用語集 — この世の果てで恋を唄う少女YU-NO
この世の果てで恋を唄う少女YU-NOの固有設定用語を解説します。▼ネタバレ詳細を含む項目はアコーディオン内に格納されています。タグをクリックするとカテゴリを絞り込めます。
有馬広大が仮定した幻の民族。西暦400年前後に日本の原住民族を侵略し、神王として君臨したという。
- 詳細
- 手記によれば、たくやの母・恵子はその末裔と言える女性。たくやは、高ノ天原は《デラ=グラント》の民だったのかもしれないと考える。
- 登場場面
- 澪の章/現代編の終わり/異世界編
龍蔵寺の屋敷から広まった怪物の噂。1か月ほど前から語られ、被害者が1人出ている。
- 詳細
- 被害者は頭と手足が見つかっていなかった。土蔵の壁から頭と手足だけの白骨が出て、絵里子は、監禁された本物の龍蔵寺が夜ごと助けを求めた姿がタタリの噂になったと推理する。
- 登場場面
- 美月の章
ジオ・テクニクスの海岸の工事現場で続く事故。晴れた日でも、土を運び出そうとすると雷が落ちる。
- 詳細
- 澪の章で、剣ノ岬の地下の雷発生装置が起こしていたと分かる。神奈は、剣ノ岬の神様が、海岸の地下の命の火を掘り出して運ぶ者に罰を下すのだと言い、運搬作業をやめるよう訴えていた。
- 登場場面
- 全編
《デラ=グラント》で神を自分の身に降ろす役目の女性。血筋で決まり、体の一部を差し出して力を得る。セーレスは言葉を差し出した。
- 詳細
- 実際は、グランティアの意識とシンクロして大陸の衝突を避ける媒体。400年に一度、検査プログラムで捜し出される。今の巫女ユーノは「心」を差し出した。
- 登場場面
- 異世界編
《デラ=グラント》を統べる絶対の支配者。帝都にいる。
- 詳細
- 正体は統合コンピュータ「グランドマザー」本体。亜由美が、帝都の行き過ぎた弾圧をゆるめるためにその名を名乗っていた。
- 登場場面
- 異世界編
数百年に一度の「大自然の怒り」を、巫女に神を降ろして鎮めるとされる儀式。
- 詳細
- 本来は、近づく二つの世界の衝突を避けるための手順。巫女は肉体も精神も消えてしまうかもしれない。
- 登場場面
- 異世界編
年々強くなる地震。最後には《デラ=グラント》を滅ぼすと信じられている。
- 詳細
- 帝都では終末思想が広まっていた。地震は、大陸がたくやたちの世界へ近づいている兆し。
- 登場場面
- 異世界編
《デラ=グラント》の生き物の育ち方。幼年期は短く、成体になると数十年その姿のまま過ごす。
- 詳細
- 先住民族の科学者が、すべての生命に加えた改造の結果。ユーノも、たくやの世界の4倍ほどの速さで育つ。
- 登場場面
- 異世界編
トカゲのような生き物。食用にされる害獣。
- 詳細
- 脱皮して成体になると女性に近い姿になり、長い距離を飛べる。ユーノが飼っていたクンクンがこの生き物だった。
- 登場場面
- 異世界編
《デラ=グラント》の長さの単位。アイリアは、約1メートル離れたたくやとの間を約30レイテルと言う。
- 登場場面
- 異世界編
神奈が、剣ノ岬にまつられているという「恐ろしい神様」。
- 詳細
- 海岸の地下に眠る命の火を守り、掘り出して運ぼうとする人に罰を下す、と神奈の母も広大も言っていた。神奈には「救いの神」。
- 登場場面
- 神奈の章
主人公。境町学園の3年生。剣道部を辞め、授業をさぼって屋上で昼寝ばかりしている。父の死亡認定のあと、継母の亜由美と暮らす。
- 詳細
- 実の母・恵子は400年前に《デラ=グラント》から来た巫女だった。異世界ではセーレスを妻とし、娘ユーノの父になる。真の結末で、ユーノと事象のはざまへ旅立つ。
- 登場場面
- 全編
たくやの継母。父と結婚して半年で夫を亡くした。ジオ・テクニクスの主任で、海岸の工事の責任者。自分を「亜由美」と呼ぶ。
- 詳細
- 亜由美の章では落雷事故と書類の件で追い詰められ、たくやと結ばれる。異世界編では5年前に飛ばされていて、「神帝」を名乗っていた。最後の夜、龍蔵寺に刺されて死ぬ。
