EVE new generation
二人の視点を切り換えながら、同じ数日間の事件を追う
| タイトル | EVE new generation(イブ・ニュージェネレーション) |
|---|---|
| 対象版 | PlayStation 2版(2006年) |
| 発売元 | 角川書店 |
| 製作 | シャルラクプラス/ヘッドクォーター(シナリオ製作・音楽制作 TYRELL LABORATORY、制作協力 C's ware) |
| 発売日 | 2006年8月31日(通常版・DXパック) |
| プラットフォーム | PlayStation 2 |
| おもな版 | 2007年 Windows版『EVE〜new generation X〜』(タイレルラボラトリー・18禁) |
| レーティング | 全年齢。PS2版はCERO D(17才以上対象) |
| ジャンル | マルチサイトアドベンチャー |
| 企画・原案・脚本 | 打越鋼太郎 |
| キャラクターデザイン | 橋本タカシ |
| 原画 | 吉野恵子 |
| 音楽 | 畠義人/HAJIMEX |
| 主題歌 | オープニング「CODE GENE」(歌 A BONE)/エンディング「いつか見た青い空」(作詞・作曲・歌 白土麗) |
| ボイス | フルボイス(主人公を含む) |
| ルート数 | 分岐ルートなし。天城小次郎と法条まりなの二つの視点を切り換えて進み、エンディングは1つ |
| シリーズ | EVEシリーズ第6作(前作までの世界観とは関わらない独立した物語) |
ゲーム本体
書籍
- EVE〜new generation〜 公式ビジュアルファンブック Amazonで見る
コミック
- EVE new generation Amazonで見る
ドラマCD
- EVE new generation ーもうひとつの島でー Amazonで見る
あらすじ
真夏の8月、お盆休みで人の消えた街。港の倉庫を事務所兼住居にしている私立探偵・天城小次郎は、深夜の倉庫街で見知らぬ少女と行き合う。直後に黒服の男が現れて少女を連れ去ろうとし、そこへ元の職場である桂木探偵事務所からTV電話が入る。所長の桂木弥生が請けたばかりの人捜しの依頼、その捜索対象の画像が目の前の少女と一致した。小次郎は男を殴り倒し、少女を連れて夜の港を逃げる。だが少女が知りたがったのは、助けた男の名前ではなく自分自身の名前だった。記憶を失った彼女の手がかりは、薬指にはめた蜜蜂を模した銀の指輪だけだった。
同じころ、内閣情報調査室の1級捜査官・法条まりなは、泥酔した帰り道にデパートの屋上で投身しようとしている青年に行き合う。青年はまりなを名指しで待ち構えていて、一方的に理想を語り、テロの予告と1本のペンダントを残して落ちていった。翌日、その予告を追ってまりなが乗り込んだ日銀に武装グループが突入し、見学ツアーの子供たちが人質に取られる。
蜜蜂を象徴に掲げるクラブ『ハイヴ』、NPO『ブラー』、デボラ製薬、児童養護施設ラベイユ。二人が手繰る糸は、どれも同じ場所へ向かっていく。やがてまりなは身に覚えのない殺人の容疑で指名手配され、小次郎は少女の「テレポーテーション」という言葉に振り回される。プレイヤーは二人の視点を切り換えながら、同じ数日間を二つの角度から追うことになる。
キャラクター
港の倉庫街にある「あまぎ探偵事務所」の所長。仕事に私情は挟まないと言い、軽口とダジャレが絶えないが、記憶を失った少女を匿って事件の奥へ踏み込んでいく。超常現象の話は頭から信じない。一人称は「俺」。
内閣情報調査室の1級捜査官。ピンクの髪に全身ピンクの服。目の前で投身した青年の予告を追って単独で動き出し、やがて殺人の容疑で追われる身になる。腕っぷしが強く、子供には甘い。一人称は「私」。
深夜の倉庫街で小次郎が助けた少女。桂木探偵事務所が依頼で捜していた「紀瀬木乃依」の画像と顔が一致する。自分の名前も思い出せず、手がかりは蜜蜂の指輪だけ。ハチミツが好きで、犬をひどく嫌う。
日銀で人質になった見学ツアーの子供のひとり。のちにまりなの前に現れ、クラブ『ハイヴ』のことを知っていると自分から申し出て、捜査に手を貸す。
児童養護施設ラベイユの園長で、デボラ製薬の社長も務める女性。徹底した敬語で話し、ラベンダーの香りをまとう。港の爆発事故の現場に、名乗らないまま小次郎の前に現れる。
倉庫街で小次郎が受け取った小切手の名義人。日銀の情報システム局の局長を務める人物で、調べを進めるほど、事件のあちこちにその名前が浮かぶ。
ドイツの通信社GPAの日本支局で社会部部長を務める記者。日銀でまりなと出会い、情報を交換する。合気道五段の大柄な男で、人懐っこい笑顔と口説き文句を絶やさない。
父から継いだ桂木探偵事務所の所長で、小次郎のかつての恋人。少女の捜索依頼を受けた側。ネットと足を使った調べものに強いチェーンスモーカーで、まりなとは隣の部屋に住む親友でもある。
