DESIRE完全版
| タイトル | DESIRE完全版(〜Corrupt Spiral〜) |
|---|---|
| ブランド | C's ware(シーズウェア) |
| 原作初出 | 1994年7月22日(PC-9801版)— 18禁・ボイスなし |
| 完全版発売日 | 1998年6月5日(CD-ROM)/ 1999年7月16日(DVD-ROM) |
| プラットフォーム | Windows 95/98 |
| レーティング | 18禁 |
| ジャンル | コマンド選択式アドベンチャー |
| シナリオ | 菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ) |
| 原画 | 田島直(完全版)/ やさまたしやみ(PC-9801原作) |
| 音楽 | 尾形雅史(完全版)/ 梅本竜(PC-98原作) |
| ボイス | フルボイス(主人公アル・マコトは客観視点時のみ) |
各プラットフォーム展開(PC-9801オリジナル〜Switch・全9バージョン)
- DESIRE(PC-9801版)★ オリジナル
- DESIRE(PC-9821/FM TOWNS版)
- DESIRE(Sega Saturn版) Amazonで見る
- DESIRE完全版(Windows CD-ROM版)本ページ対象 Amazon DL版 FANZA DL版
- DESIRE完全版(Windows DVD-ROM版)
- DESIRE(PlayStation 2版)
- DESIRE remaster ver.(Win/PS Vita) Amazon Win版 Amazon PS Vita版 FANZAストア
- DESIRE remaster A ver.(Windows 18禁版)
- DESIRE remaster ver.(Nintendo Switch版)
書籍(ノベライズ)
- デザイア 背徳の螺旋(Mega venus novels) Amazonで見る
あらすじ
南海の孤島に建設された秘密研究施設《デザイア》。グランチェスタ財団の技術粋を集めたこの施設には、わずか124人の職員が勤務している。新聞社SNTの記者アルバート・マクドガル(アル)は、初の取材記者として島を訪れる。恋人で技術主任を務めるマコト・イズミとの久々の再会、そして研究内容の取材が目的だったが、機内で出会った謎の女性カズミの忠告——「これから行く《デザイア》は、もっと物騒だ」——が物語の暗雲を予告する。
到着したアルは、空港整備士長のシルビア、教授秘書のレイコ、医療助手エレナ、研究主任の麗人マルチナ・ステラドヴィッチ教授ら、個性豊かな職員と次々と出会う。さらに浜辺で記憶を失った少女ティーナを発見・保護したことから、アルは研究施設の表向きの平穏の下で進行する不穏な事件に巻き込まれていく。輸送機の謎の消失、職員の不可解な死、財団とステラ教授の対立、そして反応装置と呼ばれる謎の研究設備——。
本作はコマンド選択式アドベンチャー。アル篇では記者の視点から、続くマコト篇では研究者の視点から、《デザイア》7月の数日間が描かれる。それぞれの視点で同じ事件を再演する3視点マルチサイト構造が、菅野ひろゆきの代表作の原点として知られる。
キャラクター
※ 本ページは DESIRE完全版(1998年・Windows) を対象としていますが、完全版のキャラクター紹介画像が公式に公開されていないため、後年の DESIRE remaster ver.(2017年・El Dia) 公式サイトの画像を引用しています(原画: 田島直)。基本的なキャラデザインは共通です。 引用元: DESIRE remaster ver. 公式サイト(El Dia)
キャラクター画像はエルダイア「DESIRE 完全版」公式サイト(el-dia.net)より引用。
SNT新聞社の記者。胸の「AL」刺繍がトレードマーク。お調子者だが直情的なヒューマニスト。マコトの恋人として《デザイア》取材へやってくる。
《デザイア》技術主任。反応装置の運用責任者。アルの恋人で、研究への情熱と「知的探求心はエゴイズム」と自省する深い思索を併せ持つ。B篇視点キャラ。
《デザイア》研究責任者・反応装置の発明者。冷静沈着な科学者の表層と、研究にすべてを賭けた情念を併せ持つ。麗人としての気品と政治家としての冷徹さを兼備。
アルが浜辺で発見・保護した記憶喪失の少女。「私はティーナ」とだけ名乗り、自分の過去を一切語らない。あどけない仕草の奥に、何か重要な事実を抱えている気配が漂う。
アルが機内で出会う謎の女性。「これから行く《デザイア》は、もっと物騒だ」と忠告する。財団系の工作員らしい身のこなしを持ち、施設内で独自に動き回る。
飛行場整備士長。航空学校パイロット科卒。気っ風の良い物言いでアルと衝突するが、終盤の協力者となる頼れる女性。
マルチナ教授の専属秘書。GIT経営工学科を主席卒業のキャリア。教授を「優しいし、清楚で上品」と評するが、本人もまた知的で冷静な観察者。
マコトの護衛役の大男。A篇ではアルに敵意を見せる存在として、B篇ではマコトに寄り添う準恋人候補として、視点によって全く違う顔を見せる。
メディカルセンター責任者。「人間の究極進化」を語る老医師。エレナを助手として可愛がる温厚な振る舞いの裏に、別の顔を持つ。
用語集
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FAQ
作品の真相・結末・ループ構造に関する設問はネタバレゾーンのFAQに分離しています。
DESIRE完全版はどんなゲーム?