- 登場場面
- 亜由美の章/異世界編
たくやの父で歴史学者。研究の取材中に落石にあい、死亡が認定された。死後、たくやに手紙と装置が届く。
- 詳細
- 手記で、恵子のことと8つの宝玉のことを明かす。真の結末では、事象のはざまを漂う観察者として現れ、ブリンダーの木の観察者になると言う。神奈の暮らしを支え、毎月30万円を振り込んでいた。神奈にとっては「もう1人のお父様」。
- 登場場面
- プロローグ/神奈の章/現代編の終わり/真の結末
たくやの実の母で、故人。父の手紙に添えられた鏡は恵子の遺品。
- 詳細
- 本名はケイティア。金髪で目の不自由な女性で、《超念石》が無ければ生きられなかった。広大の目の前で自害した。亜由美によれば、400年前の《デラ=グラント》の巫女だった。
- 登場場面
- 現代編の終わり/異世界編
学長・龍蔵寺の秘書。以前はたくやの学校の非常勤講師で、補習では臨時講師を務める。たくやとは以前、内緒で付き合っていた。
- 詳細
- 暗示にかけられて操られ、美月の章では偽の龍蔵寺の弾からたくやをかばって、澪の章では雷に打たれて死ぬ。
- 登場場面
- 美月の章/澪の章
たくやの同級生で、校内トップの秀才。市長の娘。広大の学説を慕い、剣ノ岬を調べている。
- 詳細
- 父の汚職の貼り紙のあと家を出て、剣ノ岬の地下でたくやと再会する。澪ENDでは数年後、たくやと同棲して三角山の秘密を追う。
- 登場場面
- 澪の章
1か月ほど前に来た転校生で、たくやのクラスメート。あまり笑わず、ときどき熱を出す。海岸の工事を止めようとしている。
- 詳細
- 命の火の石が無ければ生きられず、普通の人よりずっと成長が遅い。数十年を生きている。広大が暮らしを支えていた。母はアマンダ、父はたくやだと読めるが、はっきりとは言われない。神奈ENDでは、数年後もたくやと暮らしている。
- 登場場面
- プロローグ/澪の章/神奈の章
境町学園の校医で、たくやの担任。外国帰りで、くわえタバコ。前髪で目元が隠れている。
- 詳細
- 正体は別の次元から来た次元監査官で、武田絵里子は偽名。龍蔵寺を名乗る思念体を追っていて、最後に思念体専用の銃で倒す。神奈の章では、変装して龍蔵寺と香織を見張り、北条の雇い主を「私が追っていたヤツかも」と言う。
- 登場場面
- 全編
報道番組『ニュース・プレゼンス』のキャスター。落雷事故の責任者として亜由美を問い詰める。
- 詳細
- 龍蔵寺から報酬を受けて動き、豊富の企みにも関わる。亜由美の章では、豊富の密会を撮った写真でたくやに手を貸す。香織の章では、たくやとジオ・テクニクスの研究所へ忍び込み、《超念石》を前に、たくやと亜由美を犯人に仕立てて去る。
- 登場場面
- 亜由美の章/香織の章
境町学園の学長で、広大の大学の同期の親友。2か月ほど前に武家屋敷へ越してきた。
- 詳細
- 正体は次元の狭間をさまよう思念体で、本物の龍蔵寺は殺されていた。最後の夜、絵里子に倒される。
- 登場場面
- 全編
たくやを「オヤビン」と慕う後輩。帽子とパーカー姿で、澪に惚れている。
- 詳細
- 澪の章で、澪の父の汚職の貼り紙を掲示板に貼ったのは結城だった。
- 登場場面
- 澪の章
ジオ・テクニクスの現場監督で、亜由美の部下。亜由美に言い寄る。
- 詳細
- 亜由美の章で、落雷事故の責任を亜由美に押しつけ、書類を奪わせ、盗んだように見せかける。
- 登場場面
- 亜由美の章
神奈につきまとう中年の男。酒臭く、たくやを「兄さん」と呼ぶ。
- 詳細
- 興信所の調査員で、雇い主の依頼で広大の行方を追う。雇い主は龍蔵寺だと読める。神奈のネックレスを奪い、明雲寺公園でナイフを向ける。絵里子によれば、雇い主の暗示でナイアーブ症状にあった。
- 登場場面
- 神奈の章
広大・龍蔵寺との共著『LEGACY』の著者のひとり。数か月前から行方不明。
- 詳細
- 剣ノ岬の地下の玄室で、ミイラとなって見つかる。リフレクターデバイスの名付け親。
- 登場場面
- 澪の章