あまぎ探偵事務所のただひとりの従業員。パソコンに天才的な腕を持ち、事務所のエアコンも無断で経費で付けた。物語が始まる時点では、長い休暇を取って南の島へ旅行に出ている。
中央公園のブルーシート小屋に住む女性の情報屋。小次郎は「サブロク」と呼び、本人は嫌がっている。小屋の中はアンティーク調で、自家発電でエアコンまで動かしている。
大学病院の脳神経外科医。浮気調査で小次郎に弱みを握られ、表沙汰にできない怪我の面倒を見る「プライベートな闇医者」を引き受けている。記憶を失った少女の診察も頼まれる。
倉庫街の隅の廃工場に捨てられていたのを、梅雨のどしゃ降りの日に小次郎が拾った犬。名前は「小次郎」と合わせて「小五郎」になるから。小次郎いわく事務所の「探偵犬」。
内閣情報調査室の本部長で、まりなの直属の上司。のん気でお気楽に見えて相当の切れ者。まりなの良き理解者で、女性的な語尾で話す。
まりなと同じ内閣情報調査室の1級捜査官。過去に一度だけペアを組んで以来、まりなとは互いに顔も見たくない仲。コーンロウに編み上げた髪の、背の高い女性。
キャラクター画像は『EVE ~new generation X~』公式サイトより引用。
⚠ ネタバレあり キャラクター詳細を読む →用語集
ホバーで説明表示。
⚠ ネタバレあり 全用語集はネタバレゾーンへ →レビュー
FAQ
事件の真相・結末・キャラクターの正体に関する設問はネタバレゾーンのFAQに分離しています。
EVE new generationとはどんなゲーム?
2006年8月31日に角川書店から発売されたPlayStation 2のマルチサイトアドベンチャー。記憶を失った少女を助けた私立探偵・天城小次郎と、殺人の容疑をかけられる内閣情報調査室の捜査官・法条まりなの二人の視点を切り換えながら、真夏の数日間に起きる事件を追う。EVEシリーズの第6作にあたる。
主人公は誰?
主人公は二人いる。港の倉庫街で「あまぎ探偵事務所」を営む私立探偵の天城小次郎と、内閣情報調査室の1級捜査官の法条まりな。どちらも初代『EVE burst error』(1995年)から続く人物で、小次郎の側を進めるか、まりなの側を進めるかをプレイヤーが切り換えて物語を読み進める。
ルート構成は?エンディングはいくつ?
選んだヒロインごとに分かれるような分岐ルートは無く、エンディングは1つ。調べる・見る・話すといったコマンドの選択肢はあり、どこまで調べるかで読める会話の量は変わるが、結末は変わらない。
マルチサイトとは?
二人の主人公の視点を切り換えて進めるシステム。本作ではSELECTボタンで小次郎とまりなの視点を行き来し、同じ日々を二人がそれぞれの場所で過ごすさまを追う。片方の視点で見えなかったことが、もう片方の視点で見えてくる。
開発元・ブランドは?
発売は角川書店、製作はシャルラクプラスとヘッドクォーター、シナリオ製作と音楽制作はTYRELL LABORATORY(タイレルラボラトリー)。シリーズの原ブランドであるC's wareは「制作協力」として名を連ねている。シナリオ・キャラクターデザイン・音楽はいずれも前作までと別のスタッフが担当した。
シナリオライターは?
企画・原案・脚本は打越鋼太郎。KIDの『Ever17 -the out of infinity-』(2002年)を代表作とするシナリオライターで、本作のあと2007年にチュンソフトへ移った。キャラクターデザインは橋本タカシ、原画は吉野恵子。
どんな版がある?
2006年8月31日にPlayStation 2版の通常版とDXパックが同時に発売された。DXパックにはドラマCD「もうひとつの島で」と2WAYドッグタグが付く。2007年3月23日には、タイレルラボラトリーからWindows向けの18禁版『EVE〜new generation X〜』が発売された。当サイトはPlayStation 2版の内容で紹介している。
年齢制限は?
PlayStation 2版は全年齢の作品で、CERO D(17才以上対象)。2007年のWindows版『EVE〜new generation X〜』は18禁として発売された。
EVEシリーズとの関係は?前作を知らなくても楽しめる?
EVEシリーズの第6作。主人公の天城小次郎と法条まりなは初代『EVE burst error』以来の人物だが、前5作を貫いていた「エルディア王国」などの設定とは関わらない、独立した物語として作られている。
声優は?
フルボイスで、主人公にも声が付く。天城小次郎は子安武人で、『EVE burst error』『EVE The Lost One』からの続投。法条まりなは三石琴乃で、前2作の岩男潤子から交代した。ほかに桂木弥生を本多知恵子、氷室恭子を松井菜桜子、本部長の甲野三郎を野沢那智、紀瀬木乃依とアルトを名塚佳織が演じている。