1994年にC's wareが発売したアダルトアドベンチャーゲーム『DESIRE 背徳の螺旋』のWindows向け完全版(1997年)。新聞記者アル・技術主任マコトの2視点で進む南海の研究施設《デザイア》を舞台にしたSFサスペンスADV。シナリオは菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ名義)。
主人公は誰?
2人います。アル(アルバート・マクドガル):SNT新聞社の記者で、A篇の視点キャラ。マコト(イズミ・マコト):施設の技術主任で、B篇の視点キャラ。同じ事件をそれぞれ別の視点から体験する2視点マルチサイト構造です。
ヒロインは誰?
A篇のメインヒロインは浜辺で発見される記憶喪失の少女ティーナ。B篇では研究施設の責任者マルチナ・T・ステラドヴィッチ教授がマコトとの関係軸となります。そのほか秘書レイコ・整備士シルビア・制御室シェリル・新聞社カズミなど多数の人物が登場します。
ジャンルは?
SFサスペンス/2視点マルチサイトADV。アダルト要素を含むが、本筋は研究施設で起きる事件と装置の謎を追うミステリ/SFが中心。コマンド選択式アドベンチャー。
シナリオライターは?
菅野ひろゆき(剣乃ゆきひろ名義)。後の『EVE burst error』『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』で知られるシナリオライターの初期傑作。
何年に発売された?
原典『DESIRE 背徳の螺旋』はPC-9801版が1994年発売。Windows対応の『DESIRE完全版』は1997年。さらにDVD版・リマスター版が後年リリースされている。
プラットフォームは?
原典はPC-9801(DOS, 1994)。完全版以降はWindows対応(1997)。家庭用機への移植版はSS版(1997)・PS版(1998)が存在し、移植版ではアダルト描写を抑えた仕様。さらに2017年にはEl DiaからDESIRE remaster ver.(Windows/PS Vita・全年齢)と18禁版のDESIRE remaster A ver.(Windows)がリリース、2019年にはNintendo Switch版も発売。リマスター版はSS版CGをHDリマスター+田島直の新規CG・ヒント機能・ルートナビを搭載している。
プレイ可能なルートはいくつ?
A篇(アル視点)・B篇(マコト視点)の2ルートが基本構造。両篇クリア後に解放される真の終章が存在し、ここで作品全体の真相が明かされます(詳細はネタバレゾーン参照)。
本作と同じ作者の代表作は?
菅野ひろゆきの代表作は『EVE burst error』(1995, C's ware)、『この世の果てで恋を唄う少女YU-NO』(1996, ELF)、『Desire2』『EVEシリーズ』など。多視点・伏線回収・SF時間構造を主軸とした作風が特徴で、本作はその初期型と位置付けられる。
続編はある?
直接の続編は存在しない。同系統の菅野作品としては『EVE burst error』『YU-NO』が時期的に近く、テーマ的にも連続性が指摘される。なお『Desire2』のタイトルがあるが本作とは無関係(パッケージのみリブランド)。