龍蔵寺の老いた母。たくやに土蔵を調べるよう告げ、土蔵のカギを渡す。
- 詳細
- 美月の章で、土蔵で首を吊った姿で見つかる。絵里子は他殺と見抜く。
- 登場場面
- 美月の章
異世界編でたくやが最初に出会う、口のきけない金髪の女性。
- 詳細
- 帝都の巫女で、言葉を代償にしていた。たくやの妻となりユーノを産むが、近衛兵に連れ戻されそうになり、舌を噛んで死ぬ。帝都では「ケアレス」と呼ばれていた。
- 登場場面
- 異世界編
辺境の[ボーダー]を見張る騎士。長い髪で、耳の先がとがっている。
- 詳細
- 怪物からセーレスをかばって死に、ボーダーと巫女をたくやに託す。妹はアマンダ。
- 登場場面
- 異世界編
タイトルの「YU-NO」の名を持つ少女。物語の後半に登場する。
- 詳細
- たくやとセーレスの娘。たくやの世界の約4倍の速さで育ち、帝都で「心」を差し出した巫女にされる。儀式で次元の彼方へ消え、真の結末で三角山のふもとに現れる。
- 登場場面
- 異世界編/真の結末
神帝の退位を求める反乱勢力の指導者。赤毛で、一人称は「オレ」。
- 詳細
- アイリアの妹。採掘場でたくやと出会い、ともに帝都へ向かう。最後の夜、龍蔵寺に巫女と取り違えられ、次元ホールで50年ほどの誤差のある転移をさせられる。神奈の母はアマンダだと読める。
- 登場場面
- 異世界編
ラファエロ砂漠のオアシスで、たくやとユーノが出会う帝都の女。
- 詳細
- 帝都の事情を話し、困ったらアマンダを頼れと言い残して去る。
- 登場場面
- 異世界編
ユーノが飼う、トカゲのような生き物。
- 詳細
- ノガルドという生き物で、脱皮して女性の姿の成体になり、たくやとアマンダを帝都の近くまで運んで死ぬ。
- 登場場面
- 異世界編
《デラ=グラント》の民が信じる女神「デラ=グランティア」。4年後にセーレスの中に降りるとされる。
- 詳細
- 実は、大陸を設計した先住民族の女性科学者。自分の意識で大陸を制御する技術を作り、巫女はその意識とシンクロする媒体だった。真の結末で、ユーノはグランティアの意識と触れ合ったと言う。
- 登場場面
- 異世界編/真の結末
たくやの通う学校。学長は龍蔵寺。上の大学部へ進める。夕方6時に入口が電子錠で閉まる。
- 詳細
- 物語は、夏休み前の最後の授業の日と、補習の日から始まる。
- 登場場面
- 全編
亜由美が主任を務める会社。正式名は『ジオ・テクニクスジャパン地質工学研究所』。表向きは社屋拡張のための地質調査として、海岸で工事を進めている。
- 詳細
- 本当の目的は、海岸の地下で見つかった鉱脈から《超念石》を掘り出して調べること。運搬作業のたびに落雷事故が続く。市長との癒着が疑われ、澪の章では澪の父が汚職で辞意を表明する。
- 登場場面
- 亜由美の章/澪の章
朝倉香織がキャスターを務める夜の報道番組。
- 詳細
- 落雷事故の責任者として亜由美を追及する。
- 登場場面
- 亜由美の章
帝都を守る神帝の兵。白い甲冑とマスクに身を包み、左肩に赤い紋章がある。
- 詳細
- アイリアの古い手紙が届いたことで辺境へ来て、セーレスを連れ戻そうとする。神殿の前でユーノをさらう。
- 登場場面
- 異世界編
剣を持ち、[ボーダー]から入り込む獣を防ぐ者。アイリアは辺境を見張る騎士。
- 詳細
- アイリアはたくやに「騎士は資格ではないわ。そうありたいと強く想う心よ。」と言って、ボーダーと巫女を託す。
- 登場場面
- 異世界編
神帝の退位と、すべてを民に任せることを求める勢力。指導者はアマンダ。
- 詳細
- 仲間はほとんど捕まるか死に、アマンダはほぼひとりで活動していた。
- 登場場面
- 異世界編
別の次元から来て、時空をめぐり、自分たちの法に触れる者を罰する役目。
- 詳細
- 武田絵里子の正体。追っていたのは、次元間移動装置で逃げるA級次元犯罪者、つまり龍蔵寺を名乗る思念体だった。任務以外のことには関与できない規定がある。
- 登場場面
- 異世界編
