ストーリー詳細 — 終末の過ごし方
本作は月〜土の6日間を舞台にした全員終末ADV。月〜木の共通ルートを経て金曜に4ヒロインへ分岐し、土曜に各結末を迎える。 ▼詳細を読む(ネタバレ) はネタバレを含みます。 プレイ済み設定をするとアコーディオンがデフォルトで展開されます。
共通ルート(月〜木)
終末まで残り7日を報せるラジオDJ・D.J.WALKの叫びで幕を開ける。主人公・耕野知裕が4人のヒロインと関係を深めていく4日間。並行して重久×千絵子、留希×多弘のサブカップルが進行する。
月曜: ラジオDJ・D.J.WALKが「あと一週間」と叫ぶ。知裕は教室で元カノ・香織と再会し、廊下で幼なじみの緑に絡まれ、屋上でいろはと歌奈に出会い、保健室で養護教諭・留希と赴任研修医・多弘を知る。グラウンドで謎の年上男・重久と隣り合ってパンを食べる。
火曜: 重久が兄の無理心中(32歳教師が14歳少女を道連れにビル6階から飛び降り)を告白し、「人間は自分の中に穴を掘るんだ」という哲学を語る。いろはが月の起源4説(親子・兄弟・他人・出産)を語り、「理由や原因って、重要なモノじゃないの」と言う。
「人間は自分の中に穴を掘るんだ。深すぎて誰も降りてこられないくらい深い穴を掘り、自分で出られなくなる。」(重久)
「理由や原因って、重要なモノじゃないの。知ってたって、月の輝きは変わらない。でしょ?」(いろは)
水曜: 香織と窓辺で街を見下ろし距離が縮まる。保健室では多弘が留希の告白(7年付き合った元彼が院長娘と婚約)を聞いて衝動的に抱擁し、夕刻に初行為。グラウンドでは重久が千絵子に「愛のパンナンパ大作戦」を仕掛ける。屋上ではいろはが知裕の逆むけを舌で舐める。図書室では緑が「敷島流進化論」(ヒトを進化させたのは文字)を熱弁する。
「幸福な人間は、独りを好んだりしないと思うの」(香織)
木曜: 香織が「マジメというレッテルに縛られてきた」と告白。屋上でいろはが心臓発作で倒れ、知裕が抱えて保健室へ運ぶ。留希が「洞機能不全症候群」「ペースメーカー電池切れ」を告げる。グラウンドで重久が千絵子に「何から逃げてる?」と直球を投げ、陸上部部室で初行為。校内でいくつかの情景を目撃しながら、知裕は金曜の選択へと向かう。
「コトバって、口に出せば出すほど水みたいに薄くなっていっちゃうんだ」(香織)
香織ルート GOOD
元カノ・宮森香織との物語。4年前の自然消滅(「ヤマアラシのジレンマ」)を共有し、靭帯損傷の脚で町内を疾走して告白を届ける。
金曜: 教室で「ヤマアラシのジレンマ」(互いを傷つけまいとして自然消滅した4年前)を共有する。香織から「私…このまま耕野君の部屋に行きたい…」と言われ、知裕の部屋で初体験。
土曜: 香織が父の手配で米軍横須賀基地のシェルターに向かうと緑から知らされる。靭帯損傷の脚を押して町内を疾走し、宮森家玄関前で家族に囲まれた香織に「宮森――!!」と叫ぶ。
「週末さぁ…空いてる?」(知裕)
緑ルート GOOD
幼なじみ・敷島緑との物語。図書室で「2日間だけちひろを頂戴」と打ち明け、冷淡な口調を崩さないまま最期を共に過ごす。
金曜: 図書室で緑が「私は…ちひろの眼鏡姿、好きだけどね」「昔毎日ちひろの家に来てたのは本じゃなくてちひろが目当てだった」と告白する。「2日間だけ…ちひろを頂戴…」と求め、敷島家で初体験(母が階下にいる中)。
「2日間だけ…ちひろを頂戴…」(緑)
土曜: 図書室で穏やかに過ごす。緑は普段の冷たい口調に戻りながら、最後にこう言う。
「家族は死んだって家族だわ。最期くらい…ちひろといたっていいじゃない」(緑)
いろはルート GOOD
心臓病を抱える留年生・大村いろはとの物語。屋上の鍵を空に投げ捨て、死のリスクを承知のうえで「最期の約束」を交わす。
