キャラクター詳細 — 悠久幻想曲
ファンタジー都市エンフィールドの雑貨店ジョートショップに住み込み、街の人々の頼みごとを何でも引き受ける主人公と、彼が1年をかけて関わる仲間たちの詳細プロフィール。各キャラクターの序盤の姿と、フィナーレ(1年の終わりに迎える結末)の真相を収録。ピート・ロスが満月に人狼へ変わる獣人族の生き残りであること、エル・ルイスの前世が邪竜であること、リサ・メッカーノと亡霊の戦士・紅月の因縁、そして主人公自身がフェニックス美術館盗難事件の濡れ衣を晴らすために1年を過ごすという物語の骨格まで踏み込むネタバレ記述を含む。
CVは1997年発売の原作(開発スターライトマリー/発売メディアワークス)の配役を、各キャラ情報テーブルに事実として併記する。
主人公
| 読み | プレイヤーが命名するオリジナル主人公(読み・フルネームはプレイヤー依存)。性別は男性・一人称は「俺」 |
|---|---|
| 立場 | ジョートショップに住み込みで働く何でも屋。街エンフィールドの人々の頼みごとを引き受ける |
| 呼ばれ方 | リサ「ボウヤ」/アレフ「親友」/シーラ「○○くん」/メロディ「○○ちゃん」/リカルド「君・キミ」 |
| 関係 | アレフ・クリス・ピートの友人。9人の主要キャラ全員と等距離で関わる狂言回し |
面倒見がよく、他人の頼みを断れないお人好し。仕事に誇りを持ち、「俺はどんな仕事にだって、意義があるし、誇りがあるもんだと思ってる」と語る。仲間思いで、各キャラの抱える問題に親身に向き合う。行動力・統率力に優れ、街の人々から少しずつ信頼を集めていく。
「仕事に…誇りのあるなしなんて関係ないよ…。俺はどんな仕事にだって、意義があるし、誇りがあるもんだと思ってる…。」 — 自警団勧誘を断る理由として
主人公はエンフィールドに流れ着いて行き倒れたところをアリサに助けられるが、「フェニックス美術館盗難事件」の濡れ衣を着せられ、自警団に逮捕された過去を持つ。ジョートショップで住み込み働きながら、1年をかけて街の信頼を集め、再審請求の支持を得て無実を証明することが物語の目的である。失敗すれば追放か終身刑、アリサの店も潰れかねない。自警団員アルベルトに執拗に疑われ陥れられそうになる場面もある。クライマックスは役所ホールで行われる「再審請求支持率調査」であり、この1年で仲間たちと築いた関係が、そのまま彼の潔白を裏づける支持へと結びつく。
1年の終わり、主人公は選んだ相手のフィナーレ(「そして、◯◯は…」で始まる結末)に到達する。女性キャラとは恋愛が成就し、男性キャラとは友情・成長の節目を迎える。どのフィナーレでも主人公は相手に寄り添い、その人物の決断や成長を後押しする役回りを担う。物語の終盤、武器店主リカルドから自警団への入団を打診されるが、「俺はこの店、やめるつもりはないよ」とジョートショップへの残留を選ぶ筋もある。
「俺も頑張る。だから、シーラも頑張ってこいよ。お互いもっと成長して…再会しよう!」 — シーラの留学を見送り、共に成長を約束して
アリサ
| 読み | ありさ |
|---|---|
| 立場 | ジョートショップの店主。主人公・テディ・ピートの雇い主。一人称は「私」 |
| 関係 | 行き倒れていた主人公を助け、住み込みで雇い入れた恩人。亡き夫を一途に想い続ける未亡人 |
優しく包容力があり、店の従業員たちを家族のように見守る。「亡くなった旦那さんを愛していたんだ。ずっとその人の為だけに生きてきた人」とリサが評するように、亡き夫への一途な想いを貫く。ナンパ師ガイに言い寄られてもその想いは揺るがない。ピートを「家族が増えたみたい」と快く店に迎え入れるなど、懐が深い。
「大丈夫よ、きっと。それにピートクンくらいの男の子がいれば、家族が増えたみたいで楽しいでしょう?」 — ピートを店に迎えて
アリサは、濡れ衣を着せられた主人公にとって最大の理解者であり後ろ盾である。主人公の再審請求のことを常に気にかけ、彼が街で信頼を積み重ねていく1年を店主として支え続ける。終盤、リカルドが主人公を自警団へ勧誘した際にも、「彼がいなくなると寂しくなりますけれど」と本音を漏らしつつ、進路を本人の意思に委ねる。物語の拠点であるジョートショップと、そこに集う面々の温かな空気を象徴する存在である。