身元調査や浮気調査を請け負う調査業。北条の稼業。
- 詳細
- 龍蔵寺は香織に、広大の足取りを興信所に追わせていると話す。神奈の章では、興信所の調査員の北条が、雇い主の依頼で広大の行方を追い、神奈につきまとう。
- 登場場面
- 美月の章/神奈の章
物語の現代編の舞台になる海辺の町。高い建物を建てられない条例があり、繁華街はセントラル街ひとつだけ。
- 詳細
- 広大の手記は「何と何を「境」にするのだろうな」と書く。亜由美の説明では、境町ははるか昔に《デラ=グラント》が落ちた場所で、地下に《超念石》が眠る。音楽室のおまけでは、たくやが「この境町という名前は、他の世界との境を意味したのかも知れない」とつぶやく。
- 登場場面
- 全編
境町の名所の岩山。正式名は剣ノ岬だが、地元ではほとんど「三角山」と呼ぶ。父の手紙が、たくやに夜10時に行けと指定した場所。
- 詳細
- 手記によれば、龍蔵寺家のタペストリに描かれた塔が風化したもの。地下には約8千年以上前の玄室と、光る湖のある巨大な空間、帯電して動き続ける雷発生装置がある。澪の章では装置が壊れて三角山が潰れる。
- 登場場面
- プロローグ/澪の章/現代編の終わり/真の結末
剣ノ岬のふもとの通称。向かい合う二つの岩(双子岩)があり、左の岩には約400年前のものとされる、日本語ではない文字が刻まれている。
- 詳細
- プロローグの夜、たくやはここで裸の金髪の女性の死を見届け、龍蔵寺に銃を向けられる。澪の家出では、岩の穴が剣ノ岬の地下への入口になる。岩の陰には神奈が花を添えていて、それは「過去の人は敬わなくてはならない」という母の教えだった。神奈の章では、ジオ・テクニクスが市長の許可を得て、社を近く取り壊すことになっている。
- 登場場面
- プロローグ/澪の章/神奈の章
社に向かい合って立つ二つの岩。通説では自然物で、鉱石の放射能測定で約8千年前のものとされる。
- 詳細
- 澪はその配置を「作為的すぎないかしら」と言い、龍蔵寺家のタペストリと「似すぎている」と見る。岩にはまった文字盤は、今川由利香の手帳では地下への入口を示す指標だった。神奈の部屋にあった古い写真には岩が三つ写っている。澪によれば、岩は50年ほど前まで三つあり、戦時中か戦後すぐの計画で一つが壊された。
- 登場場面
- 澪の章/神奈の章
境町で唯一の繁華街。喫茶店[EVENING]、西協銀行、シティホテルがある。
- 詳細
- 夜、豊富がヤクザ風の男たちを連れて歩き、変装した絵里子が龍蔵寺と香織を見張る。
- 登場場面
- 亜由美の章/美月の章
セントラル街の、夕方から開く喫茶店。澪いわく「この街で一番まともな喫茶店」。地下にドラッグストアがある。
- 詳細
- 龍蔵寺と香織が入る店。澪の章では、澪が『LEGACY』を受け取ってたくやに学説を話す。神奈の章では、神奈が「長い間、暮らしてきた経験です。」と言って自分の分を払い、変装した絵里子が龍蔵寺と香織を見張る。香織の章では、香織がここに伝言を残す。
- 登場場面
- 美月の章/澪の章/神奈の章/香織の章
高台の下の公園で、夜のデートスポット。「明るい雲と書いて明雲と読む」。「命運」にかけて縁結びを願う人もいる。
- 詳細
- 亜由美の章では、豊富の雇ったヤクザ風の男たちがここで亜由美から書類を奪う。神奈の章では、北条がこの公園の林で神奈をナイフで脅し、神奈はネックレスを噴水に投げ入れる。香織の章では、豊富の密談を香織が撮っている。
- 登場場面
- 亜由美の章/神奈の章/香織の章
学校の斜め向かいにある武家屋敷。約400年前のものとされ、学長の龍蔵寺が2か月ほど前に越してきた。タタリの噂の元。
- 詳細
- 土蔵の壁からは頭と手足だけの白骨が出る。居間から土蔵の裏へ隠し通路があり、鉄の扉の奥には牛の角のような金属の物体(次元間移動装置)がある。剣ノ岬の地下は、なぜか屋敷の枯れ井戸につながっている。
- 登場場面
- 美月の章/澪の章
龍蔵寺の屋敷の土蔵。老母は400年前のものを改築したと言い、美月は半年前に建てたと言う。急に荒れ放題になった。
