ネタバレゾーン — ときめきメモリアル ドラマシリーズ Vol.2 彩のラブソング
このゾーンにはネタバレが含まれます。
新曲が完成し公人と彩子が相思相愛になる結末・片桐彩子の留学を巡る顛末・空港での置き手紙と留学延期・タイトル「彩」の二重の意味・本作が一本道の単一エンディングである構造・三部作のなかでの位置づけなど、すべての真相が記載されています。未プレイの方はまず作品トップページをご覧ください。
公人の新曲は完成する?バンドコンテストはどうなる?
完成する。人マネの曲ばかり作ってきた公人は、片桐彩子が見せた夕陽と詩をきっかけに作曲スランプを脱し、彩子のために書いた曲として新曲を仕上げる。彩子の留学を巡る顛末を経て心を決めた公人は一夜で新曲を完成させ、バンド「彩」は文化祭のバンドコンテストに臨む。完璧主義のベース・巧実も「青いラブソングだな…」「お前らしい歌だな。けっこう気にいったぜ」とこの曲を認める。
片桐彩子との関係はどう結ばれる?
相思相愛で結ばれる。彩子が母のいるパリへ留学すると判明し、しかも当日の便で発つと伝わる。鈴音・巧実・康に背を押された公人は空港へ走る。彩子はギターケースに「…好きよ」と結ぶ置き手紙を残していたが、便を見送ったあとも空港に残っており、「やっぱり留学は、卒業式が終わってからにするわ」と告げる。二人は相思相愛となり、新曲とともに物語が締めくくられる。
タイトル「彩」の二重の意味とは?
「彩」は主人公が所属するバンド「彩(いろどり)」のバンド名と、中心ヒロイン「片桐彩子」の名前の双方に掛かったダブルミーニング。ボーカル不在のバンド「彩」が一曲を完成させる縦軸と、絵を描く少女・彩子との出会いによる作曲スランプ克服の横軸が、このタイトルに集約される。音楽と少女、その両方が公人にとっての「彩」となる構造になっている。
片桐彩子が美術部で抱えていた事情とは?
彩子は中学のコンクールで入選して以来「絵が描けなくなった」深いスランプを抱えていた。美術室で「私、何描いてるんだろう?」と漏らし、美術館デートで初めて公人にスランプを打ち明ける。やがて公人と過ごすなかで「私が一番描きたかったもの!」を取り戻し、久しぶりにちゃんと描けた絵を公人にプレゼントする。彩子の創作の再生と、公人の作曲スランプ脱出が対を成して描かれる。
彩子の何気ない一言が公人に与えた影響は?
昼休みの屋上で、彩子は公人の作曲を覗き込み「…。つまらないのね。曲作りって。」と漏らす。この一言が、他人のメロディ・他人のメッセージで作る人マネの曲ばかり作ってきた公人の心に深く刺さる。公人は「他人のセリフ。他人のメロディ。他人のメッセージ。他人のラブソング…。そんなクダらない歌ばっかり作ってたんだ…。」と自覚し、本当に作りたい曲は何かという問いに向き合うことになる。物語全体を動かす起点となる一言である。
バンド「彩」の元ボーカル「美さん」とは?
美さんはバンド「彩」の元ボーカルで、卒業していった女性の先輩。彼女が抜けたことでバンドはボーカル不在となり、文化祭のコンテストへ向けて新曲を仕上げようとする物語の前提が生まれる。美さんの遺したものはバンドの縦軸に組み込まれており、ボーカル不在のバンドが一曲を完成させるというドラマの背景として機能している。
美咲鈴音の想いはどうなる?三角関係の結末は?
後輩でキーボード担当の美咲鈴音は公人に一途に想いを寄せている。康が明かすとおり「巧実は鈴音ちゃんが好き。鈴音ちゃんはお前が好き。そして、お前は片桐さんが好き。」という連鎖した片想いの関係が噴出する。鈴音は「片桐さんより私の方が…私の方がずっと先輩のこと好きなのに!!」と告白するが、公人の心は彩子に向いており、鈴音の想いは報われない。鈴音は片想いのまま、それでも「彩」のメンバーとしてバンドを支える側に立つ。
公人と巧実の対立は何が原因で、どう決着する?
完璧主義のベース・大沢巧実は、コンテスト直前の新曲への切り替えを巡って公人と衝突する。「お前、このバンドが大事なのか、片桐が大事なのかどっちなんだよ!」と詰問するが、その背景には鈴音への想いと公人への複雑な感情も絡んでいる。最終的に巧実は公人の書いた新曲を読み「青いラブソングだな…」「お前らしい歌だな。けっこう気にいったぜ」と認め、バンドとして一つの曲をコンテストへ送り出すかたちで対立が決着する。
本作に攻略ルート分岐はある?エンディングは何種類?
攻略ルート分岐はなく、本作は一本道の単一エンディング。恋愛の本線は片桐彩子ただ一人で、新曲完成と相思相愛という単一の結末に物語が収束する。パラメータ育成も存在せず、各シーンに挟まれるミニゲームを攻略してシナリオが進む形式である。ヒロイン別の独立エンディングや、ルート選択式のマルチヒロイン攻略は存在しない。
本線外で交流できるヒロインは攻略対象?告白成就はある?
攻略対象ではない。美咲鈴音・朝日奈夕子・古式ゆかり・如月未緒・藤崎詩織・紐緒結奈・秋穂みのり・虹野沙希(Vol.1ヒロインのカメオ)といった面々は、本線外で電話・イベントを通じて交流できる存在であり、独自のルートやエンディングを持つわけではない。各自の台本は電話・イベント交流に留まり、告白成就や独立したエンディングは用意されていない。
エンディングテーマ「Tomorrow」の3バージョンとは?
エンディングテーマ「Tomorrow」は、プレイヤーの歌詞選択によって〜Beside you〜/〜See you〜/〜Only you〜の3バージョンに変化する。これは物語の結末そのものを分岐させるものではなく、片桐彩子との相思相愛という単一の結末に向かう本線のうえで、プレイヤーの創作的関与(歌詞選択)によってED曲のバリエーションが変わる仕様である。「複数エンディング的」な体験は得られるが、ストーリー自体の分岐はない。
前作 Vol.1「虹色の青春」とのつながりはある?
つながりがある。Vol.1「虹色の青春」の中心ヒロインだった虹野沙希が、本作ではサッカー部マネージャー・料理上手の交流相手としてカメオ登場する。舞台はいずれも私立きらめき高校で、ときめきメモリアル本編の世界観を共有している。本作は本線外で旧作・本編由来のヒロインたちと交流できる構成を持ち、シリーズとしての連続性が保たれている。
三部作のなかで本作(第2作)はどんな位置づけ?
ときめきメモリアル ドラマシリーズは Vol.1「虹色の青春」(虹野沙希)・Vol.2「彩のラブソング」(片桐彩子)・Vol.3「旅立ちの詩」(藤崎詩織)の三部作で、本作はその第2作にあたる。Vol.1で確立した基本システムを引き継ぎつつ、ボリュームを大幅に増やし(CD-ROM2枚組)、作曲・ギターリズム等のミニゲームと音楽テーマを前面に押し出した中間作である。バンドでの創作を軸にした青春ドラマとして、シリーズのなかでも独自の色合いを持つ。