用語集 — てんたま -1st Sunny Side-
世界観の核となる固有設定用語を解説します。▼ネタバレ詳細 を含む項目はアコーディオン内に格納されています。タグをクリックするとそのカテゴリの用語だけを絞り込めます。
天使界の概念
天使見習い
てんしみならい
概念
天使学校に在籍する見習い段階の天使。卒業試験のために地上世界に派遣される。
- 序盤での意味
- 花梨の自己紹介として登場。地上の人間を幸せにすることが使命。
- 真の意味・真相
- 試験中は感情面での強い制約があり、人間に恋することは禁じられている。試験期間が終われば天使界に帰らなければならず、地上に残ることはほぼ不可能とされる。「天使の卵」とも呼ばれる。
- 作中での使われ方
- 花梨「花梨は天使…正確には天使見習いですの」(真央への自己説明)
卒業試験
そつぎょうしけん
概念
天使見習いが一人前になるための試験。地上の特定の人間を幸せにすることが課題。
- 真の意味
- 外から幸せを押し付けるのではなく、「本当の幸せとは何かを教えること」が本質。対象が自分で気付くよう導くことが合格条件。花梨が外から椎名に「幸せ」を与えようとして失敗を繰り返すのは、この本質を理解するまでのプロセスでもある。
- 作中での使われ方
- 花梨が真央に天使であることを明かす際の説明
天使界
てんしかい
地名・概念
天使たちが住む世界。地上の上に存在する。花梨の出身地。
- 真の意味・真相
- 「天使界に戻ったらもう地上世界に来ることは無いらしい」。一度帰った天使は二度と地上に戻ってこられないという厳しいルールが存在する。花梨が地上に残るとは、天使界との永遠の別離を意味する。
- 作中での使われ方
- 花梨「花梨は今日……天使界に帰るです」(12/25 の核心シーン)
試験期間
しけんきかん
概念
天使見習いの地上滞在期限。本作では12月25日が最終日。
- 真の意味・真相
- 花梨「試験期間が今日(12/25)までなので、帰らなければならないです」。期限が来ても椎名への想いを伝えずにはいられなくなったため、花梨は12/25 のクリスマス当日に告白する。試験期間終了の日=クリスマスという設定が、告白の緊張感を最大化する。
天使の羽
てんしのはね
概念
天使が持つ翼。普通の人間には見えないが、霊感の強い者には視認できる。
- 真の意味・真相
- 羽は通常の視覚では捉えられないが、霊感を持つ者には見える。神社の家系である理香子は花梨の羽を視認できる稀有な人物として描かれる。羽の存在によって理香子は花梨の正体を比較的早い段階で察し、花梨ルートでは理香子が花梨の事情を椎名に代わって理解する側に回る。
「ですの」語尾
ですのごび
表現
花梨が多用する語尾表現。キャラクター識別の重要な記号。
- 使われ方
- 「花梨ちゃんですの」「うまくいくですの」「がんばるですの!」など多様な文に付く。天使界出身の証なのか単なる個性なのかは作中で明示されないが、花梨の純粋さ・無邪気さと強く結び付いた記号として機能する。花梨が感情的になると「ですの」が崩れて「です」「で……」と途切れる演出がある。
幸せ
しあわせ
テーマ
作品の中心テーマ。「100通り以上ある」と早智子が語る。
- 序盤での意味
- 花梨の試験課題「椎名を幸せにする」の目標。「本当の幸せとは何かを教えること」。
- 真の意味・真相
- 花梨が外から押し付けるものではなく、椎名自身が気付くべきものとして描かれる。最終的には「二人が同じ幸せを共有すること」が最高の幸せという結論に至る。
- 作中の代表的言及
-
「幸せなんて100通り、ううん、それ以上あるわ」— 早智子「自分の幸せと相手の幸せ。これが同じだと幸せも倍になるわ」— 早智子「幸せってほんのちょっとしたことだったり言葉だったり……」— 花梨
人物・生物
校長先生
こうちょう
人物(声のみ)
花梨が通う天使学校の校長。グッドED 終盤まで姿を見せない、声のみの存在。
- 真の意味・真相
- 耳に聞こえるのではなく直接頭に響く形で対話する。椎名の「花梨を連れて行かれたらオレは不幸になる」という訴えを聞き、「椎名君の幸せを守ること=花梨を帰さないこと」と判断して特例許可を与える。
- 代表的台詞
- 「花梨君、お幸せに」— 花梨の地上残留を許可する一言
アオイ(小鳥)
あおい
人物・生物
花梨の部屋にいる小鳥。ピピッと鳴いて花梨を励ます相棒。
- 真の意味・真相
- 実は先輩天使「葵」が変身した姿。普通の人間には小鳥にしか見えないが、花梨には言葉として届く。花梨が悩んで泣いているとき常に傍にいる存在で、姉のような役回り。