- 詳細
- 中で老母の梅が鎖で首を吊った姿で見つかる。一部だけ新しい漆喰の壁の中から、頭と手足だけの白骨が出る。
- 登場場面
- 美月の章
龍蔵寺の屋敷の奥にある古い井戸。底から紙切れと銀のメダルが見つかる。
- 詳細
- 紙には「この‥‥をもって、かの扉は開かれん‥‥」。剣ノ岬の地下の機械の区画と扉でつながっていて、澪の章ではここから地上へ出る。美月とたくやが結ばれるのも、この井戸のそばの林。
- 登場場面
- 美月の章/澪の章
剣ノ岬の地下にある石の部屋。ガイコツ2体と石棺がある。
- 詳細
- 今川由利香の測定では約8千年以上前のもの。石棺の上ブタには天使と悪魔と、12進法の記号で解くマス目がある。棺の下に、光る湖へ続く階段がある。通路は先へ進むと来た道が閉じる造りで、今川は刑務所に向くと書いた。
- 登場場面
- 澪の章
異世界編の舞台になる国。神帝が統べ、都は帝都。国の境は断崖の[ボーダー]。
- 詳細
- 正体は、何十万年も前の地球の先住民族が、滅亡を逃れるため大地ごと別の次元へ移した「次元浮遊大陸」。名は設計者グランティアに由来する。大地は《超念石》でできている。400年に一度たくやたちの世界へ近づき、今回は8千年前の地球に落ちる。
- 登場場面
- 異世界編
神帝のいる都。辺境の[ボーダー]からラファエロ砂漠を越えて1週間近くかかる。城と寺院がある。
- 詳細
- たくやがたどり着いたときにはさびれ、人口は減り続けていた。城の地下には留置場、奥には祭壇と儀式の間(機械室)、女王の間がある。
- 登場場面
- 異世界編
辺境と帝都の間に広がる砂漠。昼は灼熱、夜は一桁の温度まで下がる。
- 詳細
- セーレスの死後、たくやとユーノは1週間近く歩いてオアシスにたどり着く。
- 登場場面
- 異世界編
《デラ=グラント》と外を分ける境界。森の先の数百メートルの断崖で、下は雲海。一般の民は立ち入れず、騎士が見張る。
- 詳細
- 断崖の向こうから怪物が越えてくる。亜由美の説明では、民に環境への適応力を与える改造の失敗作が捨てられた場所で、騎士の役目はそこから帝都の人を守ること。
- 登場場面
- 異世界編
帝都を取り囲むように複数建つ神殿と、その周りの聖地。侵入は重罪。
- 詳細
- 中は全面ガラス張りのような円形の部屋。神殿の前でユーノがさらわれ、帝都近くの神殿の台座でたくやはリフレクターを見つける。
- 登場場面
- 異世界編
神帝に逆らう者を閉じこめ、巫女の儀式に要る「聖なる石」を掘らせる収容所。同じような場所がほかに数か所ある。
- 詳細
- たくやは数か月をここで過ごし、反乱勢力の指導者アマンダと出会う。大地震で全壊する。
- 登場場面
- 異世界編
採掘場に立つ黒い塔。逃げ出す者に稲妻を落とす。
- 詳細
- たくやは塔を見て、見覚えのある気がする。
- 登場場面
- 異世界編
帝都の城の奥、庭園の先にある部屋。巫女が毎晩祈り、そこで眠る。
- 詳細
- 祈りは巫女を洗脳する仕掛けで、台座の横のスイッチで止まる。たくやは裸で眠る巫女を抱き起こし、同じことが前にもあったような感覚を覚える。
- 登場場面
- 異世界編
祭壇の奥の、金属でできた円形の部屋。機械が並び、機械の声が流れている。
- 詳細
- 《デラ=グラント》を管理する統合コンピュータの部屋。最後の夜、龍蔵寺がここで亜由美を人質にとる。
- 登場場面
- 異世界編
高台の向こうにある大きなマンション。神奈が5階の突き当たり、501号室で一人暮らしをしている。
- 詳細
- 神奈の部屋にはテレビも電話もカーテンもなく、戸棚の上に広大名義の預金通帳と古い写真が隠すように置かれていた。隣の部屋は空いている。
- 登場場面
- 神奈の章
セントラル街の並木道の先にある、境町で一番大きいホテル。香織が住んでいる。
- 詳細
- 香織の章で、香織はたくやを1101号室に呼び、ブルーカードを受け取る。
- 登場場面
- 亜由美の章/香織の章
