳細
- 前衛的作家・詩人。知裕が木曜の図書室で「本より体験」という反論の文脈で引用。緑との「腐れ縁」関係のシンボルとして機能。
留希の元彼の婚約相手。終末下で留希が元彼の病院から医薬品を奪う動機の背景。
- 詳細
- 留希の元彼が婚約した相手。「慰謝料代わり」に留希が医薬品をブン捕る理由の背景にいる人物。本編では名前・容姿ともに不明。
D.J.WALKのスタジオスタッフ。最終放送でのみ名前が呼ばれる存在。
- 詳細
- D.J.WALKのスタジオスタッフ。「電波ジャックしながら今日までやってこれましたわなんとか。これもオレッチのワガママに付き合ってくれたスタッフ」として名前が呼ばれる。
- 作中での使われ方
- 土曜の最終放送でのみ登場。物語の外側を支える「他者」の象徴として、最後の最後に実体を持つ。
緑山高校の老教師2人。松本は国語(淡々と正規授業)、越坂は科学(脱線多し)。
- 詳細
- 松本は淡々と正規授業を続ける「いい先生」。越坂は脱線が多く「質量保存の法則」「輪廻」を熱く語る科学教師。
- 知裕の分析
- 「逃げる事はあきらめている」「平常時のように授業を続ける事それ自体が、松本にとっては『逃げ』なのかもしれない」と知裕は冷淡に分析する。
木曜に知裕が目撃するレズビアン行為の女生徒2人。玲子(責め役)と有里(受け役)。
- 詳細
- 「ポニーテールの方」が玲子(責め役)、「有里」が受け役。「指が4本」という台詞でビジュアル化される。
- 作中での使われ方
- 木曜の覗きシーン2の当事者。終末下のカミングアウト傾向の象徴として描かれる。
火曜の空教室で知裕が目撃する近親相姦のカップル。「シンジ」と「姉さん」と呼び合う。
- 詳細
- 男が「シンジ」、女が「姉さん」と呼ばれる近親相姦の気配。終末下の「教室でのセックス」というスリルが特徴。
- 作中での使われ方
- 火曜の覗きシーン1の当事者。「姉さん!!」の絶頂台詞で知裕が逃げ出す場面。F組の空教室を利用。
D.J.WALKのキメ台詞。各日放送冒頭で繰り返される終末下の時間刻みの定型句。
- 詳細
- 各日の放送冒頭で「週末まではオマエと一緒だ!Hey JAM!! ――Check it out!!」というフォーマットで使われる。
- 作中での使われ方
- 月〜土の各放送冒頭に登場する反復句。終末下の「日常」の時間刻みとして機能し、最後の土曜に聴けなくなることで消滅を示す。
D.J.WALKのキメ台詞。「週末=終末」という二重の意味を持つ。
- 詳細
- 「週末まではオマエと一緒だ!」という放送冒頭の定型句。「週末(しゅうまつ)」が「終末(しゅうまつ)」と同音である事に気づいた時、この台詞の意味が重層化する。
土曜最終放送のD.J.WALKのキメ台詞。「神の臭い息がオマエらと共にありますように」。
- 詳細
- 正規綴り「God breath U」=「神の臭い息がオマエらと共にありますように」というD.J.WALK流のアレンジ。「God bless you」のもじり。
- 作中での使われ方
- 土曜の最終放送で「このラジオを聞いている全てのみんなにGod breath U!!」と高らかに告げられる。電波が途絶える直前の最後の言葉。
D.J.WALKの最終放送結句。土曜に送信限界で電波が途絶えた後に残される。
- 詳細
- 「また来週!」を意味するラジオの別れの言葉。終末の日曜に「来週」が来るはずがないという文脈で用いられる最後の別れ。
重久の標語。「努力・勝利・友情」をもじった重久流パン哲学の象徴。
- 詳細
- 重久が口癖のように言う信条。「ジャンプの法則」をもじって「パン」を代入した重久の人生観。千絵子ルートのコミカルな軽みを担う。
重久の千絵子へのパンによる口説き作戦。「回文」という仕掛けがある。
- 詳細
- 重久が千絵子を口説くためにパンを持参する作戦に命名したもの。「パンナンパ」が「パンナンパ」の回文という仕掛けも重久流の遊び心。