晴れのちときどき胸さわぎ
| タイトル | 晴れのちときどき胸さわぎ(はれのちときどきむなさわぎ) |
|---|---|
| ブランド | カクテル・ソフト(Cocktail Soft) |
| 発売日 | 1997年4月25日 |
| プラットフォーム | Windows 3.1/Windows 95 |
| レーティング | 18禁 |
| ジャンル | ふしぎな学園ラブコメディー |
| シナリオ | 春菜ななこ、南條しかし、さわべいづみ |
| 原画 | Tony、おおたたけし(大田武志) |
| ボイス | なし |
| ルート数 | 一本の進行線に7つの自由行動パートを挟む構成 |
| シリーズ | 晴れのちシリーズ 第3作 |
ゲーム本体
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グッズ
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あらすじ
舶用学院の生徒会長・早乙女かずひこは、女の子が三度の飯より好きな高校生である。前作での騒動をきっかけに恋人同士となった桃木千尋とは相思相愛だが、女好きが直る気配はまるでなく、今日も千尋の制裁を受けている。二人は大家と店子の関係でもあり、かずひこは千尋の家が持つアパートに一人で住んでいる。
そんなある日、かずひこは生徒会室でうたた寝をして、子供の頃の夢を見る。夕闇のなか、ポニーテールの少女が「私、もう行かなきゃ」と告げて消えていく夢だった。彼女の名は「ときみ」。かずひこを「お兄ちゃん」と呼んだ少女である。目を覚ました彼が寝言でその名を口にしたことで、千尋の機嫌はさらに悪くなる。
折しも学院では、生徒が知らぬ間に縛られているという不可解な事件が続いていた。犯人捜しを命じられたかずひこの前に、夢で見たはずの刻美が現れる。やがて舞台は修学旅行の京都へ移り、日宮の巫女たち、学院の理事長にして神社の宮司でもあるかなめ、そして「時之龍」と呼ばれる存在をめぐる因縁が姿を現しはじめる。ドタバタとした学園ラブコメの体裁の下に、前世と時間をめぐる筋が敷かれている。
キャラクター
舶用学院の生徒会長。女の子が三度の飯より好きで、今日も千尋に制裁されている。桃木家のアパートに一人暮らし。
かずひこの恋人で同級生。アパートの大家の娘でもある。前作の騒動をきっかけに結ばれたが、彼の女好きには手を焼いている。
かずひこを「お兄ちゃん」と呼ぶ子供。幼少期の夢にだけ現れたはずの少女が、目の前に現れる。舶用神社に保護されている。
舶用神社の巫女。前作に続き、かずひこを「御主人様」と呼ぶ。柔らかな話し方で、巫女としての務めには一切の妥協がない。
日宮から赴任してきた舶用学院の保健医で、校内では「日宮先生」。巫女でもあり、刻美の子守役も務める。
中学からの幼なじみ。修学旅行で泊まる宿の娘でもあり、京都でかずひこたちを迎える側に回る。飼い犬のジローがいる。
ちびキャラ画像は『晴れのちときどき胸さわぎ』のキャラクターを基に当サイトで作成した二次的イラストです。原作の著作権は現在の権利者に帰属します。
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FAQ
各ルートの結末・キャラクターの正体に関する設問はネタバレゾーンのFAQに分離しています。
晴れのちときどき胸さわぎとはどんなゲーム?
カクテル・ソフトが1997年4月25日に発売したWindows用の18禁アドベンチャー。公式のジャンル表記は「ふしぎな学園ラブコメディー」。舶用学院の生徒会長・早乙女かずひこが、校内で続く不可解な事件を追ううちに、幼少期の夢でしか知らないはずの少女・刻美と出会う。物語は修学旅行の京都へ移り、時間と前世をめぐる筋へ広がっていく。ドタバタした学園ラブコメの体裁の下に、しっかりした伝奇の骨格が敷かれている構成が特徴。
ヒロインは何人?ルート構成は?
基本は一本の進行線をたどり、その途中に7つの自由行動パートが挟まる構成になっている。自由行動では「話す」「見る」「聞き出す」「場所移動」といったコマンドを選んで学院や旅先を歩き回る。選択肢の総数は2000を超えるが、その多くは探索の演出にあたる。桃木千尋・日宮月美・日宮雪美・結城なぎさ・塔堂真紀・徳永博子など複数のヒロインが並び立つ作りで、当サイトの調査ではヒロイン別の攻略分岐が存在するかまでは確定できていない。
主人公の早乙女かずひこはどんな人物?
舶用学院の生徒会長で、女の子が三度の飯より好き。前作の騒動をきっかけに桃木千尋と恋人同士になっているが、女好きは直らず、授業を抜け出す・月美に抱きつく・千秋の尻を撫でるといった素行を千尋に並べ立てられては制裁されている。それでいて「オレが心底惚れ込んでるのはお前だけだよ」と言い切る調子のよさもある。桃木家のアパートに一人暮らしで、千尋とは大家と店子の関係でもある。
「晴れのち」シリーズの3作はどういう関係?
第1作『晴れのちおおさわぎ!』(1989年)、第2作『晴れのち胸さわぎ』(1995年・PC-9801)、第3作が本作(1997年・Windows)の三部作。タイトルが「ときどき」の有無しか違わないうえ機種も年代も別なので、検索の際は発売年で確かめたい。後ろの2作の結びつきがとくに強く、舞台の舶用町・舶用学院・舶用神社、人物、用語がそのまま連続している。
前作をやっていないと話が分からない?
本作単体でも筋は追えるが、説明されないまま前提になっている事柄がいくつかある。たとえば月美がかずひこを「御主人様」と呼ぶ理由、作中で何度も言及される「龍神事件」の中身、津安留迂神と府安留迂神が何者なのか、蒼玉とは何か。これらはいずれも前作『晴れのち胸さわぎ』で明かされた事柄で、本作では既知として扱われる。前作の結末で記憶を失った人物はいないため、登場人物は前作の出来事をそのまま覚えている。
どんな版がある?(移植・関連商品)
Windows 3.1/95用のPC版のみで、家庭用への移植やリメイクは発売されていない。関連商品としてブロッコリーから「晴れのちときどき胸さわぎ ハイブリッドカードコレクション」というトレーディングカードが出ている。ブランドのカクテル・ソフトを擁するF&Cの公式サイトには、現在(2026年8月)も本作のカタログページが残っている。
原画のTonyとはどんな人?
後年『シャイニング』シリーズなどで広く知られることになるイラストレーターで、本作はその初期作にあたる。ErogameScapeは原画としてTonyとおおたたけしを併記しており、Wikipediaは大田武志のみを挙げている。担当範囲の内訳までは確認できていないが、Tonyの名がクレジットされている点は本作を語るうえでよく触れられる。前作の原画はおおたたけし単独だった。
評価・評判はどんな感じ?
ErogameScapeでは中央値70点・66名の投票で、シリーズ3作の中ではやや低めにあたる(第1作71点、第2作75点)。個人サイトのレビューではシナリオ7・グラフィック7・システム6と採点されている。批評でよく引き合いに出されるのが、前作で確立した「主人公が殴られる」反復ギャグで、3作目では繰り返しが多すぎて飽きられたという指摘がある。一方で、学園ラブコメの下に時間と前世の筋を敷いた構成そのものは本作独自のものである。