金曜: 屋上の鍵を空に投げ捨てたいろはが「世界に…2人しかいないみたいでしょ」と知裕を誘う。心臓病と留年の経緯をすべて打ち明けた上で「じゃぁ…耕野君は…歩いてくれる? …私と」と告白する。心臓リスクを承知で屋上で初行為。事後、いろはは知裕の頭を膝に乗せてこう告げる。
「世界に…2人しかいないみたいでしょ」(いろは)
「私が…君を守ってあげる。この残酷な世界の全てから、君の事を守るの/わたしがこの世界でする――最期の約束」(いろは)
土曜: 屋上でペルセウス座流星群の話をする。
「もし世界が終わらなかったらラーメン食べにいかん?」(いろは)
歌奈ルート GOOD
後輩・稲穂歌奈との物語。「怖くて悲しくって」と泣きながら知裕にしがみつき、屋上で星を眺めながら最期を迎える。
金曜: 屋上で歌奈が「怖くて悲しくって」「全部、なくなっちゃうんだ」と真剣な抱擁で知裕にしがみつく。「センパイも、世界中のみんなも」。知裕の部屋で初体験(背面座位)。事後、裸でタックルして「センパイ/…大好きですー!!」と叫ぶ。
土曜: 屋上で星を眺め、顔を赤らめながら言う。
「お星さまみてくれませんか?」「ふふ…その後は…もう一回抱いてくださいー」(歌奈)
無為END BAD
金曜の4択で誰にも踏み込まないことで発生するBADエンド。本作テーマの裏面。
金曜の選択肢(香織・緑・いろは・歌奈)で誰にも踏み込まず流されることを選ぶと、「いつも以上に無為に過ごした」というテキストとともに終末を迎えるBADエンドへ分岐する。能動的に「踏み込まない」を選択しないと進めない逆説的な構造で、本作の根幹テーマ「踏み込む勇気」を裏から照射している。
エンディングモノローグ(全ルート共通)
土曜後半、各ルート共通で描かれるサブカップルの顛末と、知裕のモノローグ。
DJ最終放送: D.J.WALKが「God breath U!!」「C U …Next Week!!」と高らかに告げ、送信限界で静寂に消える。
留希×多弘: 多弘が「オレ、センセーの事、真剣に好きです」と告白し、留希は「のった」と長いキスを返す。しかし多弘は「家族と対決する」ために保健室を去り、留希は窓に残って呟く。
「万が一生きてたら…全く希望が無いわけじゃ…ないんだから」(留希)
重久×千絵子: 千絵子が髪を切ってしばりを外し「あなたが好きだけど走ることを止められない」と告げる。重久は「いつもの木の下、な」と許す。
知裕のモノローグ:
「オレたちは…いつも泣いていたんだと思う。生まれたその瞬間から…生きているこの瞬間も…」
「でも――2人だから、何とかなると思う。」(4回繰り返し)
「でも結局…オレはまた日常を求めて歩きつづける。」
「ごきげんよう、さようなら。――良い終末を。」(知裕モノローグ)
エンディング一覧
| 種別 | エンド名 | ルート | 結末概要 |
|---|---|---|---|
| GOOD | 香織END | 香織ルート | 靭帯損傷の脚で町内を疾走。玄関前の香織に「週末さぁ…空いてる?」と告白。 |
| GOOD | 緑END | 緑ルート | 図書室で穏やかに過ごす。「家族は死んだって家族だわ」。 |
| GOOD | いろはEND | いろはルート | 屋上でペルセウス座流星群。「もし世界が終わらなかったらラーメン食べにいかん?」 |
| GOOD | 歌奈END | 歌奈ルート | 屋上で「お星さまみてくれませんか?」「ふふ…その後は…もう一回抱いてくださいー」 |
| BAD | 無為END | (誰も選ばない) | 「いつも以上に無為に過ごした」テキストで終末を迎える。 |