ジオ・テクニクスの社内にある、2重のセキュリティで守られた区画。
- 詳細
- 奥の水槽に、結晶化した《超念石》の唯一のサンプルがある。香織の章で、たくやと香織がブルーカードを使って忍び込む。
- 登場場面
- 香織の章
人の行動によって分かれていく世界。たくやは宝玉を使って、分かれた世界の間を行き来する。
- 詳細
- 今川由利香の論文の仮説では、現世界から従属世界が分かれていき、それを横に並べて見たものが「並列世界」。
- 登場場面
- 全編
今川由利香の論文にある世界の成り立ちの仮説。原世界・並列世界・従属世界の3つを定義する。
- 詳細
- 現世界の行動で生まれる世界が従属世界で、一般に並列世界と呼ぶものは、現世界から従属世界を見渡したものだという。
- 登場場面
- 全編
リフレクターの取扱説明書にある、虚数空間を走ると仮定された粒子。
- 詳細
- 絵里子の説明では、因果律を伝える流体素片で、「光子の反物質、イマジナリー空間を走るフォトン」。真の結末で、ユーノは事象素子の流れに身を委ねて去らなければならないと言う。
- 登場場面
- 全編
取扱説明書にある、その世界で起こる事象の確率密度。値が高いほど可能性のある世界になる。
- 詳細
- リフレクターは事象素子の干渉で事象密度の波をつくり、別の並列世界へ一挙に移る。
- 登場場面
- 全編
事象密度が極めて高い世界に近づいたとき、もう回避できなくなる限界の半径。
- 詳細
- 取扱説明書は、回避できない状況を「運命」と呼ぶ。最後の夜、思念体は機械の声が告げる限界半径を「私はもっと文学的に「運命」と呼んでいるがね」と言う。
- 登場場面
- 全編/異世界編
人工的に事象を衝突させ、別の並列世界へ一挙に移ること。絵里子は「スナップスルー現象」とも呼ぶ。
- 詳細
- 土蔵の奥の装置が動いたとき、絵里子は、たくやが別の因果律へ押し出されると叫ぶ。
- 登場場面
- 美月の章
絵里子と龍蔵寺が使う語。
- 詳細
- 龍蔵寺は、たくやは「父親の遺産により、彼自身の意志で、ノイマン境界を越えてきた」と言い、越えると記憶が断片的になるらしいと言う。
- 登場場面
- 美月の章/亜由美の章
龍蔵寺が使った言葉として、美月や神奈が口にする。
- 詳細
- 迷い込んだ世界から本来いるべき場所へ戻される現象。絵里子は、矯正がかかるまで40〜50時間と言う。
- 登場場面
- 美月の章/澪の章
父の声が語る、歴史が刻まれていく木。
- 詳細
- 絵里子の世界の事象科学の基本概念で、原因から結果が次々と生まれる木構造。時間を戻っても、戻ったという事象が木に記されるだけで、歴史は積み重なる。真の結末で、父はこの木の観察者になる。
- 登場場面
- 現代編の終わり/異世界編/真の結末
二つの世界の事象の木が触れ合うこと。
- 詳細
- 起きれば両方の世界が消える。《デラ=グラント》の巫女の儀式は、本来これを避けるための手順だった。思念体は事象衝突で絵里子から逃れようとする。
- 登場場面
- 異世界編
結果が原因を生み、堂々巡りになる状態。
- 詳細
- 絵里子によれば、《デラ=グラント》ではほぼ同じ歴史が約8千年ごとに繰り返されている。
- 登場場面
- 異世界編
原因の大もと。絵里子は「神の領域」と呼ぶ。
- 詳細
- 「全ての始まりにして、さいはての地‥‥この世の果てだ。」と絵里子は言う。
- 登場場面
- 異世界編
肉体を持たず、次元の狭間をさまよう存在。
- 詳細
- 肉体に入るとその記憶を引き継ぐが、恋人など親しい人はだませない。龍蔵寺を名乗っていた者の正体で、それまでに3つの事象の木を消してきた。
- 登場場面
- 異世界編
非常に強い暗示をかけられたときに出る症状。意識をあるレベルまで下げたときの脳波の形。
- 詳細
- 絵里子は、美月は「冷静に錯乱している」と言う。龍蔵寺はたくやにも暗示をかけようとするが、効きにくい。神奈の章では、絵里子が北条の異常をこの症状だと言う。北条の雇い主がかけたものだという。