「彼がいなくなると寂しくなりますけれど…」 — 主人公の進路を本人の意思に任せて
アレフ・コールソン
| 読み | あれふ・こーるそん |
|---|---|
| 立場 | 人間。イーストロット学園通り在住。街一番のナンパ師を自負するムードメーカー。主人公の親友 |
| CV | 子安武人 |
| 外見・一人称 | 一人称「俺」。長身。ファッションにうるさく帽子を愛用。陽気でホメ上手 |
付き合っている女の子の家の鍵をコレクションしているという筋金入りのナンパ師。ラブソングのレパートリーは20曲以上で、「さよならという言葉が大嫌い」。一見軽薄だが、根は仲間思いでクリスのお守り役でもある。好きな娘を巡るナンパ合戦や、賭博で作った借金を主人公に尻拭いさせるなど、トラブルメーカーぶりを発揮する。
「これで、この街のナンパ師ナンバー1は、まだまだ当分俺だな。ハハハハ!」 — ライバルのナンパ師が成敗されて
アレフのフィナーレでは、多くの女性を求め続けてきたのは「寂しいから」だと自ら気づく。心のどこかで感じていた孤独を埋めるために大勢の女性と付き合っていたのだと打ち明け、コレクションしてきた鍵束を公園に埋めて改心する。「この1年、おまえらと過ごしたおかげで、本当の仲間ができた」と語り、生まれ変わることを誓う。もっとも、細かい性格までは変わらないオチが付き、軽妙な後味を残す。
「気づいたんだよ。俺がいつも多くを求めて一つを選べないってのは…要するに寂しいからだってな。」 — 鍵束を埋めるフィナーレで
クリストファー・クロス
| 読み | くりすとふぁー・くろす(本文では「クリス」) |
|---|---|
| 立場 | 人間。エンフィールド学園の学生寮に入る少年。女性アレルギーで女性が大の苦手。本好きで博識 |
| CV | 南央美 |
| 外見・一人称 | 一人称「僕」。小柄。大きなフードを目深に被り女性の前で顔を隠そうとする |
極度の人見知りで、女性を前にすると「アワワワワ…」と取り乱し気を失ってしまう。3人の姉にオモチャ扱いされて育ったため女性アレルギーになったという。サクラ亭の由羅に大変気に入られ、その猛アタックから逃げ回る日々を送る。女性の扱いに慣れたアレフを尊敬し、早く大人になりたいと願っている。
「ぼ、僕はここでいいです。ほら、由羅さんの側は、扇風機の風が当たりそうだし…。」 — 由羅の隣を必死に避ける言い訳
クリスのフィナーレでは、主人公の後押しを受け、苦手だったはずの由羅へ自ら告白する。練習では「ガツンと言ってやる」つもりが、いざ本人を前にすると「…好きです」と本心が漏れてしまう。由羅は「…知ってるわ」と余裕でそれを受け止め、長年の想いが実る。女性アレルギーを乗り越え、少年が「男になれた」瞬間として描かれる。
「…好きです。」 — 由羅への告白。本心が漏れ出る瞬間
ピート・ロス
| 読み | ぴーと・ろす |
|---|---|
| 立場 | サーカスの一員。とてつもなく頑丈な体と怪力を持つ、好奇心旺盛で元気な少年。アリサを母のように慕う |
| CV | 大谷育江 |
| 外見・一人称 | 一人称「オレ」。小柄だが頑丈。じっとするのが苦手で常に落ち着きがない。特技は玉乗り |
明るく元気で好奇心旺盛、食欲旺盛で何でもよく食べる。クモが大嫌い。「チビ呼ばわりされると激怒する」一面もあり、キレて暴れ出すと誰にも止められなくなる。サーカスの一員として怪力を活かす一方、街に現れる「人狼」の謎を追うが、その正体がまだ自分自身だと気づいていない。
「オレに用なんて珍しいね。何?」 — 屈託のない明るさ
主人公とトーヤ医師から「おまえは狼男だ」と告げられたピートは、最初は冗談だと思い込むが、満月の翌朝に異常な空腹で目覚めていた事実を突きつけられ、自分が化け物だと知って蒼ざめる。ピートは獣人族の生き残りで、満月の夜になると人狼へと変わってしまう体質だった。トーヤは満月光を少しずつ当てる「露光実験」で、意識を保ったまま変身を制御できる可能性を探る。
