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ネタバレゾーン — ときめきメモリアル ドラマシリーズ Vol.1 虹色の青春

このゾーンにはネタバレが含まれます。
虹野沙希との単一エンディングの全容・夜練の指切りの約束・沙希が雨中で倒れる事件・ストライカーズマックスと留守電・対校試合でのレギュラー出場・「伝説の樹」と卒業式へ託された告白など、結末まですべてを記載しています。未プレイの方はまず作品トップページをご覧ください。

詳細レビュー
ネタバレFAQ — 物語の核心に関する質問
虹野沙希との関係はどう決着するのか

本線は終始、高見公人と虹野沙希の一本の線で進み、相思相愛・恋人段階への到達で締めくくられる。沙希が倒れてまで贈ったシューズ「ストライカーズマックス」、留守電に残された想い、告白寸前の「だって、私…あなたのこと…」という言葉を経て、ミサンガ配布後の「…ウソ」という照れ隠しで両想いが示唆される。最終的な告白そのものは「伝説の樹」の言い伝えとともに卒業式へ託され、長期の約束として提示されたところで物語は閉じる。失恋や別れの分岐は存在しない。

本作は攻略ルートで分岐するのか

分岐しない。本作は攻略ルート分岐のない単一エンディング(ED1個)の物語主導型ADVで、ヒロイン別エンドや失恋・別れの別ルートは存在しない(コナミ公式ガイド/Wikipediaで確定)。好感度状態や選択肢ごとに同一場面が複数格納されているが、到達点は一貫して「相思相愛・恋人成立・対校試合レギュラー出場」の単一ラインに収束する。

対校試合でレギュラー出場できるのか

できる。対校試合当日、フォワードの3年生(太田)が負傷し、最も真剣に練習を見ていた公人がコーチに指名されてスタメン出場、そのままレギュラーへ昇格する。これは神社での「レギュラーになるまで絶対がんばる」という指切りの約束が成就する場面であり、本作の目標(強豪校との対抗戦でのレギュラー出場)の達成点でもある。

神社での夜練の約束はどうなるのか

守られる。公人が約1年間ひとり続けてきた神社の夜練を新人マネージャー・虹野沙希に見つけられ、二人は「ここで練習していることは内緒」という秘密と、指切りげんまんで「レギュラーになるまで絶対がんばる」という約束を交わす。途中で公人が「もうココには来ない。クラブもやめようと思う」と部活放棄を宣言し沙希に引き留められる危機を挟むが、最終的にレギュラー昇格という形で夜練の約束は果たされる。

沙希が倒れる事件の真相は何か

対校試合の前日、沙希は雨の中を朝から隣町まで足を運び、公人が愛用していた廃番のサッカーシューズ「ストライカーズマックス」を探し回った末に入手する。それを渡すため神社で雨に打たれて待ち続け、もともと大事な日に体調を崩しやすい体質も重なって過労で倒れてしまう。一方の公人はこの日、好雄に誘われたダブルデートに気を取られて約束をすっぽかしており、如月未緒の知らせで沙希のもとへ駆けつけることになる。

留守電のメッセージには何が残されていたのか

沙希が留守電に残した複数のメッセージには、「あなたは根性だけじゃない、絶対にサッカーの才能があります。他の誰が信じなくても、私はそう信じています」「もしよかったら…私を国立競技場に連れていってください」という想いが込められていた。倒れた後にシューズを手渡して「練習、続けようね。きっと、レギュラーになれるから」と願う場面と合わせ、本作随一の泣きどころとして繰り返し語られる箇所である。

「伝説の樹」とは何か、結末にどう関わるのか

「卒業式の日にその樹の下で女の子から告白して結ばれた恋人は永遠に幸せになれる」という、きらめき高校に伝わる言い伝え。物語全体の恋の象徴として序盤から提示され、沙希は将来の夢や想い人を問われるたびに「卒業式の日に教えてあげる」と最終的な告白を将来へ託す。相思相愛に至った本線の締めくくりとして、この伝説が二人の長期の約束として機能する。

ミサンガにはどんな意味があるのか

沙希が試合前に部員全員へ配る手作りのお守り。「本当は教会に行きたかったんだけど、でも代わりに神社で願かけしてきたから、きっとご利益があると思います」という言葉が添えられる。神社は公人との夜練の場所でもあり、沙希の願掛けと公人のレギュラー昇格が重なることで、二人の約束を象徴する小道具になっている。

本線外で交流する既存ヒロインはエンディングに関わるのか

関わらない。藤崎詩織・如月未緒・早乙女優美・秋穂みのり・紐緒結奈・鏡魅羅といったシリーズおなじみの面々は、放課後に校内・周辺の場所を選んで会う日常交流の相手として登場するが、いずれも独立した恋愛エンディングを持たない。明示的な告白・恋愛成就には至らず、「好意の芽生え」「主人公への評価の変化」までで構成される。唯一エンディングに直結する恋愛ラインは虹野沙希のみ。

本線外の交流で全員を怒らせる「噂事件」とは何か

本線外の交流イベントの多くが共有する共通の導入で、主人公が好雄や女の子を冗談で悪く言った噂が広まり、全員を怒らせてしまう挿話。根本原因は、紐緒結奈が中庭に仕掛けた「どちらのボタンを押しても爆発する」罠を主人公が無視(または対応が遅れた)こと、および好雄の聞き違いにある。各自に謝罪して許してもらう流れで決着するが、あくまで本線の合間の挿話であり独立した攻略ルートではない。

秋穂みのりは敵対から最後どう変化するのか

みのりは沙希を熱烈に慕う後輩で、当初は沙希を巡るライバルとして「虹野先輩と私が話してる時にじゃましないでください」と主人公に敵対する。だがボール磨きなどを通じて主人公の真摯さを認め、「私、今は一生懸命の人って大好きです。先輩も、けっこういい線いってますよ」と好意をにじませる協力者・話し相手へと変化していく。彼女の交流は本線(沙希のサッカー部ストーリー)と密接に連動している。

『ときめきメモリアル』本編とのつながりは何か

本作は原作『ときめきメモリアル』のキャラクターたちが暮らすきらめき高校を舞台にしている。本編の人気投票でメインヒロインの藤崎詩織を上回り1位を獲得した虹野沙希を主役に据えた派生作で、本編では数分しか描かれない出会いの期間を、約17日間の青春ドラマとして掘り下げている。藤崎詩織ら本編おなじみのヒロインたちも本筋の合間に立ち寄る交流相手として学園生活を彩る。

主人公・高見公人とはどんな人物か

きらめき高校2年A組、サッカー部のフォワード。少年野球で4番を張った運動神経の持ち主だが、高校でサッカーに転向してから伸び悩み、ラストチャンスと意気込んだ2年の春のレギュラー選考に落選している。それでも近所の神社で約1年間、毎晩ひとりきりの自主練習を続けてきたストイックさを持つ。敗者として描かれることで「ありふれた一人の人間」としての共感を生む造形になっている。

三部作の中での本作の位置づけは何か

本作はドラマシリーズの第1作(Vol.1)にあたる。続くVol.2「彩のラブソング」(片桐彩子)、Vol.3「旅立ちの詩」(藤崎詩織)へと続く三部作の起点で、シリーズのシステムと雰囲気の原型を確立した作品と位置づけられる。Vol.3が集大成として「最高傑作」と評されることがある一方、本作の留守電シーンはシリーズ随一の泣きどころとして繰り返し言及される。