- 登場場面
- 美月の章/亜由美の章/神奈の章
有馬広大の学説。西暦400年・800年・1200年・1600年など、およそ400年ごとに大きな変革が起きるという。
- 詳細
- 《デラ=グラント》が400年に一度たくやたちの世界へ近づくことと結びつく。たくやの母は400年前の巫女だった。
- 登場場面
- 澪の章/現代編の終わり/異世界編
8つの宝玉をそろえて入る、剣ノ岬の地下の石室で問われる名。
- 詳細
- 声は「光と影‥‥天空の者と悪魔が交わるとき、その頭上に王の名が浮かび上がる。」と謎を出す。答えると扉が開き、父の声が聞こえる。
- 登場場面
- 現代編の終わり
神奈が、自分と母の持つ性質を呼ぶ言葉。
- 詳細
- 普通の人よりずっと成長が遅く、幼いころは逆に早い。命の火の石が無ければ生きられない。このため母娘は一つの場所に住みつけなかった。神奈によれば、たくやの母も同じ個性を持っていた。《デラ=グラント》の生き物の育ち方(幼年体・成体)と同じ形をしている。
- 登場場面
- 神奈の章
父が手紙とともにたくやへ残した装置。宝玉をはめて使い、行ったことのある世界を枝分かれした図として映す。
- 詳細
- 手記によれば、たくやの母・恵子が自分の国から持ってきたもので、8つの《超念石》の結晶を動力として次元を越える。6つは失われ、宝玉は2つしかなかった。亜由美の説明では、《デラ=グラント》の巫女が儀式で使う神器。
- 登場場面
- 全編
今の時間と場所を記憶する石。使うと装置から消え、その時空にとどまる。マップを開くには最低1つ要る。
- 詳細
- 8つそろうとリフレクターの機能が全開になり、剣ノ岬の地下の扉が開く。儀式の前、たくやは宝玉をひとつユーノに渡す。真の結末で、マップは三角山のふもとに宝玉があると示す。
- 登場場面
- 全編
リフレクターの宝石に触れると映し出される図。横軸は時間で約50時間分。行った世界が記録され、星形は見つかっていない宝玉のある世界を示す。
- 詳細
- この仕組みはA.D.M.S.(Auto Diverge Mapping System)の名で知られる。
- 登場場面
- 全編
父の手紙に添えられていた品。たくやの母・恵子の遺品。
- 詳細
- 手紙は、実の母との強い結び付きが、たくやを「その場」へ強く結びつける、と書く。
- 登場場面
- プロローグ
ジオ・テクニクスが海岸の地下で掘っている鉱石。取り出すとすぐに成分が変わってしまう。
- 詳細
- 人の意識に感応し、そばで念じると微弱な電流を返す。最初に見つけたのは広大で、恵子は「命の火」と呼んだ。恵子や神奈は、この石が無ければ生きられない。《デラ=グラント》の大地そのものがこの石でできていて、改造された民は石が無ければ生きられない。香織の章では、ジオ・テクニクスの研究所に、結晶化した唯一のサンプルがある。たくやはそれを持ち出し、別の世界で神奈の命をつなぐ。
- 登場場面
- 亜由美の章/香織の章/神奈の章/現代編の終わり/異世界編
亜由美の会社の書類『SPストーン、分解能に関する報告書』の20ページ目に書かれた式。亜由美が落とした書類から、このページだけが抜けていた。
- 詳細
- 《超念石》を変質させずに保存する液の生成式で、亜由美の自作。それでも「もって数日」。豊富はこのページを手に入れようと亜由美に迫る。
- 登場場面
- 亜由美の章
ジオ・テクニクスの最高機密の研究室に入るためのカード。
- 詳細
- 亜由美の章の先へ進む世界で、亜由美がたくやに渡す。研究室には、宝玉と同じ色と形の玉があった。香織の章では、香織がこのカードを求め、たくやが渡すと、二人で研究所へ忍び込む。
- 登場場面
- 亜由美の章/香織の章
有馬広大・龍蔵寺・今川由利香の共著。「遺産」という意味の題で、400年ごとの大変革を扱う。
- 詳細
- その民族の秘密が境町に眠っているのではないか、と書かれている。澪はこの本を手に剣ノ岬を調べる。
- 登場場面
- 澪の章