フィナーレでは「あんなおっかない獣人だから、心の底では怖がられてるかも」と不安を吐露するが、主人公とテディに「変身しても中身は子供」と受け入れられ、ジョートショップの正式社員となる。単純で前向きな彼らしい、明るい結末を迎える。
「あのさ…オレ、あんなおっかない獣人だから…もしかしたら心の底では怖がられてるかもしれないって思って…。」 — フィナーレで不安を吐露して
エル・ルイス
| 読み | える・るいす |
|---|---|
| 立場 | エルフ。武器店で働く。エルフなのに魔法が不得意で、女の子とは思えない力持ち |
| CV | 折笠愛 |
| 外見・一人称 | 一人称「アタシ」。エルフらしい長身。無愛想で口が悪く、なかなか素直になれない。魔法補助アイテムで人並みに魔法を使う |
いつも無愛想で口が悪く、素直になれない。魔法が満足に使えないことにコンプレックスを感じている。動物好き・料理上手で、趣味はチェスと森での行動。マリアとは魔法を巡って犬猿の仲だが、トリーシャとは大の親友。本心は仲間思いだが、それを表に出すのが苦手。
「ふん…分かったよ。一緒に働いてるおまえの頼みじゃ、しょうがない、手伝ってやるよ。」 — 口は悪いが結局頼みを聞く
エルの秘密は、その前世が邪竜族であることだ。心の闇が暴走すると、触れるものを凍りつかせる巨大な化け物へと変貌する悪夢に、彼女は今も苦しんでいる。図書館に閉じ込められた邪精霊が「エルフにしか助けてもらえない」とエルを名指しで助けを求める事件を通じて、彼女は自らの本性と向き合っていく。
フィナーレでは、化け物になっても逃げずに手を差し伸べてくれる主人公の存在に救われる。「みんな逃げていくのに、一人だけ逃げない奴がいる」と語り、「本当は…みんな好きなんだ」と、テディやマリアの名まで挙げながら不器用に心を開く。ぶっきらぼうな仮面の下にあった素直な想いが、ようやく言葉になる恋愛成就である。
「本当は…みんな好きなんだ。おまえも、テディも…そう、あの小生意気なマリアだって、本当は…みんな大好きなんだ。」 — 素直に心を開いて
シェリル・クリスティア
| 読み | しぇりる・くりすてぃあ |
|---|---|
| 立場 | 人間。学生寮住まいの魔法学校の優等生。極度のあがり症の内向的な読書家で、小説家志望。幼い弟がいる |
| CV | 桑島法子 |
| 外見・一人称 | 一人称「私」。おとなしげで地味な印象。よく王立図書館に通う。主人公を「○○さん」と敬称で呼ぶ |
内向的で自分に自信が持てず、人前に出ると緊張してしまうあがり症。だが、かなりの博学で、本の話を始めると周囲が見えなくなる。文芸雑誌に投稿した小説が入選したこともある小説家志望で、潜在的な魔法能力も高い。他人と自分を比べて落ち込みがちな一方、図書館職員のイヴとは親しく打ち解けている。
「私、この席に座って一人で本を読んでいるときが一番落ちつくんです。」 — 読書を愛する内向的な少女らしく
シェリルのフィナーレでは、ずっと書き続けていた自作小説を一冊の本にして、主人公に真っ先に読ませる。その小説の登場人物は全員が仲間(アレフ=アレス、エル=エリ、シーラ=シータ…)をモデルにしており、主人公と結ばれるヒロイン「シェル」はシェリル自身だった。「私がこうなったらいいなあって思ってたことをそのまま小説にした」と告白し、「この本と一緒に、私の気持ち、受け取ってくれますか」と、物語という彼女らしい形で想いを差し出す。内気な少女が、書くことでしか伝えられなかった気持ちをようやく言葉にする恋愛成就である。
「この本と一緒に…私の気持ち…受け取ってくれますか…?」 — 自作の本を差し出して
シーラ・シェフィールド
| 読み | しーら・しぇふぃーるど |
|---|---|
| 立場 | 人間。ウエストロットの立派な屋敷に住む。箱入り娘として育てられた、ピアノがプロ級の腕前のお嬢様 |
| CV | 氷上恭子 |
| 外見・一人称 | 一人称「私」。上品なお嬢様風。父親以外の男性とあまり接したことがなく、異性を意識し過ぎる。主人公を「○○くん」と呼ぶ |
