ネタバレゾーン — 闘神都市II
このゾーンにはネタバレが含まれます。
優雅な市長アプロスが天使食いデラスの「半身」である黒幕であること・優勝した主人公が晩餐で薬を盛られ「天使食い」へと堕とされること・道中の善悪の選択が罪状として累積し地獄の鬼王に裁かれること・葉月が命を賭けて主人公を人間へ引き戻すこと・ビルナスとセレーナが結ばれること・HAPPY ENDの顛末など、本作のすべてのネタバレを含みます。未プレイの方はまず作品トップページをご覧ください。
市長アプロスの正体は?
アプロスは優雅で慈愛深い貴婦人を装う、物語の真の黒幕です。その正体は、地獄に封じられた天使食いデラスの「半身」で、もともと一体だった存在が二つに分かれたものです。優勝した主人公を闘神の館に歓待し、晩餐のワインに薬を仕込んで眠らせ、その身を犯すことで彼を「天使食い」と化させます。さらにセレーナを人質に取り、地獄に通じる迷宮の地下へ主人公を潜らせて、封じられていたデラスの脱獄を手引きさせます。最終的にアプロスは主人公とセレーナの手で討たれ、その死を知ったデラスが半身を奪われたと激昂する構図につながります。
「天使食い」デラスとは何者か?
デラス(デラス・ゲータ)は、地獄に封じられていた天使食いの重犯罪人です。天使食いとは、天使を食らうことで無限に力を回復・増強できる呪われた存在を指します。デラスは自らは動かず、水のように揺らめくオーラを操って天使を吸収し、力を取り戻します。アプロスを「半身」と呼び、彼女への執着が極めて強く、その死を知ると「俺の半身を奪った事を後悔させてやる」と狂気じみた憎悪を燃やします。主人公はアプロスの奸計で彼の脱獄を手引きさせられ、贖罪のため自らも天使食いの力を行使して最終決戦で対峙します。撃破されたデラスは鬼王により輪廻封鎖刑六〇〇〇年を宣告され、鬼に連行されて消滅します。
主人公が地獄で裁かれる罪状はどのようなものか?
デラスを脱獄させた罪で鬼に捕縛された主人公は、地獄を統べる鬼王の御前へ引き出されます。鬼王は道中の非道の数々を罪状として読み上げます。女の子モンスターを売却した罪、雫姫を自害させた罪、メイドをいじめた罪、盗賊アシカを突き落とした罪、生き物を殺めた罪、そして天使(ラベルケースやハサエラ・ラビ、さとみ、パチカル、セラバーラFら)を消滅させた罪などです。これらはプレイヤーが道中で選んだ善悪の行いがそのまま累積したもので、罪状が重ければ地獄刑・永久牢に処されます。主人公がアプロスの奸計にはめられた事情は承知の上で、なお「罪は罪だ」として断じられる点が本作の因果応報の核になっています。
葉月の献身と、主人公の救済はどう描かれるのか?
地獄で裁かれる主人公に、葉月は最後まで寄り添います。鬼に「彼から離れろ」と言われても拒み、鬼王に「自分の命より彼が大切か」と問われて「はい」と即答し、「ボクはどうなってもいいから、彼と一緒にいたい」と訴えます。この愛が鬼王の心を動かし、デラス捕縛とアプロス打倒を条件に、人間へ戻る好機が与えられます。最終決戦の後、人間へ戻る第一段階で主人公は禁断症状に苦しみ、解毒には理性を奪う「アプロスの薬」を飲んで暴走する自分を受け止める者が必要でした。葉月は自らその薬を主人公に飲ませ、「好きだよ、殺されても」と抱きしめ、爪と歯で傷つけられながら一晩を越えます。翌朝、道場の台所で再会した二人は結ばれ、師範も優勝の事実を認めて結婚を許します。
ビルナスとセレーナの結末は?
道場一の剣士ビルナスは、当初こそ葉月のパートナーで主人公の恋敵に見えますが、実は主人公を見込んで厳しく鍛えていた本当の理解者です。師範に主人公の大会出場を持ちかけたのもビルナスで、闘神都市で主人公が行方不明になった際は方々を捜し回りました。姉代わりのセレーナは、優勝後の晩餐でアプロスに人質に取られますが、後にビルナスに助け出されます。終盤、この二人が闘神都市で結ばれていたことが明かされ、HAPPY ENDでは夫婦になります。主人公は二人を「世界一夫婦喧嘩のすごそうなカップル」と評しつつ祝福し、弱体化した自分を再びビルナスにしごかれる日常へ戻ります。
敗者のパートナーを解放するか陵辱するかの選択は、結末にどう響くのか?
試合に勝つたび、主人公は敗者のパートナーの女性を「一日だけ自由にできる」という規約に直面します。ここで解放するか手を出すかの選択が、そのまま善悪として蓄積し、地獄での罪状に直結します。象徴的なのが雫姫で、姫の身分を捨て恋人・臥路と添おうとした貞淑な娘です。解放すれば臥路のもとへ帰って幸せになりますが、純潔を奪えば彼女は自害し、鬼王の裁きで「雫姫を自害させた罪」として加算されます。杖で大人の姿になっているが中身は子供のクレリアなども同様の善悪の分岐点です。こうした選択の積み重ねが、最終的に人間へ戻れるか、地獄刑に処されるかを左右します。
ゲームオーバー(地獄落ち)になる条件は?
本作は基本的に一本道のRPGで、正規の到達点は HAPPY END ひとつです。ただし途中の悪行や選択ミスは、二種類の破滅を招きます。ひとつは罪状の蓄積による地獄落ちで、道中で非道を重ねて罪状が重くなると、鬼王に裁かれて贖罪の機会を得られず、永久牢・地獄刑に落とされて「GAME OVER」となります。もうひとつは戦闘での敗北で、試合や迷宮で敗れて戦闘不能になるとパートナーを失い物語が断たれます。雫姫の陵辱を拒んだ際に鈴夜という人物が現れ、主人公を刺殺する派生バッドも存在します。善悪の選択がそのまま生死に跳ね返る設計です。
「ランス」シリーズの世界観との関係は?
闘神都市IIは、アリスソフトのランスシリーズと同じ「ザ・コンチネント」世界観を共有していますが、パラレル世界の扱いで、ランス本編との直接的なストーリー接続はありません。作中には迷宮の隠し要素として「召喚扉」があり、開けると鬼畜王ランスやパットン、バレスといった他作品のキャラクターが乱入して戦えるお遊びが仕込まれています。ただしこれらはあくまで番外の隠し要素で、闘神都市IIの物語本編に関わる登場人物ではありません。同様に「あぶない文化祭」やぶるま教、なぞ王なども本編とは無関係のおまけ・ギャグ要素です。