- 代表的台詞
- (花梨ちゃん、元気出して)— 小鳥形態。括弧書きで意味だけが届く
双葉
ふたば
人物(故人)
椎名の死んだ恋人。物語の原動力。隠しシナリオでは視点キャラとなる。
- 真の意味・真相
- 物語全体の原動力。双葉の死があったから花梨が派遣され、双葉の幻影が椎名の心の中で何度も登場する。最終的に「双葉が起こした最後の奇跡」として花梨の地上残留に関わる。「椎名のお守」として見守り続け、花梨への恋に踏み出す背中を押して去っていく。
- 登場場面
- 夜中の幻聴→夢の中での対話→グッドEDエピローグ「双葉ありがとな……」→隠しシナリオ「渡瀬双葉の話」
ラキシス
らきしす
生物(犬)
椎名の家で飼っている犬。花梨の失踪後に重要な役割を果たす忠犬。
- 真の意味・真相
- 花梨が荷物をまとめて出ていったとき、椎名と一緒に街に飛び出して捜索する。住宅街で千夏を発見したり、公園へ向かったりと、捜索の道案内を担当する。
- 代表的場面
- 「ラキシス、花梨を捜しに行くぞ」— 椎名
香乃(かの)
かの
人物(実在せず)
結花が独り言で会話する内なる「姉」。実在しない、結花の心が生んだ分身。
- 序盤での意味
- 結花の家に住む姉のような存在として匂わされるが、誰も実物を見たことがない。花梨が独り言を不思議そうに観察する。
- 真の意味・真相
- 「香乃」は結花が孤独から作り上げた内なる分身(二重人格的な存在)。良樹に振られたと思い込んで以来、誰も信じられなくなった結花が、姉がいると想像することで孤独を凌いできた。椎名が本心から結花を愛すると告白した瞬間(「結花さんを好きにならないヤツなんか、いない」)に、香乃は自然に消えていく。
- 代表的場面
- 「香乃はいなくなったんだな」— 結花、グッドEDで香乃の消失を椎名に報告する場面
地名・場所
柊咲市
ひいらぎさきし
地名
本作の舞台となる地方都市。「柊咲駅前」など作中の地名描写から推定される名称。
- 作中での描写
- 椎名の通う高校・パンダ公園・カフェ「プルシアン」・理香子の家系の神社などが集積する、生活圏として完結したサイズの地方都市。
パンダ公園
ぱんだこうえん
地名
椎名宅近くの公園。複数のキャラが重要な話をする場所として繰り返し登場する。
- 使われ方
- 花梨が各ヒロインに「椎名のことをどう思っているか」と問い詰めるシーンが繰り返しこの公園で行われる。椎名が花梨を見かけて声をかけるルーティンも公園が舞台。物語の重要な対話シーンが集中する「もう一つの居間」のような機能を持つ。
- 登場場面
- 11/2 花梨による千夏・貴史の観察、11/11 貴史との相談など多数。
アイテム・食べ物
ポトフ
ぽとふ
食べ物
花梨と椎名が一緒に作るフランス家庭料理。二人の関係の象徴。
- 使われ方
- 2時間かかる本格料理。椎名が「ブーケガルニ」を「ブーケガラニ」と言い間違えたり、塩をドバっと入れて失敗したりするコメディシーン。「花梨のおかげで少し気分が楽になった」という心理変化の始点となる、二人の物語の象徴的料理。
- 登場場面
- 冒頭近くの共同料理シーン
ブーケガルニ
ぶーけがるに
食べ物(材料)
ポトフの材料。椎名が「ブーケガラニ」と言い間違えるギャグの定番。
- 作中での扱い
- 椎名「ブーケガラニってどれ?」(花梨の料理指示を聞き間違える)。料理を作ったことのない椎名のキャラを示すアイコニックな小ネタ。
ホテルディナー招待券
ほてるでぃなーしょうたいけん
アイテム
福引の特賞。二名様御招待。
- 作中での扱い
- 椎名と花梨が引き当てる福引の特賞。花梨は特賞よりも300円のぬいぐるみが欲しがる素朴さを見せる(「ぬいぐるみがほしいですですぅ!!」)。椎名が花梨を連れていく特別な日のための小道具として機能する。
イベント
聖沙文化祭
せいさぶんかさい
イベント
11月5日に開催される学校の文化祭。花梨が椎名と参加する。
- 使われ方
- 初音キャラクターとの接点が生まれるイベントの一つ。攻略チャート 11/5「話を聞いて興味を持った」「確かに心配ではある」「また三人で見て回りたい」など、花梨ルートと初音ルートの分岐に関わるフラグが配置されている。
ゴッキーファイト
ごっきーふぁいと
イベント(DC版限定)
DC版追加のボーナスシナリオ。Win版(本作分析対象)には未収録。
- 真の意味・真相
- 内容詳細は Win 版には収録されていない(DC版固有内容)。「ゴッキー」はゴキブリの俗称と思われるが、ボーナスシナリオの具体的な展開は DC 版限定コンテンツのため、Win 版プレイヤーには未解放。