世間一般の常識にうとく、賑やかな場所が苦手。ナンパな男は嫌いで、臆病な自分も嫌っている。親に言われるがまま始めたピアノだが、それでもやっぱりピアノが好きだという。勘が鋭く、メイドのジュディが一番の親友。主人公に声をかけられただけで絶叫してしまうほど、異性に免疫がない。
「あの…○○くんは、神のお告げってあると思う?」 — 世間知らずな問いかけ
1年間ジョートショップを手伝い、自分のために懸命に生きる仲間たちを見たシーラは、「私は何のために生きてるんだろう、私が一番やりたいことって何だろう」と自分を見つめ直す。その果てに、本当にピアノが好きなのだと再確認する。
フィナーレでは、ローレンシュタインへのピアノ留学を決断する。同時に主人公への想いを自覚し、「私のこと、待っててくれないかな。絶対にプロのピアニストになってエンフィールドに帰ってくるから」と告げて、4年後の再会を約束する。臆病だった箱入り娘が、自分の意志で一歩を踏み出す遠距離の恋愛成就である。
「私…やっぱりピアノが好きなんだって!私自身のために、ピアノがやりたいって!」 — 迷いが晴れた答え
パティ・ソール
| 読み | ぱてぃ・そーる |
|---|---|
| 立場 | 人間。サクラ亭の看板娘。口は悪いがスポーツ万能・格闘技好きの活発な少女 |
| CV | 長沢美樹 |
| 外見・一人称 | 一人称「あたし」。活発でボーイッシュ。スカートは嫌い。口が悪く意地っ張りで頑固だが、親思いで情に厚い |
口が悪く意地っ張りだが、乱暴な人間は大嫌いという芯を持ち、家の仕事もよく手伝う親思いの少女。運動神経抜群だがなぜか水泳だけ苦手で、純愛的な恋愛観を持っている。1年前に主人公と大喧嘩して以来、ことあるごとに辛くあたってきた。
「あんたが負けそうだったからよ。それにああいった連中は、たまにこらしめてやんないとね。」 — 一緒に店で大暴れした理由
パティのフィナーレでは、酔っ払いを追い出すために店で二人して大暴れした後、主人公と二人きりになる。彼女は、1年前の喧嘩以来、本当は主人公だけが悪いわけではないと分かっていたのに、意地っ張りで態度を変えられなかったと打ち明ける。「あたしのホッペタひっぱたいていいよ、それで今までのこと帳消しにして」と申し出るが、主人公は「ひっぱたくかわりに、ホッペタにキスしてもいい?」と返し、二人は相思相愛になる。最後はテディに冷やかされ、照れ隠しに「エッチ…」と呟く、彼女らしい甘い結末である。
「本当は別にあんただけが悪いわけじゃないって分かってたんだけど…。でも、あたし…意地っ張りだから…途中で態度を変えられなくて…。」 — 1年前の喧嘩を振り返って
マリア・ショート
| 読み | まりあ・しょーと |
|---|---|
| 立場 | 人間。ノースフィールドのショート家の令嬢。魔法至上主義のわがままな少女。「リス」という名のペットモンスターを飼う |
| CV | 丹下桜 |
| 外見・一人称 | 一人称「マリア」(自分の名前を使う幼い口調)。小柄で子供っぽい。嘘をつく時は髪の毛をいじるくせがある |
わがままで欲しいものは手に入れないと気が済まない。何でも魔法で解決しようとするが、腕はいまいちでしょっちゅう問題を起こす。魔法のことなら勉強熱心で、魔術師組合によく通う。ペットモンスター「リス」を溺愛し、逃がしては主人公やエルたちに探させるなど、自己中心的に周囲を振り回す。
「リスはいい子だよ!吠えないし、噛みつかないし、火も吐かないし、マリアの大切な友達だもん!」 — ペットモンスターを友達と言い張って
かつて主人公から「おまじないに頼らず、自分の口で気持ちを伝えろ」と助言されたことを、マリアは胸に刻んでいた。フィナーレでは、おまじないの花を使わず、自分の言葉で「あんた…マリアのこと好きでしょ!!マリアも好きなの!」と告白する。主人公は彼女を「手におえない妹」のように見ていたと戸惑うが、「妹じゃヤだ」と訴えるマリアに、「これからゆっくり時間をかけて見ていく」と誠実に応える。マリアは「他の人に浮気したら絶対許さない」と念を押し、わがままな少女なりの一途な想いで関係が進んでいく。
