ネタバレゾーン — Ever17 -the out of infinity-
このゾーンにはネタバレが含まれます。
武視点のつぐみ編・空編の結末と倉成武の行方、少年視点の優編・沙羅編の結末、つぐみと空が抱えていた秘密、そして全編のあとに解放されるココ編で明かされる物語の仕掛けと登場人物の正体、各編のエピローグまで、すべて記述しています。記述はドリームキャスト版『Ever17 -the out of infinity-』(2002年)の内容に基づきます。2011年のXbox 360版以降のリメイク版とリマスター版は、シナリオとエンディングの構成が異なります。未プレイの方はまず作品トップページをご覧ください。
Ever17の「少年」の正体は?
少年視点の「少年」は2034年の人物で、体はつぐみと武の息子ホクト(16歳)です。2034年5月1日15時17分、第3視点ブリックヴィンケルがホクトの視点と重なり、ホクトはそこで記憶を失いました。武視点に出てくる記憶を失った「少年」は2017年の桑古木涼権(15歳)で、二人は別人です。
Ever17の2034年の「倉成武」は誰?
桑古木涼権です。2017年に記憶を失ってLeMUにいた少年が、17年後、本物の武に見せかけて2034年の一週間に加わっていました。ココ編で少年に正体を問われ、「カブラキ・リョウゴ」と名乗ります。17年間だまし続けた理由は、2017年に6日間だけともに過ごした八神ココへの想いでした。
Ever17の武視点と少年視点が噛み合わないのはなぜ?
二つの視点は同じ年の出来事ではありません。武視点は2017年5月、少年視点は17年後の2034年5月で、2034年の一週間は2017年であるかのように偽装されていました。ココ編で、自分と沙羅の年齢とつぐみの話の計算が合わないと気づいた少年が田中優美清秋香菜に西暦を尋ね、「……34年、だけど?」という答えで明らかになります。偽装を指示したのは、ブリックヴィンケル自身です。
Ever17のブリックヴィンケル(第3視点)とは?
4次元から時間の流れを見下ろす「視点」そのものです。田中優美清春香菜はそれを「ホクトの向こう側にいる『あなた』」「今、私のことを見ている『あなた』」と呼び、物語を外から見ている者として名指しします。一人称はカタカナの「ボク」。時間を移動できるため、2017年の海底で動かなくなった武とIBFに取り残されたココを救うために呼び出されました。
Ever17で倉成武は死んだの?
つぐみ編は武が潜水艇を浮かせるために海へ出て沈んでいくところで、空編はヒンメルの壁が割れ、水の中で空と抱き合ったまま「昇って行った」と書かれて終わり、どちらも死は明言されません。ココ編では、武は水深119メートルで一度息絶え、17年後から届いたホクトの「お父さん!」という叫びで蘇生します。その後ココとともにIBFで人工冬眠に入り、2034年5月7日に目覚めます。つぐみ・空編バッドエンドでは、IBFから出られないまま命を落とします。
Ever17の八神ココはどうなる?
ココは2017年、IBFから漏れたウイルス「ティーフ・ブラウ」に、武たちより数日早く感染していました。ココ編では、救助隊が診療室の3名を回収したときにココはポッドを抜け出していて見落とされ、抗体も効きません。蘇生した武がココを見つけて人工冬眠に入れ、17年後、ブリックヴィンケルがふたりを目覚めさせます。2034年のLeMUに現れた幻の少女が何者だったのかは、作中で明かされません。
Ever17の田中優美清春香菜と田中優美清秋香菜の関係は?
母と娘です。2013年に心臓の病で余命3〜4年と告げられた田中優美清春香菜が、自分の細胞核を自分の卵子に移して着床させ、2015年9月22日に田中優美清秋香菜を産みました。ふたりはまったく同じ遺伝子を持ちます。作中で「優」と呼ばれるのは、2017年では田中優美清春香菜、2034年では田中優美清秋香菜です。
Ever17のホクトと沙羅の両親は?
倉成武と小町つぐみです。2017年の事故のあとつぐみは妊娠し、2018年1月21日に二卵性の双子を産みました。のちにライプリヒ製薬に居場所を突き止められ、つぐみはふたりを施設に預けます。沙羅編では、少年と沙羅がDNA鑑定で兄妹だと判明します。
Ever17の茜ヶ崎空の正体は?
LeMUの管理システム「レミ」の人工知能で、網膜に直接像を描くRSDによって姿を見せていました。実体は無く、その記憶はLeMUのヒンメルにあります。空編では武とともにヒンメルで水に呑まれ、ココ編のグランドエピローグでは実体を持って船の甲板に立ちますが、その理由は「奇蹟」としか語られません。
Ever17の小町つぐみの秘密は?
2005年8月、12歳でキュレイウイルスに感染し、体は17歳で止まったまま老いません。治癒力が極めて高く、ティーフ・ブラウも体内でできた抗体で退けていました。施設で実験体として扱われた過去を持ちます。2017年の時点で23歳で、武より3つ年上です。つぐみ編とココ編では、その血から作った抗体で仲間が救われます。
Ever17のIBFにいた研究員の正体は?
田中優美清春香菜の父、田中陽一です。LeMUの管理プログラムを作った開発者のひとりで、2000年、ライプリヒ製薬のティーフ・ブラウ開発を告発しようとして拘束されました。家族には、海へ転落して行方不明になったと伝えられましたが、それは偽装で、2017年5月6日にIBFで「娘を……頼む……ぞ」と言い残して亡くなります。つぐみ編では、つぐみと武がこの研究員をココの父だと推測する場面があります。
Ever17のエンディングはいくつ?ココ編の解放条件は?
ドリームキャスト版はエンド8本とエピローグ3本の計11本です。つぐみ編・空編・優編・沙羅編の4つのグッドエンドを見るとココ編が解放され、バッドエンドは条件に含まれません。優編と沙羅編のエピローグはそれぞれのグッドエンドに続けて流れ、つぐみ・空編のエピローグだけはココ編をクリアしたあとに見られるようになります。