龍蔵寺家に約400年前から伝わる織物の絵。そびえる塔、建物から放たれる光、炎の中で苦しむ人々が描かれている。
- 詳細
- 澪は、塔は剣ノ岬、光は落雷を表すと読み解く。広大の手記も、剣ノ岬はこの塔が風化したものだと書く。
- 登場場面
- 澪の章/現代編の終わり
双子岩にはまった人工物。通説では約400年前のもの。
- 詳細
- 澪は、あるカギを得るための覚え書きだと考える。今川由利香の手帳は「あの文字盤は、この入り口を指し示す指標だったのだ。」と記す。
- 登場場面
- 澪の章
剣ノ岬の地下の石の小部屋で見つかる剣。
- 詳細
- 澪の章で、たくやはこの剣を避雷針として投げ、雷発生装置を壊して出口を開く。
- 登場場面
- 澪の章
剣ノ岬の地下にそびえる、高さ100〜200メートルの巨大な機械。帯電して動き続けている。
- 詳細
- 8千年以上動いていたとみられる。美月によれば、海岸沿いの人々を狙って雷を落とす装置で、海岸の落雷事故を起こしていたのはこの機械だった。父の声は、不当に悪さをする者に天罰を下す監視塔と呼ぶ。
- 登場場面
- 澪の章/現代編の終わり
採掘場で掘らされる、青白く輝く石と、それで作るという巫女の儀式用の棺。
- 詳細
- 砂漠の果てには捨てられた棺の山があるという。アマンダは、儀式も石も「全部ウソ」で、反乱勢力を疲れさせるための手段だと言う。
- 登場場面
- 異世界編
帝都の儀式の間で、機械の声がこの名を告げる。
- 詳細
- 《デラ=グラント》を管理する統合コンピュータ。グランティアの命令を実行し続けていて、「神帝」とはこのコンピュータ本体のこと。命令は長い年月のうちに神の言葉とされ、手順は儀式として残った。
- 登場場面
- 異世界編
帝都の機械の声に出てくる名。
- 詳細
- 《デラ=グラント》を照らす、半永久的に重核融合を続ける人工太陽。この世界では、同じ時刻には太陽が同じ位置にあり、季節が無い。
- 登場場面
- 異世界編
龍蔵寺の屋敷の土蔵の奥にある、牛の角のような金属の物体。
- 詳細
- 龍蔵寺を名乗る思念体が乗ってきた装置で、壊れていた。そのため思念体はリフレクターと《超念石》を狙った。
- 登場場面
- 美月の章/異世界編
儀式の間にある、台の上に立った者を強制的に転移させる仕掛け。
- 詳細
- 最後の夜、龍蔵寺(思念体)はアマンダを巫女と取り違え、ここで転移させる。機械の声によれば誤差は最大「15億8千万秒」で、龍蔵寺は「ざっと50年というところか」と言い、運が良ければたくやたちの世界へ落ちている、と言う。
- 登場場面
- 異世界編
神奈が首にかけている青白い石のネックレス。神奈は「これが無くなれば、私は死にます。」と言う。
- 詳細
- 《超念石》のことで、恵子も同じ名で呼んだ。はかなく弱い石で、特別な方法でネックレスの形にしてある。水に触れると変質し、噴水に落ちて溶ける。神奈は、剣ノ岬の神様が海岸の地下の命の火を守っていると言う。
- 登場場面
- 神奈の章
神奈の部屋の戸棚の上にあった、有馬広大名義の普通預金の通帳。西協銀行さかい町支店のもの。
- 詳細
- 毎月30万円が振り込まれていて、広大がいなくなった2か月前で止まっている。神奈はこれを絵里子に預け、たくやに渡るようにした。北条は、広大が神奈を囲っていた証拠のように言う。
- 登場場面
- 神奈の章
通帳にはさまっていた古い写真。明るく笑うおかっぱの女の子と、美しい女性が写っている。裏には『最愛の人と一緒に‥‥』。
- 詳細
- 女の子は神奈、女性は神奈の母。場所は社だが、岩が三つ写っていて、たくやは50年あまり前のものと考える。母は鉄のような腕輪をしている。アマンダは身につけた鉄の輪を誇りとして外さない。
- 登場場面
- 神奈の章
広大が神奈に預けていた鍵。「これを渡せば、バカならわかる」と言い残していた。
- 詳細
- 神奈の章の先へ進む世界で、神奈がたくやに渡す。たくやは、父の書斎に鍵がかかっていた時があったことを思い出す。
- 登場場面
- 神奈の章