「あんときマリアに言ったでしょ!『おまじないに頼らず自分の口で気持ちを伝えろ』って…。だからッ!今から言うの!!」 — 主人公の助言を覚えていて
メロディ・シンクレア
| 読み | めろでぃ・しんくれあ |
|---|---|
| 立場 | 種族不明・年齢不明。時々猫のような行動をとる不思議な少女。猫と会話ができる |
| CV | 西原久美子 |
| 外見・一人称 | 一人称「メロディ」。「うみゃあ」「ふみぃ」等の鳴き声混じりの独特の口調。主人公を「○○ちゃん」と呼ぶ |
おさかな・桃・アイスクリームが大好き。「胸を触られると無意識に相手を攻撃してしまう」「マタタビを近づけると酔ったようになる」「ケガはなめて治すものだと思っている」など、猫的な習性を数多く持つ。犬並みに鼻がきき夜目もきく。知識の吸収力が高く、聞いたことを正確に覚えている。子供とすぐ仲良くなれ、「いつか白馬の王子様が現れる」と信じている。
「オルゴールのおじーさん、すっごくやさしーめをしてたんだよぉ。ヘンなものなハズないもん!」 — 純粋に人を信じる心
メロディのフィナーレでは、いつも本を読んでもらったり遊んでもらったりしているお返しにと、由羅に相談して自分で考えた手編みの毛糸帽子(猫耳を出す穴付き)を主人公にプレゼントする。そして「最近、ううん、ずっと前から、なんだか変な気持ち」「いつも○○ちゃんのことばかり考えてる」と打ち明ける。由羅から教わった「これは恋」という言葉を引きながら、「ふつうとちがう『すき』が『こい』なのかな」と、初めての恋心を素朴に自覚していく。言葉を持たない不思議な少女が、たどたどしく自分の想いを見つけていく恋愛成就である。
「メロディ、○○ちゃんのことすきなの…でもふつうの『すき』とはちがうの…。」 — 初めての恋心を表現して
リサ・メッカーノ
| 読み | りさ・めっかーの |
|---|---|
| 立場 | 人間。サクラ亭で働く。女でありながら大食いの、元バリバリの女戦士でナイフの名手。プライドが高い |
| CV | 高山みなみ |
| 外見・一人称 | 一人称「私」。長身で「男っぷりのいい女」と評される。主人公を「ボウヤ」と呼ぶ姉貴分 |
気が短くて怒りっぽいが面倒見がよい姉貴分。日頃からトレーニングを欠かさないナイフの名手で、ピザとケーキに目がない。男女差別する人間を嫌い、推理モノを好む。主人公をしごいたり食べ比べに付き合わせたりと豪快に振る舞う一方、内には宿敵への複雑な感情を抱えている。
「あーもう、うっとうしいっ!その性根をたたき直してやる!ほらっ、まずは腕立て伏せ200回!」 — 主人公をしごいて
リサが女戦士になったのは、弟を殺した仇を討つためだった。その仇の正体が、満月の夜に現れる亡霊の戦士紅月(こうげつ)だと知る。武器店主リカルドが語るところによれば、紅月は50年前の大戦で、占領された街に住む恋人を救おうとして戦死し、恋人への想いと闘争本能だけを残して亡霊化した戦士だった。実体なき亡霊ゆえ、いくら傷を負わせても倒せない。賢者カッセルは「憎しみを捨て、汝の敵を愛せ」とリサを諭す。
「弟を殺した相手を許せるのか」と激しく苦悩したリサは、最終的に憎しみを手放し、紅月を成仏させる。フィナーレでは紅月を弔いながら、主人公に「剣と盾の誓い」(戦士の義兄弟の契り)を申し出て、「私はどんな時でもあなたの背中を守ってあげる」と絆を結ぶ。恋愛と相棒の絆が重なり合う、彼女ならではの結末である。
「私はどんな時でもあなたの背中を守ってあげる。だから、今まで誰にも預けたことの無かった私の背中を、守ってはくれない?」 — 剣と盾の誓いを申し出て
その他の登場人物
サクラ亭の従業員で、女性アレルギーのクリスに猛烈にアタックする年上の女性。クリスを「クリスくぅん」と甘く呼び、明るく奔放でからかい好き。メロディの恋愛相談に「プレゼントで彼のハートをがっちりキャッチ」と指南するなど、恋の世話役でもある。クリスのフィナーレでは、ついに彼の方から告白され、「…知ってるわ」と余裕で受け止めて長年の想いが実る。
自警団員の槍使いで、正義感が強く直情径行な熱血漢。リカルドの後継の座を巡って主人公を一方的にライバル視し、物語序盤では美術館盗難事件の容疑者として主人公を執拗に疑い、陥れようとする好敵手として立ちはだかる。彼のフィナーレでは、主人公を草原に呼び出して「決闘」と称し殴り合う。その真意はリカルドが主人公を後継にしようとしている噂への対抗心で、「隊長の後を継げるのは、このオレしかいない」と意地を見せる。引き分けに終わり、好敵手としての関係が続く。アリサを慕う騎士的な一面もある。
自警団の隊長にして武器店の店主、トリーシャの父。50年前の大戦を知る古参の戦士で、思慮深く威厳がある。紅月とは生前の知り合いで、その悲恋の事情を知る重要人物として、リサの前に真相を語る。主人公の判断力・行動力・統率力を高く評価し、フィナーレでは自警団への入団を勧めるが、主人公の意思を尊重して引き下がる。エルの雇い主でもある。
満月の夜にのみ実体化する亡霊の戦士で、リサの弟を殺した仇。かつてエンフィールドに住む恋人を救おうとして50年前の大戦中に戦死し、恋人への想いと闘争本能だけを残して亡霊化した。敵意を向ける者は誰であろうと斬るが、実体なき亡霊ゆえ傷を負わせても倒せない。リサが憎しみを手放すことで、ようやく成仏する。弟殺しという罪と、恋人への一途な愛という哀しみを併せ持つ、悲劇的な存在である。
ジョートショップの従業員で、語尾に「〜っス」をつける独特の口調を持つ主人公の良き相棒。明るく忠実でお調子者だが憎めない。アリサを「ご主人様」と呼ぶ。事件の手伝いやリサ捜索に同行し、各キャラのフィナーレでも狂言回し的に立ち会い、良い雰囲気の二人を冷やかす役回りを担う。
武器店主リカルドの娘で、エルの大親友。一人称は「ボク」を使う活発な少女。明るく素直で優しく、困っている人を放っておけない性格。父の武器店を手伝い、マリアのペット探しにも快く付き合うなど、面倒見がよい。シェリルが「トリーシャちゃんみたいに明るくない」と自分と比べるほど、その明るさは街でも際立っている。
シェフィールド家のメイドで、シーラと同い年の一番の親友。行動力があり、「神のお告げ」を受けたと信じて魔術師組合へ赴くなど、世間知らずなシーラを支える存在。シーラのフィナーレへ至る日常を、そばで見守る役割を担う。
王立図書館の職員で、極端に理屈っぽい女性。何でも論理的・科学的に解釈し、漫才のボケのように真面目にズレた発言をする。図書館を愛し、文化財の知識が豊富。シェリルと親しく、彼女のイベントや、シーラ・クリスの出来事にも顔を出す。
他人に聞こえない弱いメッセージや声まで聞き取れる霊感を持つ、素直で心優しい少女。図書館に閉じ込められた邪精霊がエルに助けを求めるメッセージを伝え、エルが自らの本性と向き合うエピソードのきっかけをつくる。シーラ・パティのイベントにも登場する。
クラウド医院の医師で、冷静で論理的、ぶっきらぼうだが頼れる人物。ピートの獣人化を「刺激と反応」「連鎖反応」といった科学的視点で分析し、満月光を少しずつ当てる「露光実験」で、意識を保ったまま変身を制御できる可能性を探る。主人公と協力してピートを救う理解者である。
湖畔の小屋に住む老成した賢者。物事の本質を見抜き、弟の仇・紅月への憎しみに苦しむリサを「汝の敵を愛せ」「憎しみからは何も生まれない」という言葉で導く。リサが憎しみを手放し、紅月を成仏させる決断へ至る道筋を示す助言者。エルやパティのイベントにも登場する。
紅月と名前が対になる、滑稽な亡霊剣士。シリアスな紅月とは対照的に、「ひょいひょい」と逃げ回るへなちょこな剣しか使えず、リサに一撃で倒される小心者。名前を笑われると逆上し、お札を貼られると「執念が増大する」と泣きを入れる。紅月の悲劇的なシリアスさを引き立てるコミカルな対照として登場する。
水晶の館に住む自称占い師で、毎回外れる珍妙な占いを真顔で繰り出すギャグ要員。「占いた〜ぬ〜き〜」「マンボウ占い」など意味不明の占いで、情報を求めて訪ねる主人公とテディを毎回ガッカリさせる。各ルートに顔を出す、外れ占い専門の定番キャラである。